いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

福田繁雄大回顧展・・・ユーモアのすすめ・・・いわき市立美術館

2011-12-17 17:27:42 | いわきの講演会

今回のパンフレットですの表紙を飾っています。
VICTORY 1945・・・1975年作
大砲から発射されたにもかかわらず
その大砲自身に向かって今にもぶつかりそうな奇想天外な発想。
戦争の本質をとらえた一枚の絵がここにありました。
また
黄色と黒の色は交通標識や工事現場の「警戒色」に使われているように
戦争に対する「警戒」を暗示しているすばらしい作品になっています。

 


今回の展示作品集です。
眺めるとまた新たな発見が・・・・・
素晴らしい発想が詰め込まれた画集になっています。
購入したのでじっくり見てみようと。


一番印象深い「ランチはヘルメットをかぶって・・・1987年作」です。
ランチを食べるためのフォーク・スプーン・ナイフ
848本から作られているそうです。
スポットライトを投影しますと
画面下のようなホンダ製のモトクロス・オートバイ
の影が
浮かび上がる仕掛けになっています。

いわき市立美術館で
ユーモアのすすめ
「福田繁雄大回顧展」が開催され
明日までとなっています。

11月12日~12月18日(日)

年の瀬のあわただしい日々ですが、
ユーモアあふれたグラフィック・デザイナーの作品群を
眺めてみてはいかがでしょうか。

福田繁雄さん(1932年~2009年)は
1950年代から日本の高度成長期に歩調を合わせるように
東京オリンピック・大阪万博と動く時期に
戦後の新しいグラフィック・デザイナーとして登場して
世界的に活躍しました。

明るく楽しい中のユーモア、
単純化された画面、
視覚に訴える色の使い方などで
私達の生活を明るくしてくれた一人だと思ってきました。

3・11以降の復興途中の
いわきでこの回顧展が開かれたことに感謝したいです。

福田さんのユーモアあふれる画面を見て、
これからの復興への意欲がわきそうなパワーをいただきました。

いのしし宅では
現在家の大修理中ですので余計にそんな感じがしました。

コメント (1)
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