名南将棋大会ブログ 名古屋

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将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

将棋の上達法則(1)

2015-04-27 | 将棋上達法則
将棋の上達方法について考察します。若いころは具体的に考えなかったのですが、この頃気が付いたことが多く、連載で考えたいと思います。昔の自分に教えてあげたい!


プロになるためには

私が高校生になったころ、米長先生の本(人間における勝負の研究)を読みました。大人になってビジネス書を読んで、これは10000時間の法則を言っていたのかと気が付きました(書いてあったかもしれませんが今手元にありません)。トッププロになるために必要な訓練時間の経験則です。

米長先生いわく、「兄は頭が悪いから東大に行った。」これはのちに芹沢先生が言った言葉とも聞きますが。
兄の泰氏は、高校3年間、昼は眠って夜中に勉強しました。そして東京大学に進みます。
2.5年×365日/年×7時間/日=6387.5時間
弟の邦雄氏は奨励会6年で主に難解な長編詰将棋を考え続けて読む力をつけてプロ棋士になりました。苦しい訓練は5時間が限界とも。
6年×365日/年×5時間/日=10950時間

今の奨励会は競争が厳しくて、この10000時間をかけないと四段にはなれないくらいです。将棋が好きで奨励会に入るくらいの才能があっても、努力しないと先には進めません。同じくらいの才能を持つライバルと競争し、その中で8割近く勝てないと昇級昇段しないのですから厳しすぎます。負け出すと努力が続かなくて脱落していくのでしょうね。

さて私はといえば、棋歴38年毎日1時間やっていれば10000時間に届くのですが、遊びで指した時間を計算しても意味がありません。しっかり訓練した時間がどれだけあるかが問題です。でも10年前の棋譜を取り出して並べると、今より弱いことがよくわかるので、何歳になっても訓練すれば向上するのだと思っています。

自分のやってきた努力を確認できれば自信になります。

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