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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

大山将棋問題集20211219

2021-12-19 | 大山将棋研究

後手番二上先生の手を考えます。

第1問

 

ここで攻めるのが現代を通り越して、「今」の将棋です。

A 65桂  B 75歩  C 44歩

 

第2問

 

膠着したようですが、打開する手があります。

A 75歩  B 66角  C 87歩成

 

第3問

 

65桂を取られないうちに攻めます。

A 86歩  B 85飛  C 68角成

 

第4問

 

部分的には受けがないのですが。

A 78銀  B 35歩  C 67桂

 

第5問

 

焦ると逆転します。

A 88銀  B 68同馬  C 47竜


大山将棋研究(2206);急戦矢倉(二上達也)

2021-12-19 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211219

昭和38年1月、二上達也先生と第12期王将戦第2局です。

大山先生の先手で矢倉です。

46歩と54歩の対抗ですが

二上先生の64歩は何かねらっている感じでした。大山先生は4筋の位を取って

46銀は、早繰り銀のような攻めか、中飛車か。

二上先生は居玉のままに桂を跳ねて使います。

66銀に8筋の歩を交換して横歩を取ります。

86歩を打って飛が戻れたら1歩得ですが、大山先生は86歩を取らずに待機です。

二上先生は51銀右と固めてから75歩。87歩成同金86歩76金に同歩81飛87金とするか、87歩成とするかというねらいです。

86歩同飛87歩は大山先生の妥協で、

75歩を取り返せるので歩損でもないのですが、後手に7筋の歩を交換され、壁金を強いられるのですから形勢は悪いです。玉の堅さがずいぶん違いますね。

88同金に44歩というのがわかりにくい手だったのですが、44同歩に45歩同銀35角~57桂成のねらいでした。大山先生はその筋を避けるために66角を打ちます。これで引き締まった感じですが、後手から47角が見えていますね。

二上先生は33桂36歩を入れてから47角を打ち

79玉56角成35歩

45桂58歩

77歩34歩36歩。後手が少しずつリードを広げています。36同飛は29馬~76桂なので、

35銀66馬同歩59角。二上先生は決めに出ました。

36飛85飛、これは86銀同飛同歩に57桂右成同歩同桂成同銀68銀という寄せを見ています。

65歩75飛で駒得になったので後手優勢です。

大山先生は後手の飛を追ってから33桂で勝負。31玉ならば後手は飛を渡せなくなります。

33同銀同歩成同金44銀、厳しい攻め筋ですが、まだ詰めろではなくて2手すきです。(32角同金同飛成同玉33銀21玉22金)

67桂69玉(67同金は58飛成78銀同金同歩成同玉58飛成68合駒同角成同金67金88玉68竜で詰み)15角成で先手玉は詰めろ逃れの詰めろ。33金にも1枚ひもが付く攻防手で、やはり後手優勢です。

67金78銀

清算して58飛成の王手、でも先手玉がすっきりしたので粘れそうですが。まあ68銀くらいが普通なのですが、

77玉は持ち駒を温存しての逆転ねらいでした。二上先生は34歩と落ち着いています。

33同銀成同馬25桂、大山先生としてはこの桂は打ちたくなるのですが(手順前後かもしれませんが仕方ないのかも)、

24馬とかわされて詰めろでした。なので68金打の受け。ここで88銀同玉68馬と攻められたら32銀42玉31角からトン死で逆転です。

二上先生は罠にかからず47竜、これは68馬からの詰めろになっています。

57歩36竜で大勢は決しました。

33銀は詰めろでも42銀と移動すればよく、

25銀成に39竜69銀を入れてから24歩。先手は角2枚の持ち駒なので、後手玉に迫ることが難しいです。

あとは自然に受けていればよくて、

先手の攻めも切れないのですが、

後手玉には詰み筋も詰めろもありません。この84金は先手の入玉を防いでいて、

桂を取って

85桂を打てばわかりやすくなっていきます。

48飛は詰めろではないですが、77歩や57桂成の筋で攻めることができます。

86歩に77歩同桂89銀

89同玉に77桂成で詰めろ。77同金寄には68飛成です。

43香成に69竜同角88歩まで。

 

今のAIが好みそうな桂跳ねから飛を切るような攻め筋が登場しました。玉を固めて細い攻めをつなげるというのは二上先生の棋風ではないでしょうが、かなりうまくいっていて快勝譜になりました。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1963/01/25
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:二上達也8段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 7八銀(79)  
   4 3四歩(33)  
   5 7七銀(78)  
   6 6二銀(71)  
   7 2六歩(27)  
   8 4二銀(31)  
   9 4八銀(39)  
  10 5二金(61)  
  11 4六歩(47)  
  12 7四歩(73)  
  13 4七銀(48)  
  14 5四歩(53)  
  15 7八金(69)  
  16 6四歩(63)  
  17 4五歩(46)  
  18 3二金(41)  
  19 5六歩(57)  
  20 8五歩(84)  
  21 4六銀(47)  
  22 7三桂(81)  
  23 5八金(49)  
  24 6五桂(73)  
  25 6六銀(77)  
  26 8六歩(85)  
  27 同 歩(87)  
  28 同 飛(82)  
  29 8七歩打    
  30 7六飛(86)  
  31 6九玉(59)  
  32 4一玉(51)  
  33 2五歩(26)  
  34 8六歩打    
  35 6八金(58)  
  36 5一銀(62)  
  37 2四歩(25)  
  38 同 歩(23)  
  39 同 飛(28)  
  40 2三歩打    
  41 2六飛(24)  
  42 7五歩(74)  
  43 8六歩(87)  
  44 同 飛(76)  
  45 8七歩打    
  46 8三飛(86)  
  47 7五銀(66)  
  48 8八角成(22)
  49 同 金(78)  
  50 4四歩(43)  
  51 6六角打    
  52 3三桂(21)  
  53 3六歩(37)  
  54 4七角打    
  55 7九玉(69)  
  56 5六角成(47)
  57 3五歩(36)  
  58 4五桂(33)  
  59 5八歩打    
  60 7七歩打    
  61 3四歩(35)  
  62 3六歩打    
  63 3五銀(46)  
  64 6六馬(56)  
  65 同 歩(67)  
  66 5九角打    
  67 3六飛(26)  
  68 8五飛(83)  
  69 6五歩(66)  
  70 7五飛(85)  
  71 7六歩打    
  72 6五飛(75)  
  73 6六歩打    
  74 5五飛(65)  
  75 3三桂打    
  76 同 銀(42)  
  77 同 歩成(34)
  78 同 金(32)  
  79 4四銀(35)  
  80 6七桂打    
  81 6九玉(79)  
  82 1五角成(59)
  83 6七金(68)  
  84 7八銀打    
  85 同 金(88)  
  86 同 歩成(77)
  87 同 玉(69)  
  88 5八飛成(55)
  89 7七玉(78)  
  90 3四歩打    
  91 3三銀成(44)
  92 同 馬(15)  
  93 2五桂打    
  94 2四馬(33)  
  95 6八金打    
  96 4七龍(58)  
  97 5七歩打    
  98 3六龍(47)  
  99 3三銀打    
 100 4二銀(51)  
 101 2四銀成(33)
 102 3九龍(36)  
 103 6九銀打    
 104 2四歩(23)  
 105 4三歩打    
 106 同 金(52)  
 107 7四角打    
 108 5二銀打    
 109 4四歩打    
 110 同 金(43)  
 111 2二角打    
 112 4三金(44)  
 113 1一角成(22)
 114 8四金打    
 115 9六角(74)  
 116 2五歩(24)  
 117 4四香打    
 118 8五桂打    
 119 7八玉(77)  
 120 4八飛打    
 121 8六歩(87)  
 122 7七歩打    
 123 同 桂(89)  
 124 8九銀打    
 125 同 玉(78)  
 126 7七桂成(85)
 127 4三香成(44)
 128 6九龍(39)  
 129 同 角(96)  
 130 8八歩打    
 131 投了        
まで130手で後手の勝ち


大山将棋問題集20211218

2021-12-18 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

駒損で悪いですが、この34歩は先手の急ぎすぎでした。

A 34同銀  B 54飛  C 27飛

 

第2問

 

22歩成は先手の疑問手でした。

A 44歩  B 34銀  C 44銀

 

第3問

 

この両取りは痛いですが、良い受けがあります。

A 53飛  B 54飛寄  C 34銀

 


大山将棋研究(2205);大野流向い飛車(塚田正夫)

2021-12-18 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211218

昭和38年1月、塚田正夫先生と第1期棋聖戦第3局です。

塚田先生の先手で、76歩34歩96歩。これはどちらが飛を振るかではなくて、横歩取りに誘導しているのだと思います。

大山先生は1筋を突き合ってから54歩、

22角成同飛53角と進むのは大野流向い飛車です。

42銀に塚田先生の75角成は変でした。角を合わされますし、合わされなくても66馬は33角を打たれるから、どういう構想だったのか。

馬角交換は手損だけ残りますから、65馬57角成

24馬54馬。駒損ではないですが、手損だけ残りました。

駒組が進行しても、(馬の動きで)さらに先手の陣形が立ち遅れているのがわかります。

36歩は37馬と引こうというのだったのでしょう。大山先生はすぐに35歩と動いて

38飛36歩同飛35歩。塚田先生のの飛がどこに行くのかということなのですが、

46に収まって、56馬は34歩ねらい。

44歩に54歩を打って

54同銀44飛43銀引。46飛は45歩なので失敗したようですが、

24飛同歩は飛と馬の交換でちょっと駒得でした。さらに34歩で桂を取れるので、先手有利のようですが。(実は失敗で、69玉くらいで先手有利です。)

大山先生は34同銀同馬54飛の返し技。「両取り見えない病」の私が先手ならば声を上げるところです。

両取り回避は56角しかなかったですが、45歩でまた両取り。45同角とも取れないですから

35馬56飛。馬ができているとはいえ、飛銀交換の駒損です。

57歩76飛77金と先手を取って、

34歩を打てば飛歩と銀桂の交換でまあまあになるはず、がこの55角はほぼ両取りです。

17香に32歩は助かりました。77角成同桂同飛成は62銀同金同馬同玉44角の筋があり、77飛成同桂同角成68銀99馬33歩成同馬も簡単ではない、ということは助かったわけでもなかったですか。つまり元から形勢は難しいのか。大山先生が決めそこなった感じはしますが。

68玉19角成

38銀に25歩は確実な手ですが、これならば先手有利になりそう。

33歩成同歩45馬

43銀37桂26歩23歩と進んで、飛歩と銀桂の交換は同じくらいなのですが、

52飛に35桂は良く見ると厳しいです。34銀には同馬同飛43桂成もありますし、後の展開のように馬を逃げずに43銀もあります。

大山先生は42金の辛抱。対して塚田先生の22歩成は失敗でした。素直に銀を取っておけば(22歩成は取られるのですが)駒得を主張できたはず。

34銀と逃げられて、11と45銀では心細いです。ここで45同桂には43歩の受けでしょうか。

43銀34銀、取れるはずの銀で守られるのでは攻めが切れています。

52銀成同玉21飛41歩。結局角歩と桂香の交換です。

46香は打てたのですが

香銀を交換しても35桂を取られてはやはり駒損です。後手玉が安定して、攻め駒の数も負けていますから先手劣勢。

27歩成を無視して と金を使うのは、形つくりです。

38と も無視して と金を使いますが、

しっかり守られてここまで。

 

序盤は塚田先生の失敗なのですが、大山先生が玉を囲う前に3筋から動いたのがおかしかったのでしょう。その前に33桂と跳ねない方が良かったのかも。33桂をねらっての攻撃に、両取りがいっぱいありました。乱戦になり、どちらが駒得なのかで形勢が揺れ動いています。いくらプロでも、時にはアマチュアっぽい将棋もあるのですね。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1963/01/21
手合割:平手  
先手:塚田正夫9段
後手:大山名人
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 9六歩(97)  
   4 1四歩(13)  
   5 1六歩(17)  
   6 5四歩(53)  
   7 2二角成(88)
   8 同 飛(82)  
   9 5三角打    
  10 4二銀(31)  
  11 7五角成(53)
  12 8四角打    
  13 6五馬(75)  
  14 5七角成(84)
  15 6八金(69)  
  16 2四馬(57)  
  17 5四馬(65)  
  18 6二銀(71)  
  19 5五馬(54)  
  20 3三桂(21)  
  21 2六歩(27)  
  22 7二金(61)  
  23 3六歩(37)  
  24 3五歩(34)  
  25 3八飛(28)  
  26 3六歩(35)  
  27 同 飛(38)  
  28 3五歩打    
  29 4六飛(36)  
  30 5三銀(62)  
  31 5六馬(55)  
  32 4四歩(43)  
  33 5四歩打    
  34 同 銀(53)  
  35 4四飛(46)  
  36 4三銀(54)  
  37 2四飛(44)  
  38 同 歩(23)  
  39 3四歩打    
  40 同 銀(43)  
  41 同 馬(56)  
  42 5四飛打    
  43 5六角打    
  44 4五歩打    
  45 3五馬(34)  
  46 5六飛(54)  
  47 5七歩打    
  48 7六飛(56)  
  49 7七金(68)  
  50 7四飛(76)  
  51 3四歩打    
  52 5五角打    
  53 1七香(19)  
  54 3二歩打    
  55 6八玉(59)  
  56 1九角成(55)
  57 3八銀(39)  
  58 2五歩(24)  
  59 3三歩成(34)
  60 同 歩(32)  
  61 4五馬(35)  
  62 4三銀(42)  
  63 3七桂(29)  
  64 2六歩(25)  
  65 2三歩打    
  66 5二飛(22)  
  67 3五桂打    
  68 4二金(41)  
  69 2二歩成(23)
  70 3四銀(43)  
  71 1一と(22)  
  72 4五銀(34)  
  73 4三銀打    
  74 3四銀(45)  
  75 5二銀成(43)
  76 同 玉(51)  
  77 2一飛打    
  78 4一歩打    
  79 4六香打    
  80 4四銀打    
  81 同 香(46)  
  82 同 飛(74)  
  83 2二飛成(21)
  84 3五銀(34)  
  85 2一と(11)  
  86 2七歩成(26)
  87 3一と(21)  
  88 3八と(27)  
  89 3二と(31)  
  90 3七馬(19)  
  91 4二と(32)  
  92 同 飛(44)  
  93 3三龍(22)  
  94 4四銀打    
  95 投了        
まで94手で後手の勝ち

 

 


大山将棋問題集20211217

2021-12-17 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

左桂がさばけたのでまずまずです。この手で少しリードします。

A 84桂  B 75歩  C 54歩

 

第2問

 

攻めが心細いですが、先手玉は不安定です。

A 79成香  B 95桂  C 99角成

 

第3問

 

これで先手は投了に。

A 83銀  B 83金  C 97桂成


大山将棋研究(2204);向い飛車に中央位取り(二上達也)

2021-12-17 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211217

昭和38年1月、二上達也先生と第12期王将戦第1局です。

大山先生の向い飛車です。

二上先生は46歩を突いてから玉を移動しているということもありますし、急戦をねらう方が棋風です。

でも57銀左ではなくて右とするところが個性でしょうね。定跡は好まないです。54歩を突かれたので中央の位は取れません。(先に55歩とすればよいのに、と思いますが。)45歩の急戦もうまくいかないので

角で5筋の歩を交換します。

大山先生は54歩を打たずに62金寄から

52飛とまわって55歩を打たせます。

金と飛の動きで2手は損しています。先手が5筋の歩を交換して55歩を打っているので手の損得がわからないですが、この図で先手は20手、後手は(歩の交換を1手として)18手だから1手損だけですか。ならば作戦負けではないでしょう。

45同歩に二上先生は同桂。

51角24歩46歩、46同金は24角~44歩でしょうから

57金24歩

22歩33桂(22同飛は54歩)という進行で

桂交換して46金。ここまでは互角でしょう。玉の堅さで後手ペースかも。

84桂21歩成

76桂79銀73桂。79銀と引いたので先手陣が薄く見えますね。

27飛54歩、これは取りにくいでしょう。

二上先生は端に手を付けます。

84歩に95香92歩を入れないで45桂です。

44角24飛22歩。金銀の働きが悪いので指しにくそうです。22同と同飛同飛成同角23飛とは指しきれないでしょう。

47銀と引いたのは決戦の準備です。大山先生は桂を跳ねて、先手の角筋をそらしてから

55歩を取ります。二上先生は77歩を打てたけれど、桂を取ると56歩~99角成があるので、すぐに駒得にはなりません。(と金の分は駒得ですが。)

94香に22と 勝負に出ました。

56歩同金は良いとして、大山先生は97桂不成と捨てました。角や香で取ると角が死ぬと。でも97同香85歩95角同香同香は桂香と角の二枚替え、端は破られるので得とも言えないですが。

97同桂は角を取られないためでしたが、96歩を突けば端を敗れます。この辺りは後手有利か。

53歩に22飛、22同飛成同角23飛97歩成22飛成85歩は優勢まであるか。

23歩42飛55桂、と金を取れたので後手の有利は広がっているはずです。現実には渡した桂で金か銀を取られるのは大損ではあるのですが、

97歩成も厳しくて76歩の取り合い。

73金と逃げるのは手堅いのか、手抜くべきだったのかはよくわかりません。43桂成同飛55桂

42飛34飛、先手の飛が働いてきました。

87と同玉99香成

43歩85香。飛や角を取られる形ですが防げないので寄せ合いです。

44飛86香同玉85桂。ねらいは77角や97角なので、88銀打とか88角とか受けられて89成香がどれだけ厳しいか

と思ったら二上先生は受けないで飛を取ったので、77角87玉89成香。先手の駒得なので、先手玉が安全になれば勝ちです。後手玉も受ける駒が少ないので96香とか(98香97歩同香でもいい)94歩とかもありますね。香を打てば攻防でしたか。受けだけなら68角があったようです。

86歩は85桂を取ってしまえばという手でしたが、95桂の王手。78玉86角成の形が受からないというのが誤算だったのでしょう。この桂を打たれないように98香が攻防でした。

96玉しかなく79成香で詰めろ。

やっと94香を打てて、92歩79金で後手玉もちょっと危ない形になっているのですが、

87銀95玉83銀で詰めろ。92香成の筋も消えているのでここまで。

 

大山先生のペースで進んでいるのですが、かなり駒損をしたので、終盤で先手にチャンスがありました。二上先生は残念。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1963/01/15
手合割:平手  
先手:二上達也8段
後手:大山王将
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 2五歩(26)  
   6 3三角(22)  
   7 4八銀(39)  
   8 3二銀(31)  
   9 5六歩(57)  
  10 4三銀(32)  
  11 5八金(49)  
  12 2二飛(82)  
  13 4六歩(47)  
  14 6二玉(51)  
  15 6八玉(59)  
  16 7二玉(62)  
  17 7八玉(68)  
  18 8二玉(72)  
  19 3六歩(37)  
  20 7二銀(71)  
  21 9六歩(97)  
  22 9四歩(93)  
  23 6八銀(79)  
  24 5二金(41)  
  25 5七銀(48)  
  26 5四歩(53)  
  27 1六歩(17)  
  28 1四歩(13)  
  29 5五歩(56)  
  30 同 歩(54)  
  31 同 角(88)  
  32 1三香(11)  
  33 5六銀(57)  
  34 6二金(52)  
  35 7七角(55)  
  36 5二飛(22)  
  37 5五歩打    
  38 6四歩(63)  
  39 4七金(58)  
  40 7四歩(73)  
  41 3七桂(29)  
  42 6三金(62)  
  43 4五歩(46)  
  44 同 歩(44)  
  45 同 桂(37)  
  46 5一角(33)  
  47 2四歩(25)  
  48 4六歩打    
  49 5七金(47)  
  50 2四歩(23)  
  51 2二歩打    
  52 3三桂(21)  
  53 同 桂成(45)
  54 同 角(51)  
  55 4六金(57)  
  56 8四桂打    
  57 2一歩成(22)
  58 7六桂(84)  
  59 7九銀(68)  
  60 7三桂(81)  
  61 2七飛(28)  
  62 5四歩打    
  63 9五歩(96)  
  64 同 歩(94)  
  65 9四歩打    
  66 8四歩(83)  
  67 4五桂打    
  68 4四角(33)  
  69 2四飛(27)  
  70 2二歩打    
  71 4七銀(56)  
  72 8五桂(73)  
  73 8六角(77)  
  74 5五歩(54)  
  75 7七歩打    
  76 9四香(91)  
  77 2二と(21)  
  78 5六歩(55)  
  79 同 金(46)  
  80 9七桂(85)  
  81 同 桂(89)  
  82 9六歩(95)  
  83 5三歩打    
  84 2二飛(52)  
  85 2三歩打    
  86 4二飛(22)  
  87 5五桂打    
  88 9七歩成(96)
  89 7六歩(77)  
  90 7三金(63)  
  91 4三桂成(55)
  92 同 飛(42)  
  93 5五桂打    
  94 4二飛(43)  
  95 3四飛(24)  
  96 8七と(97)  
  97 同 玉(78)  
  98 9九香成(94)
  99 4三歩打    
 100 8五香打    
 101 4四飛(34)  
 102 8六香(85)  
 103 同 玉(87)  
 104 8五桂打    
 105 4二歩成(43)
 106 7七角打    
 107 8七玉(86)  
 108 8九成香(99)
 109 8六歩打    
 110 9五桂打    
 111 9六玉(87)  
 112 7九成香(89)
 113 9四香打    
 114 9二歩打    
 115 7九金(69)  
 116 8七銀打    
 117 9五玉(96)  
 118 8三銀(72)  
 119 投了        
まで118手で後手の勝ち


大山将棋問題集20211216

2021-12-16 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

もちろん24同歩とは取らないです。

A 55歩  B 47と  C 44銀

 

第2問

 

ここからの寄せは難しくないでしょう。「寄せのセオリー」で考えます。

A 47歩成  B 56桂  C 59銀

 

第3問

 

どうやっても良さそうですが、この駒に働きかけるのが急所です。

A 66金  B 65歩  C 85銀


大山将棋研究(2203);四間飛車に玉頭位取り(升田幸三)

2021-12-16 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211216

昭和38年1月、升田幸三先生と第1期十段戦第7局です。

大山先生の四間飛車です。中央位取りを避けるために54歩を突いているので

早囲いにしています。

升田先生は引き角です。

でも玉頭の位を取りました。私が高校生のころに、66銀右の形で攻めるアマチュア強豪に出会ったことがあります。他には66銀右~76銀~77銀~66歩~67金~88玉~78金とする指し方があって、菱田正泰さんが得意にしていたはず。

升田先生は角を88に戻してしまいました。2手損ですが、後手に22飛を強いているので実質1手損、でも36歩を突いているのがプラスかどうかで、作戦負けではないといいのですが。

6筋の歩を交換して角筋を通せば悪くはないでしょう。

大山先生は53金から64歩ですし、先手の手損はあまり関係なさそうです。

5筋の歩を交換しておきます。

升田先生は強気に右桂を跳ねるのですが、位取りにしているのですから、玉を固めて様子を見るところでしょう。

6筋の位を取られたところでどう指すか。

66歩に35歩、角筋が止まり、桂頭を攻められて指しにくくしたかもしれません。

26飛32飛、3筋が危ないです。

65銀53金55歩

52金56銀上、これでなんとかバランスを取っています。

51角45桂

36歩54歩37歩成、と金を作られて

53歩成同銀33歩、ここは33同桂53桂成同金でも と金を作られているので自信なしですが、

42飛24歩ならばなんとか互角でしょうか。

大山先生は47と と捨てて、47同金55歩で銀取り。升田先生はとりあえず53桂成同銀、少し駒得ですが、金か銀を取られる形です。

34銀42飛45銀、銀を逃げるために34に銀を打つのでは自信なし。

33桂は取れず36銀

44飛に35歩の我慢では何をされても文句が言えないところでしたから、33桂を取って

33同角23歩成51角45歩、これは持ち直した感じですね。角を逃げずに強攻されて悪かったかも(35銀があったかどうか)しれません。

34飛に33と は良さを求めたわけですが、35歩84飛を入れておくほうが堅実だったのではないか

というのは25歩同飛24歩があったからですが。28飛33飛の形は面白くないので

飛を取り合って21飛の先着。普通は先手よしですが、先手玉が薄いのでだめでしょう。

67歩を同玉で粘れるか。

46歩や64歩を決められて59飛。升田先生のの51飛成は厳しくないのです。

44と52金が利いたのは得だか損だかわかりませんが69桂の受け。

39飛成に53歩ですか。手数をかけて角を取っている気もしますが、同じような意味でしょう。でも一回58金右と逃げるべきだったか。

金を取り合って56桂は詰めろ。後手玉のほうは51竜~62とが詰むかどうかくらいなので3手すき、寄せ合いは2手違いますから先手劣勢です。

58歩59竜79金、これで粘りが利く形ならば良いのですが。

68桂成同金56金、78玉にはどう寄せるのか見えなかったのですが、

77玉に85銀、78玉でもここに銀を打てば同じようなものだったのです。取れば68竜なので、

79角76銀同玉。ここは竜を切っても良いでしょうし、

67銀86玉76金97玉68銀不成まで。大山先生は四冠王に戻りました。

 

玉頭位取りのはずなのに先手玉が薄いから難しい中盤でした。右桂を跳ねなければ良いのに。升田先生が位取りのじっくりした将棋を好むとは思えませんから、棋風通りの展開ではあるのでしょう。形勢が良くないと認識して、もっと我慢しておけば違うのですが。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1963/01/09
手合割:平手  
先手:升田幸三9段
後手:大山名人
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 2五歩(26)  
   6 3三角(22)  
   7 4八銀(39)  
   8 3二銀(31)  
   9 5六歩(57)  
  10 5四歩(53)  
  11 6八玉(59)  
  12 4二飛(82)  
  13 7八玉(68)  
  14 6二玉(51)  
  15 9六歩(97)  
  16 9四歩(93)  
  17 6八銀(79)  
  18 7二玉(62)  
  19 5八金(49)  
  20 6二銀(71)  
  21 3六歩(37)  
  22 8二玉(72)  
  23 7七銀(68)  
  24 4三銀(32)  
  25 7九角(88)  
  26 2二飛(42)  
  27 5七銀(48)  
  28 7二金(61)  
  29 7五歩(76)  
  30 6四歩(63)  
  31 6六歩(67)  
  32 5二金(41)  
  33 7六銀(77)  
  34 4五歩(44)  
  35 8八角(79)  
  36 4四銀(43)  
  37 6五歩(66)  
  38 同 歩(64)  
  39 同 銀(76)  
  40 5三金(52)  
  41 6八金(69)  
  42 6四歩打    
  43 7六銀(65)  
  44 5五歩(54)  
  45 同 歩(56)  
  46 同 銀(44)  
  47 5六歩打    
  48 4四銀(55)  
  49 1六歩(17)  
  50 6三銀(62)  
  51 3七桂(29)  
  52 5四金(53)  
  53 1五歩(16)  
  54 6五歩(64)  
  55 6六歩打    
  56 3五歩(34)  
  57 2六飛(28)  
  58 3二飛(22)  
  59 6五銀(76)  
  60 5三金(54)  
  61 5五歩(56)  
  62 5二金(53)  
  63 5六銀(57)  
  64 5一角(33)  
  65 4五桂(37)  
  66 3六歩(35)  
  67 5四歩(55)  
  68 3七歩成(36)
  69 5三歩成(54)
  70 同 銀(44)  
  71 3三歩打    
  72 4二飛(32)  
  73 2四歩(25)  
  74 4七と(37)  
  75 同 金(58)  
  76 5五歩打    
  77 4三歩打    
  78 同 飛(42)  
  79 5三桂成(45)
  80 同 金(52)  
  81 3四銀打    
  82 4二飛(43)  
  83 4五銀(56)  
  84 3三桂(21)  
  85 3六銀(45)  
  86 4四飛(42)  
  87 3三銀(34)  
  88 同 角(51)  
  89 2三歩成(24)
  90 5一角(33)  
  91 4五歩打    
  92 3四飛(44)  
  93 3三と(23)  
  94 2五歩打    
  95 同 飛(26)  
  96 2四歩打    
  97 3四と(33)  
  98 2五歩(24)  
  99 2一飛打    
 100 6七歩打    
 101 同 玉(78)  
 102 4六歩打    
 103 4八金(47)  
 104 6四歩打    
 105 7六銀(65)  
 106 5九飛打    
 107 4四と(34)  
 108 5二金(53)  
 109 6九桂打    
 110 3九飛成(59)
 111 5三歩打    
 112 4八龍(39)  
 113 5二歩成(53)
 114 5六桂打    
 115 5八歩打    
 116 5九龍(48)  
 117 7九金打    
 118 6八桂成(56)
 119 同 金(79)  
 120 5六金打    
 121 7七玉(67)  
 122 8五銀打    
 123 7九角(88)  
 124 7六銀(85)  
 125 同 玉(77)  
 126 6七銀打    
 127 8六玉(76)  
 128 7六金打    
 129 9七玉(86)  
 130 6八銀(67)  
 131 投了        
まで130手で後手の勝ち


大山将棋問題集20211215

2021-12-15 | 大山将棋研究

後手番塚田先生の手を考えます。

第1問

 

先手に角を切られて二枚替えになりそうです。飛は逃げ回りたくはありません。

A 76角  B 92角  C 76歩

 

第2問

 

変な手が飛んできました。駒損は避けられませんが。

A 97飛成  B 69飛成  C 98飛成

 

第3問

 

角を逃げずに寄せます。

A 65竜  B 17歩成  C 17銀


大山将棋研究(2202);中央位取り中飛車(塚田正夫)

2021-12-15 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211215

昭和38年1月、塚田正夫先生と第1期棋聖戦第2局です。

大山先生の先手で中央の位を取り

中飛車です。

歩越し銀の対抗で受けて(初期のゴキゲン中飛車みたいな形)、次は玉を囲うのですが、

塚田先生は42金から41玉、先手の54歩同歩同飛を意識したのでしょうか。

73桂に59角と備えられて、後手からは仕掛けにくいです。

なので金無双から44歩を突いて、もう少し駒組です。

先手の78飛に対して13角で動きだします。46歩を守ると45歩や65銀で仕掛けられるから、

15歩46角14歩。端の取り込みも大きいですが、

高く受けて14香と返せば後手が悪くはありません。

大山先生は25歩33角を入れてから75歩。2筋が不安ですが飛銀をさばきに行きます。

銀交換して76飛、26の地点をカバーしていますが、55歩や25歩に位としての価値はないでしょう。こんな形を指しこなすのは難しいのでは。

14香48角82飛。74飛86飛73飛成89飛成は後手有利です。

77桂に16歩18歩は悔しいところか。今度は74飛が有効なので、塚田先生は銀を打って守ります。

56飛45歩のところで、

24歩同をを入れてから、大山先生は角を切って

74歩で二枚替えになるのですが、塚田先生は92角の返し技です。

73歩成56角82と、これは銀桂と角の交換で と金を作られています。先手の駒得、後手玉が堅く、攻め駒は2対4、先手有利で良いのでしょうか。

46歩に57飛の自陣飛車、これでは先手有利とは言えませんね。58金左とか58銀の受けではだめだったのでしょうか。

38角成同金99飛、形は桂損ですが、速い攻めで塚田先生有利でしょう。

58角に47銀の打ち込み。47同金は同歩成同飛は56金49飛46歩48歩57金くらいで良いでしょうから

大山先生は47同飛同歩成同角。香取りが残っていて

25歩の受けは同角に26飛がありました。この12銀は厳しそうですが、

22銀の受けもあるのでまだ後手玉を小駒だけで攻略するのは難しいです。44歩同角36桂

55角44歩88銀。98飛成には65角が王手竜取りです。

97飛成44桂同角97銀と進み、香歩4と金銀の交換です。でも97銀は遊んでいるし、77桂も取られるから駒得を威張れません。特に歩切れが痛く、後手の26香には金か銀を合駒することになるでしょう。(大山先生は時々やらかすのですが。)

49飛は26香ねらいなので、とりあえず65角とかわしておきます。

54桂59金打

26香27銀45飛成。2筋の形がひどいです。ここでは後手優勢に近いでしょう。

71飛に41歩、後手玉は遠いです。

75飛成27香成同金26歩

26同金同角27歩、駒得は消えたけれど角を追ってこれからと思ったら、端から攻められました。

清算して

37角成同玉36香28玉65竜、角を取られて詰めろでは敗勢です。

14角から36香を取りましたが、

75竜を取られました。後手玉を追ってみたものの、「桂頭玉寄せにくし」で詰めろがかかりません。

26香も詰めろではなかったです。塚田先生は64角の王手。大きな合駒は角を切って46金から36角を取れば良いでしょう。

37歩には46金まで。

 

大山先生は二枚替えで駒得になっているのですが、駒得は味の悪いもの。先手玉が万全ではないので、なかなか先手有利とはいえない形勢です。塚田先生のほうは金無双の変形ですが、1,2筋はまあまあ強いから反撃を決めやすかったです。攻め駒も少ないのですが、進めてみれば良くなっていたというところではないでしょうか。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1963/01/06
手合割:平手  
先手:大山名人
後手:塚田正夫9段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 5六歩(57)  
   4 8五歩(84)  
   5 7七角(88)  
   6 6二銀(71)  
   7 5五歩(56)  
   8 7四歩(73)  
   9 6八銀(79)  
  10 7三銀(62)  
  11 5七銀(68)  
  12 3四歩(33)  
  13 5八飛(28)  
  14 6四銀(73)  
  15 6六銀(57)  
  16 4二金(41)  
  17 4八玉(59)  
  18 4一玉(51)  
  19 3八玉(48)  
  20 7三桂(81)  
  21 5九角(77)  
  22 9四歩(93)  
  23 9六歩(97)  
  24 3二玉(41)  
  25 9七香(99)  
  26 5二金(61)  
  27 2八玉(38)  
  28 1四歩(13)  
  29 1六歩(17)  
  30 8四飛(82)  
  31 3八銀(39)  
  32 4四歩(43)  
  33 4六歩(47)  
  34 4三金(52)  
  35 7八飛(58)  
  36 1三角(22)  
  37 1五歩(16)  
  38 4六角(13)  
  39 1四歩(15)  
  40 2四角(46)  
  41 2六歩(27)  
  42 1五歩打    
  43 2五歩(26)  
  44 3三角(24)  
  45 7五歩(76)  
  46 8六歩(85)  
  47 同 歩(87)  
  48 7五歩(74)  
  49 同 銀(66)  
  50 同 銀(64)  
  51 同 飛(78)  
  52 7四歩打    
  53 7六飛(75)  
  54 1四香(11)  
  55 4八角(59)  
  56 8二飛(84)  
  57 7七桂(89)  
  58 1六歩(15)  
  59 1八歩打    
  60 7五銀打    
  61 5六飛(76)  
  62 4五歩(44)  
  63 2四歩(25)  
  64 同 歩(23)  
  65 7五角(48)  
  66 同 歩(74)  
  67 7四歩打    
  68 9二角打    
  69 7三歩成(74)
  70 5六角(92)  
  71 8二と(73)  
  72 4六歩(45)  
  73 5七飛打    
  74 3八角成(56)
  75 同 金(49)  
  76 9九飛打    
  77 5八角打    
  78 4七銀打    
  79 同 飛(57)  
  80 同 歩成(46)
  81 同 角(58)  
  82 2五歩(24)  
  83 1二銀打    
  84 2二銀(31)  
  85 4四歩打    
  86 同 角(33)  
  87 3六桂打    
  88 5五角(44)  
  89 4四歩打    
  90 同 金(43)  
  91 8八銀打    
  92 9七飛成(99)
  93 4四桂(36)  
  94 同 角(55)  
  95 9七銀(88)  
  96 4九飛打    
  97 6五角(47)  
  98 5四桂打    
  99 5九金打    
 100 2六香打    
 101 2七銀打    
 102 4五飛成(49)
 103 7一飛打    
 104 4一歩打    
 105 7五飛成(71)
 106 2七香成(26)
 107 同 金(38)  
 108 2六歩(25)  
 109 同 金(27)  
 110 同 角(44)  
 111 2七歩打    
 112 1七銀打    
 113 同 歩(18)  
 114 同 歩成(16)
 115 同 香(19)  
 116 同 香成(14)
 117 同 桂(29)  
 118 3七角成(26)
 119 同 玉(28)  
 120 3六香打    
 121 2八玉(37)  
 122 6五龍(45)  
 123 1四角打    
 124 2三歩打    
 125 3三歩打    
 126 同 玉(32)  
 127 3六角(14)  
 128 7五龍(65)  
 129 2五桂(17)  
 130 2四玉(33)  
 131 2六香打    
 132 6四角打    
 133 3七歩打    
 134 4六金打    
 135 投了        
まで134手で後手の勝ち