小林紀興の「マスコミに物申す」

第三の権力と言われるマスコミは政治家や官僚と違い、読者や視聴者の批判は一切無視、村社会の中でぬくぬくと… それを許せるか

インターネット接続を最も速くする方法をお教えします。

2009-10-18 16:06:41 | Weblog

 まず私のパソコンとインターネット環境について公開する。
 パソコンはDFLLのVostro200(デスクトップ)です。ウィンドウズはXP、CPUはインテルのデュアルコアプロセッサE2160、メモリーは2ギガ、インターネットエクスプローラのレベルは7である。
 インターネット環境は12メガのADSL,プロバイダーはso-net(ソネット)である。なお私の住居は管轄のNTT基地局から4.3km、12メガADSLが利用できる限界距離4.0kmを超えている。。
 パソコンはDELL,プロバイダーはso-netを選んだのは①価格の安さ②技術力に対する信頼性③サービスの充実さ、の3つを基準にして決めた。
 私がパソコンを立上げる(インターネッに接続したりワードを開く環境が整ったとき)に要する時間は、ストップウォッチではかったところ1分22秒だった。
 その後インターネットエクスプローラのアイコンをダブルクリックしてインターネットへの接続が始まり、トップページ(私はヤフーをインターネットのトップページにしている)の検索枠にカーソルの点滅が始まる(この瞬間からインターネットの利用が可能になる)までの時間をストップウォッチで計ったところ驚くことなかれ、たったの4秒だった。おそらく私のパソコン以上の速さでインターネットに接続することはできないだろうと思う。NTTの116センター(日本には4か所に設けられている)の責任者にその事実を伝えたところ「本当ですか。フレッツひかりでもそんなに速くインターネットに接続できません」という答えが返って来た。しかもこの速さを実現するために私が要した費用は2万3千ほどでしかない。それでいて電話はひかりと同じ全国の固定電話には3分8.4円でかけられるIP電話と固定電話のセットであり(電話機は1台で、フリーダイヤルやナビダイヤル、00から始まる番号、NTTの各センター、たとえば116センターや104の番号案内などへの電話はモデムが自動的に固定電話に切り替えてくれる)、私がインターネットと電話のために支払う月額固定費用は、so-netの12メガADSL料金8もちろん定額)の2100円とIP電話(ソネットフォン)の基本料金7円、それに固定電話の基本料金1785円で、計3892円だけである。これ以上安いインターネット+電話の月額固定料金はないはずだ(イー・アクセスが12メガADSLのみをソネットより安い月額料金で提供しているが、IP電話のサービスはプロバイダーでないため提供できない。つまり電話は固定電話だけしか使えず、IP電話のサービスを受けるためには別途プロバイダーとの契約が必要で、結局高くなる)。
 これに対しひかり電話はすべてのフリーダイヤル、大部分のナビダイヤルにかけられるようになったが、KDDIやソフトバンクテレコムが提供しているナビダイヤルや、最近急増している00から始まる番号の電話にはIP電話と同様かけることができない。ひかり電話ではかけられない番号に電話するためには固定電話の契約もする必要があり、その場合にはひかりの基本料金945円と固定電話の基本料金1785円もNTTに毎月払わなければならないから、そんなバカな契約をする人はいない。まだ欠陥だらけのひかり電話をNTTが今後も主力サービス商品として売り込みに力を入れるなら、ひかり電話があらゆる番号に電話をかけられるようになるまでの間は基本料ゼロの固定電話とのセットでサービスを提供するべきだろう。
 一方私のADSLよりインターネットが遅く、かつ欠陥だらけのひかり電話の基本料945円(電話だけひかりにすることはNTTは認めておらず、ひかり電話を利用するにはインターネット環境をフレッツひかりにすることを条件にしており、NTTはひかり電話の基本料はたった500円と安さを強調しているが、事実上ひかり電話を使用するにはルーターをNTTから借りざるを得ず、事実上の基本料は945円になる)、さらに私のインターネット環境である12メガADSLのほぼ倍のプロバイダー料金がかかる仕組みにしている。プロバイダー料金そのものはADSLであろうと、フレッツひかりであろうと同額(プロバイダーによってプロバイダー料は異なる)である。インターネット環境をフレッツひかりにした場合の、プロバイダーに請求する回線使用料がべらぼうに高いためインターネット経費がめちゃくちゃ高くなっているのだ。
 ことのついでにNTTに対するもっと手厳しい批判をしておく。「そんなことはどうでもいい。早く12メガADSLでインターネットにたった4秒で接続できる方法を早く教えてくれ」と思う人はこのNTT批判は飛ばして読んでくれてもいい。
 NTTの前身である電電公社が光(当時は漢字だった)通信網の建設に着手したのは1982年である。なんと今から27年も前である。公社は3年計画で日本列島縦断の大規模光通信回線の建設を始めたのだ。当時の光ファイバ-1本の伝送速度は1秒間に400メガビット。つまり1秒間に光が4億回点滅してデジタル信号を伝送する。この光信号で送れる情報量は電話に換算して5760回線分。この光ファイバーケーブルを通信量が最も多い東京~大阪間に24本、それ以外の区間には12本敷設した。この計画に続いて電電公社はこの日本縦断の光幹線を全国各地の基地局と光回線で結んでいった。
 ここまではいい。当時はまだ少子化が始まっていなかったし、新規に電話を申し込んでもすぐには対応できず、1カ月も待たされる状況だったからだ。だから電話を新規に申し込む際電電公社に支払った加入権料は電話加入権の売買業者がNTTに支払った額より高値で買い取るような状況だった。加入権を入手すればすぐ電話を引けたため、そういうおかしな商売が生まれたのである。
 その後電電公社は分割民営化され、東西のNTTと市外通話を扱うNTTコミュニケーションズという3つの会社が誕生した。そして馬鹿げたことに少子化がだれの目にも明らかになって以降、東西のNTTはマンションなどの集合住宅や戸建て住宅まで、その住宅を管轄する基地局からひかり回線を敷くという間違いなく大失敗に終わる事業をは踏めたのだ。一体NTTは何を考えているのか、と言いたくなる。
 実は固定電話のための設備投資の減価償却はとっくに終わり、今はメンテナンスコストしかかっていない。昔はコンピュータのメインフレームほどのバカでかい交換機を設置していた基地局も今はサーバー程度の能力の交換機に置き換えている。だから固定電話の基本料を3分の1くらいに下げ、市外電話料金も大幅に下げることが可能なはずだ。が、そういう利用者の立場に立った考え方をする社員がNTTには一人もいないようだ。そして固定電話の利用者からは暴利をむさぼりながら、12メガADSLより遅いフレッツひかりの売り込みに必死になっている。アメリカやヨーロッパの先進国、またハイテク技術で日本に追いつき、それどころが分野によっては日本を凌駕すらするようになった韓国や中国、早晩その仲間入りが確実視されているインド、これらのどの国もフレッツひかりのような馬鹿げたサービスには見向きもしていない。NTTも総務省もそうした事情を百も知りながら、フレッツひかりの拡大をやめよう、やめさせようとしない。携帯電話もそうだが、日本はインターネットのためにかかる費用が世界中で最も高い。いい加減にしてほしいと苦言を呈してNTT批判を終える。
 ではお待ちかねの、12メガADSL(しかも基地局から4.3Kmも離れた限界を超えた住居で)でインターネット接続時間をたった4秒に短縮できた方法をお教えする。これには一つだけ条件がある。危ないサイトには接触しないことだ。危ないサイトに接触する人はウィルスセキュリティに重たいノートンをインストールする必要がある。が、危ないサイトには近づかない人ならソースネクスト社のウィルスセキュリティソフトで十分だ。値段も安いし、7年間更新料0円で自動アップデートしてくれる。セキュリティ度はノートンより劣るが、その分軽い。そのことを前提にどういう投資をしたら接続時間を短縮できるかを述べる。
 まずメモリーをあなたがお使いのパソコンに可能な限り増設する。私の場合すでに述べたようにDELLのウィンドウズXP(デスクトップ)でメモリーは2ギガが入っていた。私はDELLに問い合わせ4ギガまで増設が可能と聞いて、1ギガのメモリーボードを2枚買いパソコン本体に入れた。そんなこと自分にはできないと思う人はメーカーに問い合わせれば本体のふたの開け方からメモリーボードをどういう方法で本体に入れるか丁寧に教えてくれる。ただし、インターネットを早くするためのメモリーの増設は外付けでは効果がないので本体内部にメモリーボードを入れなければならない。ただノートパソコンの場合は本体にメモリーを増設できない機種も一部あるのでメーカーに確認したほうがいい(パソコン専門店の大手PCDEPOTに問い合わせたところ9割は本体にメモリーを増設できるとのことだった)。私の場合1ギガのメモリーボード(約1万円)を2枚買ったので、約2万円を投資したことになる。
 次にインターネットのスピードを早くするソフトをインストールすることだ。このソフトはどの会社のソフトが最も強力か、私にはそんな知識はないので、たまたまソースネクスト社から送られてきたメールで「驚速XP」をダウンロードした。なおソースネクスト社は「驚速Vista」も販売している。このソフトの購入に3000円ほどかかった。
 私がしたことはこれだけである。たったこれだけの投資と作業をしただけでインターネットに接続する時間がフレッツひかりよりかなり速くなった。NTTに言わせればフレッツひかりはインターネットに接続する時間だけ短縮したわけでなく動画やインターネットのトップページからほかのサイトに接続する時間などすべてを含めてADSLより早くしたと言いたいだろうが、インターネットへの接続が速くなればすべてインターネットでの作業が速くなるのは常識である。ソースネクスト社の「驚速」シリーズもインターネットへの接続時間だけ短縮したわけではなく、そんなことだけを限定的に速くするソフトなど作りたくても不可能である。実際専門的マニアやNTTの人は動画はADSLではコマ送り状態になるはずと思い込んでいるが、私が実際にゴルフの石川遼選手のプレーを動画で見たが、テレビで見るのと同じ感覚で見ることができた。また知ったかぶりをする某大手新聞社の技術部出身の方は「それはクッキー(cookie)が作用しているからだ」と指摘されたが、私のインターネット接続ののトップページはヤフーであって、グーグルと違いクッキーが作用できない。おそらくその方はトップページをグーグルを採用されているのだろう(グーグルのトップページは常時変化しないためクッキーが作用するが、ヤフーはトップページにニュースの項目が入っているためクッキーは作用しない)。
 NTTは詐欺まがいのフレッツひかりなどやめて、例えば銀行の無人ATM機のように、すべての国民が12メガADSLを利用できるように無人の基地局を全国各地に設け、そこに小型のサーバー並みの交換機を設置することだ。それが世界の先進国並みの費用で日本国民がインターネットを利用できる環境を整備する唯一の方法である。そして民間会社になったとはいえ、公益事業を行うNTTの社会的責務でもある。