秋野不矩 「平安神宮」
最近 絵画教室で描いたもの 石膏頭部スケッチ F6
『 絵画でめぐる「京都・美の探訪」』(明石市立文化博物館)を観に行って来た。
唯一点、秋野不矩さんが紅しだれを描いている [平安神宮] を初めて観るために。
それほど好きな人である。
この作品は、文化功労者に推され、文化勲章も受章されたこの人の、93歳で亡く
なられた2年後の大回顧展には出ていなかった。
しかも、この人の作品には、インドの厳しい自然、風物や精神性の高い宗教を画題と
したもの、人物、動物を描いたものは多いけれど、花を描いたものは少ないのである。
それだけに是非観たかったのである。
朱の門柱や扉の向こうに、大きく広がる枝垂れ桜の鮮やかさは凄いものであった。
他にも、京都の自然、風物、町並みを多くの画家たちが描き表していた。
山本倉丘、堂本印象、上村松篁、鶴田憲次、池田遥邨、向井潤吉、津田周平、芝田米三 等
展示作品は全て京都府立綜合資料館所蔵のものばかりであった。