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競馬の記憶 第44回 カツトップエース

2006-09-15 21:59:22 | 競馬(思い出)
11戦4勝、2着2回、3着1回、4着2回、着外2回。
重賞は、皐月賞とダービー・・・。

そう、この馬こそ、最弱(?)の2冠馬カツトップエースです(笑)。

いや、実際にそう言われていたかどうかは別にして、
この馬ほど実力を評価されなかった馬は、いないかも知れない。
念のため言っておきますが、彼は種牡馬として韓国に寄贈されています。
種牡馬としても、日本では人気が無かったという事でしょうか・・・。

レースでも、1番人気になったのは、2戦目の新馬戦だけ。
(当時は、同一開催であれば、2度も新馬戦に出られた)

皐月賞では16番人気、ダービーでも3番人気。

同期の馬では、常に1番人気だったサンエイソロンが圧倒的に主役だったのですが、彼は、とうとうクラシックは勝てなかった。
3冠レースの全てのトライアルレースで勝っていたため、「トライアル3冠馬」などと言われたものです(爆)。

そんな同期馬を尻目に、曲がりなりにも2冠馬となったカツトップエース。
まあ、ライバルがそんなだから、彼自身の実力が低く見られるのも仕方がないことかもしれません。

着差も共に僅差でしたし、なにしろ血統がマイルまでの短距離血統。
皐月賞はともかく、ダービーまで勝つとは、誰も考えなかったでしょう。
ぃや、そんなことはありませんね。
ダービーでは3番人気なのですから・・・。

オイラが常々思っているのは、
このカツトップエースの存在が、のちのサニーブライアンに受け継がれているように感じるということです。

つまり、
皐月賞を逃げ切るような馬は、弱いはずはなく、いや、それ以上に、強いはずだ、ということです。

サニーブライアンしかり、
カブラヤオーしかり・・・。

だから、みんなが思っているほど、この馬が弱いことは無いんです。
弱い、というのは、語弊がありますね(笑)。

故障のため、ダービー以降、レースを使うことなく引退してしまいましたが、
今後、さらに、記憶を呼び返す馬であると、オイラは思います。
皐月賞を逃げ切る馬が出てきたら、思い出して下さいね。

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