オルフェーヴル君のコメント
え!?
また2着でしたねって?
あ~、
今日は勘弁してくださいよ。
1着とか、2着とか言われても、
僕、正直、解んないんですよ。
それに、今日はさ、
ずっと窮屈な感じで走ってたんだよ。
見てたでしょ?
ギュウギュウな感じだったよ。
最後のところで、やっと周りが空いて来て、
それで「行け!」って、サインが出たよ。
その時さ、
キズナ君も、左側に来ていたし、
僕も、「よ~~し!」って思ったんだけど、
前を見たらさ、
女の子がいるじゃん・・・、
あ~、やだなぁ~って思って・・・。
やだなぁ、やだなぁ~って、そう思いながらいたらさ、
え?・・・稲川淳二さんの物まねじゃないよ。
まぁ、それはいいか・・・。
でね、
右側から、若いのが、結構汗だくになって、追い付いて来てたからさ、
とりあえず、コイツにだけは抜かされないように走ったよ。
限界だったかって?
ん~、
それはね、まだまだ、全然余裕だったんだけど、
なんせ、女の子、怖いから・・・。
去年だって、女の子に
「そこ、どきなさいよっ!」って、体当たりされたんだよ。
いや、痛くは無かったけど、
え~~!?って思ってさ、
「なんで?、なんで?」って、聞いたんだけど、
全然答えてくれなくてさ・・・、
それ以来、なんか、女の子が怖くてさ・・・。
だから、抜かそうなんて、全然考えなかったよ。
だってさ、
女の子って、前の方に いたいんでしょ?
去年ここで走った時もさ、
急に、ギュンって、勢いよく、走ってきたじゃん?
近づいたら、またぶつけられると思ってさ・・・。
みんな、ガッカリしてる?
ん~、
そんなこと言われてもねぇ~、
女の子がいなけりゃね、
僕も、伸び伸び走れるんだけどさ、
ホント、女の子は、嫌だよね。
もういいかな?
ん!?…来年?
来年もまた ここに来るの?
ん~、
ここ、嫌いじゃないけど、
飛行機がね、あれ、あんまり好きじゃないしなぁ~、
まっ、来ても良いけど、
もう、女の子とは走りたくないんだよねぇ~~~。
以上。
(もちろん、フィクションです…(笑))