ファントム・競馬チャンネル

さっぽろファントムの競馬予想
競馬歴30数年の経験を元に書いてます。
2歳戦予想しません。

競馬の記憶第14回 シルバーランド

2006-01-31 15:52:19 | 競馬(思い出)
名前だけは鮮烈に覚えている。
そう、あのハイセイコーと同期の馬だ。
手塚治虫先生の「リボンの騎士」の主人公サファイヤが住む国の名前だ。
彼は、芦毛だが、シンザン産駒である。
改めて成績を見ると、結構・・・、いや、相当に強い馬だった。
27戦14勝、2着3回、3着2回。
掲示板をはずしたのは都合4回しかない。
内3回は、重か不良馬場で、1回は菊花賞だ。

2000Mではレコードタイムも出していたが、本来はマイルあたりのスピード勝負が得意だったのではないだろうか?

骨折や脚部不安に遭いながら7歳まで走っているが、今のG1レースは、菊と、エリモジョージの勝った天皇賞にしか出ていない。
このレースは、長距離に加え、苦手な不良馬場ということもあり、16着。

今のように、短距離路線が整備されていれば、もっと活躍できたであろう。
関東では1度しか走っていないので、馴染みはないが、関西では有名な馬であったろうと思うが・・・。

最後のレースは京阪杯、
重馬場の2000Mを60キロのハンデで快勝している。
鞍乗は、あの福永洋一だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奇面組の思い出(その6)

2006-01-29 17:47:52 | アニメのお仕事
さて、続きです・・・。

それまで、「これでもか!」というぐらい、二重三重のチェックしてきて、そのチェックの段階で発覚した「漏れ」が無かったことが、逆にオイラを油断させたのです。
原因がハッキリしていたので、ショックもありましたが、それよりも、撮影さんのミスで救われた思いの方が大きかったのも事実です。

「魔が差した」ということでしょう。
当然、オイラは、思いっきり反省しました。

この事件が何話目だったのかは、覚えていません。
まあ、忙しかったんですよね・・・

では、ここで、奇面組の制作状況を・・・。

9話、10話を作ってる辺りで、土田プロから離れまして、「スタジオコメット」として独立した会社になりましたが、しばらくの間は、「スタジオぎゃろっぷ」さんと交互に話数を受け持って制作していました。
たぶん、26話までがそうだったと思います。
DVDが出ているようなので、確認して下さい(笑)。

で、それ以降、オイラと、もう一人先輩の「T氏」とふたりで、交互に話数を持ちましたが、番組が2本立てでしたから、半分の1本を、制作グロス出し、という形で、「あにまる屋」さんと「スタジオムサシ」さんに、4~5週間隔で出していましたので、まあ、なんとか回していました。
普通、制作進行は4~5週間隔で、話数を持ちますので、ある意味、よくやってたと思います。

この頃の業界の状況は、TVシリーズなら、ほとんどの場合、作画スタジオ単位で、原画の発注をしていましたので、その後の、アニメーター不足から来る、掛け持ち受注も少なく、ほぼ安定した行程で、作業は進んでいましたから、そういう意味では、平和な環境でしたね。

今回は以上です。・・・ではまた・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奇面組の思い出(その5)

2006-01-28 19:17:01 | アニメのお仕事
さて、先日の続きです。

尺が足りない?

当時の詳しい状況は、実は、まったく覚えていません。

が・・・、
唯一つ、はっきり覚えている事があります。

車の後部座席の足元に、仕上げ上がりのカット袋が、一山あった!

やってしまいました。

いわゆる「チェック漏れ」、と言うヤツです。



では、まず、何故そこにカット袋が落ちていたのか?

乗っていた車は、ホンダのシティでした。
もちろん、会社の車ですが、オイラ「専用」のマシンです。
「専用」だからと言って、「赤色」ではありませんが・・・(笑)。

いやいや、笑ってる場合ではありません。

現在、シティという車は廃番になっていますが、当時は、シビックに次ぐ、ホンダの人気車種でした・・・、って、こんなことも、どうでもいいです。

その車のシートの形態が、ちょうど「背もたれ」とお尻の部分に、割と大きな隙間があるんです。
オイラは、回収した、仕上げ上がりの束を、助手席に綺麗に重ねて運びました。たぶん、その時に、後部座席の方へ落ちたんですね。

普通、こんなことは、ありえません。

いや、落ちたことではなくて、それに気付かなかった事です。

聡明な皆様であれば、もう、お気付きと思いますが・・・。

そうです。
最終チェックを



しなかったのです。



チェックをしなかったのは、オイラの気の緩みでした。

その時、この仕事に就いて初めて、「手抜き」をしたのです。
それまでは、どんな場合でも、必ずチェックをしていたのですが、
本当に油断していたのだと思います。
自分自身に「驕り」があったのです。

すいません。
また、続く、になります・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根岸S/京都牝馬S

2006-01-28 18:39:44 | 競馬(レース予想)
根岸S

◎ 12番 タイキエニグマ
○  3番 トウショウギア
▲  5番 メイショウボーラー
☆  9番 マイティスプリング
△  7番 リミットレスビッド
△ 16番 テイエムアクション

>>>>>>>>>>>>>>>>>

結果

 1着△ 7番 リミットレスビッド
 2着◎12番 タイキエニグマ
 3着○ 3番 トウショウギア
 4着  6番 サンライズバッカス
 5着 15番 シルヴァーゼット

 7着▲ 5番 メイショウボーラー
 8着☆ 9番 マイティスプリング
10着△16番 テイエムアクション

>>>>>>>>>>>>>>>>>

京都牝馬S

◎  6番 ディアデラノビア
○ 14番 レクレドール
▲ 12番 マイネサマンサ
△  9番 オースミハルカ

>>>>>>>>>>>>>>>>>

結果

 1着▲12番 マイネサマンサ
 2着  4番 チアフルスマイル
 同着 13番 メイショウオスカル
 4着 10番 ヤマニンシュクル
 5着◎ 6番 ディアデラノビア
 6着○14番 レクレドール
 8着△ 9番 オースミハルカ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京新聞杯

2006-01-27 20:35:39 | 競馬(レース予想)
東京新聞杯

◎  6番 キングストレイル
○ 16番 オレハマッテルゼ
▲ 13番 メイショウオウテ
△  3番 インセンティブガイ
△  4番 ベニーホイッスル

>>>>>>>>>>>>>>>>

結果

 1着 10番 フジサイレンス
 2着○16番 オレハマッテルゼ
 3着△ 3番 インセンティブガイ
 4着  1番 アルビレオ
 5着△ 4番 ベニーホイッスル
 6着◎ 6番 キングストレイル

16着▲13番 メイショウオウテ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奇面組の思い出(その4)

2006-01-26 18:35:32 | アニメのお仕事
さて、オイラがアニメ業界をやめてから、10年近くなります。
もうすっかり、デジタル撮影に移行しているでしょうが、奇面組を制作しているころは、むろん、フィルム撮影です。
この技術が優れていたので、「ジャパニメーション」として、外国からの評価を受けていたのだと、オイラは思います。
もちろん、カメラマンだけではなく、演出や、アニメーターの創意工夫が、それを担ってきたのは、言うまでもありません。

で、今日は、その撮影さんの「ちょんぼ」の話。
例によって、現像所には、編集当日の朝入れと言う日の前夜、最後の撮出しカットを某撮影スタジオに持ち込んだのですが、この回は、オールカラー(線撮りカットが、無い状態)に近い状態になってきていたこともあり、仕上げ上がりが、この日に集中して多く上がってきて、かなり忙しい想いをしたのです。

やれやれ、と思いつつ、翌日を迎えました。
やっとこ、線撮りの無いアフレコが出来るなと、自信満々だったのですが・・・


なんと、


編集さんから、一部のフィルムが真っ黒だと、連絡がありました。
しかも、その分を入れても、尺(当然あるべきフィルムの長さ・約22分程)が足りないとも・・・。

真っ黒な理由は、すぐ判りました。
撮影さんが、レンズにキャップをしたまま、撮っていたのです。
そりゃぁ、写りませんよね。

むろん、撮り直ししなければなりません。

で、

尺が足りない?・・・何故?

いずれにしても、アフレコが出来ない状況になってしまい、まあ、仕方ないなと。

ところが、とんでもない事実が、オイラに襲い掛かっていたのです。



それは何か?



続く・・・(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬の記憶第13回 ホウヨウボーイ

2006-01-24 21:27:56 | 競馬(思い出)
オイラの記憶の中では「遅れてきた大物」という当時のキャッチコピーが、鮮烈に残っている。

新馬に圧勝した後、骨折で、1年9ヶ月休養したが、復帰後、最初のG1に出走するまで、11戦8勝(重賞1勝)2着3回と、連対率100%。
連対記録こそ、その最初のG1(プリティキャストの天皇賞)で、途切れてしまったが、直後の有馬記念を勝って、やはり強かった、と言うイメージが残っている。

ホウヨウボーイのおかげ(?)で、ケガなどで、クラシックを棒に振った馬への「応援意識」が割りと強くなったりもしている。
最近でいうと牝馬のレディブロンド。
ケガが癒えて、いきなり飛び級で、どんどん勝つ馬はカッコイイ!

で、そのホウヨウボーイは、、その後、天皇賞を勝ち、最後の有馬記念でも、2着だったのだが、当時は頭抜けた馬がいなかったのか、’80、’81と、2年連続で年度代表馬になった。それぞれ、有馬記念、天皇賞と、各1勝しかしていない。
運が良かった、といえてしまう(笑)。
看板馬がいなかったということなのだろう。
無理矢理、祭り上げられた感じだ。
ちなみに、2年後の’83にミスターシービーが三冠を果たした。

この馬の有名なエピソードは、パドックで「馬っ気」を出してしまう事だ(笑)。
そういう馬を見るたびに、このホウヨウボーイを思い出してしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽聴き比べ 第13回 ベートーヴェン交響曲第4番

2006-01-22 21:11:33 | 音楽聴き比べ
オイラが出会った、ベートーヴェンの最後の交響曲でした(笑)。
たしか、ゲーテだか、誰だかが、この曲を「ローマ神話の2大巨人に挟まれたギリシャの乙女」と評した、ということを読んで、「ああ、可憐な曲なんだな」と思い、やはり、ベートーヴェンには力強さを求めていたオイラは、聴かずに放っておいたのだ。
最初に聴いたのは、たしかFMでだった。
ベームの追悼公演として、クライバーが指揮したものを聴いたのだ。

その時、初めて「ギリシャの乙女」の意味が解かった。
いや~、昔の人は、やはり偉大ですねぇ・・・。
オイラは、てっきり、3番と5番の「谷間」という、言わば、マイナスのイメージを持っていたのですが、とんでもありませんでした(汗)。

男女平等の思想(意識)は、その当時から、ちゃんとあったのですね。
ってゆうか、オイラの感覚が、間違っていました。

それは、「谷間」ではなく、3つの高峰が並んでいる様だったのです。
ただ、それぞれの山の印象が、「ローマ神話の2大巨人に挟まれたギリシャの乙女」にすぎなかったのです。

恐れ入りました。

この第4番も傑作です。
演奏は、このクライバー/バイエルン国立Oで、十分です。
いや。失礼。
これ以外にも聴きましたが、この演奏が一番です。

ほかのどの演奏よりも、スリリングで、スタイリッシュです。
タイトルは付いていませんが、7番、8番にも、優るとも劣らない名曲です。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AJCC/平安S

2006-01-21 17:44:31 | 競馬(レース予想)
第47回 アメリカジョッキークラブカップ

◎ 4番 フサイチアウステル
○ 6番 グラスボンバー
▲ 8番 コスモインペリアル

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

結果

 1着 7番 シルクフェイマス
 2着 4番 フサイチアウステル
 3着10番 ハイアーゲーム
 4着 6番 グラスボンバー
 5着 9番 オペラシチー

 8着 8番 コスモインペリアル

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

平安ステークス

◎ 14番 ベラージオ
○ 15番 ワイルドワンダー
▲ 10番 ヴァーミリアン
△  7番 ヒシアトラス

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

結果

 1着  2番 タガノゲルニカ
 2着 10番 ヴァーミリアン
 3着  8番 ハードクリスタル
 4着  9番 アンドゥオール
 5着  7番 ヒシアトラス
 6着 15番 ワイルドワンダー

10着 14番 ベラージオ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬の記憶 第12回 メジロパーマー

2006-01-17 19:02:03 | 競馬(思い出)
フレパのコミュで、パーマーが年度代表馬になれなかったことが、書いてあったので、ちょっと調べてみた。

この年(1992年)の年度代表馬は「ミホノブルボン」。
なるほど。

パーマーはこの年、宝塚記念、有馬記念を制している。
ただ、この宝塚記念は、G1ではあるが、どうも格落ちの印象が記者達にはあるのだろう。 まあ、オイラもやや、そういう印象を持ってはいるが・・・。
また、その時の出走馬によっても、レースの印象は変わってきてしまう。

パーマーは、いわゆる「クセ馬」だ。
逃げ馬は往々にしてそういうものだが、パーマーも例外ではない。
チカラがあるのは、もちろんなのだが、如何せん成績の浮き沈みがありすぎる。
この手の馬は、なかなか認められないのだ。
たとえば、タップダンスシチーや、サイレンススズカなどは、成績が安定しているから、人気も背負う。そういう馬でなければ、代表馬を選出する記者達の気持ちを得られないだろう。
特に、この年は、ミホノブルボンという逃げ馬が、クラシックレースで、活躍していた。直接対決が無いまま、終わったわけだが、この場合、有馬記念での勝利すら、ブルボンを凌ぐ評価にはならなかった、ということだ。
たぶん、投票では、パーマーにもそれなりの票が入ったと思われるが、
やはり、コンスタントに良積を残したブルボンに軍配があがるのはやむを得ないか?
せめて、秋天(17着)で掲示板、そしてJC(未出走)に出て、やはり掲示板に乗るぐらいの成績があれば・・・、いや、どちらかに勝つか、2着ぐらいは欲しいところだろう。
有馬記念でも、まったく人気が無かった。
つまり、強い馬であるという、一般の評価が、宝塚記念に勝っているにもかかわらず、その段階で無かったのだから、しょうがないと思う。

ただし、パーマーのいわゆる「ケレンミ」のない逃げは、競馬を面白くしてくれたし、オイラの記憶にもちゃんと刻まれている。
いつの時代も、逃げ馬の存在を忘れてはいけないのだと、この馬は教えてくれたはずなのに、一昨年の春天では、イングランディーレ、まったくノーマークでした(笑)。
「気分のいい時は勝っちゃうからね」
メジロパーマーは、いつもオイラの頭の片隅で、そう呟いています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする