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競馬の記憶 第43回 テンメイ

2006-09-05 23:57:51 | 競馬(思い出)
34戦6勝、2着8回、3着5回、4着6回、5着なし。
重賞勝ちは、当時3200Mだった秋の天皇賞と、京都大賞典の2つ。

けっして名馬の部類には入らないだろう。
まあ、天皇賞を勝っているのだから、それも失礼な事かもしれないが、
この馬の人気は、当時としては異例であったというほどのものがある。

それは、テンメイの母が、トウメイという女傑だったからです。

トウメイの戦績です(↓)
31戦16勝、2着10回、3着2回、4着1回、5着2回、着外なし!

詳しくは、こちら(→)トウメイ全成績

引退直前の成績は素晴らしく(天皇賞、有馬記念連覇)、まさに最強牝馬であると言われています。


テンメイは、菊花賞に滑り込みで出走し、あわや優勝かと思われた直線でしたが、最後にプレストウコウに交わされて2着でした。

翌年の秋の天皇賞で、母トウメイが勝った時と同じ枠順、馬番を背負い、厩舎も同じなら、騎手まで同じという、まさに奇跡的な巡り合わせのもと、
レースでは、菊花賞の無念を晴らすように、先に先頭に立ったプレストウコウを、ゴール前、今度は逆に差し返して、見事優勝したのです。

この菊花賞と天皇賞だけを見れば、テンメイとプレストウコウは、よきライバルであったと言えるでしょうが・・・。

テンメイはその後、京都大賞典に勝ちましたが、それ以外では凡走もあり、
結局34戦で、一度は引退したのです。

ところが、どういう訳か、種牡馬に成れなかったらしく、なんと岩手の水沢競馬で現役に復帰してしまいました。

26戦7勝、2着5回、3着5回、4着6回、5着1回、着外2回。
なかなかの成績のように見えますが、ほとんどが8頭立て未満のレースです。

移籍当初こそ、4連勝など、活躍しましたが、大きなレースでは勝てませんでした。
そうこうしているうちに、テンメイのファンはシンジケートを結成して、テンメイを種牡馬にしてしまったのですが、残念ながら、種付けする牝馬も無く、活躍馬は出来ませんでした。

でも、オイラにとっては、深く思い出に残る馬です。。。

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