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競馬の記憶 第48回 テンポイント(その3)

2006-10-26 00:38:56 | 競馬(思い出)
続き・・・

さて、
有馬記念で1、2フィニッシュを決めた、テンポイントとトウショウボーイですが、トウショウボーイは、疲れが出たのでしょうか?休養に入りました。

まあ、菊花賞のレース振りから、長距離適正が無いということも感じていたのでしょう。

かたや、テンポイントは、休む間もなく、2月の京都記念から始動。
京都記念、そして、当時は、春の天皇賞のトライアル的要素があった鳴尾記念を連勝して、まさに磐石の態勢で天皇賞に臨みました。

三強のもう一頭、グリーングラスは、有馬記念を使わなかったので、テンポイントより一月早く、AJC杯、そして当時、春秋の2回行われていた目黒記念を走りましたが、1着、2着と、これまた順調に天皇賞に進んできたのです。
特に目黒記念では60kgのハンデでしたので、負けて強しの印象だったと思います。

この春の天皇賞で、テンポイントは完勝しました。
グリーングラスは伸びきれず4着。

これで、テンポイントの次の目標が、打倒トウショウボーイということになりました。
その第1弾が、つづく宝塚記念でした。

トウショウボーイは、有馬記念以来、約6ヶ月ぶりのレースということで、テンポイントが一番人気に支持され、トウショウボーイは2番人気、グリーングラスが3番人気です。

しかし、レースは、トウショウボーイが圧倒的スピード逃げ切りました。
テンポイント2着、グリーングラス3着。

テンポイント陣営と、テンポイントのファンにとっては、ホントに「憎きトウショウボーイ」です。

トウショウボーイに勝たない限り、いくら勝ち続けても、最強馬ではないのです。
陣営には、そういう思いが常にあったようです。

「なんとしても、トウショウボーイに勝ちたい」

しかし、その年の秋に、トウショウボーイの引退が発表されました。
有馬記念を最後に、種牡馬になるということが決まったのです。
ですから、テンポイントにとって、その有馬記念が、トウショウボーイに勝つ、最後のチャンスとなってしまいました。

「打倒!トウショウボーイ」
この合言葉のもと、テンポイント陣営は、一致団結したのです。

続く・・・。

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2 コメント

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Unknown (いー)
2006-10-26 13:17:00
テンポイントですか私が始めたころはメジロライアンの頃からです。ホワイトストーンの記事がありますね。割と好きなほうです。

でもタマモクロスの方が好きでした。なぜかというと儲けさせてもらったので・・・

タマモ産駒は雨の日は大きな穴を開けてくれました。
返信する
オイラも・・・、 (さっぽろファントム)
2006-10-28 01:23:03
タマモクロス、好きでしたよ。

でも、オグリが出てきたら、すぐ乗り換えました(爆)。
返信する

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