ファントム・競馬チャンネル

さっぽろファントムの競馬予想
競馬歴30数年の経験を元に書いてます。
2歳戦予想しません。

オイラ的名曲案内 第8回 レスピーギ「ローマの松」

2006-06-30 23:57:46 | オイラ的名曲案内
この曲は、レスピーギの交響詩、ローマ三部作のひとつです。

「ローマの噴水」(1916)、「ローマの松」(1924)、「ローマの祭」(1928)、という順番で作曲されています。
年代をみてお判りの通り、作られてからまだ100年経っていません。

「ローマの松」は、ローマ各所の、その近辺に実在する「松」の木の目を通して、目撃したであろう歴史の語り部として、その情景を音楽化したものです。

レスピーギは、リムスキー・コルサコフ(交響組曲シェエラザードの作曲者)に師事しており、その華麗なオーケストレーションは、実に魅力に溢れています。

曲は、4つの部分に分かれており、それらは、4本の松の木のエピソードで構成されています。

当時の音楽界の流れは、いわゆる現代音楽的な、調性から離れつつある傾向になっていましたが、レスピーギは、ロマン派の流れを引き継いだ、劇的な表現で、音のパノラマを創作しています。

これら三部作には、いずれも作曲者自身が解説を付けており、国内盤のCDを購入すれば、それを読んで、具体的なイメージを共有しながら、曲を楽しむ事が出来るでしょう。

どうせ買うなら、三部作すべて入ったものが良いですね。

レスピーギは、もちろんイタリア人ですので、イタリア出身の指揮者のものがお薦めとなりますが、必ずしも、それ以外がダメであるということではありません(笑)。
ムーティ/フィラデルフィアO盤は、評判も良く、ベストに近いものです。
また、古くから、不滅の名盤といわれているトスカニーニ盤は、モノラル録音なのですが、依然として高い評価を得ています。

他には、デュトワ/モントリオールSO、マゼール/ピッツバーグSOなど。
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競馬の記憶 第35回 トウショウボーイ(前編)

2006-06-29 18:06:35 | 競馬(思い出)
15戦10勝、2着3回、3着1回、7着1回。

ハイセイコーによってもたらされた、空前の競馬ブームは、
このトウショウボーイを含めた「TTG」3強時代で、一つの終焉を迎えたと思う。
絶対的なアイドルホースだったハイセイコー。

そして、トウショウボーイは、圧倒的なスピードを持って登場し、関東の競馬ファンを虜にしたのだが、絶対的なアイドルにはなれなかった。
何故か?

関西に、ひと足早く、スーパーホースが登場していたからです。
テンポイントです。
関西テレビの実況アナウンサー、杉本清氏のレース中継でのセリフも、そのスター振りを印象強くアピールしていた。

「見てくれこの脚、見てくれこの脚、これが関西の期待、テンポイントだ!」

かくして、日本競馬史に残る、ライバル物語が始まったのです。

皐月賞では、1番人気をテンポイントに譲ったトウショウボーイでしたが、レースでは、レースレコードでテンポイントを完封!5馬身差で圧倒した。

続くダービーでは1番人気。
しかし、直線で、クライムカイザーの不意打ち(斜行)を受け、一旦ひるんでしまったため、ゴール前差し返すも2着。
現在のルールなら、クライムカイザーは降着だったろう。

ライバルのテンポイントは、レース中に骨折(後日判明)で7着。

通常なら、このまま、秋に備えて休養に入るのだが、
この時代は何かが違っていた。

時に、ダートで無類の強さを誇っていたグレートセイカンの陣営が、
「ダートならトウショウボーイに勝てる」と発言したのだ。
驚いたのは、この発言にトウショウボーイの陣営が乗ってきたことだ!

ダービーが5戦目ということで、その敗因を経験不足と認識した陣営は、この挑戦を受ける形で、当時ダートで行われていた札幌記念に出走してきた。
さらに、こともあろうに、ダービー馬クライムカイザーまでもが出てきた。
間接的とはいえ、ダービー馬の称号にケチをつけられた格好に、反発したかったのだろうか?

まさに、プロレス的展開ではないだろうか?(笑)。

今でも破られていない、札幌競馬場の入場観客数記録、6万あまりを集めて行われたレースは、最初の宣言通り、グレートセイカンが首差トウショウボーイに先着し、3着のクライムカイザーを8馬身、ちぎっていた。
だがしかし、この時のハンデは、グレートセイカンが57キロに対し、トウショウボーイ、クライムカイザーは、共に58キロだった。

敗れて強しの印象を誰もが持ったレースだったのだ。

続く。・・・(→)中編
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ノープロブレム!D.I.

2006-06-25 17:39:24 | 競馬(レース予想)
宝塚記念

 1着◎ 8番ディープインパクト
 2着  7番ナリタセンチュリー
 3着注13番バランスオブゲーム
 4着※ 4番ダイワメジャー
 5着  9番カンパニー

 8着☆ 6番コスモバルク
 9着▲ 1番リンカーン
13着△ 3番アイポッパー

何の問題も無く、天皇賞と同じように、3コーナーから一気に捲くってそのままゴールイン。
とにかく、無事にゴール出来て良かった。

もう、改めて強さをうんぬんする必要は、無いだろう。
今日と同じように、最高の仕上がりで凱旋門賞に臨めれば、日本のホースマン、ファン、いや、大部分の国民が待ち望んだ、世界最強馬の称号をつかむ事が出来るはずだ。

報道によれば、NHKが今回の凱旋門賞を生中継する方向にあるらしい。
競馬ファンにとっては、なんとも嬉しいことだ。

約1ヵ月後に英国のキングジョージVI&クイーンエリザベスDS(英G1)に出走する、ディープインパクトにただ一頭先着しているハーツクライも、このレースの成績次第では、凱旋門賞に出走予定だ。

世界最高峰のレースに、日本の馬が2頭も出るなんて事は、オイラの人生では、これが最初で最後ではないか?(笑)。
2頭とも、故障することなく、無事に行って欲しい。

さて、宝塚記念ですが、
リンカーンも、コスモバルクも凡走してしまいました。

コスモバルクは、やはり帰国が遅れて、予定通りの調整が出来なかった事が敗因としてあげられます。馬体重もマイナス10kg。
道中の行きっぷりも良くありませんでした。
やはり、先行して持ち味の生きる馬です。
今後は、ある程度、逃げ気味のレースをしてもらいたいと思います。

リンカーンはどうしちゃったのでしょう?
雨や泥が苦手なのでしょうか?(笑)。またしても、不甲斐無いレースをしてしまいました。
コスモバルクもそうですが、この2頭は、気性にムラがあるのではないでしょうか? 今後もあまり重い印は付けられないです。

2着に入ったナリタセンチュリー。
実績は他馬に見劣らないのですが、さすがに長期休養明けの2戦目では、キッチリ結果を出してきました。
馬場条件に恵まれた感はありますが、まだまだ侮れません。
しかし、如何せん今回は手が出せませんでした・・・。

3着バランスオブゲームは、オイラの期待通りの走りです(爆)。
やはり、けれんみの無い逃げには、粘りがあります。
ダテにGⅡ5勝獲っているわけではないですね。
この馬にも、悲願のGⅠと言う言葉が掛かっています。
このまま国内で走るのか?
あるいは、コスモバルクのように、海外に打って出るのか?
残り少ない現役生活、オーナー、トレーナーの決断が待たれます。
いっそ、フランスで2~3戦させてみては?

4着にダイワメジャーでした。
ん~、なんか妥当な着順なんでしょうか?(笑)。
常に善戦止まりです。
距離的には、やはり2000Mまで? 秋に期待しましょう。

5着カンパニーも、こんなもんでしょうか?
この馬にとっては、馬場が悪すぎましたでしょうかね。
あるいは、先着した馬が、より馬場適性があったということでしょうか?
GⅠに入ると、厳しい印象です。

アイポッパー、しんがり13着。
この馬場ではダメでした。
やはり、サッカーボーイ産駒は、時計の掛かる馬場は苦手のようです。

いずれにしましても、競馬の予想は難しいですね・・・(爆)

オイラ、今回も、馬券は買ってません、あしからず・・・(超爆)。
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オイラ的名曲案内 第7回 ドヴォルザーク チェロ協奏曲

2006-06-24 21:21:16 | オイラ的名曲案内
隠れた名曲と言っても過言ではありません。

協奏曲といえば、チャイコフスキーのピアノ協奏曲や、バイオリン協奏曲。
あるいは、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲が有名で、曲想もとても華やかです。
しかし、
このドヴォルザークのチェロ協奏曲は、あのブラームスもうらやむ、美しい旋律を備えた、協奏曲のプリンスであります。

この曲は、ドヴォルザークの晩年の曲で、有名な「新世界交響曲」よりも後に作曲されました。
やや愁(うれ)いに満ちた暗めの序奏で始まりますが、その旋律は心に染み入ります。
そして、萎えた気持ちを鼓舞するように盛り上がっていき、やがてチェロの独奏がやっと始まり、その響きは疲れた「身体」を癒してくれそうです。

華やかでは無いけれども、この曲を聴かずに人生を終えるのは、大変もったいないことだと、言っておきましょう(笑)。

エンディングの部分はとても印象的で、初めて聴いた時は、J.T.ウイリアムズのように感じました(笑)。
まるで宇宙空間にフェードアウトしていく、タイトルスーパーのような余韻が、オイラ的に心地よいものと思います。

お薦め盤は、フルニエの独奏、セル指揮ベルリンPOのものが良いです。
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第47回 宝塚記念

2006-06-23 23:43:13 | 競馬(レース予想)
いよいよ、JRA前期の総決算、宝塚記念です。

というか、ディープインパクトです(笑)。

天皇賞の、あのパフォーマンスは、唖然としました。
あれを見てしまっては、
もはや、どんな穴馬指向の競馬記者でも、◎印を付けざるを得ないのではないでしょうか?
むろん、競馬に「絶対」はありませんが、死角の無い馬に◎印をはずす根拠はありません。
てか、もしそうなら、馬券を当てるつもりが無い!ということと違いが無いのです(爆)。


ということで、予想です。

相手筆頭は、これも1番リンカーンで、仕方ないところです。
横山典弘騎手との相性も申し分なく、今回もどんな作戦で来るか注目です。
負かしに行くか、着狙いで無難に乗るか・・・。
いやいや、勝負に出ると思いますよ。
ペース次第では、「逃げ」もあるかもしれません。マジで・・・。

6番コスモバルクは、シンガポールでのGⅠ制覇の凱旋レース。
帰国が遅れるアクシデントがありましたが、この距離ではレコードホルダーです。
昨年は凡走でしたが、今回は五十嵐騎手に戻っています。
2番手のレースが理想のようですが、どうでしょうか?
無理に抑えた2番手より、行く気に任せた先頭の方が、いいように思いますが・・・。

4番ダイワメジャーは距離が疑問ですが、近走は成績も安定し、侮れません。
ただテン乗りの四位騎手との相性がどうかです。

3番アイポッパーは、コース、距離ともに、ベストの条件なのではないでしょうか?
ここはチャンスです。
ただ、馬場があまり悪くなると、厳しいようですが・・・。
そういう意味では、5番ハットトリックは現状の馬場でも難しいのでは・・・。

ナリタセンチュリー、カンパニーあたりも気になるのだが、
重馬場になった場合、13番バランスオブゲームの大逃げが不気味。
2走前の中山記念でもそうだったが、逃げた時の方が粘り込みがある。
馬場を利して、大逃げでも打てれば、大波乱を呼ぶかもしれない。
ただ、そこまで極端な戦法が取れるかどうか・・・。


第47回 宝塚記念

◎ 8番ディープインパクト
▲ 1番リンカーン
☆ 6番コスモバルク
※ 4番ダイワメジャー
△ 3番アイポッパー
注13番バランスオブゲーム

例によって、対抗の○印は無しです(笑)。

対ディープインパクトということで、他馬の作戦も興味深いところだが、
なんといっても、ディープインパクトが、どのようなレースをするか、
どのようなパフォーマンス魅せてくれるか、

とにかく、とにかく無事に、レースを終えて欲しい。
なんとしても、ロンシャン競馬場へ行ってもらいたい!
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競馬の記憶 第34回 メジロライアン

2006-06-21 22:27:21 | 競馬(思い出)
19戦7勝、2着4回、3着3回。
ダービー2着、皐月賞、菊花賞ともに3着。
その年の有馬記念でも、オグリキャップの2着だった。
主戦の横山典弘騎手は、常々「ライアンが一番強い」と公言していた。

おそらく、彼にとって、それまでの騎手経験から、もっとも強い乗り味があったのだろう。
それでも勝てないのは、自分に非があるからだと言っていた。

そのライアンの最初で最後のGⅠ制覇は、1991年に京都競馬場で行われた宝塚記念です。

一番人気は、同世代の菊花賞馬で、この春の天皇賞を制したメジロマックイーンでした。ライアンは2番人気。

横山騎手は、先行策を取り、3コーナーでスパート。
4コーナーを先頭で回り、直線も迫るマックイーンを1馬身半退けたのです。

レースの必勝作戦の一つに、早め先頭で押し切る戦法がありますが、
失敗すれば、当然騎手は批判の矢面に立たされます。

馬の能力を信じ切って、スパートをかけた横山騎手の勇気に拍手を送ります。
でも、あの時、本当に一番強かったのは、メジロマックイーンの方だったと、後になって判りましたね・・・(笑)。

そして、まんまと先着を許してしまったマックイーンの鞍乗は武豊騎手でした。
油断してしまったのでしょうか・・・?

今年は、ディープインパクトと、リンカーン・・・。
さすがに、現時点でのチカラの差は歴然ですが、
その後のマックイーンの活躍を見れば、あの時と、さほど大きな違いが無いような構図になっています。

あれから15年。
お互いが、東西の第1級の騎手の腕前を競っています。

今回はどのようなレースを見せてくれるのか、楽しみです。
コスモバルクの五十嵐騎手にも頑張ってもらいたいですね♪
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マーメイド・ステークス

2006-06-17 15:33:26 | 競馬(レース予想)
マーメイドS

◎14番ヤマニンシュクル
○ 9番マイネサマンサ
▲11番レクレドール
△13番ソリッドプラチナム

>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着△13番ソリッドプラチナム
 2着  2番サンレイジャスパー
 3着  4番オリエントチャーム
 4着○ 9番マイネサマンサ
 5着  1番シールビーバック

 8着◎14番ヤマニンシュクル
12着▲11番レクレドール

※ステイゴールド産駒、重賞初制覇。
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オイラ的名曲案内 第6回 ツァラトゥストラはかく語りき

2006-06-16 17:30:00 | オイラ的名曲案内
映画「2001年宇宙の旅」の冒頭のシーンで使われた有名曲です。
さらに、エルビス・プレスリーのハワイ公演でも使用されました(笑)。

リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

映画では、原始時代の人類が道具として使っていた「手斧」(?)を空に放り上げた瞬間に、その「手斧」が「宇宙船」に変わるという、画期的な手法で、人類の進化を表現していましたが、そのシーンに、この曲の最初の部分が使われました。

だから、有名なのは、その最初の部分だけです(笑)。
全曲で35分超ほどの曲ですが、タイトルで示されているように、哲学者のニーチェの著作「Also sprach Zarathustra」から得た、インスピレーションにより作曲されたもので、著作の内容に直接関わるものではありません。

しかしながら、交響詩という形態をとっておりますので、曲はいくつかのエピソードに分かれており、その一つ一つは、作曲者のイメージされた物語風の音楽になっているので、理解できない事はありません。
というか、解かり易い曲だと思います。

結構、騒々しい部分もあり(笑)、とっつきにくい印象を持つかもしれませんが、聴くほどに味わい深い名曲であることに気が付くはずです。

お薦めは、カラヤン/ベルリンPO(83年)です。
オイラ的には、R・シュトラウスは、カラヤンに限ります♪

プレヴィン指揮のものも、評判は良いようです。(未聴)
こちらはウイーンPOの演奏です。ウイーンPO、いいですよね♪
この両者は、相性がとても良いと思いますよ。

それから、元祖(?)ベーム/ベルリンPO。
録音は古いのですが、映画で使われた音源です。
オイラも最初はこの演奏(LP盤)を聴きました。
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岩城宏之さん逝去

2006-06-13 16:47:46 | 音楽
現在まで、「オーケストラ・アンサンブル金沢」の音楽監督に現任し、本当に、最後の最後までタクトを振り続けた師の訃報は、実に悲しいものです。

札幌、北海道にとっては、札幌交響楽団の音楽監督として、我がオーケストラを日本屈指の楽団に鍛え上げてくれた恩師であり、退任後も桂冠指揮者として、度々定期公演に棒を振りに来ていました。
昨年6月の定期でストラビンスキーの「火の鳥」を指揮したのが、札響での最後の演奏になりました。(行っとけばよかった・・・)

オイラが小学生の頃、岩城さんは、「東芝日曜劇場」というドラマ番組に札響とともの出演していました。ドラマは、主役のフランキー堺さんが打楽器奏者として、演奏会に参加する、という話で、本番では、そのただ一度のシンバルを打つタイミングを失する、という内容でした。(曲はドヴォルザークの交響曲「新世界から」)
師にセリフがあったかどうかは、覚えて無いんです(笑)。
当時は、そういう部分に関心ありませんでしたからね・・・。

で、
忘れられない演奏会が一つ。
武満徹さんの新作の演奏がプログラムに載った定期公演です。
当初はオーケストラ版の予定だったのですが、スコアが間に合わず、オリジナルのピアノと打楽器のみのものになりましたが、岩城さんも奏者となって演奏されました(というふうに記憶しています)。
途中、観客席で赤ちゃんが泣き出して、岩城さんは、演奏を中断して、結構怒った口調で、その赤ちゃんとお母さんを退出させました。
今ならとても考えられない状況ですが、25年前の札響定期で実際に起こった話です(笑)。
演奏終了後、岩城さんによって、客席にいた当の武満さんが紹介されました。

当日のメインのプログラムは、ドヴォルザークの「新世界」でした。
オイラ的には、ケルテス(同曲の名盤を指揮)も色褪せる快演でありました。

後日、新聞に載った演奏会評は、武満氏のもので、「新世界」についても、新たな発見があったと、その演奏を称えておりました。

師のご冥福を心よりお祈りいたします
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競馬の記憶 第33回 サッカーボーイ

2006-06-12 22:01:53 | 競馬(思い出)
はい、世間はW杯一色!
ということで、今回はサッカーボーイです。ベタですいません(笑)。

サッカーボーイは11戦6勝、3着2回、4着2回。
唯一の凡走は、ダービーの15着です。
しかし、この時の惨敗の原因は、ケガの治療に使った「抗生物質」のようです。

サッカーボーイは、このダービーでは1番人気でした。
期待されていたんですね。
勝ったのは、3番人気、マルゼンスキー産駒のサクラチヨノオー。

しかし、この年の3歳の主役は、明らかにあの馬でした。

オグリキャップです。

サッカーボーイは、オグリキャップと同世代でした。
ダービー後も休養することなく、中京、函館と使い重賞2連勝。
菊花賞を気性的な距離適性で自重して、マイルチャンピオンシップに挑戦し、1番人気で、見事ホクトヘリオス以下を完封。

返す刀で、有馬記念でも、オグリキャップ、タマモクロスに次ぐ3着と、その実力を証明してみせました。

サッカーボーイは、勝ち鞍などから、短距離血統的な見方をされていますが、
あくまでも、激しい気性が長距離に不向きであると、判断されていたもので、
本来は、フランスの長距離血統であり、ナリタトップロードや、最近のアイポッパーの活躍は、至極当然の結果であると思います。

その強烈な末脚は、当時のファンに、夢を見させるには十分なパフォーマンスであったといえましょう!
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