ファントム・競馬チャンネル

さっぽろファントムの競馬予想
競馬歴30数年の経験を元に書いてます。
2歳戦予想しません。

本気で走らないブエナビスタ

2010-06-29 23:03:00 | 競馬(レース回顧・反省)
宝塚記念

結果

 1着 17番ナカヤマフェスタ
 2着◎ 8番ブエナビスタ
 3着○ 2番アーネストリー
 4着▲18番ドリームジャーニー
 5着  3番ネヴァブション
 6着 12番メイショウベルーガ
 7着  4番スマートギア
 8着△10番ジャガーメイル
 9着  5番ナムラクレセント
10着△13番フォゲッタブル
11着  1番イコピコ
12着  7番マイネルアンサー
13着  9番ロジユニヴァース
14着 11番トップカミング
15着 16番アクシオン
16着  6番セイウンワンダー 
17着 14番マキハタサイボーグ
取り消し15番コパノジングー


「重」から「稍重」に回復した馬場は、
勝ち時計2分13秒0で、上がりは、36秒5・・・。

前半の3Fが34秒8と、馬場状況にしては、かなり厳しい流れで、1000mが60秒ちょうど。
この流れの中、道中は真ん中(9~10番手)あたりを進んだ、ナカヤマフェスタが、スムーズに3~4コーナーを回って、先行するアーネストリー、ブエナビスタを、見事に差し切りました。
セントライト記念で勝った後、期待された菊花賞で12着、そのあとの中日新聞杯でも13着と惨敗でしたが、
敗因は、ただ一点、「長距離輸送」ということでしょう。
今回は、早めに栗東へ移動し、最終追い切りも栗東で行いました。
まぁ、そういう情報は、少なからず確認していたものの、その評価を正しく認識出来なかったということで、印を付けるには至りませんでした。

ただ、セントライト記念や、前走メトロポリタンSの勝ちっぷりと、その前の2走の負けっぷりを比較し、輸送によるダメージは、かなり大きなものであることを察しなければ、馬券には結びつかないのです。
個々の馬の特質も、馬券検討には欠かせないものです。
今回のようなケースでは、大きな印は打てないものの、やはり、それなりの警戒は必要なのですね。
ただ、この馬場状況と勝ちタイム・・・、勝利するには、「運」もあったと思います。
この4歳世代での実力は認めるものの、この先のレースでは、もう少し慎重に能力を評価すべきと思います。
騎手との相性も多少関係あるか?・・・。

それにしても、鞍乗の柴田善臣騎手のインタビューには、感服しました。競馬の奥深さを感じる、とても印象に残るものでした。

凱旋門賞に行くプランもありますが、どうでしょう?
勝ち負けはともかく、
世界レベルに挑むのは、良いことです。


そして、
ブエナビスタは2着・・・。

秋華賞(降着で3着)、有馬記念、シーマクラシックに続く2着ですが、その内容は、四者四様・・・。
追い込んで届かずもあれば、先行してゴール前に交わされるもの・・・しかし、いずれも2着です。
秋華賞、シーマクラシック、あるいは、3着だったエリザベス女王杯も、ゴール直前での勢いは、抜群のものがありました。
つまり、前に交わすべき馬がいる時は、凄い能力を発揮するのですが、交わしたあと、あるいは、先頭に立ってしまった場合、本気で走らなくなってしまうんですね。
無論、交わした馬には、再度抜かされないような走りなのですが、それ以上の力を出さないんです。
ブエナビスタを勝たせるためには、ブエナビスタが、いない場合の勝ち馬をマークして、後ろから追い駆けることなのです。
「タラレバ」になりますが、今回も、ナカヤマフェスタをマークしていれば・・・あるいは、アーネストリーの外から進んでいれば、勝っていたか、あるいは、かなり際どい勝負だったと思いますが、そこまでの読みは、不可能です。

つまり、ブエナビスタは、一騎打ちになれば負けないのですが、それ以外では、取りこぼすことが少なくないということです。
京都記念のように、相手の馬の勢い(追い込み)が鋭くなければ、対応して、踏ん張れますが、
有馬記念のように、鋭く追い込まれると、対応出来ない。
でも、
大きく差をつけられないように、差し返しています。

まぁ、絶対的な能力の差こそあれ、このような性格の馬は、少なくないであろうし、今後も、そういう彼女を予想しなくてはならないようです。
困りましたね・・・(笑)。

絶対的な能力の高い馬は、今までに数え切れないほどいただろうし、でも、個々の性格ゆえ、勝てない馬もたくさんいたことでしょう。
ブエナビスタも、そういう馬の1頭ですね。

なので、松田博資調教師の言うように、調教が「今まで通り、いつもと同じ」であれば、これまで同様、馬券に絡む可能性は、非常に高いと思います。


3着アーネストリー。

2番手と、先行して粘りました。
順調に、力をつけているという感じですね。
特に、言うべきことは無いです。能力は高い馬です。
今後も有力馬の一頭として、見ていくべきでしょう。


4着ドリームジャーニー。

予想通り・・・ですね。
中団よりもちょっと後ろに位置して、3~4コーナーから一気に仕掛けましたが、馬場が悪い分、伸び切れませんでした。
まぁ、仕方が無いでしょう。
でも、重馬場でも、十分警戒する必要がある馬です。


5着ネヴァブション。

思ったより、頑張りました。
でも、GⅠでは、ちょっと足りないです。


ジャガーメイルは8着でした。
ん~、どうなんでしょう?
調教も悪くは無かったのですが、やはり、天皇賞の見えない疲れがあったのかな?
コース適性って事もありますね。
秋に期待しましょう、こんな馬ではないはずです。


フォゲッタブル10着。
ん~、難しい馬なんでしょうね。
この馬も、能力はあるのに・・・、というタイプかも?

あと、
ロジユニヴァース13着は、こんなもんでしょう。
休み明けってこともありますが、皐月賞で大敗しているように、そんなに強い馬ではありません。
不良馬場のダービーで、たまたま勝っただけで、その後の活躍を期待出来るダービー馬ではないと思います。
第2の「オペックホース」にならないことを祈ります。

セイウンワンダーは、ちょっとレース間隔が無かったですね。でも、こんなに大負けするとは思いませんでした。


これ以降、ブエナビスタを応援する方は、
ゴール前で、一騎打ちになるような展開になることを祈りましょう(笑)。
そうなれば、彼女は、必ず期待に応えてくれます。
でも、馬券は冷静に・・・(爆)。
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宝塚記念

2010-06-26 17:38:02 | 競馬(レース予想)
第51回 宝塚記念
(GⅠ、3歳上、芝2200m)


調教評価

「B」・・・・アーネストリー

「C+」・・スマートギア、ジャガーメイル、
     メイショウベルーガ、ドリームジャーニー

「C´」・・ネヴァブション、ナカヤマフェスタ

「C」・・・・セイウンワンダー、マイネルアンサー、
     ロジユニヴァース、トップカミング、
     フォゲッタブル、アクシオン

「C-」・・イコピコ、ナムラクレセント、ブエナビスタ、


「D」・・・・マキハタサイボーグ


さて、
いよいよ、春競馬の総決算ですが、
馬場状況は、非常に良くないですね。
前日は、終日の雨で、「重」から「不良」へ。
当日の予報も芳しくなく、「不良」の公算大です。

上位人気馬以外で、特に重巧者といえる馬は、見当たりませんが、どの程度影響があるかは、走って見ないと解りませんね・・・。

展開は、どうでしょう?
これといった逃げ馬はいません。
まぁ、アーネストリーかロジユニヴァースのどちらかが、ペースを作ることになるでしょうが、ネヴァブション、ナムラクレセントあたりが、鼻に立つ可能性もありますね。

注目のブエナビスタも、この馬場ですから、当然先行するはずですし、ひょっとすると、鼻を切る可能性もあるでしょう。

とにかく、追い込み馬はかなり不利で、3~4コーナーで、4~5番手にいなければ、まず勝ち目は無いのではないでしょうか?



◎ 8番ブエナビスタ
○ 2番アーネストリー
▲18番ドリームジャーニー
△10番ジャガーメイル
△13番フォゲッタブル


本命は、ブエナビスタです。
調教は、イマイチという風に見えましたが、類まれな勝負根性で、克服出来るでしょう。
直線、先に抜け出したアーネストリーを捉えられるかどうかです。
ただ、
馬場適性は全く未知数ですので、思わぬ大敗もあるか?

対抗は、2番アーネストリー。
昨年、いよいよ本格化という感じで成長して来ましたが、今年になって、爪の不調で、一頓挫しました。
しかし、復帰戦も完勝し、いよいよGⅠという段階です。
馬場は未知数ですが、調教も良く、ここは勝機です。
直線、早め先頭で、
ブエナビスタ以下の追撃を振り切れるかどうか・・・・。

3番手は、18番ドリームジャーニー。
追い込み脚質ですが、ピッチ走法で、重馬場もこなせるはずです。中団につけることも出来、3~4コーナーから早めに仕掛ければ、十分好勝負に持ち込めるはずです。

あとは、
上位人気馬で、ただ一頭、十分な重馬場実績のある10番ジャガーメイル。
ある程度、先行出来るので、勝ち負けまで有ると思います。

もう1頭、
良馬場ならスマートギアを狙いたかったのですが、
重~不良馬場であれば、ネヴァブションヤ、ロジユニヴァース、フォゲッタブル、アクシオンあたりが気になります。
不良のダービーを勝ったロジユニヴァースには、絶好の舞台となりそうですが、どうでしょう?
ただオイラは、この馬を信用していません。
同じ4歳なら、13番フォゲッタブルを推します。


ということで、
馬場が悪いので、アクシデントが無いよう、祈ります。

ワイドBOXです。


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着 17番ナカヤマフェスタ
 2着◎ 8番ブエナビスタ
 3着○ 2番アーネストリー
 4着▲18番ドリームジャーニー
 5着  3番ネヴァブション
 6着 12番メイショウベルーガ
 7着  4番スマートギア
 8着△10番ジャガーメイル
 9着  5番ナムラクレセント
10着△13番フォゲッタブル
11着  1番イコピコ
12着  7番マイネルアンサー
13着  9番ロジユニヴァース
14着 11番トップカミング
15着 16番アクシオン
16着  6番セイウンワンダー 
17着 14番マキハタサイボーグ
取り消し15番コパノジングー


あ~、馬場状態はともかく、読みは完璧でしたが、
まさか、さらに外から、別の馬が来るなんて・・・(爆)。

それにしても、ナカヤマフェスタ、見事でした。
善臣騎手の、なんと冷静な勝利インタビュー・・・(笑)。
ある意味、プロフェッショナルですね。

予想の初期段階では、一応、ネヴァブション、スマートギアと並んで、△印(勝ちは微妙だけど・・・って感じ)を付けてはいたんですが、あくまでも、「不良」馬場で考えたものですから・・・、
って、良馬場でも、印は、スマートギアでしたね・・・(爆)。

それにしても、ブエナビスタは勝てませんねぇ・・・。
まぁ、今回は、
調教が良くなかったので、これが精一杯でしたか?
というか、この馬の特性が、こういう結果をもたらしているように思います。

それらを含めて、
回顧、反省は、また後日・・・。
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マーメイドS

2010-06-19 19:31:37 | 競馬(レース予想)
第15回 マーメイドステークス
(GⅢ、3歳上、ハンデ、2000m)


◎14番ニシノブルームーン
○16番ヒカルアマランサス
▲ 2番レジネッタ
△ 3番テイエムオーロラ
△ 8番ブラボーデイジー


14番ニシノブルームーンの55kgは魅力です。

差なく、16番ヒカルアマランサス、2番レジネッタ。

勢いのある3番テイエムオーロラと、先行してしぶとい8番ブラボーデイジーを抑えましょう。

実力馬リトルアマポーラも、牝馬同志なら無様な競馬はしないはずですが、57kgはいかにも厳しいと判断しました。

ワイドBOXです。

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結果

 1着  9番ブライティアパルス
 2着 13番セラフィックロンプ
 3着△ 3番テイエムオーロラ
 4着◎14番ニシノブルームーン
 5着○16番ヒカルアマランサス
 6着 12番ムードインディゴ

13着△ 8番ブラボーデイジー
15着▲ 2番レジネッタ

何故こんな結果に?・・・(爆)。

1~3着馬は、すべて53kg。
やはり、このレースは、
軽めの馬に有利なのでしょうか?

2着セラフィックロンプは、逃げて持ち味が活きました。
でも印はつけられませんよね。。。
この時期の牝馬は、ホント解りません・・・。お手上げ。

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CBC賞/エプソムC

2010-06-12 23:17:52 | 競馬(レース予想)
第46回 CBC賞
(GⅢ、3歳上、ハンデ、芝1200m)

◎ 9番シンボリグラン
○18番カノヤザクラ
▲ 7番ベストロケーション
△ 2番サンダルフォン
△12番アポロフェニックス

シンボリグランに期待します。
近走は、着順ほど負けていないので、今度こそ!
でも8歳なんだよなぁ~・・・。

対抗は、カノヤザクラ。
実質トップハンデで、大外枠・・・、割り引いても、断然の実績がありますので、休み明け3戦目、見苦しい結果にはならないでしょう。

3番手にベストロケーションです。

3走前京都牝馬Sで好走したため、変なローテーションになってしまいましたが、本来は、1200mでこその馬・・・?
53kgなら、勝ち切るまであるかも!

あとは、
復調したサンダルフォンと、
アポロフェニックスも1200mなら・・・。

ワイドBOXです。


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着  6番ヘッドライナー
 2着 15番ダッシャーゴーゴー
 3着  8番ワンカラット
 4着 16番メリッサ
 5着 13番エーシンビーセルズ
 6着◎ 9番シンボリグラン
 7着△12番アポロフェニックス

10着○18番カノヤザクラ
13着△ 2番サンダルフォン
14着▲ 7番ベストロケーション


稍重発表でしたが、実際は、もう少し悪かったようです。
勝ったヘッドライナーですが、
確かに、高松宮記念から好調を保っていたようで、上手い具合に平均ペースに持ち込みましたね。
警戒すべきでした・・・、反省します。

2着ダッシャーゴーゴーは、52kgということで、ちょっと気にはしていたんですが、手を出しあぐねました。
唯一の3歳馬ということで、侮ってましたねぇ・・・。

3着ワンカラット。
こちらも、気にはしていたんですが、どちらかというと、マイルの方に適性があると考えました。
結果的に、馬場が渋って、この馬にとっては、良かったのでしょう。
ただやはり、1200m向きではないと思います。

いや~、それにしても、
オイラの印の馬が、ただの1頭も掲示板に載らず・・・。
久し振りの「大惨敗」でした。

みんな、雨が嫌いなのかな?(爆)。


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第27回 エプソムカップ
(GⅢ、3歳上、芝1800m)

◎15番ゴールデンダリア
○ 2番セイウンワンダー
▲ 5番タケミカヅチ
△ 8番シルポート
△12番トウショウウェイヴ


完全復調のゴールデンダリアに期待します。
速い決着に向いており、今の東京コースはうってつけ。

対抗は、セイウンワンダー。
休み明けの前走は、十分良い内容でしたので、上積みを考えれば、本命でも良いのですが、高速決着に一抹の不安があります。

3番手にタケミカヅチ。
休み明け3戦目で、ほぼ仕上がってるはず。
主戦の柴田善臣騎手が、ゴールデンダリアに乗るので、乗り代わりは仕方が無いところですが、まぁ問題ないでしょう。

あとは、
好調なシルポートの逃げ残りと、
コース相性の良いトウショウウェイヴを抑えます。

横山典騎手のサンライズマックスも気になりますが・・・。


ワイドBOX・・・・。


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着○ 2番セイウンワンダー
 2着△ 8番シルポート
 3着  4番キャプテンベガ
 4着  3番セイクリッドバレー
 5着◎15番ゴールデンダリア

 8着△12番トウショウウェイヴ
16着▲ 5番タケミカヅチ


こちらは、なんとか・・・。
セイウンワンダー、ちょっと物足りないですが、ここでは格上でしたね。勝てて良かったと思います。
GⅠレベルでどうかとも思いますが、重賞の3つ4つは勝てる馬です。

シルポートも良いペースで逃げましたね。
ただ重賞を勝つには、もっとスピードが無いと厳しいかな?と思います。

そして、3着キャプテンベガですね。
後藤騎手が上手く乗りました。
まぐれでいいので、重賞獲ってもらいたいんですが・・・。

ゴールデンダリアは今回不発でした。

トウショウウェイヴは、今回中舘騎手で、先行しましたが、直線が長いコースでは、追い込みの方があっているのでは?

そして、ガッカリしたのが、タケミカヅチ16着・・・。
ん~・・・、ちょっと負けすぎです。・・・何かあったかな?


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ショウワモダンは速かった!

2010-06-09 21:16:36 | 競馬(レース回顧・反省)
安田記念

結果

 1着◎17番ショウワモダン
 2着  9番スーパーホーネット
 3着  2番スマイルジャック
 4着▲15番トライアンフマーチ
 5着  5番サイトウィナー
 6着○ 6番ファリダット
 7着  8番キャプテントゥーレ

14着△ 1番リーチザクラウン
18着△13番マイネルファルケ


いや~、来ましたねぇ!
やってくれました、ショウワモダン!!

本命馬が勝つと、ゴール前は興奮しますね(爆)。
それにしても、
勝ちタイムは、1分31秒7・・・。
この春は、超高速馬場になっているようですが、それをショウワモダンが記録するのですから、驚きです。

やっぱり、馬は、走ってみないと解りません。
今回、ショウワモダンは、前走で、1800mを1分45秒7で走っていました。この時の上がりは、34秒5で全体の2位です。
重要なのは、この先です。
そのタイムを、59kgを背負って出したと言うところに、この馬の成長が見られると思うのです。
しかも、2着馬に0秒3差つけています。

2走前のダービー卿CTでは、上がり33秒7(2位)で勝利していましたので、今回のレースでは、かなりの勢いが感じられました。
この「勢い」と言うのも予想の上では大切な要素ですよ。

大方の予想では、スピード馬場に対応出来ないということで、8番人気と言う低評価でしたが、東京コース1800mで1分45秒台で走破出来れば、問題なしです。
しかも59kgでしたから、能力的には、相当なものであると考えました。
まさに「GⅠ級」ということです。

道中は11番手、前走と同じような位置取りで、馬群の外側をスムーズに回って来ました。
後藤騎手も追い出しをギリギリまで我慢したと言うコメントを出しましたが、好騎乗でしたね。
とは言え、
今回は、エーシンフォワードの思い切った逃げがもたらしたハイペースもあって、各馬の位置取りが、微妙に結果に結びついていると思います。
先行した馬には、あまりにも過酷な流れであったと言えるでしょう。

さて、この後ですが、
2000mはギリギリ大丈夫だと思いますので、秋の天皇賞、マイルCSを目指すことになるでしょう。
毎日王冠での結果次第で(使うかどうかは別ですが)、主役級になるかも?
注目しましょう。

で、
ココまでは大喜びでしたが、
なんと2~3着は、無印と言う体たらく・・・(爆沈)。
馬券的には、残念でした。

2着のスーパーホーネットですが、
今回は、まだまだ復調途上と見ていましたが、このパフォーマンスには、恐れ入りました。
現状では、まだ完調手前と思える状態で、この結果・・・、秋も当然、侮れないですね。

3着スマイルジャックも、印をつけるには、やや力不足感がありましたが、いやいや、見事にやられました。
高速決着に、十分対応出来るだろうという時計がありましたが、まぁ、オイラの認識不足ですね。
結果を見れば、「あ~なるほど」と合点はいくのですが、予想上は、どうしても勝ち負けという部分にこだわってしまいますからね。
実際、今回は、インコースをうまく立ち回ってのもので、三浦騎手の好騎乗によるものです。
オイラ的には、この先も、脇役的な認識です。

4着のトライアンフマーチですが、
道中は、このハイペース(前半800mが44秒9)の5番手・・・。本来なら、絶好の位置取りなのですが、エーシンフォワードが飛ばしすぎました。
それでも、4着に残っているのですから、相当なものです。
これからもまだまだチャンスのある馬です。

サイトウィナーが、外国馬最先着の5着。
ここまでの高速決着では、厳しいですね。

期待したファリダットは、やはり届かずの6着。
まぁ、仕方がありません。
上がり1位の34秒0でしたが、この流れでは、自身も限界であろうと思われるタイムですから、スピード決着では難しい馬なのでしょう。
ひょっとすると、マイルは長いのかもしれません。

逃げ馬2頭にも印を打ちましたが、
リーチザクラウンは、3番手に控える競馬となって惨敗。
だから、逃げなきゃダメなんだってば・・・、と思っていたところ、故障が判明しました。
いずれにしても、この馬に期待するのは、逃げて、自分のペースを作り出すことです。
であれば、いつか勝機も訪れると思うのですが・・・。

マイネルファルケは、もっとゆったりと行かないと、ってところですね。
高速決着では難しいです。

最後に、3番人気のキャプテントゥーレですが、
この馬も、高速決着では厳しい感じで、平均ペースでの粘りが身上であると考えます。
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安田記念/ユニコーンS

2010-06-05 21:29:36 | 競馬(レース予想)
第60回 安田記念 (GⅠ、3歳上、芝1600m)

調教評価

「C+」・・ファリダット、サンカルロ、
     エーシンフォワード

「C´」・・グロリアスノア、マイネルファルケ、
     マルカフェニックス、ショウワモダン

「C」・・・・リーチザクラウン、スマイルジャック、
     アブソリュート、キャプテントゥーレ、
     マルカシェンク、トライアンフマーチ

「C-」・・スーパーホーネット、ライブコンサート

評価外・・・・フェローシップ、サイトウィナー、
     ビューティーフラッシュ


◎17番ショウワモダン
○ 6番ファリダット
▲15番トライアンフマーチ
△ 1番リーチザクラウン
△13番マイネルファルケ


高速馬場になっていますが、レコード決着になるかどうかは、引っ張る馬次第です。
しかし、走りやすい馬場であることから、かなり速いタイムの決着でしょう。

本命は17番ショウワモダン。
前走OPを59kgで完勝、ほぼ仕上がりに関しては申し分ないでしょう。
上がりタイムも、33秒0ぐらいなら出せるでしょう。
とにかく、連勝中の勢いを買います。
重馬場用という概念は捨てるべきです。

対抗は、6番ファリダット。
流れ自体は、そこそこ速くなるはずなので、これまで通り、直線勝負で、届かないなら仕方が無いという感じでしょうか?
道中は、インコースでじっと我慢して、直線では、思いっきり大外を回した方が、スムーズに走れるのでは?

3番手に15番トライアンフマーチ。
流れ自体は、この馬には向くと思われます。
位置取りはどこでも、とにかくスムーズに回ることを心掛けたいところでしょう。
ひょっとすると、31秒台の末脚が出るかも?
そういう可能性のある馬だと思います。

あとは、逃げ先行の2頭・・・。
1番リーチザクラウンと13番マイネルファルケの粘り。

外国馬は判りません(爆)。

キャプテントゥーレは、横山典騎手なので、十分な警戒は必要でしょうが、昨年の天皇賞がイマイチで、コース相性の点で、オイラは無印にしました。

ワイドBOXです。


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着◎17番ショウワモダン
 2着  9番スーパーホーネット
 3着  2番スマイルジャック
 4着▲15番トライアンフマーチ
 5着  5番サイトウィナー
 6着○ 6番ファリダット
 7着  8番キャプテントゥーレ

14着△ 1番リーチザクラウン
18着△13番マイネルファルケ

来ました!
オイラの本命、8番人気のショウワモダン!
やはり、勢いは重要な要素です。

それにしても、
思いがけず、エーシンフォワードのハイペースの逃げ。
勝ちタイムが1分31秒台では、先行馬は厳しかった。

ショウワモダンの上がりも、34秒6(4位)と、ギリギリ踏ん張った印象ですが、6着ファリダットの上がりが34秒0(1位)ということで、流れ自体も、非常にタフなものでした。

そして、
2着スーパーホーネットには、恐れ入りましたよ。
速い流れに向くんですね。
まだ完調ではない感じでしたので、秋が楽しみです。

ってことで、

自慢・・・、いやいや、
回顧反省は、例によって、また後日・・・。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

第15回ユニコーンステークス
(GⅢ、3歳、ダート1600m)

◎13番バーディバーディ
○ 1番バトードール
▲16番タイムカード
△ 5番コスモセンサー
△ 6番ハニーメロンチャン


4勝馬、3勝馬を上位としました。

本命は、13番バーディバーディ。
まぁ、実績的に、しょうがないでしょう。
芝はダメですが、ダートなら問題無しです。

対抗に、1番バトードール。
3戦目でポカがあり、内枠を割引材料と見ました。

3番手は、16番タイムカード。
まぁ、そういう順番になりますよね?(笑)。

あとは・・・、
5番コスモセンサーは、芝のGⅢを勝っていますが、ダートは未知数。まぁ、ハイペースにならなければ、そこそこ粘れるんじゃないかな?という感じですが・・・いかがでしょう。

もう1頭、
6番ハニーメロンチャン
芝は、サッパリですが、ダートでは、まだ底を見せていないということで、期待します。

ワイドBOXです。


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着◎13番バーディバーディ
 2着○ 1番バトードール
 3着 15番サンライズクォリア
 4着 12番スターボード
 5着  8番ドロ

 9着▲16番タイムカード
13着△ 6番ハニーメロンチャン
中止 △ 5番コスモセンサー

上位2頭は順当ですね。

それにしても、コスモセンサー、速いね!(笑)。
騎手が乗ってりゃ、馬券も的中だったのに・・・(爆)。

コメント (4)
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切れ味抜群だったエイシンフラッシュ

2010-06-03 02:47:58 | 競馬(レース回顧・反省)
東京優駿

結果

 1着△ 1番エイシンフラッシュ
 2着  8番ローズキングダム
 3着◎ 7番ヴィクトワールピサ
 4着 13番ゲシュタルト
 5着△ 3番ルーラーシップ
 6着○ 9番ペルーサ
 7着 17番トゥザグローリー
 8着  4番サンディエゴシチー
 9着△12番ヒルノダムール
10着  5番コスモファントム
11着  2番レーヴドリアン
12着 14番リルダヴァル
13着▲ 6番アリゼオ
14着 15番メイショウウズシオ
15着 10番トーセンアレス
16着 11番ハンソデバンド
17着 16番シャイン


レースの上がり3Fが33秒4・・・、
これを見れば、普通に良い馬場状態であったと思われます。

しかし勝ちタイムは、2分26秒9・・・遅いです。

流れは、前中後の4Fで見れば、
48.8 - 52.3 - 45.8 という感じ。

前半は、まずまずの流れでしたが、中盤で、思いっきりペースダウン・・・、で、直線で、余力全開の末脚勝負という展開になりましたね。
総合力ではなく、最後の瞬発力での決着です。

勝ったエイシンフラッシュは、前走皐月賞で差の無い3着。
しかも休み明けだったと言うことで、今回、さらに上積みが考えられ、オイラも警戒していましたが、これまでは、末脚が切れる印象は無く、好勝負になるなら、先行抜け出しで粘る競馬だと思っていました。
しかし今回は、上がり1位の32秒7という他馬を圧倒する爆発力を見せての快勝でした。

道中は、中団(9番手)の位置取りでしたが、
この馬にとって、今回の中盤でのペースダウンは、余力を十分に残すことになり、結果として、末脚が一番切れたということです。

もっとも、馬のリズムを、このペースに合わせられるということも、能力の一つで、
まぁ、今後、これほどペースダウンするようなレースがあるかどうか判りませんが、このタイプの馬なら、スローペースになりがちな長距離戦にも向いているでしょう。
菊花賞では、やはり警戒すべきでしょうね。

ただし、ある程度の流れでも、十分に結果を残していますので、もし惨敗するなら、ハイペースになるレースだと考えられます。
強力な先行馬がいるレースでは、割り引いた方が良いかも?
もし、それすらもこなすようなら、歴史的名馬ということも十分考えられます。

ダービーが、こういう特殊な流れのレースになったのは残念ですが、鞍乗の内田博幸騎手は、本当に好騎乗で、地方競馬から移籍して来た目的の一つが達成出来たことには、心より、拍手を送りたいと思います。・・・おめでとうございます。


2着ローズキングダム。
2歳チャンピオンで、皐月賞でも4着ながら、タイム差は、エイシンフラッシュと同じ、0秒2でしたから、無印にするような馬でもありませんでした。申し訳ない。。。
ただ、マイラーっぽい印象がありましたので、無警戒でした。
このスローペースでも辛抱出来たのですから、たいしたものです。
上がり2位の32秒9なら、勝ち馬と遜色なく、大魚を逃したという感じですが、まぁ、勝った馬を誉めるしかないでしょう。
この馬自身、不利も無く、後藤騎手も好騎乗でした。
気性さえ、問題が無ければ、3冠目にも期待出来ます。
まぁ、そればかりは、レースに行ってみないと解らない部分もありますからね・・・。


3着ヴィクトワールピサ。
ん~、
悪くなかったのですが、勝ち馬の決め脚にやられました。
道中の位置取りも、7番手でしたが、結果的には、もう少し前でも良かったのでしょうか・・・。
上がりは4位の33秒1・・・、これまでの上がりタイムを見ると、このあたりが限界値でしょうか?
もう少し馬場が渋っていると思い、本命を打ちましたが、まぁ、仕方がありませんね。
岩田騎手のせいではありません(笑)。
能力は、十分に発揮出来たと思いますが、如何せん、流れが遅すぎました。


4着ゲシュタルト。
思いの外、頑張りました。
道中は6番手ぐらいでしょうか?
先行して、上がりは8位の33秒4・・・、この流れの中では、100%の能力を出し切ったと思われます。


5着ルーラーシップ。
ん~、この馬だけは、最後まだ、脚を余していたように見えましたが、パトロール映像を見ると、外によれているようにも見えましたから、判断が難しいです。
直線で、前に出るスペースが狭かったのか、それでもゴール前では、差を詰めて来ていました。
道中5~6番手で、上がりは、5位タイの33秒3・・・。
前走で、そこそこ速いタイムを出しているだけに、期待しましたが、器用さが無い分、内枠が、アダになっている可能性もあります。
瞬発力は、これが限界?、というタイプではないです。
一瞬の切れ味はありませんが、じわじわ伸びるタイプで、今回も、もう少しスムーズなら、上がりは、33秒を切れたかもしれません。
2~3番手で先行して、押し切るようなレースが向いているように思います。
今後も期待出来るでしょう。


6着ペルーサ。
道中は、中団よりやや後方の11番手から、上がり33秒3は、ルーラーシップと同じ5位タイです。
上がりのタイムは、これが限界値なのでしょう。
これ以上速くは上がれない感じですが、ある程度の流れなら、同様のタイムを常に出せる印象があります。
今回は、完全に、スローペースに泣かされたクチですね。


7着トゥザグローリーも同様・・・。
4番手と先行して、上がりは11位ですが33秒7・・・。
直線だけの「ヨーイドン」には向いていないです。
まだ4戦目、これからの馬でしょう。


8着のサンディエゴシチーは、
このレースの特徴を現すような馬でした。
道中は後方13番手前後で、上がり3位の33秒0・・・。
この馬が、上がり33秒0を出したってことが、このレースの流れの特殊性を物語っていると思います。
この馬は、通常の平均ペースでは、上がり35秒を切るか切らないかぐらいですが、超スローの流れなら、これだけの末脚を出せるって事です。
いわゆる、後方一気が得意なパターンの馬ですね。
展開の助けがないと、ダメなタイプです。
さすがにGⅠレースでは厳しいでしょう。


9着ヒルノダムール。
上がりは5位タイの33秒3・・・、でもこの着順です。
若駒Sを33秒1で上がっていますが、ペースに関係なく、これが限界値でしょうか?
ある程度、他馬がスタミナを消耗するようなレースが得意な感じですね。思ったよりも、強くない印象です。


オイラが印をつけた中で一番成績が悪かったのが、
13着のアリゼオ・・・。
このペースなら十分勝ち負け出来そうなんですが、
上がりが15位タイの34秒7・・・。
ん~どうなんでしょう?・・・騎手との相性?・・・馬郡に飲まれるのが早過ぎて、闘争心が萎えた感じでしょうか?
いずれにしても、「ヨーイドン」になるとダメですね。


さて、ここからは「たられば」話です(笑)。
ダノンシャンティが無事に出走していた場合、
このペースなら、間違いなく33秒を切るか切らないかぐらいの末脚で追い込んで来たでしょう。
しかし、道中、15~6番手の位置取りなら、まったく届かないという感じですね。
もちろん、31秒台の脚があるというなら話は別ですが、HNKマイルCや、他のレースの時計から見ると、ペースが遅いからといって、鬼脚を繰り出すようなタイプでは無いように思います。
おそらく、どんなペースになっても、コンスタントに33秒台を出してくるタイプ・・・、上がりの限界値がこのあたりに有るように思います。
速い決着になればなるほど、真価を発揮するタイプ?

マイルでのタイムですが、この馬が速い時計を持っているので、この世代では、現在のところ、一番強い馬なのではないでしょうかね?
ただ距離がね、走って見ないと解りません。

この世代の、真の優劣は、秋まで持ち越しです。
とにかく、もっと速い流れに対応出来る馬がいるのかどうか、持ち時計が遅いというだけでは判断出来ません。速い流れを克服して、速いタイムで勝たないと、世界には通用しませんからね。
そういう馬が、この世代に、他にいるのかどうか・・・、そうじゃないと、古馬には太刀打ちできないでしょうから・・・。

コメント
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