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岩城宏之さん逝去

2006-06-13 16:47:46 | 音楽
現在まで、「オーケストラ・アンサンブル金沢」の音楽監督に現任し、本当に、最後の最後までタクトを振り続けた師の訃報は、実に悲しいものです。

札幌、北海道にとっては、札幌交響楽団の音楽監督として、我がオーケストラを日本屈指の楽団に鍛え上げてくれた恩師であり、退任後も桂冠指揮者として、度々定期公演に棒を振りに来ていました。
昨年6月の定期でストラビンスキーの「火の鳥」を指揮したのが、札響での最後の演奏になりました。(行っとけばよかった・・・)

オイラが小学生の頃、岩城さんは、「東芝日曜劇場」というドラマ番組に札響とともの出演していました。ドラマは、主役のフランキー堺さんが打楽器奏者として、演奏会に参加する、という話で、本番では、そのただ一度のシンバルを打つタイミングを失する、という内容でした。(曲はドヴォルザークの交響曲「新世界から」)
師にセリフがあったかどうかは、覚えて無いんです(笑)。
当時は、そういう部分に関心ありませんでしたからね・・・。

で、
忘れられない演奏会が一つ。
武満徹さんの新作の演奏がプログラムに載った定期公演です。
当初はオーケストラ版の予定だったのですが、スコアが間に合わず、オリジナルのピアノと打楽器のみのものになりましたが、岩城さんも奏者となって演奏されました(というふうに記憶しています)。
途中、観客席で赤ちゃんが泣き出して、岩城さんは、演奏を中断して、結構怒った口調で、その赤ちゃんとお母さんを退出させました。
今ならとても考えられない状況ですが、25年前の札響定期で実際に起こった話です(笑)。
演奏終了後、岩城さんによって、客席にいた当の武満さんが紹介されました。

当日のメインのプログラムは、ドヴォルザークの「新世界」でした。
オイラ的には、ケルテス(同曲の名盤を指揮)も色褪せる快演でありました。

後日、新聞に載った演奏会評は、武満氏のもので、「新世界」についても、新たな発見があったと、その演奏を称えておりました。

師のご冥福を心よりお祈りいたします
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岩城宏之さん、凄い!

2006-01-06 23:55:24 | 音楽
去年に続いて2回目。
今年(?)も、やってくれましたね。
今日の「報道ステーション」で、岩城さんの、ベートーベンの交響曲、9曲連続演奏会の様子をレポートしていた。
一晩で一気に聴くほうも大変だが、演奏する方はもっと大変だ!

札幌でもやってくれないかなぁ・・・。
絶対、聴きに行きたいなぁ・・・。

岩城さんは、札幌交響楽団の桂冠指揮者だから、可能性はあるかも・・・、なんて。

でも、あんな身体で、良く頑張っているなぁ、と思う。
やっぱり、ベートーベンが偉大だから、頑張れるんだろう・・・。

それにしても、あの身体で、過酷過ぎると思うんだけど・・・。

ひょっとしたら、岩城さんは、自分の死に場所を決めたのかもしれない。

本当に、演奏が終わった直後に倒れたら、聴衆は どう反応するんだろう。
ステージの袖から、担架が運ばれて、それに乗っかって、退場する岩城さんを、
みんなは、どう、見つめるんだろう。

それが岩城さんの本望なら、オイラは力の限り、拍手を送り続けたいと思う。

しかし、それは、まだまだ先の話だ。
オイラの目には、去年よりもずっと元気な岩城さんが映っていたのだから。
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