ファントム・競馬チャンネル

さっぽろファントムの競馬予想
競馬歴30数年の経験を元に書いてます。
2歳戦予想しません。

競馬の記憶 第49回 テンポイント(その4)

2006-10-31 23:54:29 | 競馬(思い出)
続き・・・

テンポイントの現役時代は、天皇賞に一度勝つと、もう、出走が出来なかった。
そう、春も秋も、3200mで争われていたのです。

もちろん、ジャパンカップは、まだありませんでした。
古馬は、天皇賞に勝ってしまうと、有馬記念か宝塚記念ぐらいしか、走らせるレースがなくなってしまうのです。

重賞競走は、ほとんどが賞金別定で、
たとえば、テンポイントが、宝塚記念のあと、秋の復帰戦に選んだ京都大賞典は、斤量が63kgです。
強くなった馬は、引退するか、海外のレースに行くしかないのです。

テンポイントも海外遠征に行く計画が持ち上がりました。
もちろん、有馬記念で、トウショウボーイに勝ったら・・・の話でした。

トウショウボーイと戦うまでは、負けるわけには行かないテンポイントは、
京都大賞典と、続くオープン競走(オープン馬の平場戦)を60kgで連勝。
ともに「逃げ切り」で、そのスピードにも磨きがかかってきました。

かたや、トウショウボーイは、1600mのオープン戦をひと叩き(レコードタイムの圧勝)して、天皇賞へ駒を進めましたが、やはり距離が長かったのと、やや重の馬場が災いして、7着と惨敗してしまいました。

そうして迎えた有馬記念は、日本競馬史上最高の「名勝負」と言われるレースになったのです。

レースのペース自体は、けっして速いものではありませんでしたが、
当初、トウショウボーイが先行しますが、テンポイントも負けじと鼻を奪ったり、まさに2頭のマッチレースの様相でした。
最初から最後まで、この2頭がレースを引っ張り、そして、この2頭が最初にゴールしたのです。

勝ったのはテンポイントです。
直線入り口で先頭に立つと、ほぼ、そのままの差(着差3/4馬身)を保ってゴールしました。
今までの経験から、直線での能力が互角であると判断し、先に先頭に立てば押し切れるという作戦でした。
その通りになりました。

勝ちタイムは凡庸なものでしたが、こんなレースは、おそらく2度と見ることは出来ないでしょう。
まさしく「一騎討ち」。
日本の競馬史に永遠に語り継がれるであろう、名勝負です。

ちなみに、3着だったグリーングラスも、翌々年の有馬記念を勝ちましたから、
この世代の強さが窺えます。

翌年、
テンポイントは、予定通り海外遠征を行う事になりました。
凱旋門賞です。

ただ、その前に、関西のファンのために、もう一度レースを使おうということになり、壮行レースの意味合いで、あの日経新春杯に出走したのです。
レース間隔が無かったのですが、他に使えるレースも限られていて、このレース以外の場合は斤量が72kg(あるいは69kgだったか)ということでしたから、ハンデ戦の「66.5kg」が最も軽いレースだったようです。

テンポイントは、3~4コーナーの中間で、故障して、競走を中止しました。
実況の杉本氏は、かなり動転したようで、ゴール直前に1着2着の馬名を確認をしたのみ。それ以外は、終始テンポイントの状況を伝えると言う、前代未聞の中継でした。

この時、テンポイントは、落馬しませんでした。後ろ足を故障して、それでも3本の足でしっかり立っていたんです。

「鹿戸騎手は、もう馬から降りている・・・」
勝ち馬が直線半ばを走っている時、杉本氏はそう伝えてくれました。

終わり。
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完全復活ダイワメジャー

2006-10-29 17:20:12 | 競馬(レース回顧・反省)
天皇賞の反省

6番トリリオンカットの放馬(除外)で、波乱の予感があったレースは、
9番インティライミ(15着)の予想外のハイペースの逃げ、という展開。

終始インティライミの離れた2番手で追走した14番ダイワメジャーが、
そのスピードとパワーにものを言わせて押し切った。
のど鳴りの手術後、今年に入って、安定した成績を残してきたが、
前走の完勝に続き、皐月賞以来のGⅠ制覇となり、完全復活を果たした。

近年、毎日王冠で好タイム(1分45秒台)で勝った馬が天皇賞に出られるケースが少なかったので、4番人気と、割と低評価だったが、このパターンは、かなり安定性のあるローテーションであり、結果であると考える。

母が、「スカブー」の愛称で人気のあったスカーレットブーケ。
当時からのファンにとってはまさに、血統という面で、競馬の楽しみ方がより大きくなったのではないだろうか?

一方、純粋にレースを推理する立場からも、今回の結果は溜飲の下がる思いであった(笑)。

しかし・・・。

2着に突っ込んできたのは、7番人気、10番スウィフトカレント。
またしても、横山典騎手だ!
メンバー屈指の持ち時計を甘く見てしまった。
前走オールカマーでも、差の無い競馬をしていたのに、「4着」という着順だけを見てしまって、今回は軽視していた。
むろん、横山典騎手の好騎乗は言うまでもないが、こういう馬を見つけられなければ、いい予想とは言えない。

3着に3歳馬、15番のアドマイヤムーン。
道中、中団でレースを進め、上がり34.2の最速で突っ込んで来た。
斤量的に恵まれているとはいえ、今後に繋がるレースだったと思う。
やはり武豊騎手が乗り続けている馬であるし、目が離せない。

8番コスモバルクは4着。
欲を言えば、もう少し前でレースを進めて欲しかった。
直線、ちょっと、よれたりもしていたが、最後まで伸びていたと思うし、
十分、力は発揮できたと思う。
このレース振りなら、2400m(次走JCのこと)でも何とかなるのではないか?
一度でいいから、武豊騎手を乗せたい。
いや、五十嵐冬樹騎手が、どうこうではなく、馬の可能性を引き出してくれるのではないかという、期待感である。

7番スイープトウショウは、昨年と同じ5着。
この馬のリズムが、東京コースに向いていない気がする。
絶対的な能力値は、現役馬の中では間違いなく、ディープインパクトに次ぐものであろうと思う。
ただ、今日は、パドックでちょっと元気が無さそうだった。
馬体重もマイナス12kg・・・輸送の問題かもしれない。

6着に終わった4番ダンスインザムードは、終始ダイワメジャーをマークする形での3番手追走。
どうだろう、この馬的には、ダイワメジャーより前の位置取りの方が、リズムが良かったのではないだろうか?
ダイワより、ちょっと速めのペースがこの馬には、向いているように思う。
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天皇賞・秋

2006-10-28 01:35:16 | 競馬(レース予想)
第134回 天皇賞(秋)

◎14番ダイワメジャー
○ 8番コスモバルク
▲ 4番ダンスインザムード
☆ 7番スイープトウショウ
△ 2番カンパニー
△15番アドマイヤムーン
※ 5番ローエングリン

前走で、完全復調した14番ダイワメジャーを本命に推します。
毎日王冠で、好走している重賞クラスの馬は、結構上位に来ている印象があるのです。

典型的な逃げ馬が不在で、各馬の位置取りが注目されますが、
極端に遅いペースには、ならないだろうと思います。

レースを引っ張るのは、8番コスモバルクか?
平均よりやや速いペースになるのでは、ないだろうか?

追い込み馬にとっては、仕掛けのタイミングが難しいレースになりそう。
早過ぎても、先行馬を捕らえる前にバテちゃうだろうし、
遅くても届かない、そんな感じがする。

直線半ばまでは、ダイワメジャー、コスモバルクに、4番ダンスインザムードが並びかける展開だろうと考えます。
この3頭の粘りは強力ですよ。
最後まで踏ん張って、差し返してきますからね。

そのあとを、5番ローエングリン、7番スイープトウショウが追いかけ、
2番カンパニーが、一番最後に上がってくる。
15番アドマイヤムーンがそこに絡んでこれるかどうか?・・・。
多頭数なので、あんまり外に膨らんで来ると距離をロスする分、届かないケースは十分にあります。

レコード決着は無理にしても、1分58秒台前半ぐらいの、高速決着を予想します。・・・って、雨の予報は出てないよね?(爆)。


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バランスオブゲームは残念なことになりました。
フサイチコンコルド産駒なので、なんとか、関口社長の口添えで種牡馬に成れないものでしょうか?(爆)。
今回出てくれば、○印つける予定でした・・・。



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結果

 1着◎14番ダイワメジャー
 2着 10番スウィフトカレント
 3着△15番アドマイヤムーン
 4着○ 8番コスモバルク
 5着☆ 7番スイープトウショウ
 6着▲ 4番ダンスインザムード

10着※ 5番ローエングリン
 ビリ△ 2番カンパニー

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武蔵野S/スワンS

2006-10-27 16:00:38 | 競馬(レース予想)
第11回 武蔵野ステークス

◎15番シーキングザベスト
○ 8番ヒカルウィッシュ
▲ 7番フサイチリシャール
☆12番トーセンブライト
△ 4番ヤマタケゴールデン


初ダートのフサイチリシャールに注目。


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結果

 1着◎15番シーキングザベスト
 2着  5番サンライズバッカス
 3着  9番フィールドルージュ
 4着○ 8番ヒカルウィッシュ
 5着▲ 7番フサイチリシャール

 9着☆12番トーセンブライト
15着△ 4番ヤマタケゴールデン

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スワンステークス

◎ 5番オレハマッテルゼ
○ 8番シンボリグラン
▲13番ネイティヴハート
☆18番シンボリエスケープ
△ 1番アグネスラズベリ

オレハマッテルゼのひと叩きしての復調に期待。
シンボリグランは、もっと強い馬のはずです(笑)。

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結果

 1着 11番プリサイスマシーン
 2着○ 8番シンボリグラン
 3着△ 1番アグネスラズベリ
 4着 15番ステキシンスケクン
 5着◎ 5番オレハマッテルゼ

 8着☆18番シンボリエスケープ
14着▲13番ネイティヴハート
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競馬の記憶 第48回 テンポイント(その3)

2006-10-26 00:38:56 | 競馬(思い出)
続き・・・

さて、
有馬記念で1、2フィニッシュを決めた、テンポイントとトウショウボーイですが、トウショウボーイは、疲れが出たのでしょうか?休養に入りました。

まあ、菊花賞のレース振りから、長距離適正が無いということも感じていたのでしょう。

かたや、テンポイントは、休む間もなく、2月の京都記念から始動。
京都記念、そして、当時は、春の天皇賞のトライアル的要素があった鳴尾記念を連勝して、まさに磐石の態勢で天皇賞に臨みました。

三強のもう一頭、グリーングラスは、有馬記念を使わなかったので、テンポイントより一月早く、AJC杯、そして当時、春秋の2回行われていた目黒記念を走りましたが、1着、2着と、これまた順調に天皇賞に進んできたのです。
特に目黒記念では60kgのハンデでしたので、負けて強しの印象だったと思います。

この春の天皇賞で、テンポイントは完勝しました。
グリーングラスは伸びきれず4着。

これで、テンポイントの次の目標が、打倒トウショウボーイということになりました。
その第1弾が、つづく宝塚記念でした。

トウショウボーイは、有馬記念以来、約6ヶ月ぶりのレースということで、テンポイントが一番人気に支持され、トウショウボーイは2番人気、グリーングラスが3番人気です。

しかし、レースは、トウショウボーイが圧倒的スピード逃げ切りました。
テンポイント2着、グリーングラス3着。

テンポイント陣営と、テンポイントのファンにとっては、ホントに「憎きトウショウボーイ」です。

トウショウボーイに勝たない限り、いくら勝ち続けても、最強馬ではないのです。
陣営には、そういう思いが常にあったようです。

「なんとしても、トウショウボーイに勝ちたい」

しかし、その年の秋に、トウショウボーイの引退が発表されました。
有馬記念を最後に、種牡馬になるということが決まったのです。
ですから、テンポイントにとって、その有馬記念が、トウショウボーイに勝つ、最後のチャンスとなってしまいました。

「打倒!トウショウボーイ」
この合言葉のもと、テンポイント陣営は、一致団結したのです。

続く・・・。
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予定通り・・・?

2006-10-23 22:12:36 | 競馬(その他)
今週の追い切り後に出否を決定するとの事であったが、
早々と回避を発表したディープインパクト陣営。

まあ、一週前追い切りがあの程度の内容では、すでに予定されていた出走回避であることは明白。ちょっとやってることが胡散臭い。

そのお陰というか、今週の天皇賞は面白くなって来た。

 アサクサデンエン 58.0
 アドマイヤムーン 56.0
 インティライミ 58.0
 オースミグラスワン 58.0
 カンパニー 58.0
 グレイトジャーニー 58.0
▲コスモバルク 58.0
 サクラメガワンダー 56.0
◎スイープトウショウ 56.0
 スウィフトカレント 58.0
△ダイワメジャー 58.0
○ダンスインザムード 56.0
 トリリオンカット 58.0
 ハットトリック 58.0
※バランスオブゲーム 58.0
 ファストタテヤマ 58.0
 マルカシェンク 56.0
△ローエングリン 58.0
 ローゼンクロイツ 58.0
 ワンモアチャッター 58.0

さて、
ワールドリーディング が発表された。

凱旋門賞を勝ったレイルリンクが「127」で1位タイ(4頭)に上がった。
同4着のハリケーンランが「126」で単独の5位。
ディープインパクトは、シロッコと並んで「125」で6位タイ(5頭)。
「124」のハーツクライは、単独の11位になった。

海外で使うレースが少ないせい(?)で、
ディープインパクトの世界ランク1位は成らなかった。

詳細順位(↓)
http://www.jra.go.jp/datafile/ranking/top50wrh/pdf/20061023-top50.pdf

ジャパンカップに、ランキング上位の馬がどれくらい来るかによって、今年の最終的なランクが確定するであろうが、勝ち負け以前に、レースのクオリティも重視されるので、ハーツクライ、コスモバルクあたりには、奮起を期待したい。

あくまでも予想だが、ディープインパクトは、ジャパンカップも回避するように思える。いや、最悪、有馬記念も回避して、そのまま引退の可能性が極めて高いと、思えて仕方がない・・・。
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三冠馬誕生せず。

2006-10-22 17:46:23 | 競馬(レース回顧・反省)
菊花賞

武豊騎手の積極的なハイペースでアドマイヤメインが逃げる形となったレースだが、想像以上の高速馬場だった今日の京都競馬場、最後に笑ったのは、8番人気の伏兵、18番のソングオブウインドだった。

前走神戸新聞杯のレース振りから、先行脚質かと考えていたのだが、道中、終始後方の位置取り。まあ、アドマイヤメインが飛ばしていた事もあり、武幸四郎騎手が冷静に馬のペースを守ったのが良かった。
4コーナーから一気にまくり、レコードタイムでの差し切り勝ちで、短命に終わったエルコンドルパサーにクラシックタイトルをもたらした。

血統背景も申し分なく、母系には、サンデーサイレンス、トニービンが入っており、今後の活躍が期待できます。


2着、ドリームパスポートの横山典騎手は、これでなんと4年連続菊2着。
運が無い、と言えば、そうなのだが、そのいずれもが、これ以上無い騎乗であると思う。むしろ、その手腕は、驚くべきもので、今回も申し分のない騎乗だったと思う。2番人気ということもあり、メイショウサムソンをマークして先行するのは、やむを得ない事で、よもやドリームパスポート以上の切れ味に屈するとは、思いもよらなかっただろう。
この活躍によって、父フジキセキの評価は、見直しをしなければならない。
配合によっては、このような見事なステイヤーを輩出出来るのだから。

サンデーサイレンスの死によって、より良血の配合が行われているであろうから、今後の産駒に期待したい。

大逃げを打った、武豊騎乗のアドマイヤメイン。
結果3着だったが、よく粘ったと見るべきだろう。あのハイペースでここまで残れるのだから、相当の能力、思っている以上に強いと感じました。
レコード決着ということで、この馬自身は、持てる力を十分に発揮できたと思います。

三冠ならなかったメイショウサムソンは4着。
この馬としては、申し分の無い展開に思えたが、やはり、決め手勝負は厳しかったようだ。あえて言うなら、ちょっと馬体が重かったかもしれない。
三冠を獲れなかったのは残念だが、こういうタイプの馬の方が、ヨーロッパの馬場には合うかもしれない。是非、凱旋門賞に挑戦してもらいたいものだ。
世界的には、3000mという距離に大きな価値観はないのであるから、この敗戦に悲観することなく、次戦に臨んで欲しい。

5着アクシオン、6着インテレット。
共に後方からの競馬だったが、道中の位置取りが着順に出た感じです。
距離が長すぎたかもしれないですが、今後の重賞戦線でも、ちょっと足りない印象があります。

天皇賞との両睨みだったマルカシェンクは7着。
道中は中団の後ろに位置していたようですが、最後、突き抜けることは出来ませんでした。距離だと思います。

トーホウアランが8着。
休み明け、ぶっつけで3000mが無謀だったのでしょう。
次走の結果に注目したいです。

16着のトーセンシャナオー。
やはり距離が長すぎました。
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菊花賞

2006-10-21 22:32:57 | 競馬(レース予想)
第67回 菊花賞

◎12番メイショウサムソン
○13番ドリームパスポート
▲18番ソングオブウインド
☆ 7番マルカシェンク
△ 5番アドマイヤメイン
△11番トーセンシャナオー
※ 1番トーホウアラン


さてさて、競馬界は、三冠馬誕生か?・・・というよりも、
「ディープインパクトショック」と申しましょうか?、その話題で持ちきりです。
天皇賞出走が来週の追い切り後に判断されるみたいですが、なんか、もう走らない、といっているようなものですね(笑)。
東京競馬場に入厩した手前、はやい時期の判断が、はばかられる状況ですから仕方ありません。

ということで、菊花賞なんですが、
これはもう、12番メイショウサムソン以外の本命は考えられませんよね。
血統背景、戦績、調教、どれを取っても他馬に比べて圧倒的に有利な材料が揃っています。
無敗ではありませんが、十分に強い馬であると冷静に判断しましたよ。

さてさて、対抗ですが、
ダービーでは、3着という結果だった13番ドリームパスポート。
フジキセキ産駒ということで、軽視していましたが、どうやら認識を改める必要がありそうです。これまではマイル止まりの血統かと思っていたフジキセキですが、元来の血統背景は、重厚なステイヤー血脈が牝系にあり、さらにドリームパスポート自体の母の父がトニービン。3000mも長くは無いでしょう。
ただ、
あまりにも切れ味が鋭いので、スタミナ勝負では苦しい面もあります。
先行しているであろうメイショウサムソンを捕らえることが出来るかどうか?
横山典騎手の手腕に期待が持たれるところです。

で、3番手には、今回4頭もいるエルコンドルパサー産駒の一頭、18番ソングオブウインドを抜擢しました。
やや勝ち味に遅いところがありますが、9戦して3着を外していません。
トライアルも直線粘っての3着ですから、評価できます。
騎手が乗り替わっても安定した成績ですから、展開に注文も付きにくいと思います。道中の位置取りと追い出しのタイミングさえ合えば、残れるんじゃないかと思います。そういう意味では、先行脚質ですが、囲まれない外枠は逆に良かったと思います。あとは、幸四郎君の腕次第ですね(笑)。

以下筆頭は、7番マルカシェンク。
ディープインパクトの天皇賞登録のアオリで、ここに来ざるを得なかったのですが、前走で古馬相手に遜色のない競馬をしています。
切れ味なら、ドリームパスポートに引けは取らないですし、馬群に切り込む果敢さもあります。道中、インでじっとしていれば、直線で馬群を縫って進出してくるでしょう。前が塞がらなければ、鬼脚が炸裂するかもです。

5番アドマイヤメインは、今回は不利ですね。
よほどハイペースで逃げなければ、捕まってしまうでしょう。
血統的にも、3000mは長いかもしれません。
しかし、ダービー2着の実績は本物ですから、それなりに粘り込めると思います。
武豊騎手の手腕に注目です。

11番トーセンシャナオーは、セントライト記念を勝って権利を獲ってきました。
母父がトウショウボーイですが、ハイペースでもバテない一本調子のスピードがありそうです。もまれずに先行した場合、かなり粘れるのではないでしょうか?
ただし、底力は無いので、追い比べは不利です。

大逆転候補は、1番トーホウアラン。
京都コースに抜群の相性を持っていそうです。
単騎の2、3番手なら、直線で弾ける可能性もあります。
距離適正は、アドマイヤメインと同じくらいですが、瞬発力では一枚も二枚も上手です。4コーナー先頭なら逃げ切れるかも・・・です。



>>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着▲18番ソングオブウインド
 2着○13番ドリームパスポート
 3着△ 5番アドマイヤメイン
 4着◎12番メイショウサムソン
 5着 15番アクシオン
 6着  9番インテレット
 7着☆ 7番マルカシェンク
 8着※ 1番トーホウアラン

16着△11番トーセンシャナオー
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富士S

2006-10-20 19:49:18 | 競馬(レース予想)
第9回 富士ステークス

◎ 6番カンファーベスト
○13番スズカフェニックス
▲16番エアシェイディ
☆ 8番テレグノシス
△ 1番メテオバースト

>>>>>>>>>>>>>>>>>>
結果

 1着 12番キネティクス
 2着▲16番エアシェイディ
 3着○13番スズカフェニックス
 4着 17番ニューベリー
 5着◎ 6番カンファーベスト
 6着☆ 8番テレグノシス

10着△ 1番メテオバースト
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ディープインパクトから禁止薬物検出

2006-10-19 21:25:18 | 競馬(その他)
記事(↓)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20061019it11.htm

http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/keiba/news/20061020k0000m040119000c.html

現段階で、どのような経路から薬物が摂取されたのか、その点が不明なので、関係者の困惑は計り知れないものがあるだろう。

日本国内での使用が禁止されているものではない、ということで、とりあえずは、今後のレースに支障はないようなので、安心した。

しかし、報道によれば、日本での調教では使った事が無いということなので、フランス滞在中の摂取である可能性が高いが、そのあたりは、何か陰謀めいたものを感じる。

今後は、凱旋門賞での着順等、公式記録がどのように扱われるかだが、売り上げの30%がディープインパクトがらみの馬券であったことを考えれば、結果に対する処分は、穏便に運ぶのではないだろうか?
あるいは、徹底的な真相究明のため、大掛かりな捜査を行う必要があるかもしれない。その場合は、事の重大性を考えると、「失格」という処置もある。

ファンからすれば、ヘンな薬が原因で、ディープの走りが冴えなかったのではないかとさえ、思えてくるのだが・・・(笑)。

汚名返上のためにも天皇賞には出走して欲しい。

そうでなければ、今週菊花賞に出さざるを得ないマルカシェンクが可哀想だ。
ディープが出なければ、マルカシェンクは18番目の馬で出走出来たのだし、もちろん勝ち負けする能力があるのだ。
現時点で、2000mが適距離であろうと思うマルカシェンクにとって、3000mは長すぎるような気がする。
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