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競馬の記憶 第22回 トウカイテイオー

2006-03-29 23:26:49 | 競馬(思い出)
12戦9勝(GⅠ4勝)。
着外は、春秋天皇賞、有馬記念の5,7,11着。

ダービーまで無敗の6連勝を飾り、父シンボリルドルフの血にふさわしい活躍をして、父子の無敗3冠の期待が掛かったが、骨折の悲運に泣き、菊花賞は出られなかった。
そして、故障明けの翌年、大阪杯に勝って連勝記録を伸ばし、春の天皇賞では前年度の覇者メジロマックイーンとの対決が大きな話題となるも、完敗。不敗神話が終焉を迎えた。
さらに、この後、直接秋の天皇賞に出走し7着。

トウカイテイオーも、もはやこれまでか?、という空気の中、
なんと、続くジャパンカップでは、驚きの激走を見せ、見事優勝し復活したのです。

オイラ自身も、まったくのノーマークでしたから、彼が直線で先頭に立った時は、本当に驚きました(笑)。やはり、トウカイテイオーは凄い!、と思いました。

しかし、人気も回復した有馬記念では、よもやの11着。
さらに、またしても骨折という結果に終わったのです。

普通ならば、これで引退なのですが、調教師は諦めていなかったのです。

再起を目指した復帰戦が、なんと1年後の有馬記念だったのです。
丸々一年間、レースに出ないまま、有馬記念に出られることが、まずこの馬の根強い人気を物語っています。

そして、レースは、まさに奇跡と呼ぶに相応しいものでした。
トウカイテイオーは、何事もなかったかのように、悠々と先頭でゴールを駆け抜けました。
調教技術もさることながら、この馬のパフォーマンスは、カリスマ的なほど見事なもので、天才型サラブレッドと言えるでしょう。

彼に騎乗して、一年越しに勝利を共に味わった田原騎手が感激して、泣いていたのが印象的でした。

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