「いつも通り、茶の間で朝食を済ませた時、六郎がスっと立ち上がり
楽の湯の今後について語ろうとしていました。
しかしススムは「オヤジが頑張れよ!俺は仕事を探す!どっちにしたって
楽の湯は売るんだろ!」と、話し、アユムも自分が楽の湯を継ぐのは無理と
断っていました。
そしてユメは「私は借金があるし、2億だって掛かってるしな!働くよ!但し
オヤジの説教は2度と聞きたくない!」と言い切っていました。(^^;
ススムのニセ捨て子の件で、かなり六郎は信用を失っていたようですね。(^^;
全員が、白けた雰囲気で席を立とうとした時、急にオッチャンが胸を押さえて
倒れ込みました。
ユメがビックリしてオッチャンを抱くと「俺はもうダメだ!1つだけ頼みがある。
誰か明日の、ひなの授業参観に俺の代わりに行ってくれ!」と弱々しく
話していましたが、すぐ仮病を見破られ、ユメに「ワザとらしんだよ!」と
言われてしまいました。(^^;
その後、脱衣場でユメとススム、アユムの3人が集まり、誰がオッチャンの代わりに
行くのが相応しいか話し合っていましたが、その話を後で聞いていた、六郎が、
チャイナ帽を被ってアピール!3人は「マリアか!」と言いましたが、所詮、
北京語しか満足に話せない為、ボツ!そして今度は「ユメ!」とアユムが言い出し
ユメは焦りながら「よ、よせよ!私なんか無理に決まってるだろ!北京語じゃなくても
まともな日本語も喋れないし、ホラ!第一、小学生と知能・何とか数も
変わらないもの!ま、みんなが、どうしても・・・」と、ちょっとその気になっていましたが
ススム達に「まあ、でもなア、どっちが小学生か、判んないもんな!」とアッサリ否定され
ちょっと、ユメは複雑な表情になっていました。(^^;
そして、アユムが「美鈴がいるじゃん!美鈴に頼んでみろよ!」と言い、ススムが
美鈴にお願いするコトになりました。
この後、アユムがギターを背負って街中を、考え事をしながらフラフラ歩いていると
前からバイクが近づき急停車!降りてきた女性に「どこ目ついて歩いてるんじゃ!
ボケ~っとして歩いてるじゃねえ!ちゃんと前向いて歩けよ!怪我すると母ちゃんが
悲しむ!」と一気に言われ「はい!・・」と驚いて避けていましたが、グラサンを外すと
その女性はユメの部下の夏子でした!(^^;
夏子は、相手がアユムだと判ると、急に態度を変え「アユムさんですよね!
そうとは知らず失礼しました!」と、深〃と頭を下げ「急いでいるので!」と言って、
又、バイクに乗り、パラパラ~と音を立てて去って行きました。
何か、スクーターみたいな乗り物で、あの暴走族の警笛音を鳴らしても
迫力不足ですね。せめて設定の段階でオートバイにして欲しかったです。(^^;
一方、授業参観に自分が行く気になっていた、ユメはバッグを探っていましたが
学校に着て行けるような服も無く「やっぱ、私には無理なんだ!ガラ悪いし!
ケンカ早いし!頭も悪いし!」と呟いていました。
丁度、そこに夏子が現れ、ユメの話しを聞いて、家を出されると勘違い!
「総長!何、やってるんですか?パパさん、約束したのに~!」と怒って
ユメの話しも聞かずに、六郎の部屋に駆け込み「パパさん!自分、パパさんを
見損ないました!総長はここしか、居る所がないって言ったじゃないですか!
ガラ悪くても、頭悪くても、いいじゃないですか!追い出すなんてあんまりです!
総長、荷造りしてたっす!荷造りして、ため息ついてたっす!パパさん、とにかく
総長を止めて下さい!」と懇願していました。
最初は、驚いた六郎ですが、夏子の話を信じ込み、今度は2人で作戦を練って
ユメを留まらせる事になり、洗い場でユメがデッキブラシで掃除していたので
隣の洗い場で、六郎と夏子がやはり床掃除をしながら、楽の湯がいい所だと
ユメに聞えるように喋り、夏子が「パパさんみたいな人が父親だったら、幸せっす!
自分も娘になりたいっす!出て行くなんて馬鹿馬鹿しいっす!」と言って、六郎も
「そうか~!」と大きな声を出して頷いていました。(^^;
あまりにも芝居掛った2人の会話に、頭に来たユメは、仕切りの上に顔を出し
「どうでもいいけど、お前らワザとらしいんだよ!」と怒鳴りつけていました。(^^;
その後、勘違いと判った夏子に、ユメが「まだ金も手に入れてねえのに何で
出て行かなくちゃならないんだ!」と脱衣場で話していましたが、そのうち
2人でじゃれ合って霧吹きの水を掛け合い、夏子が「総長、大分、ジャージ
痛んでますよね!」と言っていました。
その様子を見ていた六郎は、何かを思いついたようでしたね。(^^;
六郎は翌日、買い物に出かけ袋に入った物を掲げて「サプライ~ズ!」と言って
1人で喜んでいました。その頃、ススムはオッチャンの所に行き、授業参観を誰かに
行って欲しいか、聞いていましたが「そうしてくれるか!」と頼まれた為、
美鈴に会いに行き、その事についてお願いしていたようでした。(^^;
一方、ユメはすっかり行く気になって、電気屋からビデオカメラを
1日だけ無料で借りてきて操作方法を調べていましたが、
ユメにはガイフォブックに書かれている事がかなり理解出来ないようで
「ふりがな位振っとけよ!・・ダメだ~!何でこういうの読んでると
眠くなるんだろう?」と嘆いていました。
でも、今時、ビデオカメラをタダで貸してくれる店なんてあるんですかね?。(^^;
場面が変わって、茶の間では六郎と夏子が、上機嫌で酒を飲んでいました。
そこにアユムが入って行くと、夏子が強引に誘い込み、無理矢理飲ませていました。
夏子は、酔うと明るく大胆になるタイプのようですね。(^^;
そしてススムが、オッチャンに授業参観の件で話をしようとボイラー室に行った所
オッチャンは居なくて隣の部屋でユメが、ビデオカメラの取り扱い説明書を
広げたまま寝ていました。
ススムは「何だ?こりゃ!バ~カ!」と言いながらも、自分のジャンバーを脱いで
ユメにかけていました。やはりススムはユメに、好意を寄せているようですね。(^^)
翌日、朝食の為、家族が茶の間に集まると、マリアではなく、夏子が食事を
用意していました。マリアはちょっと不機嫌でしたが、ユメは夏子の料理の腕が
確かだと説明したので、みんな安心していました。(^^;
その席で、六郎がユメに、いきなり衣類が入った袋をプレゼントしていました。
ユメは「何だよ!?」と言って驚きましたが、もっとビックリしていたのがススムで、
「着替えって、もしかして授業参観に?」と言って焦っています。
ひな子は「え!ユメちゃんが来てくれるの?」と言って喜んでいました。
ユメは「私に行けって事?私じゃ無理だって!」と否定したものの
夏子が「そんな事ないっす!」と言い、ひな子も「そうだよ。ユメちゃんが
来てくれたら嬉しいもん!本当に来てくれるの?」と念押ししていました。
しかし、そこに美鈴が、大きな袋を持って現れ、みんなもビックリ!
ちょっと気まずい空気が広がっていました。(^^;
美鈴が「ススムさんに頼まれたから!」と言うとユメが「判ってるよ!ススム、
そんな顔するなって!どう考えても美鈴さんの方が適役!バッチリ似合ってるし
判ってるよ!いいの、いいの!ホラ、私は、もし誰も居なかったら教室の外から
ちょっと覗いてみようかな?っと思っただけで、全然!全然!」とちょっと
ムキになって言っていました。
そして六郎に「オヤジ、これ無駄にして悪かったな!アリガトな!気使ってくれて!」
と礼を言っていましたが、美鈴が「ちょっと何の話!?ススムさんに頼まれたから
見繕って買ってきたの!」と言って持ってきた大きな袋をユメに渡していました。
ユメが袋を開けると、中には薄いピンクの可愛らしいスーツが入っていたので
みんな驚いていましたが、ススムが「但し、俺も行くからな!ユメ1人では心配で
行かせられない!」と話し、ひな子は「おじいちゃん、やった~!」と言って大喜び!
どうやら、ススムは一度は美鈴に授業参観に行くのを頼んだものの、ユメが
行く気になっていたので、変更して着て行く服を頼んだようでした。
でも、あのスーツ結構素敵でしたが、ススムに、そんな資金が、
あったんでしょうかね?。(^^;
夏子は「総長!最高っすね~!せっかくだからパパさんのも!」と言ってユメが
取り戻そうとした六郎から、プレゼントの袋を引っ張ると破けてしまい、中から
何と、ド派手なジャージが出てきました。(^^;
ユメは「これって!・・」と言葉に詰まり、六郎が「そろそろ新しいジャージが
欲しいかと思って!」と弁明していましたが、家族は呆れて六郎を睨んでいました。
でも、夏子だけは「パパさん!新しいジャージ最高っす!自分、パパさんの深い愛
感じます!ただ間が悪いだけです!」と言って感激していました。
やはり夏子は六郎と、気が合うみたいですね。(笑)
場面は、ひな子の学校の外に変わり、授業参観が無事終わって、ユメとススムの
間にひな子が入り、3人仲良く手を繋いで歩いている様子が映っていました。
ユメは、ススムに「お前さ~!ちょっと位悪ガキいたってカリカリすんなよ!」と
クレームをつけ、ススムが「親も親だ!」としつけの悪さを批判していましたが
「近頃の親はみんな、あんなんだって!それからな、子供の作文聞いて、
いちいち泣くな!みっともねえぞ!」と又、小言!ススムも負けじと
「4年生の問題が判ったからって、いちいち、よっしゃ!って言うなよ!」
と、やり返していました。
そんな2人の遣り取りを聴きながら、ひな子は嬉しそう!そして「ユメちゃん、
ススム兄ちゃん!有難う!私も嬉しかったよ!又、来てくれるといいなア!
2人が、お父さんとお母さんだったらいいのに!」と言っていました。
ユメは一瞬「エ!?」と驚いていましたが「ひなちゃん!私とススムは兄妹!」
と諭していました。
しかしススムは「でもな、授業参観位だったらな!卒業式もな!」と、話して
いました。何か3人の歩く姿は、本当の親子みたいで微笑ましかったですね。
その頃、楽の湯では夏子が、六郎に、ユメの休みをお願いしていました。
理由は海の家の説明会があるとの事で、簡単に承諾されていましたが、
六郎は、まだ寒いこの時期に何で?とちょっと疑問に感じていたようでしたね。
そしてラストは、公園でユメとひな子が、ススムに荷物を全部背負わせ、2人で
無邪気に遊んでいる光景が映っていました。
やはり、やぐっつぁんにはレディス総長でツッパる役よりも、こんな場面に
登場する方が、お似合いですね。(^^)