タイトル通り、4つの短編集です。ラズベリーブックス発刊で、ロレッタ・チェイス の他は、リサ・クレイパス、キャサリン・アンダーソン、そしてキャスリーン・E・ウッディウィス。元々、キャスリーン・E・ウッディウィスの『季節巡りて』を読もうとしたら、どうも話が途中からだなぁと調べたら、この前に短編が2冊出ているとのこと。日本ではそのうちの1冊のみ出版されてるらしく、それがこの本に収録されている『巡り逢うまで』だったので、借りて来ました。…が本当に短くて本文40ページ弱。何だかな…でした。
他の作品ですが、リサ・クレイパスの『愛の誓いはひとつだけ』は、懐かしの〈クレーヴンズ〉が出て来てテンション上がりましたが、それ以外は今一つ(笑)。ヒロインの、海外に行った自分勝手な男性への固執がうっとおしい。それが延々続くので、ヒーローにもういいやん、他の人探し…と思ってしまった(笑)。
もう1作はキャサリン・アンダーソンの『眼鏡の花嫁が愛を見つけるまで』。こちらもヒロインがうっとおしかったです(笑)。眼鏡掛けないと良く見えないのに、外見を気にして眼鏡を掛けないから、それでなくても家事が出来ないのに、よけい失敗ばかり。なのに家事が優秀なヒーローのおばさんが来たら、学ぶでもなくいじけて里帰りってな。素敵なヒーローがもったいない。何だこの面白くない話は!と憤慨しつつ作者検索したら、大好きな《コールター兄弟シリーズ》シリーズの作者さんでした。ビックリ★
で、最後の初めて読んだロレッタ・チェイス の『悩める伯爵と赤毛の魔女』。これが良かったのです!救われた感(笑)。他にはないくらい暗い感じの導入部分。悪魔に気に入られた土地としてダートムーアが出て来ます。気になって画像検索したらスコットランドみたいな風景でした(笑)。沼地の画像が見つけられなかったから、かもですが。
またヒーローの名前がドリアン。個人的に『グイン・サーガ』の不吉な子を思い出してしまった★(もちろんあのフルーツもですが(笑))。そしてヒロインのグウェンドリン。勝手に《オリンポスの咎人》シリーズの魔物を宿したグウェンを思い出してしまったので、名前だけでもちょっと禍々しい(笑)。で、ヒーローは優秀なのにめちゃ自己評価の低い人。そしてヒロイン曰く、必要以上に他人を庇いたがる性質だそう。それと、ヒーローは、今までのヒーローと違い(笑)自分が精力絶倫なのも嫌がってました。(…が、実は私はその点を楽しみにしていたのですが、どうも普通の男性と同じ様でした(笑)。記憶に残る精力絶倫ヒーローは、リンダ・ハワードの『危険な駆け引き』のチャンスが断トツですが、シャノン・マッケナの『真夜中を過ぎても』のショーンも頭に浮かぶなぁ(笑)。)
このお話、ヒーローは余命短い病人で、ヒロインは医者志望!(1820年代なので、難しいんですが。)それでも前向きに病気治療に専念するヒロインが清々しい。ヒーローも魅力的だし(目の色が琥珀色ってな、初めてかも。)、その他の脇役も楽しかったです♪ (後で知った、『悪の華にくちづけを』に出てたキャラ達らしい。読まねば(笑)。) ロマンスも良く、時代背景等もしっかりしていてホントに良かったです!
今は、久々のメアリー・ジョー・パトニーの『公爵は海がくれた贈り物』を読んでます。楽しいと良いな♪
今年に入ってから、アメフトはプレーオフ。NHKのBSでは、今日で2試合放送されました。どちらも熱戦!特に今日の試合(ラムズ対ファルコンズ)のディフェンス陣が、見てて楽しかった~♪♪
今は、もうすぐCHEMISTRYのコンサートなので、ちょっと浮き足立ってます(笑)。落ち着け、私!