三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 6月22日 機械の騒音

2015-06-25 | メンテナンスお気楽日記
客先が知人に言われたそうだ。「凄い音だネ。稼ぐための造幣局工場ってとこだネ。」
大型ワインダーがズラリと並び、一列30錘の巻き玉一つ一つがお金に見える?

造幣局は一度も見たことが無いが、きっともっと静かな工場だとは想像できる。

そもそも、機械とは静かなのが本来で、大型機械だから大きな音がするなんてことも無い。

音とは、「振動」から発生する。振動が空気を揺らし、耳の鼓膜で音として認識する。
心地よい音なら音楽となり、不和音ならば騒音として感じることとなる。

さて、機械の騒音だが、ベアリングが軽く回り、擦り合わせがスムーズならば、大型機械といえど
それほど大きな音はしない。音がするってことは、部品が振動していると考えるべきです。

機台の芯が狂っていれば軸受にムリが掛かり、油が切れれば摩耗振動が発生する。
機械の騒音は、「機械の悲鳴」として受け止めなければイケナイ。!!


中古市場でも、外注工場の機台は良い機械の確立が高い!その差はどこから出てくるのか?
管理(発見)と手当て(整備)の取り組が、後々の差として大きく違って来る。

ここでも、企業の作業員は「機械の異常を気付かない」とは思いたくもない。
只、作業に追われ、メンテは他部署の仕事となれば、騒音を受け入れざるを得ない。

ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)の言葉は知ってはいるが、自分の機械ではないとの緩みが
つい、騒音として受け入れてしまい、なれれば当然の作業音として感じてしまう。


修理は週末の土曜日を指定されました。女工さんのいない時、機台を止めます。
それまでは、騒音の中での作業が続くことになります。月曜日、女工さんの驚く顔が見たい気がする。

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