三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 6月16日 中古機台情勢

2015-06-17 | メンテナンスお気楽日記
                     倉庫内は1・2・3・4・6錘機の未完成機が場所を取る?

「一錘機の中古ワインダーないか?」「ニット機仕様のワンイダーを探している。」
「紙管をS巻きにしたら、ドラムがちがうと言われた。いい出物ないか?」


問い合わせだけは多い。でも、最近はヒットする割合が、極端に少なくなった。
三筋ワインダーなら、なんとか仕事仕様に合わせ様とするのだが、それでも中古部品の確保が難しい。
不足部品は新品で対応したいのだが、納品価格が跳ね上がってしまい、なかなか色よい返事がもらえない。

そもそも、希望機種にピッタリの中古仕様なんて、出てくること自体マレなのだが、

三筋ワインダーの多様性?が客注に合わせた仕様として中古提供出来た。それを当たり前?にした責任は
自分にあるのかもしれないが、もう手間だけでは対応できない状況まで来てしまった。

改造には新品部品が必要となり、その部品が製造されていなければ、一点製作すら必要となる。
当然、価格は跳ね上がるが、機械の維持には経費が掛かることを思い出して?欲しい。

百円ショップなれ?とは言わないまでも、中古機械も安さが当然の様な感覚にすらなっている。
30年前400万の設備投資が、今では100万でも高いと言われる。相場?は60万。

この状態が続くとすれば、当然メーカーは機台を製作しない。既存機械もとっくに製造責任期間を
過ぎている。日本製の品質に甘んじているだけの状態が、いつまで続けられるのか?

大きな事は言えないが、繊維機械から見る限り、産業としての立場から縮小されていく。
生き残る道は、特化製品や専門化にあるけれど、それも中古機台の使い回し?でしか出来ない。

産業の発展には、それと同軸として設備機械の発展がある。その動きが見えないのは自分自身が
下を向いているからなのだろうか? どっかでスゴイ機械が開発されているかも?なんて!

最後に、安い機械じゃ、イイものを作れない!? 技術の事ではなく、気持ちの問題です。
高い機械?は、自然と目も届き、手入れがなされる。道具がイイとイイ仕事が出来る。道理です。

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