三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 5月31日 機械も「見た目」でしょ。

2015-06-01 | メンテナンスお気楽日記
何年か?ぶりの「新台見積もり」依頼です。新社長はやはり中古設備には不満がある様子。

新台製作は何社か対応してもらえる?が、すべて受注生産。納期は5~6ヶ月が必要との事と
錘単価が10~20万では利かず、3~40万が相場になるとの事でした。

昔の様な単純な基本機械はなく、ワンモータータイプに定長カウンターが装備され、糸切れセンサーや
張力漸減機構など、良かれと思われる装置が組み込まれた、客先仕様の特注機製作となります。

価格はクリア出来たとしても?やはり6ヶ月・半年の納期は厳しいものがあるとの事で話はお終い。

なぜ?新台。そりゃ機械が汚いからでしょう。ピカピカの新工場には中古機は似合わない?
やる気満々の設備投資に、30~50年モノの機械じゃ気持ちがへこむのも解かる。


じゃ、なぜ汚れた機械?それは仕事をしてきた機械だから。でも、それ以上に手入れを怠った原因が大きい。
機械が利益を生み出し、仕事にも余裕があれば、もう少しマシな状態で維持されたんじゃないかと思う。

機械への感謝・愛着が持てない状況では、機械は機械、道具でしかない。壊れたら直すだけ。
テレビで観るゴミ屋敷や汚れ部屋。あれは酷いけれど、最初からってことは絶対ない。

やはり気持ちの問題でしょう。やる気がなくなるとドンドン汚れが溜まっていく。
時間がないってことも言い訳でしかない。5分でも10分でもやる気があれば時間はつくれる。


中古機のお世話。出来る限り?きれいにしたい。それは少しでも仕事を楽しんでもらいたいから。
その為には手間が必要。時間が必要。「何だ、これ」って言葉を聞かない為にも。

せっかく仕事が増え、設備が必要になって、やる気になっている工場の出鼻を挫きたくない。
きれいな設備は、良い製品づくりの大切なポイント。整備された機械は良い仕事をする。

その為にも「見た目」も大切。愛着がもてる機械を提供しなければ!

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

ブログランキングに参加しています!1日1回クリックをお願いします!!
↓↓↓↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへ