三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月28日 「こだわり」の大切さ

2014-10-29 | メンテナンスお気楽日記
「ものづくり」の基本は「こだわり」にあると思います。
少しでもイイものを、少しでも便利なものを。それを考えるから行動できるのです。

そりゃ、最終的には「売りたい・儲けたい・喜んでもらいたい」って欲望があるとしても、
他人(お客)のために、何が出来るか、どうすればイイかを考えることから始まります。

もちろん、生活やファッションにも「こだわり」があると思いますが、それは自分の為に
何を選ぶかであって、他人が何を望んでいるかを考えることが「商い」であり「こだわり」です。


よく「職人のこだわり」って言葉も耳にしますが、これもお客様・使ってくれる人を想えば、
あと一手間・二手間の仕事をしてしまう。自己満足と言うより、人を想っての「こだわり」

知り合いの職人さんの中にも、中古整備に際してベアリングをすべて新品交換してしまう人が
います。同業者からは「そこまで・・」とか「部品代と手間で価格が合わない」と言われますが、
お客様が付いているのを見れば、やはり中古機械での信頼を得ているのだろう。

別の機料店でも、老人部隊?を屈指して、機台をピカピカに磨きペンキ塗装までしての販売を
する、当然、世間相場が3万円のとき、その機料店に世話してもらえば5万円となる。

でも、お客さんとすれば「満足」があるから買う。何を満足させるかが「商売のこだわり」


自分の商いは、8~9割が顔を見てでのメンテナンスとお世話。まずお客さんに惚れなければ
仕事にならない。相手が何を望んでいるのか、相手のために何が出来るかから始まる。

だから、おいおいオーバーサービス?世話焼きどころか、お節介?
お客が困っていれば、時間を惜しんで四方奔走。情報を集め、部品を探し、尚且つ自宅加工。

販売店の営業から見れば、合わない事ばかりやっています。
車を走らせればガソリン代が掛かり、部品集めや買い出しにもそれなりの時間を費やす。

でも、お客の見えない処を請求することが出来ません。タダの気弱かも知れませんが。
汗を流した?工料と、世間相場の部品代。これにまだ手間賃を重ねれば、大変なことに・・・

お客から見れば「都合のイイ人」に成るのだろうが、本人は「イイ人」だけで満足。
仕事を依頼され、お金をいただく、尚且つ「ありがとう、又頼むネ」と言われれば・・


「機械屋」の看板こそ挙げてはいるが、機械に関する「こだわり」は薄いかもしれない。
だから、ホームセンターで材料を探したり、電装品を自作組み立て、出来る事を提供。

しいて言えば、客が望んでいるのを、いっしょに考える、人付き合いこそが「こだわり」かも。

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