三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月24日 工場内立入禁止

2014-10-25 | メンテナンスお気楽日記
メンテのお仕事は、当然、客先の工場内での作業。

「おばちゃん、どうした?」なんてズカズカと入っていく作業場もあれば、受付で名前を記入
胸にカードを付けての入所もある。帰りには出所時間を記入してカードを返却。

東レやグンゼなどの大企業になると、初めての入所の際、血液型まで登録された。
工場機密というより、工場内での事故や安全が大事らしい。構内は10k走行の表示。

先日の福井でのタイマー組み込み、ワインダーをわざわざ荷受け場まで持ってきてあった。
工場内の設備も解らないまま、指示された作業だけをして終了。又、別の工場では
ワインダー室にだけしか出入りが出来ない。後で聞いた話だと、配送トラックのドライバーが
トイレを探しに?工場内をウロウロしただけで、始末書を一筆書かされたとの事。

けっこう厳しいところは厳しい様だ。ま、馴れ合いや気のゆるみを防ぐ為には必要かも。

今日も企業でのお仕事。社長と懇談した商談室には、来客用のキャップや白衣?が用意されている。
来客を工場内に案内する際、着替えてもらうらしい。工場の取り組みを実感してもらう効果もある。

自分はというと、工場入口から作業服のまま工場長に「来たョー、今日は何ダ?」てな調子。
確かに入口には「無断立入禁止」の札が掛かっていたが?気にもせずサッサと通り抜けている。
メンテという仕事の内容もあるだろうが、気を使うところには気を使うのが本筋かも。お気楽過ぎ?

こんな厳しい工場は1~2割で、大半は出入りに気を使っていない。呼ばれればズカズカ?と入っていく。

以前?は「無断立入禁止」の札はよく見かけた。それは「ものづくり」の自信で、自分の技術を
真似されるのを極端に嫌った。「工場内は危険だから入らないで下さい」とは意味が違った。


今コツコツと集めている「女工さんの知恵袋」
「自分は見たいが、みんなが読めるというか解ってしまえば、ちょっと厳しいナー」なんて撚糸屋も
何軒かあった。それは自社の技術?が公になると、競争が出来なくなるという心配から。

でも、その技術は伝承でしかなく、より良い製品のためのステップにならなければならない。
設備や機械がものづくりをするのではなく、人間が知恵がものづくりを発展させている。

くれぐれも「井の中の蛙」にならない様、井戸から頭を出して世の中を見渡す、刺激を受ける。
最後に、「見せる処と隠す処」ハッキリと自覚すること自体が、本当の意味の「立ち入り禁止」

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

ブログランキングに参加しています!1日1回クリックをお願いします!!
↓↓↓↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへ