三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月10日 後家さん、海外へ嫁入り

2014-10-11 | メンテナンスお気楽日記
もう、三年間も倉庫の隅でホコリをかぶっていた小型綛揚げ機。なんとか嫁ぎ先がきまりました。

能登の工場で始めてあって、金沢の染工場の検査室にピッタリだと思い、仲人の予定で連れてきました。
ところが、体はこじんまりしていいのだが、性格がノロい、一応スピードコントロールや減速ギヤが
付いた100V仕様だったが、お仕事のスピードには向かないという事で、破談になりました。

その後、いつかは化粧し直してお披露目をと思いつつ、能登のねえさんのまま倉庫の住人。

話は兵庫県から舞い込んだ。小型の綛揚げ機の希望だったので、まずはお見合い写真を提供。
返事はスグに帰ってきた。身体、特に腰の振りに惚れたらしい。5本の糸をキュッキュッと・・・

性格の方は関係ないらしい。なんでも海外仕様にする為に、モーターや電装品を取っ払ってしまう。
一度スッポンポンになって性格を入れ替える。ともかく腰のキュッキュッが欲しいとのこと。


今、小型綛揚げ機を探そうと思っても、京都を中心とした木製品の製作依頼しかない。
産業仕様に耐えうる鉄鋼製は当然?廃業してしまい。北陸で世話できる中古機は25錘の大型産業機。

需要があってこその量産製作だから、今さら?作るメーカーもなく、特注依頼すれば高額な買い物。
と言って、中古市場も卓上ワインダーと同じで、小型機ゆえに探す事すらむずかしい。


ともあれ、今回は幸せな出会いとなり、どんな美人(形)に変身するかは客先まかせ。
旅立ちの前、今一度顔を洗って送り出す。「嫁に行ったら向こうのダンナさんと仲良くナ」なんて

神戸の港からお船に乗って、見知らぬ彼氏にお嫁入りか?なんか、ブラジルの花嫁気分。

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