三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月5日 「キズの無い中古ドラムないか?・・」

2014-10-05 | メンテナンスお気楽日記
考えるまでも無い。もう20年ちかくまともな?機械の新規取引が無ければ、機械メーカーは
製造を中止し、そこに対応してきた部品メーカーも生産を縮小せざるを得ない。

ありがたい事に、日本の機械製造技術は30~40年の償却にも耐えている。なので、数こそ
少なくなりつつあるが、機械本体の中古市場はまだまだ成り立っている。

しかし、問題は消耗部品をはじめとする関連部品・関連機材。

部品メーカーとすれば、以前の納品数が確保できず、営業利益はまったく出ない。で、中止状態。
いくら加工技術があっても、ロット試算すれば、旧価格の2倍3倍、10倍と言われてもオカシくない。

顧客とすれば、設備投資にそれだけの資金をまわす確信の判断がむずかしい。
そこで、中古部品。部品の使い回しまで始まることになる。もちろん不良品じゃなく廃業品から。


同業仲間の携帯にも「75のボビンあるか?」「120のシリンダーキャップ持ってないか?」など
ひっきりなしに連絡が入る。携帯電話のせい?で組み仕事の作業もままならない。

と言う自分にも「ドラムを交換して欲しいが、キズの無いドラムもってないか?」の連絡。
キズが無いってことは、もちろん中古でっ事、それに安いってオマケまで付いている。

もちろんワインダー専門の看板をあげているいじょうは新品ドラムの世話も出来るが、9割9分
中古の問い合わせから始まる。14,800円と5,000円の差は非常に大きい。

その5,000円Aランクすらもう世話できない、Bランクで3,000円、Cランクは処分品。
もちろんメンテナンスとしては、必要在庫だ(だった)が、機台注文の整備には、おいおい良品在庫
から組み付けていくことになる。で、機台が売れれば単品在庫はどんどん無くなっていく。

良品在庫なんて、そう簡単には手に入るものではない。大半はCランクでBがでればラッキー。
こんな状態もいつまでも続けられるハズがない。その時の選択を考えると怖いものがある。

でも悩んでも先が見えない時はお気楽に構えるしかない。けっこう人間って対応能力があるもんダ。

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