三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月2日 自社内設備

2014-10-02 | メンテナンスお気楽日記
まずは、ブログの更新をさぼっていました。朝一仕事とお疲れモードを言い訳にして
パソコン前はメール確認だけで、すぐに晩酌モードに入って、そのままバタン・キュ。
でも、電話までして心配していただいては、やはりガンバらなけりゃならないってか!


そりゃ、注文が重なるのは嬉しい事だが、モノが中古機械の世話となると大変です。
いくら機械があっても、右から左へ「はぃ。」って訳にもいかない。

まずは汚れ落としだけでも二度拭き三度拭き。30年物の油は簡単には落ちない。
そのまま整備で持って行けば「なんだ、こんな機械」って言われかねない。

それが、12錘機が2台3台と重なれば、時間がどれだけあってもキリが無い。
それにも増して辛いのが「まだか、まだか?」の督促圧力?一人仕事では時間が足りない。

いつも撚糸屋さんが「女工さんを頼めば、儲けが無くなる」ってボヤいているが、
それと同じ事が今の自分の仕事。安い中古機械には人件費の経費は入っていない。


大体、企業からの注文は切羽詰まっての注文、下請け工場が無くなって?糸の動きが取れなく
なって、自社工場での自社設備。無理なことは解っていても、せざるを得ない状態。

外注委託の安い工賃での仕事が、自社設備の他に正社員を使っての片手間で賄えるハズがない。
パート対応の処もあるけれど、正社員以上に技術というか糸を知らない人ばかり。
メンテに行っても「ここ、捲けません」で終わり。なぜ捲けないのか考えもしない。

外注工場の廃業は、高齢化が原因ではけっしてない。工場があり設備もある好条件でも
後継者が育たない。仕事に魅力がないわけでも無い。すべては低賃金。生活が成り立たなけりゃ・・

と言って、キロ300円のお米を明日から500円にしたいと言ってもぜったいムリ。
価格は下げるとき以上に、上げる為の努力と時間は計り知れない。簡単には上がらない。

それまで、どう生き残れて、どう世の中が変わるか?    

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

ブログランキングに参加しています!1日1回クリックをお願いします!!
↓↓↓↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへ