三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月26日 あったらイイな、検査機器!

2013-10-27 | メンテナンスお気楽日記
機械作り・ものづくりの基本は「あったらイイな、できたらイイな。」です。
もちろん、仕事を便利に素早く継続的にこなす為の道具としての、試行錯誤から始まります。

デジタルはかりの定量装置は、福井の電気業者?が話を聞いてもらえました。
簡単?に考えていたが、いろいろな問題点も指摘され、素人考え丸出しです。

まず、はかりとは重さを計る増量計算で、減量方式ではデジタル表示の誤差がでる。
例えば、1㎏のひょう量なら最小目盛りは1gだが、大きくなれば5g10gの表示になる。
デジタル信号では、100gでも104・99gや109・99gで作動することとなる。

一番のポイントは、ユーザーの希望で「何を、どうしたいか?」で仕様が変わってくる。
その為には、ユーザーを交えた現場確認と機器開発が当然必要となる。
三筋の「こんなもん、あったらイイかな?」だけでは、絵に描いた餅でしかない。


「餅」ついでに、又、ピン!と来た機器に興味が行きました。「ケバカウント機器」です。
懇談のなかで「整経機のケバ感知装置の需要や整備依頼が増えている」とのことからです。

糸の品質には、最近様ざまな問題が出てきているのは理解しているが、委託加工業者にとっては
与えられた資材を加工するだけで手いっぱい。もし最終段階でクレームが発見され様もんなら
責任のなすり合いが始まる。誰も自分が悪いとは思ってもいない。これがけっこうキツイ。

問題は、自分が加工する糸を解っていない?ことで、いくら「この糸はオカシイ!」なんて
口で言っていても、誰も耳を貸そうとはしない。加工してしまえば自分の責任となる。

その為には「数字」が必要で、せめてサンプル検査の結果ぐらいは出したい。
責任転嫁の手段でなくても「こんな加工になるが良かったら」だけでも話が出来る。

わざわざ検査機械を作らなくても、作業機にセンサーを取り付けるだけでも
ケバや節などをカウントして、品質を見極めることも必要なことかも知れない。

これも、繊維加工にとっては「あったらイイな、できたらイイな」じゃないかと思う。

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