三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月19日 定価商売が本筋?

2013-10-19 | メンテナンスお気楽日記
自分がしている仕事や整備した品物には「定価」はありません。
販売価格は販売店が決めます。すべては「相場」を信じて仕切り価格で設定します。

北陸地区の相場と他の地区の相場や、販売店によっても違うのも、薄々感じているので
客先では、「いくらです。」とは、ぜったい言えない商いをしてきました。

ところが、ネット問い合わせ等によって小型機械の直接取引が増え、自分で価格を
決めなければならない商いも出てきた。そこで聞こえてきた言葉が「安過ぎる」だった。


自分自信が「安い!」と感じるのは、野菜の直販コーナーや量販店の衣料品。
野菜の直販店では、JAに出せなかった?品物を顔写真付きで格安で提供している。

そうか!自分のやっている仕事は、曲がっているキュウリと同じなんだ。
定価は付けられないけれど、味は変わらないし品質も保障しなければならない。

中古機械といえど、仕事が出来てお金を稼ぎ出す機械でなければ、意味がない。
さしずめ、メンテナンスは曲がったキュウリの料理人ってとこか?

もう一方の量販店の衣料品。こちらも呆れてしまう価格が付いている。

海外生産だから!とは言ってはいるが、実は国内工場も多いのです。
加工費の安い海外工場から、即商品として輸入される訳もなく、国内での加工も必要なのです。

只問題は、販売価格ありきの作業ですから、工料は厳しさ以上の話も聞いています。
ここでは、イオンやユニクロの話をしようとは思いませんが、JA前の「農協」を
思い起こせば、おのずと「ものづくり」の流れが見えてきます。

確かに作物さえ作っていれば、農協が買い上げてくれ、生産のノウハウも教えてくれる。
只、誰のために作っているのか、客の意見や感想はもちろん、販売先や価格はまったく見えない。

結果、農協は巨大な企業?となったが、ものづくりの喜びが感じられない後継者からは
見放され、農地は宅地になり、後継者はサラリーマン?に就職。

ものづくりは、「誰かさんの為に」が見えなければ、オートメーションの生産ラインと同じ。


おっと!話が不況ボヤキになると、支離滅裂な言いぐさがポンポン出てくる。
本題は「定価」だったナ。定価とはモノの価値、定められた価格。

モノの価格は、材料費・加工費・希少価値などで決まる。すべてはお客が納得する価格を
算定して決まる。たとえ高い加工費となっても、見る人にとっては納得の価格として通る。

それが「定価の何割引き」なんての販売は、そもそも最終販売店の決めることであって
ものづくりや加工に押し付けて来ること自体オカシイ?売らんが為の変則手段?

「定価崩し」は「ものづくり崩し」に移行する危険性をはらんでいる。
定価とは「納得の価値」 だからこそ、掘り出し物を見つけた時の喜びも大きくなる。

今日はちょっと書きすぎた。疲れてくると文章の〆が見つけられなくなってしまう。お終い。

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