迷宮映画館

開店休業状態になっており、誠にすいません。

ターミネーター3

2003年07月05日 | た行 外国映画
「未来は変わったはずだった。」10歳になったジョン・コナーを抹殺しにやってきたT-1000を倒し、自らを抹消したターミネーターによって、審判の日は回避され、未来は変わったはずだった。しかし、ジョン・コナーの心には、ぽっかりと穴があいているようだった。自分は未来で指導者になるはずだった。機械と戦う人間達の先頭を切っていたはずだった。今の自分は抜け殻のようだった。

何にも属さず、名前も住所も明かさずその日暮しをしていたコナーは、バイクの事故で怪我をしてしまった。動物病院にもぐりこみ、鎮静剤を飲み、なんとかしのごうとしていた時、あいつはやってきた。

動物病院の医者のケイトは偶然、ジョンの幼馴染、そこにT-800の懐かしい旧型ロボットと新たな敵、TXがぶつかり合う。サイボーグたちの目的は何か、未来は変わったはずではなかったのか。

何にも説明が出来ない、レビューが書けない映画、「ターミネーター3」。ストーリーは見ていただくことにして、見て、感じたことをいくつか。

先行上映を見に行ったのだけど、こういう先行は客層がはっきり分かれて、面白い。先行でまで、その映画を見たいタイプはどういう人なのかがとってもよくわかる。これは圧倒的に男性が多かった。年齢は若い人が多いのだけど、中年が結構いたのが目立った。これは私と同じく、1も2も映画館で見た人か。

ニューサイボーグTXはいけてる。かわいらしい美人。超美人と言うのではないとこがいいのかも。セリフが3つくらいしかないのがよかったのかな。

ニック・スタール。情けない指導者で、まるで自信をもてないあたりはとってもよく出てた。ついでにマザコンっぽいところも。でも未来の指導者姿のメイクはどうしてもいただけん。「T2」で見た精悍な未来のジョン・コナーを私達は見てるもんで。

で、問題のシュワちゃん。56歳であの肉体はえらい。そこは誉める。あんたはえらい。でもどうしても出せなかったのは非人間性。もう顔が好々爺の部類に入ってしまったんだもん。そこを利用して、精神の狭間を悩むシーンもあったが、それはどう考えてもおかしい。アトムのようなターミネーターじゃいけんでしょう。

4は絶対作って欲しくない。ジェームス・キャメロンの手を離れてしまった「ターミネーター」はすでに「ターミネーター」ではない。

「ターミネーター3」

原題「Terminator3 Rise of the Machines」 
監督 ジョナサン・モストウ
出演 アーノルド・シュワルツネッガー ニック・スタール クレア・ディーンズ
 クリスタナ・ローケン 2003年 アメリカ作品


最新の画像もっと見る

コメントを投稿