迷宮映画館

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南極物語

2006年03月15日 | な行 外国映画
すいません。話の内容もわかっていたし、ポール・ウォーカーだし、ディズニーだし・・・・。別に見なくてもいいやとか思っていたのですが、ついでで出した試写会に当選。まあ行ってみるか・・・。すいません。すんげー、いかった・・・。泣かせられてしまいました。うん、こういう映画見て、素直に泣いてる自分はまだまだ大丈夫。そんなことを再確認しながら見ました。

生き残る『タロ』と『ジロ』は、アメリカ版じゃ、一体どういう名前なんだろう?などと言っていたら、うちの息子はリーフレットを見て、「ポールとウォーカーじゃねえの」と・・。オイ、それは主人公の名前だよ!と突っ込みを入れながら、ポール・ウォーカー演じる、犬使いがなかなかの好青年役。犬に対する信頼と、愛情がこれでもかと表現されています。

隕石探しに来て、彼らを窮地に陥らせる役は、出てきた瞬間、『あなた!』と思わず指差してしまったブルース・グリーンウッドがやはり想像通りの役どころ。彼のわがまま、いや信念でつい困難な道を探検隊も犬も選ばされてしまいます。

すぐに基地を離れなければ、全員遭難の目に。さっさと基地を離れることになったのですが、犬を連れて行くわけにはいかない。すぐに戻るから、と犬たちに声をかけて基地を離れた探検隊です。でも、天候は悪化する一方。すぐに戻るといったのに、どうしても戻れない。犬たちの運命やいかに・・・・。

きつくはめられた首輪、忠実に命令を守る犬たちは、「戻る」の言葉を信じて凛と待っています。もう、ここでだめ。リーダ格のマヤのあまりの崇高さにすでにぐぐっときてます。八頭いる犬たちの性格も、特徴もさりげなくわかるうまい描き方。若いチョビ、いやマックスの奔放さを描きながら、彼の成長物語にもなっています。(このマックスが『動物のお医者さん』のチョビそっくり)

真冬の南極のすさまじさの表現にはちと不満が残りましたが、(簡単な装備と服装?カチカチに凍ってるはずの鎖を簡単に手で取っちゃいけないよ)まあやむをえない。少々の不満はあれど、全ては犬のすばらしさに吹っ飛んでしまいます。リーダーを尊敬し、仲間を尊重する犬たち。たまにアホな行動に苦笑もしてしまいますが、それもご愛嬌。探検隊の一員のクーパーの彼女の名前もなかなかです。

サバイバルの基本を忠実に学びながら、とにかく犬!犬に崇高さを感じました。素直にいいです。

『南極物語』
監督 フランク・マーシャル
出演 ポール・ウォーカー ブルース・グリーンウッド


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3 コメント

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TBありがとうございました (ミチ)
2006-03-20 08:45:42
こんにちは♪

試写会でご覧になったんですね~。

チョビや、その他の犬ぞりレースの仲間を思い出しながら鑑賞しました。

なんといっても犬ですよね!

ちょっと演技しすぎのきらいはありましたが、それもまたカワイイし、すっかり動物モノにヤラれて帰りました。

オリジナルとか実話とは別物と考えて見ればなんとかオッケーではないでしょうか?

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演技力 (kossy)
2006-03-20 18:19:22
やっぱ犬の演技力につきますね!

特にマヤが倒れたときのマックスの表情!

人間でも難しい演技だ・・・
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やっぱ犬! (sakurai)
2006-03-20 19:50:13
春休み前、生徒にお勧め映画でこれを押してきたのですが、私が「いやーー、犬がすげーんだ」と言ったら、

「トレーナーがすごいんだべ」と返されてしまいました。

ソレはそうなんだけど・・・。



あの犬ちゃんたちも、血統書つきのいい犬じゃなくて、捨てられたような犬ちゃんたちだったという話にも呆然と感動してしまいました。
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