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第173回 パズルで息抜き

2016-07-08 | エッセイ

 このブログでは、硬軟とりまぜ、いろんな話題をお届けしていますが、「パズル」で息抜き、てのはいかがでしょうか。

 数独みたいに理詰めで考えれば解けるものもありますし、昔、流行った「頭の体操シリーズ」(多湖輝 光文社)みたいに、ちょっとした発想の転換(水平思考とかいう言葉も流行ったことがありました)が必要なものもあって、一時期、ハマりました。小さい頃読んだ学習雑誌にも、パズル、クイズの類いが必ず載っていて、アタマを悩ませたものです。パズルを解くのは、私も、割と好きなほう。ただし、時間をかけて、じっくり考えるのは得意ではないので、すぐに答えを見るクチ。

 さて、アメリカの有名なパズル作家で、サム・ロイド(Sam Loyd 1841-1911)という人がいました。
 図形パズルを中心に、今でも多くのパズルファンを悩ませる名作を、数多く世に送り出してきた天才です。

 その代表作が、ご覧の「トリック・ドンキー」。
 点線に沿って、3片に切り離したものを並べ替えて、「疾走するロバに乗る騎手」の絵柄にしなさい、というものです。



 実に単純そうに見えるパズルですが、新聞に発表当時、解けない読者からの問合せが殺到したという、エピソードが残されています。
 画像を、プリントアウトして、取り組んでみてください。

 なお、「巨匠の傑作パズルベスト100」(伴田良輔 文春新書)には、この伝説的な「名作」のほか、パズルの巨匠たちの名作が紹介されています。2008年出版の少し古い本ですが、興味のある方は、是非チャレンジしてみてください。

 いかがでしたか?次回をお楽しみに。