わたしが使っているザックを紹介します。
また、学生時代の後半に使っていて、まだ、大切に保管しているザックも紹介します。
MILLET GRAN CAPCIN 65/75(グランキャプサン)2.45kg
学生時代は高価でとても購入できなかったミレーのザック。昨年、学生時代にほしかったこのメーカのザックを大人買いしました。ただ、当時とちがって、ミレー製品は他社製品と比較してそれほど高価ではないです。このザックは、背中にあたる部分の構造が工夫されており、蒸れをほとんど感じず、とても快適です。ザックにサイドバックをつけ、温度計をぶら下げて使っています。
ただ、問題点はいくつかあります。今後改良をしてほしいです。
・背中部分のフレームがマジックテープで留められていて、山行中に何度もこのマジックテープがはがれ、フレームが飛び出しました。結局、メーカにクレームをいれて、肩部分のマジックテープによる開閉は不要なので縫いつけてもらいました。最初からそうなっていれば良いはずです。
・わたしの山行中の姿勢がよくないのかもしれませんが、どうも片方の肩のベルトの調整がしっくりいきません。ザックが山行中にずれてきます。
・バックルが弱く、何度か折れました。これは最新のものに交換してもらっています(強度が強化されたとか)。
・サイドバックをつけて使うわたしには、ザックのサイドベルトの締め付けが弱くて、すぐにサイドバックが動いてしまいます。
・もう少し軽くなるといいのですが。
ARC'TERYX Khamsin 30
日帰りや、クライミング用のザック。軽いので気に入っています。
以下は学生時代の後半に使ったザック、今は防水機能も劣化し、最近のものと比較すると重いので引退させています。
他にも当時は、いくつかザックを使っていましたがあまりに汚いので処分してしまいました。そうキスリングは学生山岳部のシンボルでしたね、当時は。今思うと、よくあんなザックを担いでいたなと思います。
学生時代に使ったShouinard(ショイナード)のザック(75~80Lくらい?)
今はなき、ショイナードというメーカのザック。このザックは、学生時代のカラコルム遠征のために購入したものです。大きくて、丈夫で、いろいろテープがついていて工夫されていたのでお気に入りのザックでした。ブランクの後、山を再開したときは、このザックを夏山に持って行きました。やはり防水性と重量に問題があるので今は引退させています。
ショイナード社は、ハーネスの事故(折り返しをせずに利用して墜落)の責任をとり、会社を解散。このショイナードを引き継いだのがブラックダイヤモンド。学生時代に気に入っていたショイナードのザックがないのは寂しい限りです。
Reinhold Messner(ラインホルト=メスナー)からもらったMILLETのザック(60Lくらい?)
カラコルムに遠征した際に、パキスタン・ラワルピンディのホテルで、偶然、8000m峰2座縦走前のメスナーのパーティに会いました。彼からのリクエストで、私の個装のちょっと貧弱な背負子と彼が持っていた新品のミレーのザックを交換しました。写真は、そのときの記念のサイン入りザックです(当時、ミレーは彼のスポンサー)。時々、自慢するためにハイキングなどに使っていましたが、さすがに、25年も立つと内側の防水処理がほとんど剥がれてしまって、今は使っていません。それにしても、ラワルピンディのホテルは有名な登山家が世界から多数集まるホテルでした。
最近見たメスナーの記事;「不可能への挑戦 登山家ラインホルト・メスナー」
Reinhold Messnerのサイン