山とランニングの日記(旧ブログ goo)

山やランについてのブログです。メインサイトはhttp://asakaki.blogspot.jp/で毎日更新しています。

【読書】梅里雪山(メイリーシュエシャン)十七人の友を探して

2011-07-30 17:42:19 | 海外登山
梅里雪山(メイリーシュエシャン)、中国雲南省にある連山の総称で、最高峰はカワカブ(太子雪山、6,740m)。聖山であるこの山は、未だ誰も頂上を踏んでいない。  

1991年1月に発生した日中合同登山隊(京大)の大量遭難事故はC3にいた隊員17名全員が雪崩で犠牲となる大事故でした。その後、1998年以降、氷河から遺体・遺品が発見されはじめ2006年までに16名の遺体が確認されています。  

この事故について書かれた著書「梅里雪山十七人の友を探して」、ずっとカバンの中にいれて読もうとしていたんですが、今日やっと読み終えました。  

この本は、事故発生当時から2006年までの遺体捜索の状況を小林さんがまとめたもの。小林さんは当時日本で待機していた方で、事故後、雲南省に長期間滞在して遺体捜索をされました。フリーカメラマンでもあり、登山事故・遺族、聖山という視点で美しい写真を交えて書かれています。  

わたしは、登山をする以上、この手の本は出来るだけ読みたいと思っています。山の陰の部分をしっかり理解して登るのが山を長く楽しむために大切だと思うのです。少々重苦しい内容ですが、岩や雪をやる人は読んだ方がいいかもしれません。  


今シーズンのヒマラヤ

2010-10-06 18:30:37 | 海外登山

今シーズンのヒマラヤは荒れましたね。

天候が荒れて、シーズン終わりまで待って、9月末からラッシュをかけたようです。
ダウラギリで行方不明の3人の方が早く見つかるように祈っています。

●ダウラギリ(8167m)
 9月28日、雪崩で日本人登山家3人が行方不明。
 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100930k0000m040131000c.html

●チョー・オユー(8201m)
 9月30日、8000m峰14座登頂を目指す竹内洋岳さん、13座目のチョーオユーを断念。7700m地点にある雪壁が大きく雪崩れていて不安定なためその地点で引き返すことになった。
 http://weblog.hochi.co.jp/takeuchi/2010/09/post-b931.html

●エベレスト(8850m)
 10月1日、単独無酸素登頂を目指す、栗城史多さん。深い雪でC4まで到達できず登頂を断念。
 http://ameblo.jp/kurikiyama/entry-10664352228.html


ネパールの小型機墜落事故

2010-08-25 08:53:58 | 海外登山

8月24日、ネパールで小型機の墜落事故、カトマンズからルクラ(エベレストへ行く拠点)に向かう飛行機で悪天候で引き返す途中の事故だったそうです。

エベレスト単独無酸素登頂を目指している栗城さんもこの後の便に乗る予定だったようですが、なんとこの便に彼のシェルパが乗っていたとのこと(ニュースはこちら)。ヒマラヤで何度も危ない目を切り抜けて来たシェルパが、こんな事故で逝ってしまうとは、、、、

亡くなられた14人の方のご冥福をお祈りしています。


イモトってモンブラン登るの!?

2010-08-23 22:35:12 | 海外登山

「世界の果てまでイッテQ!」珍獣ハンター イモトがヨーロッパアルプスのモンブランを登るのですね(もう登ったのでしょうが)。うらやましいなあ。いいなあ。

彼女って、エベレスト目指してるとか、この調子では本当に行きそうですね。ますますうらやましいです。

ちなみに、わたしはイモトの大ファン。こんな娘がいたらさぞかし楽しいだろうなあって。


栗城さん、今回は難しかったみたいです

2010-05-27 00:00:49 | 海外登山

<EMBED align=right src=http://www.youtube.com/v/6SyRvWTryFo&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp; width=212 height=172 type=application/x-shockwave-flash allowfullscreen="true" allowscriptaccess="always"></EMBED>エベレスト単独無酸素登頂を目指す栗城さんアンナプルナ(8091m)の単独無酸素登頂の二回目のアタックをしていましたが、7700mで断念し下山されました(詳しくはこちら)。単独無酸素で8000mは簡単には登らせてもらえないようです。

右の映像を見ると、ほんとうらやましいです。こんな仲間に応援してもらって彼は登っているのですね。わたしもチャンスがあればこんなサポートチームに参加してみたいです。


再度登ることに、びっくり

2010-05-21 00:22:45 | 海外登山

<EMBED align=right src=http://www.youtube.com/v/MbsYziF4AHs&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp; width=217 height=172 type=application/x-shockwave-flash allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true">エベレスト単独無酸素登頂を目指す栗城さんアンナプルナ(8091m)の単独無酸素登頂を目指していましたが、体調不調で最終キャンプから引き返して今回は断念と思っていました。ところが、なんと再び登るそうです。

天候がいいのでしょうね、高所順応もできていて、ご自身のつけたトレースも残っているのでしょうから体力消耗していてもむしろチャンスかもしれません。今度はスキーも担がず、通信機材も持たず純粋に自分の山に挑戦するようです。それがいいですよ、登頂だけに集中してほしいです。ただ、これから何度でも登るチャンスはあるので、絶対にDeathZoneには突っ込まないでほしいです。

</EMBED>

夢の実現はそんな簡単ではないようです

2010-05-18 23:59:07 | 海外登山

エベレスト単独無酸素登頂を目指す栗城さん、今年のエベレストの前哨戦アンナプルナ(8091m)は断念したようです。
彼のブログによると最終のCamp4(7200m)まで入ったのですが、体調が悪く18日、BCまで下山したそうです(詳しくはこちら)。

どんな夢でもそう簡単に実現させてくれないですね。昔のように関心を持ってもらえない高所登山に、スポンサーをつけて、話題になるように山を登ることとは直接関係ないことをやって、ほんと一生懸命な彼の姿はすばらしいです。この高所で嘔吐を繰り返しながらラッセルを一人で続けるなんて信じられないです。
今回、無理して突っ込まず、下山したことはもちろん正解ですし、こういった姿を見せていれば何度でもチャレンジできますよ。高所順応が十分できていないと思うので今年のエベレストは少々心配ですが、これも焦らずにじっくり挑むことですよね。


栗城史多さん、次を!

2009-09-29 19:15:54 | 海外登山

日本人初のエベレスト単独無酸素登頂を目指していた栗城史多さん、今回は残念でしたが、生きて帰っていたので、ほっとしました。

ちょうど頂上アタックの予定日が、わたしは山の中だったので、インターネットを見ることができずとっても気になっていました。下山後すぐに、登頂はできなかったことを知ったのですが、彼のブログをなかなか見ることができず、今やっと詳細を知りました。

現地のブログからは、8000m近い場所でラッセルを強いられ、どんどん登るスピードが落ちて、時間切れが迫ってくるその緊迫感が伝わってきます(栗城さんのブログはこちら)。一線を越えて突っ込まなかったこと、本当によかったです。今はゆっくり休んでほしいです。

彼のファンは、私も含めて、今後も応援していきますよ。


栗城史多さんのエベレスト単独無酸素、アタック中です。

2009-09-24 23:00:41 | 海外登山
日本人初のエベレスト単独無酸素登頂を目指す栗城史多さん、頂上めざして現在アタック中です。本来であれば、本日からインターネット中継だったのです、中止のようです。単独無酸素で、昔のような大がかりな登山隊ではないのですから、無理して中継することはないですね。

現地から毎日更新されるブログによりますと(ブログはこちら)、日本時間24日木曜日15時15分現在、彼は7800mを超えています(あと約1000m)。膝くらいまでのラッセルが続いているそうです。 この高度で一人でラッセルとは、、、、、、しかも、時計の電池が切れて、自分で時間と高度が確認できないとのこと。時間はトランシーバで確認するとしても、高所で高度計がないのは自分の位置を確認できないので精神的に相当辛いのではないでしょうか。

登頂予定は、日本時間26日土曜日13時15分だそうです。キャンプはC3、C4の残り二つ。単独ですから、キャンプといってもほとんどビバークでしかも無酸素。

絶対に安全を優先してほしいと思うばかりです。