哲学は真理を追及する学問で
人間はそこを追及しないではいられないが
永遠に答えの出ない学問だから
時に息苦しくなる
息苦しさの是非を問い出せばまた
息苦しさの哲学が始まってしまう
こんなループを脱するために
皮肉なことにまた
ある哲学者の言葉に依存する
「肉体は成長し、成熟し、老衰して死んでゆく。
ただ一回だけ。
だから本当の愛も唯一つしかない。
それにすべてを注ぎ尽くすことのできた人は幸福である。
唯一つと言ったが、本当の人生を生きる人間にとって、
愛は一つ以上あってはかえって余計で、
愛そのものを破壊してしまうのだ。
しかしその唯一つはどうしてもなければ、
その人の全人生は他に何があっても「無意味」なのだ。
その代りそれ一つがあれば、
他に何もなくても全部的に充実しているのだ。」
人間とは...
命とは...
全く不可解なものである
そして...
愛すべきものでもある
...