Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

bgmer3と4 と bgmer2の後記

2012-11-15 | 過去のスケジュール記録


bgmer3
11月17日(土)
bgmer4
11月24日(土)

Cafe blackA

演奏時間は
ランチタイムの
12時半前後から
一時間前後

あと
土曜日は夜まで営業するようなので
夜の演奏も考えています



blackAのHPでは開店時間は 11:30-15:00と
一回閉めて夜の部を17:00-22:00
と設定しているようです

bgmの夜の演奏時間や回数はまだ未定ですが
もう少ししたら決めて告知出来るかな、と思います
早めにわからないと予定がたたないという方は
blackAに気軽に問い合わせてみてくださいね
TEL:03-6659-3939

ぶっちゃけるとbgm演奏の時間設定は今もまだお店と僕で模索中で
オーダーをとる前から演奏が始っていた方が良いのか
料理が出揃ってから始めた方が良いのか
演奏時間は30分くらいの短めが良いのか
1時間くらいが適当なのか
それともお客様がトランス状態になるくらいまで
エンドレスで演奏し続ける...なんていうのが良いのか
(この最後のはちょっとアブノーマルな僕だけの意見ですが...)
もしくは、もっとラフに待機してて
お客様の入り具合で始めてみたら...?
などなど...
1回やっては感触を頼りに次の形を微調整していってます


ボジョレー・ヌーボー解禁で
blackAでも15,16,17の3日間開催されるようですので
17日もワインを飲みながらお過ごしいただけるようです


独奏のレパートリーが足りないから在る曲数のループになっちゃうけど
昼の光の中
そして夜の空気の中
きっとそれぞれ音の聴こえかたは違うでしょうから
お気に入りのCDをループして聴きながら、みたいに
過ごしていただけたら幸いです
(どんどん独奏の新曲が増やせるスキルがもっと僕にあれば...と自己嫌悪です)



。。。。。。


さて

2回のbgmerを終えての後記を...

ちょっと濃いかも...



blackAさんでbgmerをやるようになって
何となくは想像してもいたのですが...
想像以上に面白いものを感じ始めています

sololiveでお客様に聴くモードになっていただきながらの演奏と
BGMとして奏でる中で自由に過ごしていただくのとでは
似て異なるものが生まれて来るように感じます


他のアーチストとの合奏で激しいプレイをお見せする部分も
僕にはありますが
僕は自分からナチュラルに出て来るものは
多分、完璧にヒーリングミュージックなのだと思います

何も当たり障りの無いツルツルの音を出すのではなく
刺や毒や鋭角的な角が自分の中存在していることを十分知った上で
それを浄化してから音に託したい

音楽で気楽に発散して
その結果、浄化されました
というのではなく
音を発する手前で
必ずちゃんと浄化装置を通してから外に初めて出したい

浄化された音は聴き手に投げかけられながら
また自らにも返って来る

その清らかな音に自分自身が守ってもらわなければ
僕という情けないガラス細工は今頃粉々に壊れていただろうと...


ヒーリングミュージシャンになろうと目標を定めて精進してきたわけではなく
自分が納得する音を追求していたら
普通のギタリストさん達とはずいぶん離れた場所に来てしまってた...
ような気もしてるんです



sololiveというような形は
席に着かれたお客様は
迂闊にトイレにも立てませんし
お喋りも出来ない

音が心地良くて、もし眠くなったとしても
演奏者に失礼だと考えて必死で寝ないようにする


奏でる僕は
お客様にずいぶんな窮屈を強いている

それが僕にも返って来て
僕も窮屈になっていたりする...


じゃぁお前はいったいどうしたいのだ?
そんなこと考えてたらライブなんて出来ないじゃないか
そういう考えはお前の弱さから来るものだ
もっと気合いを入れて
リスナーをグワッと取り込めるようなガッツリした演奏しろ
と思う方もいらっしゃるでしょうね...


でも僕は、そのガッツリ気合いの入った音というのを
どうしてもうるさいと感じてしまう人間なので
一般論からでは答えは見付からない


だからほとんど誰にも相談せず
誰の意見も聞かず
感覚だけを頼りにほんの少しずつ
自分の理想の音環境を模索してく



BGMという形は
聴く側も奏でる側も自由にしてくれる

聴き手は演奏が終わっても拍手しなくっていい
物思いに耽ったままでいい

逆に自然に気持ちが拍手をしたくなったとしたら
してくださってもいいわけで
そこもまた自由


奏者も拍手を頂いたことに御礼の笑顔をしなくっていい
もちろん、頂いた拍手に嬉しさが込み上げて来たら微笑んでご挨拶すればいい

でも今奏でた曲と次ぎに奏でる曲の間も
音のイマジネーションの中に浸っていたかったら
そのままでもいい



2回目のbgmerをやってみて
BGMなんだけど
皆さん静かに聴きながら過ごしてくださってる

でも不思議なことにお喋りもしてらっしゃる


現代という時代や都会はまた特に
飽和の世界で
それを否と唱える人たちは沢山いらっしゃるけど

例えば
スローライフとかスローフードとか
オーガニックとか
エコとか

だけどミュージシャンで
とくにポピュラーのフィールドで
そこを作り出す人を僕は見たことがありません
(僕が無知なだけでどこかに沢山いらっしゃるのかもしれませんが...)


blackAさんはお店の快適空間と音の融合という角度から
いろいろ考えてらっしゃるでしょう

もちろん僕も一緒になって考えてみてます

でも僕はそれだけじゃないものを感じてます


blackAを切り離して考えても
このbgmerという形から生まれて来る心地良さは
今まで僕が演奏して来たどんなライブより勝る心地良さが確実に存在してる...


僕はこの心地良さを
この先の自分の音楽に取り込んでゆきたい


具体的にはどうすればいいのだろう...


まだぼやけていて答えはハッキリ見えないけど
進みたい方向だけは
こんなふうに感じられているようです




。。。。。


追加

そうそう

17日は夜の部
中川和泉ちゃんにも少しだけ歌っていただこうと思ってるんです



今cafeは彼女が一人で切り盛りしてるので
大変だと思うけど
強引に引っぱり出しちゃう



彼女はcafeの人間としては少し不安そうだけど
歌う間の数分間だけ
オーダー対応が遅れるだけだよ
誰もクレーム言わないよ

なかば強引に説得しちゃいました


お楽しみに


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする