厚生文教委員会の視察で、岡山県総社市へ「障害者千人雇用」について。
リーマンショックで多くの人が失業するなか、こんな時だからこそ障害者施策に力をいれるべきだ!とリーダーシップを発揮した市長。
それまでに精神障害者の施設職員と話す中で、「これではいけない」と大変さを感じたそう。
一部からは「殿、ご乱心」と言われるほど、周りからは実現不能だと、反発もあったようですが、市長として話をしに行く場があれば、必ず「障害者千人雇用」の話をし、現時点での雇用人数を伝えていたので、この施策についての市民の認知度は高い。
2011年4月に、180人だった障害者雇用は2016年2月には894名に。
「障害者千人雇用委員会」では、雇用対策が行き届きにくい、知的・精神障害を持つ方の支援に力を入れている。就労した後のフォローも行っているけれど、年々対象になる方は増えていくため、フォロー体制が検討課題になっていくと思う。…実際、職員ひとりの方が抱えるケース数は増えているという。
ちなみに就職先は、一般就労の他に就労支援の事業所も含まれている。この施策を始めてから市内にある事業所は2個所から15個所に増えている。
事業所の製品売上を伸ばすため、市役所内の中庭で販売する機会を増やしたり、コンビニに製品を置いてもらったりしている。
一般就労先の開拓のため、企業周りもしている。
目の前の人の声を聞き、ニーズやその人の強みや弱みを把握して、現場に伝えつなげていくという仕事の丁寧さや人との接し方…現場で働く職員の方も素晴らしい。
その他にも、ハローワークと「福祉から就労」支援協定を締結しており、市職員がハローワークに常駐することにより、障害者だけでなく生活困窮者や外国人を対象とした支援を行っている。
これらは、トップダウンの施策で、市長から各部局に「実現のために全力を尽くそう!」といった旨の指示がおりたそう。市長の「人権感覚」が伴ったリーダーシップが発揮されたからこそ、先進例となっているんだと思う。
最後に。東洋経済のインタビュー記事がありました。読みやすく市長の人柄も伝わってくるのでぜひお読みいただきたい。「千人」の理由が気になる方、記事に書いてありますよ~。
障がい者が自立すれば、みんなが元気になれる
リーマンショックで多くの人が失業するなか、こんな時だからこそ障害者施策に力をいれるべきだ!とリーダーシップを発揮した市長。
それまでに精神障害者の施設職員と話す中で、「これではいけない」と大変さを感じたそう。
一部からは「殿、ご乱心」と言われるほど、周りからは実現不能だと、反発もあったようですが、市長として話をしに行く場があれば、必ず「障害者千人雇用」の話をし、現時点での雇用人数を伝えていたので、この施策についての市民の認知度は高い。
2011年4月に、180人だった障害者雇用は2016年2月には894名に。
「障害者千人雇用委員会」では、雇用対策が行き届きにくい、知的・精神障害を持つ方の支援に力を入れている。就労した後のフォローも行っているけれど、年々対象になる方は増えていくため、フォロー体制が検討課題になっていくと思う。…実際、職員ひとりの方が抱えるケース数は増えているという。
ちなみに就職先は、一般就労の他に就労支援の事業所も含まれている。この施策を始めてから市内にある事業所は2個所から15個所に増えている。
事業所の製品売上を伸ばすため、市役所内の中庭で販売する機会を増やしたり、コンビニに製品を置いてもらったりしている。
一般就労先の開拓のため、企業周りもしている。
目の前の人の声を聞き、ニーズやその人の強みや弱みを把握して、現場に伝えつなげていくという仕事の丁寧さや人との接し方…現場で働く職員の方も素晴らしい。
その他にも、ハローワークと「福祉から就労」支援協定を締結しており、市職員がハローワークに常駐することにより、障害者だけでなく生活困窮者や外国人を対象とした支援を行っている。
これらは、トップダウンの施策で、市長から各部局に「実現のために全力を尽くそう!」といった旨の指示がおりたそう。市長の「人権感覚」が伴ったリーダーシップが発揮されたからこそ、先進例となっているんだと思う。
最後に。東洋経済のインタビュー記事がありました。読みやすく市長の人柄も伝わってくるのでぜひお読みいただきたい。「千人」の理由が気になる方、記事に書いてありますよ~。
障がい者が自立すれば、みんなが元気になれる