「視線を奪う、羨望の赤。全国限定20台の格別な一台をあなたのものに」などとBMWの公式HPには書いてあるが、要するに、通常のi8との違いは、目立つ赤色のボデー、ヘッドライトがレーザー、ホイールの色がオリジナルのオービッドグレーだけである。照射距離が伸びて節電効果のあるレーザーヘッドライトは、通常のi8でも85万の追加料金を払えば装着可能なオプションになっており、限定車だけの専売特許ではない。だが、BMW社は以下のように述べ、購買意欲を煽っている。
未来を先取りした新世代ハイブリッド・スポーツカー、BMW i8に、BMW誕生100周年を記念した限定モデル登場。このモデルのために特別に採用されたBMW i 初の真紅のボディ・カラー、Protonic Red(プロトニック・レッド)は、BMW i8の斬新なエクステリアをより強烈に印象づける。跳ね上げ式のシザー・ドアの奥に広がるのは、クラフトマンシップとスポーツ性を融合させたこだわりの室内空間。ブラックを基調としたインテリアにも、ドア・トリムやシートの一部にレッドのアクセントを採用し、この特別なモデルの個性を際立たせている。まさにBMW i8の桁外れのドライビング・ダイナミクスを堪能するのに相応しい、ドライバーの情熱を掻き立てる一台だ。
BMW i8 Celebration Edition Protonic Red22,250,000円(税込)全国限定20台
ボディ・カラー:プロトニック・レッド/フローズン・グレー・メタリック・アクセント
2ドア/右/左ハンドル/全長×全幅×全高 4,690×1,940×1,300mm/車両重量 1,510kg/最高出力(システム・トータル) 266kW〔362ps〕/最大トルク(システム・トータル) 570Nm〔58.1kgm〕
真紅に彩られたProtonic Redの姿には、傑出した躍動感と未来の美意識が凝縮されている。極めて低くワイドな印象のフロント・フェイス。エンジン・フードからリヤへと美しく流れるV型の「ブラック・ベルト」。 BMW iを象徴するクローズド・タイプのキドニー・グリルには、フローズン・グレー・メタリックのハイライトが施され、足回りにはオービット・グレーの20インチ BMW i ライト・アロイ・ホイール Wスポーク・スタイリング470を装備。 細部まで考え抜かれたスタイリングは、見る者の羨望を煽り、この特別なモデルの類い稀な存在感を主張している。
正に佐渡島民の羨望を煽り続ける翼君が乗るのにこれほどふさわしい車はあるまい。
インテリア・デザイン
“Protonic Red Edition”の文字が刻まれたドア・シル・プレートに迎えられ、洗練を極めたコックピットへ。BMW i インテリア・デザインCARPOを採用した室内では、落ち着いたアミドのシート・カラーと鮮やかなレッドのステッチを組み合わせ、グレーのシートベルトが絶妙なコントラストを添えている。 カーボン・ファイバーの質感を生かしたインテリア・トリムは、さらなる精悍さを演出。 強度に優れたセラミック製のセレクター・レバーは、このクルマの先進性とデザイン的な美しさを感じさせる。
特別装備
■専用20インチ BMW i ライト・アロイ・ホイール Wスポーク・スタイリング470*1
(フロント)7.5J×20ホイール+215/45R20タイヤ、(リヤ)8.5J×20ホイール+245/40R20タイヤ
■専用インテリア・デザイン CARPO
■専用グレー・シートベルト
■専用ベロア・フロア・マット
■専用ドア・シル・プレート
■専用カーボン・インテリア・トリム
■シリアル・ナンバー・プレート
■ブラック・セラミック・セレクター・レバー
■BMW レーザー・ライト。レーザーヘッドライトには、LEDに比べ1)照射距離が2倍、2)明るさは5倍、3)省エネ効果があり、4)小型化が可能などの利点がある。レーザーライトは、ハイビームモードに設定した状態で、時速が70キロを超すと自動点灯する。従って、明るい都市部では宝の持ち腐れだが、高速道路や暗い郊外を走行する際には威力を発揮する。現在、このヘッドライトを採用している車は、BMWi8(85万円のオプション価格で設定。85万と言う価格は、スズキ・アルトの廉価グレード車が買える値段である)と7シリーズ、及びアウデイのR8の限定車(99台)だけである。
■アンソラジット・ルーフ・ライニング
■コンフォート・アクセス
■ストレージ・パッケージ
(ポータブル・カップ・ホルダー〔リヤ・センター・コンソール/2個〕、シートバック・ネット、収納ネット、ラゲージ・コンパートメント・カバー)
■BMW i コネクテッド・ドライブ・プレミアム(有効期限:3年間)
運転中はカーナビを操作できないが、このサービスを利用すれば、24時間365日対応のオペレーターに繋がり、オペレーターがドライバーの代わりに目的地を探し出し車のカーナビに情報を送信し、目的地設定をしてくれる。ドライバーズサポートデスクと言う名のコンシェルジュサービスで、トヨタのレクサスでも同様のサービスを提供している。その他、運転しながら、テキスト読み上げ機能を利用して、グーグルの検索機能の利用やSNSの更新チェックなどもできるし、最新の天気情報やニュースなどを知る事もできる。更には、メールチェックまで行える。要するに運転しながらハンズフリーでスマホを操れるのと同じ事であり、このサービスは後付けもできる。
■12ヵ月法定点検+3年新車保障BSI
猶BMW社は、1月24日に、ダークグレーのi8限定車(装備は赤のi8と全く同じ)を右ハンドル2台、左ハンドル2台の計4台で売り出した。価格はシートが全てレザー製のため、赤のi8よりは17万高い2242万円である。
充電が完了したi8
それを前方から撮影
本日のリモート・コクピット画面。コネクテッドドライブシステムにアクセスすれば、総走行可能距離、電気走行可能距離、走行距離計、昨日のドライブの燃費、電費、ドアのロック状況、保守点検のメーッセージ、現在の車の位置までパソコン上に表示されるのだよ。どうだ、貧乏佐渡島民共よ、羨ましくて気になってしょうがないだろう、佐渡の翼が。。ちなみに、レクサスのSmart G-Linkサービスを使えば、同様の情報をスマホやパソコンから確認できる。
今半のすき焼き弁当