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沖縄へ視察に行ってきました。

2017-03-23 | 県労福協

 今年度も残り僅かとなり、いよいよ桜の季節が始まりました。

 3月14日~16日、沖縄労福協とフードバンク2H沖縄に静岡から4人で視察に行ってきました。沖縄は暖かいと思っていましたが、曇り空で上着がないと少し寒かったです。

 最初に訪問したフードバンク2H沖縄は理事長である奥平氏が2007年の春、「日経スペシャル ガイヤの夜明け」で「東京で活動する日本で始めてのフードバンク「セカンドハーベストジャパン」の放送を見て、感銘を受けてフードバンクを始めたそうです。

 フードバンク2H沖縄の予算は年間で600万円弱で事業を行っていて、フードバンクは月・水・金の10時から15時までの間に活動を行っています。27年度の年間の食料取扱量は53トンで、その内、46トンが企業からの寄贈でした。個人や団体の寄贈は少なく7トンでした。但し、53トンの内8割が飲料で食べ物が少ないとのことでした。また、食料提供件数は年間1515件でした。

 驚いた点はフードバンク2H沖縄は2月20日から1カ月間は食料の提供はできないと告知していたことです。その理由は助成金を受けているので、年度末までに報告書を作成しなければならないために人手が足りないからだそうです。

 続いて訪問したのは沖縄労福協です。正式名称は沖縄労働者福祉基金協会です、沖縄労福協は沖縄が復帰し後の1975年に任意団体として設立されました。法人制度改革の2004年12月に沖縄労福協は法人化しました。任意団体であった時は年間900万円の会費しかなっかたのに、法人化するにあたり4億円を集めて法人化したそうです。法人化した理由は①社会の仕組みから漏れ、制度の狭間で悩み苦しんでいる②制度があっても使えない。③行政でも民間でもできないワンストップサービスの必要性④社会制度の仕組みがなければ創りだせばいいとのことでした。

 沖縄労福協については玉城専務に歴史や事業について説明していただきました。沖縄労福協は自主事業部門と受託事業部門があり、全体で132名の方が働いています。主な事業は生活困窮者自立支援事業、パーソナル・サポート支援事、労働相談事業など多くの事業を行っています、新しい事業を始める時は、まず自ら実践して実績を積み、財源を示しながら行政に提案して新規事業を行っているそうです。これも専務の人間関係の広さや元々行政マンの経歴と強い想いがあるからだと思いました。

 日本の子どもは約6人の1人の子どもが相対的貧困に育っていると言われています。しかし、沖縄の子供は3人の一人が貧困だと話がありました。その意味ではフードバンク2H沖縄と沖縄労福協の事業は地域住民のセーフティネットの一つに確実なっていると思いました。参考になる色々な話を聞くことがた有意義な視察でした。(AKI)

 

『フードバンクふじのくに』からのお願い

                         

 

     沼津市役所のフードドライブと静岡地区退福共・グリーン友の会からの食料が届きました。 

               たくさんのご支援 誠にありがとうございます。

 

              今後も引き続きのご支援(協力)をよろしくお願い致します。

 

 

 


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