「‘赤い羽根’新型コロナ対策フードバンク応援事業」提供食品20トン突破、事業期間延長
フードバンクふじのくには、パッケージミスなどの理由により流通に乗らない食品を生活に困っている方にお渡しし、生活の安定と自立を促す「フードバンク事業」を行っており、県内すべて35市町の行政・社会福祉協議会等と連携を図り、食料がなく「困った」という方に食品を提供しています。
今回の新型コロナウィルス感染拡大では、パート・アルバイトなどの雇い止め、派遣切りなど収入が激減した世帯が急増し、通常の4倍程度の食料依頼があります。フードバンクふじのくには、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、生活にお困りの方が増えたことによる対策として、3月末より静岡県共同募金会より助成を受けて「‘赤い羽根’新型コロナ対策フードバンク応援事業」を進めてきましたが、当初掲げてきた一つの区切りとなる6月末時点での依頼件数は1,979件、提供食品重量は約22トンに及びました。3カ月余りで、フードバンクふじのくにの年間依頼件数の3分の2まで及ぶ結果となりました。
事業の実績が当初の想定をはるかに上回ったこと、また、依頼のペースが治まる様子が見られないことから、静岡県共同募金会から助成額を増額していただき、「‘赤い羽根’新型コロナ対策フードバンク応援事業」の事業期間を9月末まで延長することとしました。
通常をはるかに上回る食品提供依頼に対応するため、フードバンクふじのくにの構成団体である県労福協、福祉基金協会、連合静岡及び県ボランティア協会では、食品セットや配達など、職員が交代で作業支援を行いました。
また、各地区労福協などではフードドライブを開催し、たくさんの食品を提供していただきました。本当に助かります。あらためて、感謝申し上げます。ありがとうございます。
静岡県労働金庫より役職員がフードドライブで集めた食料をフードバンクへ寄贈
静岡労金全店及び本部から届いた食品
静岡県ボランティア協会からフードバンクふじのくにへ活動支援金贈呈
静岡県ボランティア協会では、国民一人ひとりに支給される10万円の特別定額給付金をフードバンク活動や子ども食堂などの社会的な活動にご寄付いただけるよう募金活動を行いました。そして、集まったお金から20万円ずつを「フードバンクふじのくに」と「静岡市子ども食堂ネットワーク」に活動支援金として贈呈していただくこととなり、2020年7月30日にALWFロッキーセンターで贈呈式を行いました。ありがとうございました。大切に使わせていただきます。
(左)県ボランティア協会小野田理事長 (右)フードバンクふじのくに日詰理事長
新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、県労福協のイベント・会議などについては、「コロナ以前」のやり方が通用しないものもあり、頭を悩ませています。
中央労福協関係の会議・研修もリモート会議が中心となっています。中央労福協主催で、先日リモート開催された「公益法人情報交換会」は、県労福協の加藤明生事務局長のパソコンの隣で一緒に勉強させていただきましたが、講師の説明のうまさもあり、とても分かりやすいものでした。
私自身は、朝の通勤の新幹線の中でいまだに紙の新聞を広げる、いわゆる「アナログ人間」で、なかなか時勢についていけません。新型コロナウィルスの感染が止まっていませんので、9月24日に開催を予定する県労福協理事会及び幹事会については、WEB(ズーム)で開催することが8月3日の理事会で決定されました。県労福協のリモート対応については、理系出身で情報機器に精通している加藤事務局長が鋭意作業中です。理事・幹事の皆さんには事前に接続などのテストをさせていただく予定です。ご協力をお願いします。<MASA>
『フードバンクふじのくに』からのお願い
榛南地区労福協から食品をいただきました。たくさんのご支援、誠にありがとうございます。