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「見つけよう!助け合いのカタチ」

2014-03-13 | 福祉基金協会

東日本大震災から3年が経ちました。今、復興はどこまで進んだのでしょうか?道路や施設の復興はある程度進んでいるようです。

 

昨年6月発表された静岡県の第4次被害想定(レベル2:発生頻度は極めて低いが、最大クラス。南海トラフ巨大地震M9クラス)によれば死者は105,000人、全壊・焼失住宅は30万棟と予測されています。県内の20%を超える住宅は全壊・焼失する可能性があると言われています。 

このような状況のなか、3月1日~2日に静岡労政会館で県内外のボランティア団体の関係者約430名が集まり、福祉基金協会・ボランティア協会主催の「第9回災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」が開催されました。

図上訓練の初日、主催者を代表して福祉基金協会の池冨理事長が「災害の備えは重要な課題である。参加された方は、この訓練でお互いに信頼関係を築き、ネットワークづくりをして欲しい。」と挨拶を行いました。

      挨拶する福祉基金協会「池冨理事長」

この訓練の目的は、被害想定から対応を検討する「シミュレーション型図上訓練」ではなく、「ワークショップ型図上訓練(頭で考える頭上訓練)」です。 大規模災害時におけるボランティア活動の様々な課題とその解決策を考える中で、地域への理解を深め、県内のみならず県域を超えたネットワークづくりを目指して開催されました。

みなさんもご存知のとおり、東日本大震災の被災地では、被災者、支援者において様々な課題が生じました。今後想定されている東海地震・南海トラフ巨大地震でも同様に、また静岡県特有の課題が起こるはずです。今回の訓練で「助け合いのカタチ」の見つかったボランティア団体が幾つもあったと思います。この訓練で県内外団体との絆が一層深まり、絆が末永く続き、災害時にこの絆が活かされることを期待しています。 (AKI)