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フードバンクについての学習会

2009-10-29 | Weblog
過日の第2回フードバンク設立検討委員会で「学習会」を開催することを決め、昨日10/28に「セカンドハーベスト・ジャパン」(東京都台東区・NPO)の秋元氏から、フードバンク活動の実践について聞かせていただきました。

食の確保が十分にできていない人は全国で75万人(母子家庭:44%、高齢者:36%、外国人:17%、ホームレス:3%)もいます。一方、食品を生産する企業では、折角作った食品が、品質上問題が無いのにパッケージ損傷などで市場に出せない商品を、多くは廃棄している現実があります。

フードバンクの活動を通じて「もったいない」から「ありがとう」に変わることができる。単に、食べることの不安の解消だけでなく、携わった多くの人達が「食の活動」を通じて、 “支えあい”や”絆”が実感できる・・・と言うものでした。

それには、フードバンクにおいて、企業に対するプレゼンテーション力、食品の安全性の確保などのリスク管理、施設側の関係者との信頼づくりなどの“力”が必要ですが、「ハーベスト・ジャパン」では、その全ての面で、非常に高いレベルの活動がされています。


写真は、学習会の様子です。聴講者は19名、質疑も活発にされ、参加者の全ての人に、驚きと感動を与えてくれたと思います。(Chu)