以前に「醒めた炎」の妄想キャスティング’2008を行いました。
現在はその総仕上げとして何回かに分けて、妄想キャスティングのOPクレジットを作成しています。OPクレジットの作成というのは妄想キャスティング家としての最後の大仕事だと琉河は考えているわけで。
今回は、いよいよ総仕上げの最終章です。
思い起こせば、当初予定していなかった人物を多く登場させ、その分人件費も多くかかってしまうであろう「醒めた炎」。実現不可能とは分かっていても妄想するのはタダですからね。クレジットを作成していてとても楽しかったです。
クレジットは「功名が辻」のテーマ曲に合わせて作っているつもりです。
前回までのOPクレジットはこちら↓
第1話~第6話
第7話~第12話
第13話~第17話
第18話~第22話
第23話~第27話
第28話~第32話
第33話~第37話
第38話~第42話
第43話~第47話
第48話「怒りの辞職」
・大久保の征台策を岩倉・西郷従道らが支持。征韓論と同様の行為を推し進める大久保に対し、木戸は反対意見を出す
・しかし征台策は話が進んでいき、上奏文が作成される。木戸は署名を拒否。江藤処刑の報が入るのを待って、木戸は参議兼文部卿を辞職
・都督に西郷従道が任命される。一方で出兵費用が予算を上回り、その報告を大隈から聞いた木戸は激怒
・岩倉は木戸の家に居候している青木に木戸辞職の説得をするように依頼。青木は木戸に「一身を潔くする事だけが宰相の道ではない」と継げる。話を聞き終わると木戸は火鉢を持ち上げて放り出した。松子と桂太郎が驚いて部屋に入って来ると「下がっておれ」とだけ言った。そして青木には「君に投げつけたのではない」と涙を浮かべていった
・木戸は宮内省出仕を命ぜられる。
・パークスからの提言で他国に布告もなしに出兵する事のリスクを実感した政府は西郷従道に征討延期の命令をを出すが、彼は拒否して台湾へ出兵
・西郷従道は台湾を占拠。台湾を自国の一部と考えていた清帝国は日本に撤退を迫る。大久保は清が賠償金を払うなら撤収するという案を出す。
・清との開戦論に長州閥の山県は反対、山田、鳥尾、三浦は反対の上に辞職
・大久保は長州閥を懐柔する為、山県を参議に据える。
・大久保は清に渡り交渉に臨み、清に賠償金を払わせる事を了解させる。大久保の帰国は凱旋将軍の様であった
・一方、山口士族の同姓が気になった木戸は休暇願いを出して山口へ帰る。彼は山口県士族の協同会社と授産局を発足させ、責任者となる
福山雅治(木戸孝允)
新垣結衣(松子)
佐藤隆太(伊藤博文)
柏原崇(井上馨)
要潤(山県有朋)
水嶋ヒロ(山田顕義)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)
蒼井優(治子) ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
加藤ローサ(伊藤梅子)
西田尚美(静子)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)
上地雄輔(西郷従道)
保坂尚希(川路利良)
柳浩太郎(青木周蔵)
沢向要士(寺島宗則)・滝川英治(河野敏鎌)
中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ
渡部篤郎(江藤新平)
堀江慶(黒田清隆)・松尾政寿(大山巌)
その他大勢
中村獅童(大隈重信)
柄本明(岩倉具視)
中井貴一(大久保利通)
・渡部退場。思ったより出番が少なかったです。
・中村獅童のトメグループ入りは最終回に向けて特別枠を空けておく必要があったからです。
第49話「大阪会議」
・大久保は清から帰国した翌日に伊藤の邸宅を訪れ、木戸を政府に呼び寄せたいと告げる
・伊藤は下関で木戸と会い、帰京を促す。木戸がこの時、伊藤に話した構想は司法・行政の二権の分離と元老院創設であった。その後木戸は山口を発つ
・神戸にて大久保と会見。木戸の案に大久保は半ば反対しながらも仲介を務めた伊藤には了解と告げる
・大阪会議が開かれ木戸、大久保、伊藤、井上、板垣が2ヶ月に渡り、会合。木戸は元老院議官に三浦・鳥尾・井上・陸奥を推薦。
・木戸は会議終了後、地方官会議議長に就任。木戸の推薦により板垣が入閣
・板垣は島津久光と手を組み、参議と諸省を切り離す内閣分離案を提案。しかしこれは板垣派による政府乗っ取り策であった
・板垣の案は現時点では現実性がなく政府内は混乱。木戸は板垣を復職させたのは間違いであったと誤りを認め、大久保に辞意を表明
・そんな時、日本の戦艦が江華島で朝鮮軍と交戦したという急報が届く
福山雅治(木戸孝允)
新垣結衣(松子)
佐藤隆太(伊藤博文)
柏原崇(井上馨)
要潤(山県有朋)
水嶋ヒロ(山田顕義)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)
阿部サダヲ(三条実美) ←馬の絵が現れる
加藤ローサ(伊藤梅子)
小泉孝太郎(福地源一郎)
福士誠治(新島襄)
沢向要士(寺島宗則)・滝川英治(河野敏鎌)
生瀬勝久(板垣退助)
保坂尚希(川路利良)
石橋蓮司(島津久光)
西村雅彦(福沢諭吉)
中田ヤスタカ(東久世通禧)・いしかわじゅん(神田孝平)
中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ
堀江慶(黒田清隆)・松尾政寿(大山巌)
その他大勢
中村獅童(大隈重信)
柄本明(岩倉具視)
中井貴一(大久保利通)
・明治最大の文化人、福沢役で西村雅彦が初登場。これで当初予定していた配役は全て出演させる事が出来ました。
・ポリリズムで一躍有名になった中田ヤスタカとマンガ夜話で文句ばかり言う、いしかわじゅんがゲスト出演。
・生瀬、石橋再登場。久光は最後まで厄介者扱いです。
第50話「内閣顧問」
・江華島事件を聞いた木戸は辞任をひとまず撤回。その頃、板垣と久光の政府乗っ取り計画は呆気なく挫折し、2人は辞任。(久光は当時、左大臣の職に就いていた)
・木戸は政府側からは民権派を政府に入れたことを批難され、板垣・島津派からは裏切り者として批難され、両側から避難の家中に立たされることになった
・木戸の現状を見た福沢と井上が彼に辞職を勧める。木戸は厚情に感謝しつつも、まだやるべき事があると断言し朝鮮使節を望む
・しかし脳病発症し、歩行困難となる。朝鮮に向う望みも断たれ、木戸は参議辞職は許されたものの、内閣顧問として政府内に留め置かれることになった
・木戸の頭には隠棲しかなかった。その頃、妹の治子が亡くなったとの報せが届く。ショックのあまり木戸の病状は更に悪化した
・朝鮮の一件は黒田によって解決され、日本は朝鮮を開国させる事に成功
・木戸は政府において自分の役目は終わったと考え、松子と一緒に洋行を考える。井上、福沢、奥原も賛成。
・しかし木戸の願いは受理されず、宮内省出仕を命ぜられる
・同じ頃、政府を去っていた前原が萩にて蜂起した
福山雅治(木戸孝允)
新垣結衣(松子)
佐藤隆太(伊藤博文)
柏原崇(井上馨)
要潤(山県有朋)
水嶋ヒロ(山田顕義)
松岡俊介(前原一誠)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)
蒼井優(治子) ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
加藤ローサ(伊藤梅子)
西田尚美(静子)
沢向要士(寺島宗則)・滝川英治(河野敏鎌)
小泉孝太郎(福地源一郎)
福士誠治(新島襄)
西村雅彦(福沢諭吉)
生瀬勝久(板垣退助)
東幹久(大木喬任)
保坂尚希(川路利良)
石橋蓮司(島津久光)
田中哲司(佐々木高行)・渡部豪太(玉木正誼)
中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ
堀江慶(黒田清隆)・松尾政寿(大山巌)
その他大勢
中村獅童(大隈重信)
柄本明(岩倉具視)
中井貴一(大久保利通)
・蒼井優、西田尚美の両名、今回で退場。
・生瀬、石橋もようやく退場。
第51話「西南戦争」
・前原の蜂起は神風連の乱と連動したものであった。乃木らの活躍により、神風連の乱は終結
・前原は佐々木らに応援を頼む。佐々木と奥平は木戸に義理立てし、加担を拒否
・木戸は自分を山口に派遣して欲しいと頼むが、その時にはすでに乱は鎮圧されていた。これにより前原は処刑。また玉木文之進も養子の正誼が乱に加担していた事の責任を感じ切腹する
・木戸は地租改正緩和、地税の減額を建言し、全面的に通る。これを機会に木戸参議復職の機運が政府内で強まり、伊藤が説得に当たるも木戸は体調を理由に固辞。彼は胸背部に激痛を感じていた。彼はリュウマチスを思い込んでいたが、実際は胃癌であったという
・福岡から西郷が設立した私学校が政府軍の弾薬庫を襲ったとの電報が入る。木戸は大久保に何故今まで鹿児島を放置していたのかと批難
・大久保は後ろめたいとこもあり、木戸に後押しされるように鹿児島県令の大山を呼び寄せ私学校派を鹿児島から追放せよと迫る。大山は大久保の命令を拒否。
・大久保は川路と図り中原らを鹿児島に派遣。しかし、この一件で西郷を中心に私学校は一斉蜂起。西南戦争の始まりであった
・木戸は大久保と会談を重ね、自ら鹿児島行きを決意。しかし、木戸の派遣は差し止められ、大久保の鹿児島派遣も却下された
・木戸は西南戦争を重大事件と実感しており、政府内に留まり、閣議にも出席していた。彼は私学校の反乱は鹿児島の「正常化」の好機だと考えていた
福山雅治(木戸孝允)
新垣結衣(松子)
佐藤隆太(伊藤博文)
柏原崇(井上馨)
要潤(山県有朋)
水嶋ヒロ(山田顕義)
松岡俊介(前原一誠)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)
阿部サダヲ(三条実美) ←馬の絵が現れる
加藤ローサ(伊藤梅子)
小泉孝太郎(福地源一郎)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)
沢向要士(寺島宗則)・渡部豪太(玉木正誼)
夏八木勲(玉木文之進)
神木隆之介(伊東巳代治)
永島敏行(大山綱良)
東幹久(大木喬任)
保坂尚希(川路利良)
上地雄輔(西郷従道)
光石研(村田新八)・村上淳(桐野利秋)
中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ
田中哲司(佐々木高行)・堀江慶(黒田清隆)
松尾政寿(大山巌)・渡洋史(中原尚雄)
その他大勢
中村獅童(大隈重信)
柄本明(岩倉具視)
中井貴一(大久保利通)
松平健(西郷隆盛)
・第10話で退場したはずの夏八木勲演じる玉木文之進が再登場していきなり切腹。
・忘れた頃に再登場した前原役の松岡も今回で退場。
・伊藤博文軍団の最古参・伊藤巳代治役で神木、西南戦争のキーパーソンとして大山役の永島がゲスト出演。「醒めた炎」最後のサプライズゲストです。
第52話「白雲を望む」
・西郷軍は熊本城を包囲するも、政府軍の応援により撤退。田原坂で激戦となる
・反大久保、反政府派は木戸の取り込みを図るも木戸は相手にしなかった。木戸は大久保とどんなにそりが合わなくても、政府が危機に直面すれば必ず彼と協力しているのだ
・伊藤、大久保とともに征討事務取扱に就いていた木戸は、大阪の内閣行署(出張所)と京都の行在所を往復して激務に耐えていたが、4月下旬には病状が悪化。
・木戸は病床で高杉、松陰、周布らと過ごした日々を思い起こしていた。しかし、うなされる事も多く「西郷、もう大抵にせんか」と叫ぶ事もあった
・松子は5月6日に木戸ががいる京都へ向う。木戸は見舞い客に「早く白雲に乗じて去りたい」と呟いていた
・5月26日午前6時、木戸孝允逝去。享年45
・政府内の長州閥を中心とした木戸派だけでなく、奥原、福地ら木戸を支持する文化人も木戸の死を悼んだ
・間もなく、西南戦争が終結。西郷隆盛は自決。翌年、大久保も紀尾井坂にて暗殺される
・木戸の死から9年後、松子は病に臥せっていた。病床にいた松子は、枕元に立つ木戸の姿を見る。驚いて起き上がり、しばらく姿を見つめていたが、やがて松子は木戸に話しかける
・「政府の将来に携わる事が出来なくなったのは無念でございましょう。しかし今は・・・」、そこまで話すと木戸は微笑んだ。この時、明治政府は内閣制度を実施させ、伊藤博文が初代内閣総理大臣となっていた
・さらに松子は木戸に語りかける。「私はあなたとは一緒の墓には入りません。いつも隣で貴方を支え続けたいのです」。木戸は一回だけ頷くと、その姿は見えなくなった。彼女は胸に手を当て静かに頷いた
・松子の脳裏にはかつて「桂小五郎」として奔走していた時の木戸の姿が浮かび上がっていた
福山雅治(木戸孝允)
新垣結衣(松子)
佐藤隆太(伊藤博文)
柏原崇(井上馨)
要潤(山県有朋)
水嶋ヒロ(山田顕義)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)
阿部サダヲ(三条実美) ←馬の絵が現れる
加藤ローサ(伊藤梅子)
小泉孝太郎(福地源一郎)
福士誠治(新島襄)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)
西村雅彦(福沢諭吉)
神木隆之介(伊東巳代治)
永島敏行(大山綱良)
東幹久(大木喬任)
保坂尚希(川路利良)
上地雄輔(西郷従道)
光石研(村田新八)・村上淳(桐野利秋)
中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ
豊川悦司(吉田松陰)
松田龍平(高杉晋作)
北大路欣也(周布政之助)
田中哲司(佐々木高行)・徳山秀典(谷干城)
堀江慶(黒田清隆)・松尾政寿(大山巌)
その他大勢
中村獅童(大隈重信)
柄本明(岩倉具視)
中井貴一(大久保利通)
松平健(西郷隆盛)
・木戸の夢の中で登場する豊川、松田、北大路は回想に近い新撮りなので特別枠に隙間無しの配置。
・大概、大河ドラマでは最終回近くなると途端に登場人物が少なくなり、クレジットも寂しくなるものですが、そんな事態が起こらぬ様に趣向を凝らしたつもりです。
というわけで、全52話全て終了いたしました。
この企画自体まさしく自己満足の極みであり、ご覧になっていただく方には全く配慮していない作りとなっていました。そんな分かり難い企画でも励ましのコメントを下さった方がいました。お付き合い頂き、本当に感謝しております。
幕末~明治という時代は非常に混沌としていて、数多の傑物が全国規模で入り乱れていた時代です。クレジットを作成するだけでも今の琉河だけの知識だけでは足りず、いろいろな資料を基に作成しました。
最後に。
願わくば、「醒めた炎」の大河ドラマ化実現が成就されん事を