必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【篤姫レビュー】嵐の建白書

2008-06-29 20:51:42 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

一橋派と南紀派の対立が深まるにあたり、新キャラが続々と登場。
九条尚忠と月照、そして橋本佐内が登場。
月照役の高橋長英さん。「徳川慶喜」では横井小楠役を演じてました。立場が真逆のキャラですね。
その他に「徳川慶喜」からの流用キャスティングとしては佐々木すみ江さんの滝山役、江守徹さんの島津久光役があります。何か狙ったキャスティングとしか思えません。

で、本題。
薩摩では、尚五郎が帯刀と改名。
帯刀」、格好いい名前ですけど、琉河のパソコンでは一発変換できないので少し迷惑です。また登録しないといかんのか・・・。
島津斉彬は将軍継嗣の建白書を幕府に提出。外様大名としては、大胆な行動に出たものです。家光~綱吉の時代ならば、お家取り潰しにも成りかねませんね。
譜代の井伊直弼は一笑に付し、斉彬との全面対決に臨みます。
ところで松澤さんが今回から直弼に倣って変なメイクをし始めました。笑えるので止めて下さい。
斉彬の建白書提出一件は大奥にも伝わりました。本寿院の怒りは只者ならず。

話は進み、井伊直弼と松平越前の対決の場は京へ。
まずパシリ役の紹介。
井伊直弼は長野主膳。松平越前は西郷と橋本佐内。
両者が辰巳琢郎の抱きこみを始めますが、この人、どうにも頼りありません。
次に公家の抱きこみを始めます。
井伊直弼は磯部勉、松平越前は小朝師匠。この勝負は、いかにも悪知恵が働きそうな磯部の勝ち。

てか、南紀派のボスが矢島健一というのはテレビ的にどうよ迫力もなければ一般的知名度が高くなさそうな矢島健一がボス。今まで森田順平と一緒に草刈さんや高橋英樹さんの後ろにくっ付いていた人が突然、一橋派の巨頭に!
松平越前を前面に押し出す脚本ならば、琉河としてはもっとネームバリューがある人に演じて欲しかったです。
極端な話、高倉健さんが松平春嶽を演じてもいいのです。
高倉健さんならば、いくらセリフがなくて単なるエキストラになっていても、例え江守や草刈さんの太鼓持ちになっていたとしても、視聴者の方々に
高倉健だから、(松平越前には)何かあるに違いない
と思わせることが出来するのですよね。
迫力がありすぎて、中村梅雀との勝負は一発ビンタで勝ちが決まりそうですが。
この先、「押しかけ登城」のお話も出てくると思うのですが、高倉健さんなら迫力もバッチリです。
江守ならば、
江守「ぼあ~~~。おのるぇ~~」
井伊「申し訳ありません。おじちゃん、お帰りはあちらですよ~。よちよち」
と軽くあしらう事が出来るのですが、高倉さんだとこうはいきません。
高倉「ぼあ~~~。おのるぇ~~」
井伊「申し訳ありません。不器用なのは私の方です」
と言う事態も考えられますね。
矢島さんでは言っては悪いのですが、ここまで「出来る人」だったとは物語序盤から考えると予想なんてできませんから。

で、今回のラストで篤姫が跡継ぎはどうでもいい、みたいな事を口走ってました。
本音はそうでしょうね。
将軍継嗣問題がなければ、姑の本寿院とも上手くやれていたし、滝山も切れ者として篤姫の良き相談役となっていたことでしょうに。


次回、大奥騒然。
何が起こったのでしょうか!?
これは目が離せません!!
遂に『前半』の最終章突入!(わざとらしい宣伝でスミマセン)


妄想キャスト・最後の自己満足!「醒めた炎」OPクレジットを作成する~第3章~

2008-06-29 04:38:09 | 妄想クレジット決済

久しぶりの更新です。
誰も覚えていらっしゃらないと思いますが、以前に「醒めた炎」の妄想キャスティング’2008を行いました。
現在はその総仕上げとして何回かに分けて、妄想キャスティングのOPクレジットを作成しています。
OPクレジットの作成というのは妄想キャスティング家としての最後の大仕事だと琉河は考えているわけで。
「この俳優はどこの位置にしよう」「この役者は連名要員にしておこう」とか、琉河は妄想キャスティングを行う際、考えながら行うのです。ならば、その最後の締めくくりとしてそのレイアウトをアウトプットするのも必然的な行為
今回は、その第3弾です。
クレジットは「功名が辻」のテーマ曲に合わせて作っているつもりです。

前回までのOPクレジットはこちら↓
第1話~第6話
第7話~第12話


第13話「招かれざる客」
・坂下門外にて老中・安藤信正が襲撃される
・安藤襲撃の同士である水戸藩士、川辺左治右衛門が有備館を訪れる
・川辺は小五郎が止めるのも聞かず、皆が目を離しているうちに自害
・小五郎は奉行所から呼び出しを受けるも拒否。だが長井の計らいによりこの一件は不問
・長井は水戸を抑える事を出来るのは小五郎のみと評価していた
・一方、薩摩の島津久光が上洛するとの噂が長州に広まる。来原は使いとして薩摩へ赴く
・薩摩藩の重臣・小松は「公武論調和の為の出立だが、もしもの時は覚悟している」と来原に返答
・長州は薩摩に先を越されてはならぬと京への進出を決意。航海遠略策の事件により脱藩を覚悟していた久坂らは歓喜

福山雅治(桂小五郎)

松田龍平(高杉晋作)

成宮寛貴(久坂玄瑞)
佐藤隆太(伊藤利輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県小輔)
石垣佑磨(吉田稔麿)
姜暢雄(入江九一)・水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(佐世八十郎)・田中圭(品川弥二郎)
勝地涼(寺島忠三郎)・丸山智己(杉山松助)
川岡大次郎(時山直八)・草野康太(松浦松洞)・阿部薫(野村和作)

内藤剛志(来原良蔵)  ←馬の絵が現れる
谷原章介(波多野金吾)
佐々木蔵之介(大和国之助)
宮内敦士(赤川淡水)・岡本光太郎(毛利定広)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)

金子修介(西丸帯刀)
村田雄浩(松島剛蔵)
塚本高史(川辺左治右衛門)

山本學(山田宇右衛門)
藤村俊二(浦靱負)
津嘉山正種(福原越後)・梅垣義明(益田弾正)
前川泰之(世良修蔵)・忍成修吾(国司信濃)


鹿賀丈史(長井雅楽) ←曲調が変わるところ

鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)

宗近晴見(美濃部又五郎)・斉藤暁(安藤信正)
小野了(久世広周)・俊藤光利(平山平介)
冷泉公裕(板倉勝静)・水木一郎(小笠原長行)
その他大勢

近藤正臣(毛利慶親)

小林稔侍(来島又兵衛)

山崎努(椋梨藤太)

北大路欣也(周布政之助)

・塚本高史はゲストでピンクレジットに
・特別枠に連名を入れることにより登場人物の多さをカバーしました



第14話「長州上京」
・周布、来原、宍戸が上京
・一方、久坂は下関で西郷と会見。西郷は長井を斬れと久坂に迫る(西郷はその後島流し)
・来原は長井に説得され、どのような結果になろうとも彼と運命を共にする事を決意。
・上京した久坂は長井弾劾の建白書を浦に提出。その後、薩摩藩士と共に島津久光に合わせて上洛するために藩邸にて武装準備
・小五郎は公武周施役に任じられる。その知らせを聞いた長井は京を発つ。京で長井を斬る事が出来なかった松浦松洞は無念の切腹
・久光上洛の目的が倒幕であるとの報せを聞いた真木和泉と田中河内介(中山忠能の部下)も寺田屋へ集結
・しかし久光の目的はあくまで倒幕ではなく幕政改革であり、寺田屋に集結していた倒幕派の薩摩藩士は斬殺(寺田屋事件)
・寺田屋での惨状を聞いた久坂らは長井雅楽暗殺を企てる
・長井暗殺計画団の中で最も過激であった高杉はその無謀さが災いになると考えた周布の配慮により上海渡航を藩から命じられる。高杉は意気揚々と渡航
・寺田屋事件を経て上洛した久光は一橋慶喜を将軍後見職に、松平春嶽を政事総裁職に就ける。単なる一藩の藩主の父という立場でしかない久光が幕府の人事を動かした、という事実は皮肉にも幕府権威の低下に繋がった
・朝廷では幕府権力失墜を見て、攘夷派が台頭

福山雅治(桂小五郎)

松田龍平(高杉晋作)

成宮寛貴(久坂玄瑞)
佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
石垣佑磨(吉田稔麿)
姜暢雄(入江九一)・水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(佐世八十郎)・田中圭(品川弥二郎)
勝地涼(寺島忠三郎)・丸山智己(杉山松助)
川岡大次郎(時山直八)・草野康太(松浦松洞)・阿部薫(野村和作)

内藤剛志(来原良蔵)  ←馬の絵が現れる
谷原章介(波多野金吾)
佐々木蔵之介(大和国之助)
宮内敦士(赤川淡水)・岡本光太郎(毛利定広)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)

石橋蓮司(島津久光)
榎木孝明(松平春嶽)
村上淳(中村半次郎)・上田耕一(横井小楠)
篠田三郎(白石正一郎)
山本學(山田宇右衛門)
藤村俊二(浦靱負)
津嘉山正種(福原越後)・梅垣義明(益田弾正)
浜田晃(山田亦介)・忍成修吾(国司信濃)
前川泰之(世良修蔵)・梅野泰靖(宍戸九郎兵衛)


鹿賀丈史(長井雅楽) ←曲調が変わるところ

細川俊之(真木和泉)

松平健(大島三右衛門)

鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
石井一孝(有村俊斎)・大林丈史(田中河内介)・天田益男(有馬新七)
冷泉公裕(板倉勝静)・水木一郎(小笠原長行)・小野了(久世広周)
その他大勢

近藤正臣(毛利慶親)

HYDE(一橋慶喜)

中井貴一(大久保一蔵)

北大路欣也(周布政之助)

・中井貴一、松平健が初登場。中井貴一はそのままトメグループへ。松平健の特別枠配置は北大路退場後にトメになるからです。功名が辻でいう西田敏行みたいなパターンです
・細川俊之の特別枠配置は一般枠に収まらなかったのと役柄が理由です。


第15話「至誠一途の士」
・久光が江戸に到着する寸前に江戸を発った毛利慶親に反幕の容疑を薩摩はかける。
・周布は大久保・堀に釈明。薩摩は不問に付すも、寺田屋事件の原因は長州にありと考えており両者和解は遂にならなかった
・小五郎は政務座副役に任じられる
・藩是会議により、航海遠略策は放棄。尊皇攘夷論を採用
・中山忠能、三条実美(史実は正親町三条)に会見した小五郎は朝廷が言う攘夷論に無謀さを感じ「君臣湊川」の覚悟を決める
・一方、長井は自宅謹慎となる(翌年切腹)
・長井の航海遠略策を支持してきた来原は切腹を決意。波多野・佐世らの説得に応じず、8月28日自決
・報せを聞いた小五郎は涙するも、自分が選んだ道に後戻りは許されない事を覚悟する
・帰国した高杉は京での無謀な攘夷志士に失望し、脱藩を計画するも思い止まる


福山雅治(桂小五郎)

松田龍平(高杉晋作)

成宮寛貴(久坂玄瑞)
佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
石垣佑磨(吉田稔麿)
姜暢雄(入江九一)・水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(佐世八十郎)・田中圭(品川弥二郎)
勝地涼(寺島忠三郎)・丸山智己(杉山松助)
川岡大次郎(時山直八)・阿部薫(野村和作)

内藤剛志(来原良蔵)  ←馬の絵が現れる
谷原章介(波多野金吾)
佐々木蔵之介(大和国之助)
宮内敦士(赤川淡水)・岡本光太郎(毛利定広)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)
蒼井優(治子)
西田尚美(静子)

山本學(山田宇右衛門)
藤村俊二(浦靱負)
津嘉山正種(福原越後)・梅垣義明(益田弾正)
前川泰之(世良修蔵)・忍成修吾(国司信濃)
阿部サダヲ(三条実美)
村井国夫(中山忠能)
岩佐真悠子(中西君尾)・眞鍋かをり(高杉雅子)


鹿賀丈史(長井雅楽) ←曲調が変わるところ

小木茂光(中村九郎)・三上真一郎(竹内正兵衛)
浜田晃(山田亦介)・梅野泰靖(宍戸九郎兵衛)

鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
相島一之(堀次郎)・村上淳(中村半次郎)
冷泉公裕(板倉勝静)・石井一孝(有村俊斎)
その他大勢

近藤正臣(毛利慶親)

小林稔侍(来島又兵衛)

中井貴一(大久保一蔵)

北大路欣也(周布政之助)

・内藤、鹿賀が退場。
・村井国夫はキャスティングしたけれども、出番が少なそうなので無理矢理出しました。


第16話「攘夷の嵐」
・三条実美、姉小路公知が土佐勤皇党に護衛されて上洛。目的は攘夷決行
・慶喜らはとりあえず将軍上京を約束する
・小五郎と周布は松平春嶽と会見し、攘夷についての意見を求める
・高杉らが横浜での外人襲撃を企てる。しかし久坂が武市半平太に漏らし、武市は山内容堂に報告。容堂は毛利定弘に伝えるに当たり、高杉らは説得されて計画を断念
・長州と土佐の和解の酒宴で周布が暴言。周布は責任を問われて謹慎となる
・周布の謹慎により小五郎は攘夷派のリーダー的存在となる。しかし過激派が多い為、彼は頭を悩ませていた
・高杉らがイギリス公使館が焼き討ちする
・攘夷派は旧井伊派を含む開国派を次々と弾圧。黒幕は久坂、武市、宮部鼎蔵、真木和泉であった
・約束どおり、将軍家茂は天皇へ拝謁するため上京。家茂の加茂神社親拝の途中の道、「いよう征夷大将軍」と高杉の声が響いた。


福山雅治(桂小五郎)

松田龍平(高杉晋作)

成宮寛貴(久坂玄瑞)
佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
石垣佑磨(吉田稔麿)
姜暢雄(入江九一)・水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(佐世八十郎)・田中圭(品川弥二郎)
勝地涼(寺島忠三郎)・丸山智己(杉山松助)
川岡大次郎(時山直八)・阿部薫(野村和作)

谷原章介(波多野金吾)  ←馬の絵が現れる
佐々木蔵之介(大和国之助)
本仮屋ユイカ(井筒タツ)
宮内敦士(赤川淡水)・池田鉄洋(奥平数馬)
岩佐真悠子(中西君尾)・眞鍋かをり(高杉雅子)
鈴木浩介(佐々木男也)・安居剣一郎(赤根武人)・岡本光太郎(毛利定広)

榎木孝明(松平春嶽)
萩原流行(山内容堂)
渡辺裕之(武市半平太)
須賀貴匡(岡田以蔵)・上田耕一(横井小楠)
石田衣良(中川宮)
阿部サダヲ(三条実美)
大杉漣(宮部鼎蔵)

山本學(山田宇右衛門)
藤村俊二(浦靱負)
村田雄浩(松島剛蔵)


細川俊之(真木和泉) ←曲調が変わるところ

柄本明(岩倉具視)

浅野忠信(坂本龍馬)

脇知弘(姉小路公知)・若葉竜也(徳川家茂)
綿矢りさ(和宮)・川上未映子(天璋院)
冷泉公裕(板倉勝静)・水木一郎(小笠原長行)・宝野アリカ(滝山)
その他大勢

近藤正臣(毛利慶親)

HYDE(一橋慶喜)

小林稔侍(来島又兵衛)

北大路欣也(周布政之助)

・初登場の女優陣が増えて少し華やかに


第17話「三本木幾松」
・将軍家茂、予定を早めて離京
・小五郎は吉田屋に行き幾松と出会う。小五郎は幾松を落籍させようとするが、幾松は首を縦に振らない
・伊藤俊輔が幾松を説得。彼女は座敷勤めを辞めないという条件付で小五郎に一身を委ねた
・井上聞多、伊藤俊輔ら村田蔵六の協力を得て渡英
・久坂ら外国船を砲撃。真木和泉が京にいる小五郎に攘夷成功を伝える
・姉小路公知が暗殺される。薩摩の仕業と疑われ、薩摩藩は御所護衛の任を解かれる
・薩摩失脚により真木は京の権力者は長州であると確信する。彼は攘夷の権は朝廷及び長州が握る必要があると三条らに説く
・小五郎と清水らは無謀さを語るが朝廷の決意の固さを知り真木案を呑んだ。これに平野國臣も加わる
・一方、馬関で外国船砲撃の報復を受けていた。長州は簡単に破れ、目が覚めた重臣は高杉に馬関守備を任せる
・高杉は、白石・来島の協力を得て奇兵隊を創設する

福山雅治(桂小五郎)

松田龍平(高杉晋作)

成宮寛貴(久坂玄瑞)
佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
石垣佑磨(吉田稔麿)
姜暢雄(入江九一)・水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(佐世八十郎)・田中圭(品川弥二郎)・勝地涼(寺島忠三郎)
丸山智己(杉山松助)・川岡大次郎(時山直八)・阿部薫(野村和作)
新垣結衣(幾松)

香里奈(おうの)  ←馬の絵が現れる
谷原章介(波多野金吾)
佐々木蔵之介(大和国之助)
池田鉄洋(奥平数馬)・宮内敦士(赤川淡水)・瀬戸康史(清水清太郎)
本仮屋ユイカ(井筒タツ)・岩佐真悠子(中西君尾)・眞鍋かをり(高杉雅子)
鈴木浩介(佐々木男也)・安居剣一郎(赤根武人)・岡本光太郎(毛利定広)

阿部サダヲ(三条実美)
石田衣良(中川宮)
本田博太郎(平野国臣)
石橋蓮司(島津久光)
小松和重(澤宣嘉)・佐藤二朗(三条西季知)・和田聡宏(中山忠光)
山本學(山田宇右衛門)
藤村俊二(浦靱負)
村田雄浩(松島剛蔵)
篠田三郎(白石正一郎)
塩谷瞬(太田市之進)・冨田翔(三好軍太郎)・六角精児(白井小助)
前川泰之(世良修蔵)・細田よしひこ(鳥尾小弥太)・山本裕典(三浦梧楼)


中村雅俊(大島友之允) ←曲調が変わるところ

細川俊之(真木和泉)
津嘉山正種(福原越後)・小木茂光(中村九郎)
梅垣義明(益田弾正)・忍成修吾(国司信濃)・三上真一郎(竹内正兵衛)
浜田晃(山田亦介)・梅野泰靖(宍戸九郎兵衛)・大門正明(前田孫右衛門)
高田賢一(楢崎弥八郎)・白川侑二朗(渡辺内蔵太)・時本和也(毛利登人)・内田滋(山尾庸三)

鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)・デビット伊東(秋月悌次郎)
脇知弘(姉小路公知)・若葉竜也(徳川家茂)・山寺宏一(高崎左太郎)
その他大勢

小林稔侍(来島又兵衛)

寺尾聰(村田蔵六)

中井貴一(大久保一蔵)

北大路欣也(周布政之助)

・新垣結衣、中村雅俊、香里奈らが初登場。
・ヒロインの新垣結衣はトップグループの最後に。役柄上での配慮です。松田龍平退場後は2番手になる予定。
・3連名、4連名が多発してます。実際には有り得ないクレジットです。豪華すぎます。


以上です。
ペースがだいぶ速くなりました。毎回、内容がてんこ盛りです。
全52話予定です。
何とか収まりそうです。しかしながら明治以降が10話程度と計画の甘さが出ています。やはり松陰編に話数を割き過ぎたのかもしれません。(笑)
では、また


【篤姫レビュー】母の愛憎

2008-06-22 21:05:37 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

ますます視聴率が好調な篤姫。勢いが凄いですね。
そりゃ、そのはず。だってあの後ろ向きな自虐キャラ・岸部シロー大先生がブログでコメントされているぐらいですから。
元・お金持ちだぞ」とか「もう金しかないなー!」と身も蓋もない事をテレビで発言されている自虐的な岸部シロー大先生。最近では某ゲームのCMで何が何だかわからないお姿を晒してらっしゃる、後ろ向きな岸部シロー大先生。
その大先生がこのドラマを褒めてらっしゃる。
後ろ向きで自虐的になっている人をここまで楽しませる事が出来るこのドラマ!
そうか、やっぱり凄いのだ、このドラマは。そうなんだ。きっと、面白いに違いない。琉河もこれからは心を入れ替えて例え穴に落とされて激怒してもクリーニング代の8.5倍で許してあげられる様な寛大な気持ちでこのドラマを見ていこうと思います。

で、本題。
本寿院と篤姫の確執が深まる中、将軍・家定倒れる。過労でしょうか。それとも一服盛られたのでしょうか。
その事実が幕閣に広まるにあたり、いよいよ南紀派と一橋派の対立が激しくなります。堀田老中が井伊に突っつかれて朝廷に条約調印の許可を求めるが失敗。彼の政治家生命は罷免を待つまでもなく、ここで断たれたと言っても過言ではないような。
家定の不調は一時的な事とはいえ、政局以外にも大奥でも篤姫と本寿院の関係は悪化していきます。篤姫はまさに四面楚歌。
台風の目である家定が篤姫に肩入れしている事が唯一の救いでしょうか。
今回の展開を見る限りでは
嫁姑の本音のぶつかり合い→
両者の誠意が伝わる→
共感するところがあり和解(家定薨去の寸前に持ってくると盛り上がりそうだ)
というよくあるパターンにより、両者の関係は和解しそうな予感。
まあでも、琉河みたいな素人でも思いつきそうな在り来たりな展開を持ってくるようなNHKではないと思いますので、両者の関係がどのような経緯を経て修復されていくのか期待していこうと思います。
あ、待てよ。
いっそ、このまま本寿院と篤姫の関係は家定死後も修復されませんでした、という展開でも面白いぞ。

一方、薩摩では。
西郷と大久保が熊本藩・家老長岡監物と会見。
長岡は西郷を評価しており、大久保はあまり評価していない様子。おそらく斉彬から西郷の人となりを聞いていたからこその長岡監物の配慮かと思いますが、大久保としては面白いはずもありません。
ところで。
長岡監物と西郷の絡みは何かの伏線でしょうか。伏線ならば、今後の西郷の行動に色々なフラグが立って物語は面白くなりそうですし、今回だけの登場ならば視聴者に期待させるだけ期待させておいてガッカリさせるというパターンになります
琉河としてはせっかく攘夷派として名高い長岡監物を出すのだから、尊王攘夷家としての西郷をじっくりと描き、序盤のクライマックスである名僧との入水まで持っていって欲しいところです。

再び、場面は大奥へ。
家定は仮病を使ってまで篤姫との対面を熱望。仮病かどうかも気になります。案外、本当に昏倒している可能性もあります。
本寿院は、それでも家定に篤姫の事をグチグチと・・・。気持ちは分かりますが、怒りの矛先は斉昭と斉彬へ持って行け。彼等のせいで一橋派が嫌われているはず。篤姫は単に利用されているだけの駒に過ぎないのです。
篤姫が一橋派の黒幕として松平越前や島津斉彬を動かしているなんて、本寿院が本気で思っているとは到底思えません。
頭で理解していても、感情は抑えることが出来ない。
可愛さあまって憎さ百倍。
本寿院の篤姫への感情はこんなところでしょうか。

 

次回、一橋派の巨頭・島津斉彬が表面だって動き出します。
篤姫の立場はいかに-


【篤姫レビュー】許すまじ、篤姫

2008-06-15 21:26:48 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

視聴率が大変好調な我等が「篤姫」。
今回もタイトルからして、視聴率が稼げそうな感じです。
人気の秘密は何なのでしょうか。
歴史に疎く大河ドラマなんぞ見たことが無い弟に言わせると
「小難しくなく、ストーリーも分かりやすいから」
だそうです。
「分かりやすい」
そりゃ、確かに2~3回見直さないとストーリーが把握できないという展開は少ないです。
しかしながら、それはただ単に「篤姫」は小難しい歴史イベントをすっ飛に過ぎないと思うのですが・・・。

その証拠に。
本日、弟夫婦が琉河家に夕食のただ食いをしにやって来たのですが大河ドラマを見ながらの会話
弟嫁「前から気になっていたんだけど、どうして一橋という人が将軍になれるの?」
「一橋といっても元々は徳川家から養子に来た人で徳川の血をひいているから将軍になる資格があるんだよ」
ほれ見ろ、NHK。
分かったつもりになっているだけで、何もかもを勘違いして物語を見ている人がここにいる!しかも、そんな会話は前回までに済ませとけ。このタイミングでその会話か。だいぶタイムラグがあるよ。
この会話を聞いて琉河は「ネタを得た」とノートPCの前でニヤリとし(毎回リアルタイムで記事を書いています。本当は自室でじっくりと書きたい)、場を外すタイミングを失って仕方なくドラマを見ているツレ(普段はジャンクスポーツを見ている)は読んでいるフリをしている雑誌に目を落とし失笑。
琉河家は何も言わないよ。それが、普段は夕食は少量しか摂らない琉河家にわざわざやって来て、寿司とピザの出前を取った報いと知れ。ワリカンと言っても、普段から小食な琉河家が明らかにワリカン負けするに決まってるでしょうが

でもよくよく考えてみたら、そこら辺の説明は物語で何も説明はされていないような気がします。ただ単に
「跡継ぎは一橋慶喜か紀州徳川慶福のどちらかです。それだけの理由で両者はここまで対立しています。とにかく将軍候補はこの2人しかいないのです。どちらを支持するかは、徳川斉昭の事を好きか嫌いかによります
と流れを強引に作っているような気がします。
分かりやすい=見やすい
とは違うぞ。NHKは複雑な時代背景・徳川体制を避けるのではなく、敢えて正面から挑んで時間かけてもいいから誰もが見ても分かるように時代背景・徳川体制を描く事を心がけて欲しいです
現に、こうしてレビューを書いている間に弟は
「一橋・紀州・水戸は御三家。将軍は御三家から選ばれる」
「島津は大名の親分に選ばれた。水戸は徳川の血をひいているから会社でいうと会長みたいなもの」
「ハリスは開国の交渉にやって来た」
中途半端なトンデモ知識を披露し始めたぞ。

で、ようやく本題。
南紀派と一橋派の間で右往左往する老中・堀田。
中村梅雀の井伊直弼。策を弄する人物としてみる事は出来ますが、貫禄がありません。個人的に井伊直弼には豪胆さや迫力がほしいところ。
一方、中嶋朋子さんが登場したために再び連名落ちした松平越前は遂に一橋派として井伊と対決する事を表明。
事態は井伊直弼VS松平越前(&島津・山内・伊達・尾張徳川ら)という構図に。
この対立の構図は大奥にも多大なる影響を。
水戸出身の一橋慶喜を嫌う本寿院は必然的に南紀派へ。
篤姫は表面上では一橋派であるため、否が応でも篤姫と本寿院は対立します。
うん、今回の高畑さんの迫力はいつもにも増して凄かったです。しかも、頭に血が上りすぎて寝込むというオチまで着けて。
「許すまじ~、篤姫ぇ~」
と寝床でうわ言を呟く本寿院に執念の深さを見ました。
もう執念が深すぎて底が見えません。
本寿院=高畑淳子
ナイスキャスティングです。

外交面では徳川家定とハリスが江戸城にて会見。家定はこの日のためにわざわざ高座を作って枕席。
変な能(狂言?)が印象的でした。今にも高座からジャンプしてチョップをハリスにお見舞いしそうな勢い。
もしかして今回の芸能指導は和泉元彌さんですか?
ハリスは大統領の親書を読み上げ、通商条約締結を迫ります。家定の奇行はハリスへのせめてもの一矢だったのでしょうか。

 

次回、将軍・家定倒れる。
いまだ対立が続く本寿院と篤姫。
篤姫の本当の想いは本寿院に届くのか!!


【篤姫レビュー】器くらべ

2008-06-08 20:50:15 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

徳川慶福役の松田翔太さん、初登場。

そんなことよりも・・・。
矢島健一のピンクレジット昇格
キター!!

もう感動で胸が一杯です。
NHKはすんでのところで真のドラマスタッフを得ました。
「功名が辻」で直江兼続を演じていた矢島さん。今回の昇格は、そのご祝儀という事でしょうか。
で、ここまで一人で盛り上がっていて今更ですが、琉河は別に矢島さんのファンでも何でもありません(爆)
しかしながら、
「歌橋役の岩井友見がピンなのに、松平越前役の矢島健一が連名なのはおかしいだろ」
と感じていたところなので、個人的にはこれで適正なクレジットになったと大変評価しております。

で、本題。
幕府首脳陣のレベルが一気に下がってしまった今回。
江守は相変わらずの舞台仕込みの口調でまくし立てった挙句に懸念事項を丸投げ、辰巳琢郎と松澤一之に至っては存在自体がギャグになっています。
そして、そいつ等の上に立つ将軍・家定は厭世気味。ハリスの事なんか考えたくない様子。現実逃避に耽る日々。
しかも時期将軍候補すら篤姫に決めさせようとしています。
というわけで、紀州慶福と一橋慶喜の「器くらべ」もとい一次面接をする事になった篤姫。
まず最初は一橋慶喜。
まあ第一印象は最悪ですね(笑)。ここまでヤル気がない人を将軍に推すのは流石に躊躇われます。島津斉彬はその器量を讃えていたという事ですが、確かにそれは正しいと思うのです。でも斉彬は慶喜のへそ曲がりまでは見抜けなかった模様。
琉河が思うに慶喜がヤル気がない態度を見せた理由はたった一つ。それは単純明快で単に「政治の道具に利用されるのが嫌だったから」だと思います。
慶喜にとっては、国のためよりも自分が傀儡君主に推されるのが嫌だったのでしょう。これは家定にも通じるところがあります。家定が慶喜を嫌がるのは同族嫌悪かな、と思ってみたり。
ところで気になったのは、平ジュニアの台詞回し。語尾が「ます」→「ましゅ」担っていたような気がします。
次に徳川慶福。
見事なまでの好青年ぶりです。
しかも饅頭の一件により本寿院らにも好感触を与えました。(それにしても、本寿院はイチイチ動作がオーバーですねぇ
饅頭の一件。
つまり出された饅頭が傷んでいるのをいち早く発見した慶福、それを受けて詮議を申し立てる大奥陣に彼が続けて発した言葉
「腐っていると分かっている食べ物を毒味させるのはその役の人が不憫」
とまるで「将軍織を継ぐには必勝法がある」といわんばかりの立派な立ち振る舞いをした慶福の件。
そりゃ好印象でしょう。偶然の一件(?)とはいえ、慶福は将軍職にリーチをかけました。
ところで慶福よ、エビフライの一件はもういいのか?

元々から大奥では人気が無かった一橋慶喜将軍継嗣の可能性が益々低くなる中、本寿院らにとうとう島津斉彬の野望が漏れてしまいます。
本寿院の怒りの矛先は、篤姫と幾島へ。
ついに嫁姑戦争が勃発します。勃発する前に本寿院が先に頭に血が上りすぎてぶっ倒れそうな気がしないでもないですが・・・。

 

次回、高畑淳子の本領発揮!


「天地人」の配役に物申す&妄想キャスティングも… (後編)

2008-06-07 23:23:57 | 大河ドラマレビュー《天地人》
前半では現時点で発表された「天地人」の配役について、感想を述べました。
そして後編では、不肖、この琉河岬が妄想キャスティングを披露させて頂く事にします。興味の無い方は右上の×ボタンを押して下さい。
では、「愛」を貫いた武将(このコンセプトも何か間違ってる気がする・・・)直江兼続主役の「天地人」、妄想キャスティングをどうぞ!


【配役】

直江兼続…妻夫木聡
上杉景勝…北村一輝
    
 *
お船の方…観月ありさ →明朗快活というイメージで
上杉景虎…玉山鉄二
華姫…相武紗季
菊姫…栗山千明 →晩年シーンで是非とも下弦の月を見て「アダム~!!」と叫んで狂気乱舞して欲しい
     *
     *
樋口惣右衛門…小林薫
お藤…田中美佐子 
樋口与七(大国実頼)…小池徹平
樋口秀兼…山本裕典
     *
石田三成…谷原章介
初音…長澤まさみ
真田幸村…城田優
     *
     *
本荘繁長…船越英一郎
泉沢久秀…東幹久
清野長範…市原隼人
藤田信吉…柏原収史
須田満親…平泉成
須田満胤…井澤健
甘糟景継…橋爪淳
志駄義秀…賀集利樹
篠井泰信…高橋克実
色部光長…宮内敦士
千坂景親…山本亘
大石綱元…瑳川哲朗
斎藤景信…勝村政信
溝口秀勝…杉本哲太
     *
上杉景信…中尾彬
狩野秀治…生瀬勝久
上条政繁…鶴見辰吾
直江信綱…三浦浩一
毛利秀広…本田博太郎
上杉憲政…石橋蓮司
     *
     *
伊達政宗…松本潤 →自称ファンとしては眼帯をした彼を見てみたい!
武田勝頼…伊原剛志
北条氏政…林隆三
毛利輝元…温水洋一
宇喜多秀家…三浦涼介
前田慶次…阿部寛
前田利家…唐沢寿明 →お約束ということで
     *
淀殿…松雪泰子
豊臣秀長…林与一
黒田如水…大杉漣
片桐且元…小日向文世
浅野長政…田村亮
前田玄以…鶴田忍
増田長盛…六平直政
長束正家…塩屋俊
大谷吉継…京本政樹
     *
藤堂高虎…HYDE
徳川秀忠…伊藤淳史
細川忠興…錦戸亮 セリフ「僕はガラシャがいないとダメなんだ…」
福島正則…大森南朋
黒田長政…相葉健次
真田信之…福士誠治
小早川秀秋…松山ケンイチ →「出たー!小早川2世さんの悪魔的寝返りだー」
山内一豊…上川隆也 →これまたお約束ということで
本多忠勝…竹内力
大久保忠隣…石田太郎
榊原康政…角野卓三
井伊直政…山口馬木也
本多正純…筧利夫
     *
     * 
(以下、トメグループクレジットの配役)
新発田重家…竹中直人
北政所…いしだあゆみ
柴田勝家…古谷一行
本多正信…中村梅之助
最上義光…小林稔侍
真田昌幸…原田芳雄
直江景綱…宇津井健
徳川家康…石坂浩二
島左近…松平健
豊臣秀吉…山崎努
     *
仙桃院…十朱幸代
     * 
上杉謙信…渡辺謙


どうでしょうか。
仙桃院の年齢が・・・、ということもありますが大女優を持ってくるとなるとこのぐらいの年齢層になってしまうわけでして。
これでドラマに『重み』が出てきたと思います。
えっ、予算が足らないのですか?
だったら、ト○タ自動車様にでも寄付してもらって、ギャラにお金をつぎ込みましょう(笑)
(再来年の大河ドラマ『龍馬伝』の制作費には、おそらく三○様から多額の寄付が…)


「天地人」の配役に物申す&妄想キャスティングも…(前編)

2008-06-07 22:25:17 | 大河ドラマレビュー《天地人》

待ちに待ちました「天地人」の2次キャスト発表!
というわけで、早速考察に移ってみたいと思います。
今回までで公式発表された配役は以下の通り。

直江兼続…妻夫木聡
上杉景勝…北村一輝
     *
お船の方…常盤貴子
     *
菊姫…比嘉愛未
初音…長澤まさみ
     *
樋口惣右衛門…高嶋政伸
お藤…田中美佐子
樋口与七…小泉孝太郎
     *
泉沢久秀…東幹久
上杉景虎…玉山鉄二
華姫…相武紗季
     *
仙桃院…高島礼子
上杉謙信…阿部寛


第一印象は女優若手キャストに随分力を入れた配役だな~と。
常盤さん、そして長澤さんと相武さんが共演するとは思ってもみませんでしたから。
特に長澤さんはもう脇役のオファーなんか受け入れないと思ってましたからびっくりです。(しかも功名が辻に続き、またもや架空人物)
次に驚いたのは男優陣の配役。
北村一輝の上杉景勝、阿部寛の上杉謙信。前者は意外性による期待感、後者は意外性による軽い失望感。
どっから見てもチョイ悪クド顔お兄さんの北村一輝が演じる、寡黙で義に厚いダンディズムな武将・上杉景勝。何だか面白そうじゃないですか!
一方で、阿部寛の上杉謙信。男性ホルモンがバリバリ出てそうな阿部さんが演じる軍神・上杉謙信。白頭巾も似合いそうでマジでヤバイです。
だが、しかし・・・。何ていうのかな、配役に『重み』が感じられないのが残念なんです。
例えば、緒形拳が演じる秀吉、竹中直人が演じる秀吉。
琉河的にはどちらも文句なしに似合うと思うのですが、役の『重み』を考えると、どちらが重いかは明らかではないでしょうか。
謙信役は原作者の希望通り、渡辺謙さんに演じて欲しかったところが本音です。阿部さんは渋い家臣役かなにかで良かった気がします。
この配役は民放の新春時代劇みたいな感じがします。
残りの配役に大御所俳優がわんさか出てくることを期待しています。

後編に続く!


【篤姫レビュー】将軍の秘密

2008-06-01 21:03:15 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

元老中首座・阿部正弘逝去。享年・39。
異人との通商条約交渉を目前にしての急死。過労死でしょうか。
でも考えてみれば、もう第二十二回。ストーリー的には大変長生きされたと思います。琉河は、篤姫が入輿した次の回にはポックリ逝ってしまうかと予想していたので。(阿部正弘役は10~15話辺りで退場することが多い。注:琉河統計による)

このドラマの草刈さんは存在感もあり、役柄にも合っていました。まさに適材適所の配役であったと声を大にして言いたいです。
「義経」にて鼓判官役で出てきた時は、あまりの「その他大勢扱い」に唖然としたものですが、篤姫の草刈さんは良い草刈さんでした

【ご参考】「義経」での草刈さんの役割↓
・変な演技をする平幹二朗と夏木マリの横でウロウロする
・お歯黒だった為、平&夏木&草刈というおバカトリオとして視聴者に認知される。でも一番オイシクないポジション
・中井貴一に詰め寄られてオロオロする
・小澤征悦に小馬鹿にされる

今回は阿部逝去以外の見所として
一橋慶喜
が阿部・斉彬と対面。
篤姫が斉彬から課せられた密命を家定に明かす。
の2つがあったと思います。

慶喜にまともなセリフが当てられたのは今回が初めてでしょうか。
彼は捉えどころが無く、全く持って琉河のイメージ通りの御仁です。
このアクの強さはなかなかのものです。
さすがは平幹二朗のご子息ですね。
父親役の江守同様、良いネタ提供者になってくれそうです。

篤姫と家定のシーンでは遂に将軍の正体が暴露されます。
「いつまでもうつけのふりをしておられなくなった」
将軍様、遂に自白です。実に長い伏線でした。
それにしても「うつけのふりをしていた」理由がマイナス過ぎです。
色々と屁理屈を捏ねていましたが、要約すると
何で俺が八方塞の徳川将軍家の頂点なんかに立たなきゃいけないんだ!
天に唾を吐いてやるぜ!!

ということでしょう。
世情が分かりすぎるほど分かっていながら、どうにもする事が出来ないもどかしさがこの屈折した感情を産み出しているのでしょうか。
物凄い負のオーラです。
諦観っぷりもすごいです。
何だこれ。岸部シローはおろか、絶望先生をも超えるネガティブシンキング。
思わずニマリとしてしまいました。
まあ、この先の展開として篤姫によって、家定の持つ邪の諦観という名の氷は溶かされるのでしょうが、何にせよもう時間が!!
阿部が死んだ今、家定の寿命は残り1年!!
ガンバレ、究極のポジティブ女王・御台所篤姫
追伸。
気になったことが一つ。
しかも篤姫から発せられた「最後の将軍」という言葉。
「最後の将軍」といえば、故・司馬遼太郎先生。
宮尾登美子先生に対する嫌味かね。


次週、ライアー秋山さん登場。