必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【功名が辻】“足利義昭”役について

2005-12-30 23:01:01 | 自己満足な評論

来年の「功名が辻」で三谷幸喜さんが将軍・足利義昭役を務めるそうで。

絶妙な配役だなぁと思います。
誰もが予想だにしなかったであろう配役!
この三谷さんを脚本家ではなく役者として起用したスタッフと脚本家は勇気があります。
彼は役者としてTVに出るのは初めてではないでしょうか?
しかも、足利義昭
最後の将軍」であるにも拘らず、その評価は徳川慶喜とは雲泥の差!
手紙を書くことぐらいしか能がない足利義昭
ちょっとしか出演しない割に何気にオイシイ役ですね~。
三谷さんはどのくらい出演するのでしょうか?
ドラマの構成はわかりませんが、第一クールで室町幕府滅亡をやっておかないと後が苦しくなりそうです。
第二クールで例の馬揃え、本能寺の変をやり、第三クールで豊臣政権下での山内家、第四クールで関ヶ原の戦いと考えると、やはり三谷さんは早々に退場になりそうです。
まさか、かつての「秀吉」の時みたいにしつこく最終回まで出演する事はないとは思いますので。
しかし、この功名が辻。何故、この辺りにしか出てこない人物に金をかけるのでしょうか?
例えば、浅井長政=榎木孝明浅井久政=山本圭細川藤孝=近藤正臣
細川藤孝は幕府滅亡以降も出演があるとしても、浅井親子なんて、本当に少ししか出番が無さそうです。その他にも本能寺の変~しずヶ岳の戦いを境に出演者がゴソッと抜けます。
その後のキャスト補充も十分考えているのでしょうね?大河ドラマのスタッフさん!

と、ここで過去の大河ドラマにおける足利義昭役評を。

・国盗り物語・・・伊丹十三
未見なので何ともいえませんが、ぶっちゃけた演技をしていそうです。
ちにみに、この時の明智光秀役は今回細川藤孝役の近藤正臣さんでした。

・おんな太閤記・・・津村鷹志
これも未見ですが、思いっきり冷遇されている役柄。マニアしか喜ばないこの配役。
浅井長政には風間杜生さんを当てているのに。将軍様にはお金をかけませんでした。
この時の豊臣秀吉役が今回徳川家康役の西田敏行さんでした。

・徳川家康・・・省略(琉河の知らない役者さんなので)

・武田信玄・・・市川團三
総集編のビデオでしか拝顔しておりませんが、信玄が上洛途上で死亡の知らせを受けて大泣きしているシーンのみでした。信玄が主役のドラマにおいて将軍様はそこまで重要な役ではないので、この辺りの役者さんで十分です。
この時の徳川家康役が今回石田三成役の中村橋之助さんでした。他にも板東三津五郎さんや、西田敏行さんも出演していました。

・信長・・・青山裕一
出番が多かった割には、存在感のないキャラ作りでした。ヒョロッとした体格は“お公家さん”という感じでしたが。このドラマは「隋天」の二文字で全てを語る事が出来ます。

・秀吉・・・玉置浩二
まさに適材適所!ここ数年では一番エキセントリックかつ高貴な将軍様でした。
安全地帯の時の二枚目キャラは完全に捨てたこの役作り。
まさに「逸材」でした。白髪が多くなった玉置さんですが、今後も大河ドラマに出て欲しい役者さんの一人です。

・利家とまつ・・・モロ師岡
ある意味ハマッてました。この「モロ」という芸名からして安っぽい雰囲気を醸し出しています。その通り、このドラマにおける将軍様はそれはもう、ぞんざいな扱いを受けておりました。しかも、最後の出番が山中で土民に身包みを剥がされて、ほうほうの体で逃げ出すシーンでした。態度の空回り具合が何とも絶妙な将軍様でした。


ところで、豊臣秀次役の成宮寛貴さんはミスキャストの予感。豊臣秀次はもっとごつい役者さんが似合うような。


大奥~華の乱~、最終回だけ見る

2005-12-23 23:31:25 | 歴史ドラマレビュー

たまたま時間が空いていたので、最終回だけ見ましたよ、
内山理名さんが主演の「大奥」。

フィクションだらけで笑いました。
とても64歳に見えない綱吉様とか、正室の鷹司信子が燃えていたり
綱吉様がショボイ死に方をしていたり笑いました。
で、「安子」とは誰だね?
牧野の娘はとうにこの世を去っているはずですが。
主人公からしてハッタリなのだから、物語自体もハッタリで許されるのでしょう。
四谷怪談な藤原紀香さんや、やけに老けた高岡早紀さんとか
顔がクドイ北村一輝さんとか狙ってやってるのでしょうか。
まさに「ツッこんでくれたまい!」といっている様なこのドラマ。
これ以上、何も言いませんが最後に一つだけ物申す。
田辺誠一の扱いがあんまりだ!

ついでに過去の大河ドラマでの配役を。
このキャストでこの話をやったらブーイングが起こりまくりんぐな予感!

「八代将軍吉宗」より
安子:登場せず、プッ!
徳川綱吉:津川雅彦
お伝の方:夏木マリ
右衛門佐:中田喜子
柳沢吉保:榎木孝明
大典侍:床嶋佳子
染子:芦川よしみ
安子の父:可知靖之  
・・・・牧野成貞?
安子の婿:出てくるはずが無い
隆光:磯部勉  
綱吉の母(桂昌院):藤間紫
正室 信子:松原智恵子

最終回で津川綱吉が刺されます!
全体的に加齢臭が漂ってきそうなこの配役!
東京事変の主題歌が合いません!
・・・主役の吉宗の時代がこれより、もっと後なので
この配役は仕方がないとも言えます。
ちなみに綱吉が次期将軍としていた柳沢吉里役は
V6結成前の森田剛でした。

「元禄繚乱」より
安子:椋木美羽
徳川綱吉:萩原健一
お伝の方:鈴木砂羽
右衛門佐:登場せず
柳沢吉保:村上弘明
大典侍:登場せず
染子:鈴木保奈美
安子の父:近藤正臣  
・・・・牧野成貞?
安子の婿:出てくるはずが無い
隆光:篠井英介  
綱吉の母(桂昌院):京マチ子
正室 信子:涼風真世

毒を盛られようが短刀で刺されようが、くたばりそうにないショーケン綱吉。
俗物にまみれてそうなショーケンが
「人間は汚いから嫌いだい!」と言っても説得力がない。
飛天御剣流を極めた信子様は強そうです。
関係ないのですが、緋村剣心は1893年に死んだ事になっているのですね。
病死でしょうか?逆算すると享年45歳ですか。若い。


「元禄太平記」「峠の群像」なども元禄時代を取り扱っていますが
未見&今や化石となっている俳優陣というどうしようもない理由で
取り上げるのは止めました。
興味がある方は調べて役者比較してみてください。


「義経」を振り返って

2005-12-12 22:33:50 | 大河ドラマレビュー《義経》

「義経」の最終回があまりにもドカーンな終わり方をしたので
琉河も負けずに、寒い企画を実行しちゃいま~す!

題名が思い浮かばないので、そのまま
勝手に琉河が俳優に表彰する大会(アカデミー賞形式)
とします。
完全に自己満足の世界ですので、
この結果に異を唱える方は自分のブログで自分なりの賞を作りましょう。
では早速いきますYO!

最優秀アクター賞
第1位
 大杉漣・・・源行家(そうです!私が変な叔父さんです!)
第2位 平幹二郎・・・後白河院(本当は野ブタをプロデュース。に出演したかったです)
第3位 伊藤敦史・・・喜三太(三度生まれ変わったら、電車男になりました)
第4位 稲盛いずみ・・・常盤(神木君は渡しません!)
第5位 鶴見辰吾・・・平宗盛(白髪が増えました・・・)
次点  屏風・・・金色に光る屏風(何気に最終回まで生き残りました)

最優秀お迎え待ち賞
第1位
 丹波哲郎・・・源頼政(さらばじゃぁ~)

最優秀「君の存在は何だ?」賞
第1位 梅津栄(とその一派)・・・朱雀の翁(シトシトピッチャン、シトピッチャン)
第2位 石原さとみ・・・静(私はあずみ以下ですか?)

最優秀態度がバカデカイ賞
第1位
 中尾彬・・・梶原景時(我が家の風呂にジャグジーが来たぞ)

最優秀ムレムレ賞
第1位 小林稔侍・・・北条時政(いやぁ、夏場は頭がムレました。頭皮に悪いです)
辞退  高橋英樹・・・藤原秀衡

最優秀鼻デカ賞
第1位 中井貴一・・・源頼朝(ぴっちり横分け、鼻でか兄さん)

最優秀回想が多くてウザイ賞
第1位
 渡哲也・・・平清盛(NHKにようこそ)

最優秀死に様が良かった賞
第1位
 うじきつよし・・・駿河次郎(次は大人バンドを結成しようと思います)
第2位 最終回に出てきた弁慶の人形・・・弁慶代理(調子こいてすいません)

最優秀出っ歯賞
第1位 上戸彩・・・うつぼ(オロナミンC!)

最優秀演技が予想通りだった賞
第1位
 タッキー・・・源義経(最期があんなだとは聞いてませんでした)
第2位 マツケン・・・弁慶(時々歌舞伎口調になります、ウホッ!)
第3位 いっけい・・・藤原泰衡(さんま御殿にはいつお声がかかるんですかね)

美輪明宏、夏木マリ、草刈正雄、蛭子もいい演技をしていましたが、
面倒なので今宵はここまでに致しとうございます。

来年の「功名が辻」ももちろん見ます。


【義経・感想レビュー】「新しき国~白馬の王子様フォーエバー~」

2005-12-11 21:47:09 | 大河ドラマレビュー《義経》

いろいろ書こうと思いましたが、あの
ドカーン
のおかげで、全てがぶっ飛びました。
屋根から光が大噴火!
たちまちオツムが大噴火♪
あのままマツケンサンバのイントロが流れるのかと思いました。

郎党たちのご最期はなかなか味わい深いものがありましたが
義経様のご最期はあまりにも酷い演出でございました。
酷い演出を正直に「酷い」と言うほうが、よっぽど勇気がいるんですよ、金子さん!
弁慶の立ち往生がムダになりました。 (というかアレは人形でした。)
せめて弁慶の立ち往生の瞬間に「ドカーン」して下さいよ。
弁慶のご最期の背後で「ドカーン」ならまだ見れました。

頼朝の夢オチということでしょうか?
うつぼの作り話ということでしょうか?
うつぼが裏番組でよく分からないコメントをしているのと関係があるのでしょうか?

それにしても存在感がとことん薄い静様が可哀相でした。
喜三太、何気にいい仕事をしました。
義経は鞍馬で地縛霊になりました。
これにて琉河が語るべきことは尽きました。

「義経」総括はまたの機会に更新致します。


【義経・感想レビュー】秀衡絶命!黎明の足音

2005-12-04 21:25:07 | 大河ドラマレビュー《義経》

義経にとって最大の理解者である、藤原秀衡が逝去。
物語もラストに向けて加速を増しました。
しかし、本当に残り10話は展開が早かったです。
安宅の関→平泉到着→泰衡と頼朝の駆引き→衣川の戦い
これだけのイベントを残り三回でやってしまうなんて!

おそらく予算の都合で前半に少々、
後半はたったの1話しか出演できなかった高橋英樹。
キャストのクレジット順でも、中井貴一を抑えて堂々のトメ。

残すところ、後1回となった大河ドラマ「義経」。
最早、ネタバレもクソも無いので、敢えて書きますが
もし、泰衡が父の遺言を守って義経と共に鎌倉勢と戦っていたら
どうなっていたでしょうか?
おそらく、鎌倉勢が数の差で勝利したと思いますが、
義経も悔いなく逝けたのではないでしょうか

渡辺いっけいの持ちネタである
ダメ人間演技も予想裏切らずに良かったのですが、
意外にも長島一茂の凛々しい演技に感服しました。
琉河の中では少なくとも元彌チョップの人よりは好感触です!

そして金売り吉次の心遣いにもホロリと来てしまいました。
吉次は商人でありながら、損得勘定無しで義経を支援していことが
よくわかるエピソードでした。

追伸
来週はできる事なら、松葉杖をつきながら、突然衣川に現れ
「ここはとおさ~ん」
と叫び放ち、弁慶と共に立ち往生する法皇様を見てみたいです。


「天下騒乱」追加キャスト!

2005-12-03 00:15:44 | 歴史ドラマレビュー

一時は諦めていた、「天下騒乱」配役。
しかし、ふと公式ページを覗いて見たら、追加キャストが!
しかも何気に豪華

土井利勝 … 西田敏行
柳生十兵衛 … 中村獅童
荒木又右衛門 … 村上弘明
      ○
春日の局(お福)…片平なぎさ
お江与 … かたせ梨乃
みね … 田中美里    
白狐 … 佐藤江梨子
若狭 … 真中瞳  
徳川家康 … 山崎努
徳川秀忠 … 山下真司
柳生宗矩 … 柄本明
徳川家光 … 池内博之    
渡部数馬 … 平山広行
河合又五郎 … 石垣佑磨
河合甚左衛門 … 林隆三
桜井半兵衛 … 榎木孝明
池田忠雄 … 保阪尚希
松平信綱 … 森岡豊
本多正純 … 綿引勝彦
荒尾志摩 … 石橋蓮司
伊達政宗 … 清水綋治
蜂須賀蓬庵 … 六平直政
福島正則 … 勝野洋
徳川忠長…海東健
沢庵…神山繁
柳生兵庫助…永島敏行
山野辺義忠…竹中直人
大久保彦左衛門…藤田まこと

太字が琉河がホーッと唸ったキャストです。
他にも加藤夏希、佐藤仁美、高橋愛らが追加されていましたが、興味ないです。
しかし、徳川忠長と柳生兵庫助以外は、顔見せ程度な気がします。
沢庵なんて紫衣事件だけだろうし、山野辺も浪人への引渡しのシーンだけの登場な気がする。
大久保彦左衛門は最後にチロッと出てくるだけな気がします。
しかし、藤田まことはこの枠では二度目の彦左衛門役。
先回は「徳川剣豪伝柳生三代の剣?(題名おぼろげ)」で最後にちょっと出演していたような。
あの時の鍵屋の辻に関係するキャストは
柳生宗矩…松本幸四郎
柳生十兵衛…村上弘明
荒木又右衛門…田村亮
池田のバカ殿…辰巳琢郎
でしたね。他は無名な役者ばかりでした。

話は変わりますが、新春時代劇の「風林火山」も何気に楽しみ。
土方歳三はどうでもいいです。クサナギは何で出てこないんだ?