本当に今更ですが、「江~姫たちの戦国」の最終回感想を書きたいと思います。
琉河の「12月12日までにやっておくことリスト」において優先順位が低かったために遅れてしまったわけですが、なにとぞご容赦ください。
で、いきなり冒頭で草刈正雄さん退場。
これは見逃した人も多かったのでは!
せめてOPテーマが流れてからしてあげてくださいよ。さすがに同情します。
最後は「頭皮は大切に!」というようなことを正信は言いたかったのだと思います。
でもって、内容に至っては詰め込み過ぎ。
何で最終回でこんなに忙しい展開になっているんだい?
北大路〇也先生が出番増やせとゴネたのか!?
今回の話こそが「江」にとって本当の主人公になり得るストーリーじゃないのか。
ドラマでは大奥法度が出来た背景には保科正之が関与していた!なんて素っ頓狂な説を唱えていましたが、別に今更驚きもしませんよ。
だから、この辺はじっくり丁寧に描いてほしかったところです。
最終回の内容だけでも
第46話「日光東照宮」
第47話「大奥法度」
第48話「御三家誕生」
第49話「娘の入内」
第50話「宇都宮釣天井」
第51話「三代将軍家光」
最終話「思うがままに生きてみた」
と7回分のネタはあるわけですよ。
本当に何がしたかったんだ、と言いたくなる展開でした。
それとお福の存在。
いつの間に江の犬になり下がったんだ!
確か第45話のラストで家光と江が和解するシーンはありましたが、それだけでお福は江に無条件降伏したのですか!
何で最終回だけ取ってつけたかのように(江にとって)物わかりのいい人物になっているのでしょうか。
この大河ドラマの最後の謎です。
ラストもラストで何となく感動して頂戴!みたいな展開にしていましたが、今までの功績のお陰で全く心が動きませんでした。
元々、無理があったんだな。篤姫と同じように江を語るべきではなかった。
琉河が本当に見切りをつけたのは第5話の本能寺の変の回でした。
信長の今わの際に登場する人物が「江」って、普通にありえない。出てくるとしても母上のお市の方でしょうに。
脚本家の「年上好きで知られる信長が実は…!」という石原都知事への挑戦とも受け取れる意気込みは分かりますが、信長が江を評価するに至る材料がドラマでは少なすぎました。
これで完全に白けてしまったのです。
優良コンテンツである戦国時代を扱っていながら、ここまで魅力のないお話を作ることが出来た脚本家をはじめとするスタッフ陣には敬意を表します。
ただ、一視聴者としての意見ですが、叶うならば今度は余計な設定を省いたオーソドックスな作りにしてください。主人公(というか脚本家)の崇高な精神は一般人である琉河では理解することが出来ないので。