必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

軍師官兵衛 第2話「忘れえぬ初恋」

2014-01-13 22:09:43 | 大河ドラマ「八重の桜」

前回と今回で第1話にまとめても支障はなかったのでは?と感じるお話でした。

流れで言えば龍野赤松氏と浦上&小寺の確執がいよいよ・・・、というところでした。

例によって、ストーリーを分かり易くするためという名目で播磨の勢力が「浦上-龍野赤松-小寺」のみとなっているところが微笑ましいのですが、よもや守護大名の本家赤松氏が総スルーというのも珍しい。

信長に謁見する時、誰を連れて行くのだ。いきなり、本家赤松の息子が出てくるのか。浦上氏にしても、実質は政宗・宗景兄弟は違う大名と言っても過言ではない。陣内孝則さん演じる宇喜多直家はどこからやってくるのだ?

毎度、毎度のことなので、これ以上、ほじくるのは止めますが、なんというか信長の露出は今のところ必要ないかも。
焦らして、焦らして、ようやく登場!とした方が物語も盛り上がるのではないかと思ってみたり。


最終話 グッバイ、また会わん!鵺ババアよ、永遠に!!

2013-12-31 17:07:41 | 大河ドラマ「八重の桜」

琉河にとって、箸にも棒にもかからなかった「八重の桜」を総括してみます。

一言でいえば山本覚馬が主役で良かったんじゃない?に尽きるのではないかと。

華が無い話になることは必然ですが、主人公がここまで空気だと特に語ることもありません。

八重を主役に据えたかったら、幕末編は3月下旬までには終了し、新島襄や徳富を早々に出し残りの9か月を明治編にしても良かった。

脚本や構成の問題というよりは八重を主役にしたことが間違いだったと。

ああ、花燃ゆ?でしたっけ。

アレも同じにおいが!

というわけで、皆様、良いお年を。

来年の「軍師官兵衛」。

個人的に興味ある偉人なので、一年間見続けるとは思いますが、

感想は内容次第という事で。<(_ _)>

 


主人公に期待したら負けなのか ~不人気ドラマを支持する理由

2013-03-20 22:56:25 | 大河ドラマ「八重の桜」

八重の桜の視聴率が大変思わしくない様子です。
第一回目こそ20%を超えたものの、以降、10%台をウロウロしていますね。

理由を考えてみるに、
「綾瀬さん演じる八重がバンバン活躍する展開を望んでいる視聴者からすると、見事な肩すかしを喰らった」
または
「会津視点の幕末にしては何か物足りない」
といったことが挙げられそう。
あと、一番の要因は八重のどこに魅力があるのか、いまだによく分からない!ではないかと。
今までの八重の功績(?)といえば、川崎尚之助と一緒に鉄砲の研究をしたり、ゴウリキさんや貫地谷さんとだべってるだけです。
そりゃ、もう大河ドラマの主人公とは思えない地味っぷり!

でも、それは仕方がない。
そもそも、ドラマのスタート地点が間違っている。
本当に八重の活躍を描きたいのならば、第2話で禁門の変、第3話で川崎某と結婚するぐらいの展開にしないとダメでしょう。
(佐久間象山は第2話で退場。吉田松陰は第1話の特別ゲスト)

つまり、今の展開は八重がいなくても成り立つストーリーであるにもかかわらず
主人公が絡んでいない以上、本腰を据えて綿密な京都の情勢を描くわけでもなく
どちらとも言えない非常に中途半端な状態が視聴率に寄与していない要因なのかも。
スタッフは欲張っちゃったんだね!!

でもね、琉河はこれで良いと思います。
何故かって?
八重の平凡な日常より、(中途半端ながらも)幕府側から見た京都の情勢を描いてくれた方がよほど面白いからです。
勿論、スタッフが本気で八重にむき合い、同志社在校生との軋轢、茶道家としての栄光と影を描いてくれるのならば
それに越したことはないのですよ。
ただし、それを成し遂げるには幕末編はさっさと終わらせなければならないのです。


でもそれを放棄して「容保と覚馬の桜」を描くのならば、もうそれでいいです。
琉河としては視聴率が取れない不人気ドラマの中途半端な通説のなぞり方にウンウンと頷きつつ、このドラマに付き合うだけです。

ボロクソに書きたくなるほどトンデモ展開はないので、まだ心は平穏です。
もし八重が隠密裏に京都へ赴き宮部鼎蔵や来島又兵衛を銃殺していたら、それこそボロクソに叩きますが(笑)


第1話「ならぬことはならぬ」

2013-01-06 21:27:11 | 大河ドラマ「八重の桜」

さて、新島八重を主役にした大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。

プロローグに会津戦争を入れてくるのは想定内でしたが、南北戦争を絡めてくるとは意外でした。
単なる局地戦を南北戦争のスケールで例えるのはどうかと思いましたが、時期的なものや戦争の意義を考えるとこのぐらいハッタリかました方が視聴者には分かり易いのかな、と思い直しました。

で、肝心のストーリーですが、悪い意味でも良い意味でも大河ドラマでした。
見事なまでに前半主要キャラの顔見せ回でした。

これはもう仕方がないことだとは思いますが、八重の登場シーンは見ていて退屈でした。
黒船来航前からストーリーが始まるのだから仕方がないのですが、随分と逞しい少女だなあ(皮肉)と思いました。

良かったのは、覚馬のシーン。
覚馬のお陰で、ようやく幕末ドラマになった!
吉田寅次郎(松陰)と宮部はうまく絡ませたかなと思いましたけど、無理を言えば「手形云々」というシーンは入れて欲しかったところ。
象山入門シーンで1853年の夏、覚馬と寅次郎のどちらが先に象山を訪ねていたかというのは謎ですが、ここら辺は山本覚馬というお茶の間に馴染の薄い人物が著名な偉人とも交流があったと印象付けるシーンとしては及第点といえそうです。
後は安政の大獄で松陰が処刑されるときに八重に未来を託すようなシーンが無ければ合格です。

最後に琉河が感服したのは井伊直弼と松平容保が提携して開国和親を提唱したシーンを入れたこと。
普通の幕末モノならスルーされます。
それも変な脚色を入れずにそのままストレートに描いたのは良かったです。
ここでいきなり井伊を独裁者風に描くのは無理があるので、今のところはこれで十分です。
こういう細かいネタを通説どおりに入れてくれるだけでも琉河はありがたいのですよ。

今回は、八重を無理矢理ストーリーにねじ入れるところ以外は面白かったです。
問題は次回からですね。
ファンタジードラマとならないように祈りたいところです。


ならぬことはならぬ!「八重の桜」の配役に物申す!

2012-10-13 23:29:26 | 大河ドラマ「八重の桜」

来年の大河ドラマ「八重の桜」、第3次出演者まで発表されました。
これで大体の登場人物はそろったのでしょうか?

この配役を見てまず思ったのは、主役は八重じゃなくて兄の山本覚馬でいいじゃないか!ということです。
2012年10月13日現在で発表されているキャストは幕末から明治初期で活躍した人ばかり。
少し寂しいですね。徳富蘇峰や千円能斎、土倉庄三郎は誰が演じるの?
この配役を見る限り、明治時代になってから初めて登場するのは槇村正直と小田時栄ぐらいではないでしょうか。かろうじて大山捨松も明治になってからの登場と言えそうか。
第4次キャスト発表を待つしかないのですが、これでは会津視点での幕末~明治初期といった印象です。

山本(新島)八重:鈴木梨央→綾瀬はるか

山本覚馬:西島秀俊
山本権八:松重豊
山本佐久:風吹ジュン
山本(樋口)うら:長谷川京子
山本三郎:工藤阿須加

新島襄:オダギリジョー
川崎尚之助:長谷川博己
中野竹子:黒木メイサ
日向ユキ:剛力彩芽
高木時尾:貫地谷しほり
山川大蔵:玉山鉄二
山川艶:秋吉久美子
山川兵衛:山本圭
山川登勢:白羽ゆり
山川二葉:市川実日子
山川健次郎:勝地涼
山川咲子(大山捨松):水原希子

佐川官兵衛:中村獅童
松平容保:綾野剛
照姫:稲森いずみ
梶原平馬:池内博之
神保修理:斎藤工
神保雪子:芦名星
秋月悌次郎:北村有起哉
斎藤一:降谷建志
横山主税:国広富之
西郷頼母:西田敏行

徳川慶喜:小泉孝太郎
松平春嶽:村上弘明
勝海舟:生瀬勝久
井伊直弼:榎木孝明
岩倉具視:小堺一機
榎本武揚:山口馬木也
孝明天皇:市川染五郎

大山巌:反町隆史
西郷隆盛:吉川晃司
桂小五郎(木戸孝允):及川光博
板垣退助:加藤雅也
三条実美:篠井英介
槇村正直:嶋政宏
小田時栄:谷村美月
佐久間象山:奥田瑛二
吉田松陰:小栗旬
大垣屋清八:松方弘樹

で、肝心の配役ですが、まずDragon Ash kjの斎藤一は何だ。何て嬉しくないファンタジスタ!
kj出すならZeebraも出さないとダメじゃないか。いや寧ろ、福島を元気づけよう!という思いがあるのならばZeebraを出演させるべきではないか
ま、別に琉河はこのジャンルのいざこざはどうでもいいのですが、斉藤役は洒落を利かせて江口洋介でいいじゃない?と思った次第で。
(あ、Dragon Ashさんベストアルバム発売おめでとうございます。日出ずる国に生まれ育ったファンの皆様、一応フォローしておきました。)

次のダメ出しは明治元勲の皆様。
及川さんの木戸はミスキャストとは言いませんが、槇村や新島襄との関係を考えると渡辺謙クラスの俳優に演じて欲しかったです。佐藤浩市や役所広司でもいいですね。
でないと、この時代を描くとき、いわゆるトメを務める大物俳優が一人もいません。松形弘樹をムリヤリ明治中盤まで引っ張るか?それともまさかの吉川、反町がトメに!?
意表をついて茶人関係に大物役者をキャスティングしてトメに回るという手もありますが…。
後、このドラマにおける西郷は興味が無いので誰でもいいです。適当にやって佐川官兵衛に見せ場でも作ってあげてください。

というわけで明治中盤以降の配役が気になる「八重の桜」。NHKよ、物語終盤が尻すぼみにならない配役にしてくださいね。