必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【義経・感想レビュー】「マツケンVS石橋in安宅の関」

2005-11-27 21:20:56 | 大河ドラマレビュー《義経》

義経の最後の大イベント「安宅の関」がいよいよ放映されました!

やはり義経モノはこれがなければ!
マツケンも気分がノッテいたのかムチャクチャ時代劇モードでした。
今にも
余の顔、見忘れたか
と叫びそうな勢いでした。
とりあえず義経陣営は今回グッジョブでした。
郎党達のはがゆさ!
全てを悟って何も語らずひたすら息を潜める義経!
そして言わずもがな上様サンバの弁慶!
琉河は不覚にもホロリときてしまいました。
あそこでオープニングテーマなんて流すんじゃないよ。
思わず、目にゴミが入っちゃったぢゃないか。

関守冨樫役の石橋蓮司
いつもと変わらず個性的な演技を見せてくれました。
いや、この人好きなんですけどね、冨樫役にはどうかな~と思うわけですよ。
この人は何というか岸部一徳佐藤慶のようなある種の胡散臭さを感じるのですよ。
悪く言ってしまえば、安っぽいのです。確かに良かったですよ、その演技。
バシズム全開なあの言い回し。
しかし、琉河的には石橋さんは梶原景時とか源行家の役がにあうのではないかと思うのですよ。 今回みたいにクセのある富樫にしたいのならば緒形拳とか菅原文太、津川雅彦辺りをゲスト出演させて欲しかったです。
だから社員が放○しちゃったんですよ。肝心なところがなってないんですよ。
あっ、別に勧進帳と掛けたわけではありませんからね。

来週、高橋英樹がたった一話で退場します。特別出演、ここに極まれりです。


【義経・感想レビュー】「静、舞う」

2005-11-26 20:48:04 | 大河ドラマレビュー《義経》
「しずやしず」というタイトルでは分かり難いです。

というわけで今回、冒頭で佐藤忠信が犬死しました。
あんまりな展開です。呆れ果ててしまいました。
もう、何も言いますまい・・・。

そして鎌倉へ護送された静御前。
頼朝らの脅しにも物怖じとせず、毅然とした態度を見せ付けました。
反面、自分の赤子を亡き者にされたと悟った時のあの怒り。
なかなか良い仕事をしますね、石原さとみさん。
それに受けて立つ、北条政子。
あくまで冷徹な態度を貫き通す財前さんの演技も流石です。

鶴岡八幡宮での舞の奉納。
義経では名場面の一つです。
静の舞と義経が山伏姿で乱舞する姿&舞い落ちる紅葉!
ビジュアルとしては、「義経」の中でもトップではないでしょうか。
石原さんは何でも、舞の練習を2ヶ月間続けたそうで。
見上げたものです。
そして、通説通りに政子が静を褒め称え、彼女は京都に帰っていくわけですが
不思議なのは頼朝。
何してんだ、アンタ。
「何で義経を想うことを言うんだよう!」
と、怒鳴りつけるのがアンタの仕事ではないのか。
なんで、ずっと黙ってたんですか。
しかも、スンナリと政子に同意して静御前を放免します。
あの表情から頼朝の心情を悟るのは難しいですよ、中井さん。
新緑の季節なのに落葉が舞っている事に呆れて言葉が出なかったのですか?

そして残り3回となった「義経」

47話「安宅の関」
48話「北の王者の死」
49話「新しき国」
でしたっけ。
テレビ情報誌の義経特集を見ると、
必ず石橋蓮司さんのアップ写真が写っています。
彼がここまで、クローズアップされるのは稀ではないでしょうか。

【義経・感想レビュー】「漣の行き先」

2005-11-13 20:56:59 | 大河ドラマレビュー《義経》
遂にあの行家様が死んでしまいました。
最後までみっともないほどの往生際の悪さ。
グッジョブでした。

処刑前に見せたあの絶望の表情!
どこを見てるのか分からない空虚な眼差し。
処刑前に妙な悟りを開いてしまった平宗盛とは格が違います。
あのポカーンとした表情、死を目の前にして考える気力すら無くなった行家様。
お見事でございました。

しかし大杉漣さんは演技が上手いというか、
どんな汚れ役でも見事にこなしますねぇ。
W氏やN氏も見習って欲しいものです。
「これぞ天下の草創!」
と連呼して大満足ですか・・・
来週は静御前相手にセクハラをする頼朝に期待しています。

【義経・感想レビュー】「船弁慶」

2005-11-09 20:42:26 | 大河ドラマレビュー《義経》

予告通り「船弁慶イベント」が発生。
イベントというよりは、能のお話から持ってきたこの展開。
こんなマニアックなネタを取り上げるのならば、何故、平敦盛や平教経を出演させなかったのでしょうか?
しかも、あの平知盛(亡霊)は成仏したのでしょうか?
まだ瀬戸内海辺りをウロウロしてそうです。
丹波哲郎(亡霊)も出演させて、大霊界対決させてみたいものです。

そして鬼一法眼が再登場!
今回のお話はまるで妖怪大戦争みたいなノリでした。

そして思ったよりサラッと流した静御前との別離。
もっと時間を割くのかと思っていたので意外です。
時間が無いので、こんな展開になってしまったのでしょうか?
平家滅亡以降、ダラダラやっていた皺寄せが、ここにきてやってきたようです。

それにしても、法皇様と丹後局。
二人のやりとりがコントになってます。
特に法皇様は態度もコロコロ変わりますが、クレジットの順番も大人の事情でよく変わります。
鼓判官草刈も、参謀キャラから、ただのヘタレキャラに格落ちしました。
いいですねぇ、こういう二枚目悪役キャラがオロオロするところは!