必然的なヒストリー

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春雁我に似たり?直江のドラマについて語る

2009-04-19 20:59:01 | 大河ドラマレビュー《天地人》

さて、今回はいつの間にか視聴率20%を切っていた大河ドラマ「直江兼続によろしく」について語りたいと思います。
このドラマは設定と人物名だけを借りて架空の世界を描くという斬新な方法を採っており、また演出面でもスポットライトを多用して舞台劇であることを強調するという摩訶不思議な方法を採っています。

以前に“よほどのことが無い限り”書くことは無いと記したこともあり
「簡単に信念を曲げやがって」
と感じる方もいらっしゃるとは思いますが、よほどのことがあったから書いたのだな、と理解して下さい。(そんな事を覚えているのは琉河本人だけだとは思いますが、念のため)
でもいざ書こうとすると、どうにも面倒くさくなってしまいモチベーションが上がらないので箇条書きで済ませます。

【1話~16話までの感想】
①北斗の拳を連想してしまうほど「北斗七星」を連発していた序盤。V論尊大先生や「花の慶次」の画を描いている人に頼まれたのでしょうか。
第一話で与六が凍死していない。あんな雪道を、しかも夜中に歩いていたら、普通に死ねる。人間とは思えない生命力を持つ少年。やっぱり北斗の血が・・・。
③七星点心を使わなかった北高全祝。琉河の記憶が確かならば、与六を諌める為にこの技を使うはずなのですが・・・。(トドメを刺そうとしたところで持病が出て逆にやられる)
北条高広が「俺の名前を言ってみろ」と言って視聴者を混乱させるシーンが無い。確か謙信が存命中にこのセリフを叫んで「ほうじょう」と答えた雑兵どもを踏み潰すシーンがあったはず。
北条高広が北斗千手殺や北斗羅漢撃を使っていない。
北条高広の顔に雪が積もらない。雪割草のような顔。
⑥第8話と9話で不識庵謙信の頭上に死兆星が輝かなかった事が残念。
三池監督の扱いが悲しいほどお粗末。せめて「クローズZERO」か「ヤッターマン」のセリフを盛り込んでやって欲しかった。
⑧何故か悪役になっている遠山某。こんな扱いでは、遠い子孫にあたる桜吹雪の人も草葉の陰で泣く。
⑨「御館の乱」が長すぎです。間延びが酷い上に今何が起こっているのかイマイチ掴み難かったです。「5W1H」をしっかり守れ。


【いつか解き明かしてもらいたい謎】
①家康のコブ。意味が全く分からない。
初音の年齢
笹野翁の年齢詐称疑惑。どう考えても60歳には見えない顔のしわ。佐藤慶と同い年と言われても違和感が無い。
④ひたすら不吉な安土城。黒ミサ?


「天地人」については現状こんなところです。全体的に残念展開。残念ついでに言うと「龍馬伝」の武田鉄矢=勝海舟という人選も、何となく残念。