必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【功名が辻・感想レビュー】決戦へ

2006-10-29 21:56:01 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

一豊が徳川方に付く事を決意した前回。
「功名が辻」最後のメインイベント「関ヶ原の戦い」がいよいよ近づいてまいりました!

前回からの伏線で千代からの手紙をそのまま家康に渡す一豊様。
これでまず、家康に二心なき事を強調。これは千代の機転です。
そして場面は、有名な小山軍議へ。
おそらく山内一豊という人物を評価する際には必ず出てくるこの小山軍議
琉河はちょっと捏造されてしまうのではないかと心配していましたが、一応はキチンと事実を描いてくれたのでまずまず満足です。
前日の夜、堀尾忠氏が一豊の許を訪れ、吉晴の考えを言います。堀尾家は徳川が西上する際は城を明け渡すと。
そして、翌日。まず、体育会系直球思考の福島正則が吼えます。
そしてその後、一豊が立ち上がり、なんと!
我が城、我が領地。徳川様に明け渡し申す
あれ、パクッたよ、言っちゃたよ、この人。人のアイディアをパクってしまいましたよ。このオッサン。
これです。これなんですよ、大石さんが捏造して一豊様オリジナルの発言にしてしまったらどうしようかと思っていましたが、きちんと一豊様の嫌らしさをセコさを描いてくれて良かったです。
ちなみに一豊がこのセリフを言い放った時の忠氏の顔→「

さ~て、どうやってこのエピソードをフォローするのかと思ったら忠氏の方から
「あの場で意見できなかったのは、僕の度胸の無さのせい。山内様が代わりに言ってくれたのならば父も喜びましょう」
と一豊に言っていました。この一豊パクリ発言事件まで美談に仕立て上げるとは、さすが見上げたものです・・・。あっ、
でもよく見ると-
ああ、忠氏さんの表情が険しい!本当は腸が煮えくり返っていたんじゃないのかな。
あれが忠氏の精一杯の皮肉とも取れますね。この話、大石さん側としては一豊の美談としたいのか、一豊のセコさを強調したいのか、イマイチ意図が分かりません。

一方、千代のシーンでは。
兄上が徳川方についた。これも姉上のお陰ですよ、バンザ~イ
みたいな事を彼女に言っていた康豊。
これは貴重な言葉ですよ。
つまり、千代は最初から一豊に徳川方に付くように操縦していたのですよ。この康豊のセリフが裏付けています。
そうですよね。
いくら千代が「徳川!徳川!」と叫んでも、当主である一豊が決断を下さなければ、家中が分裂する怖れも考えられますからね。康豊は最初から千代の意図を知っていた様子。
え~、つまり。
一豊様は妻と弟からマリオネットの如く操られていた事になると!
「あやつり左近」もビックリです。
なんてこった。一豊様は自分で徳川方に付く決断を下したように思っていますが、それは勘違いで、自分も知らない間に千代に徳川行きの列車に乗らされていたわけなんですね
今まで、ぼやかす程度に千代の夫操縦術をドラマで表現していましたが、今回でいきなり赤裸々に白日の下に晒してしまいましたね~。う~む、いいのかな。

そして先週、少し話題に出てきた毛利家の面々。
吉川広家にモロ師岡・・・。笑えます。「利家とまつ」での貧乏公方様の名演技は今でも忘れてはおりません。
毛利輝元役に津嘉山正種さん。この渋い声は大谷吉継役に活かして貰いたかったです。
安国寺恵瓊役の赤星昇一郎さん。この人、ず~っと前に「ゲゲゲの鬼太郎」で子泣き爺を演じていましたね。
この面子を見て、何だかNHKの予算の限界を感じました。
小早川秀秋役の阪本浩之さん。琉河的には伊藤敦史さんかな~。
関ヶ原で
「ぼ、ぼくはどっちについたらいいか・・・あwせdrftgyふじこ」
と言ってもらいたかったです。

一方の徳川家にも新キャラが。
本多正純役に天宮良さんですか。琉河なら北村一輝さんをキャスティングするけどなぁ。そのぐらいアクの強い役者さんでも良かったと思います。完全に篠井さんにキャラ負けしていますね。
ちなみに榊原康政役の川野太郎さんは秀忠ついているのでこの場面に出てきません。このままフェイドアウトでしょうか。

そして、最後に三成方。
先週の記事で、今回も三成について語らせてもらおうと思ったのですが宇喜多秀家がそのままズバリ言ってくれましたね。
君は正しすぎて、自分の嫌らしさが浮き彫りにされるんだ。しかも、人間は身勝手なものでそのような感情を抱かせる人間を憎むようになる
一言で言うとそういうことなんですが、肝心な部分が抜けています。
アンタだって正論を振りかざしているけど、罪の無い諸大名の妻子を人質にしようとしてたじゃないか
と嫌味の一つでも言ってやれば良かったのです。
敢えて言わせてもらうと、福島らから見れば上記の一件がある限り、三成の方が悪なんですね。なので、三成の正義には共感できるはずがありません。(事実、家康は総大将にも係わらず、諸大名に懇願とも取れる態度を何回か取っています。決して自分自身を「正義だ!」と言って慢心していません。)
どうして福島らが簡単に家康に付いてしまったのかは、そこに原因があると思います。
あくまで私見ですが三成は
秀吉から豊臣家の後事を任された、つまり
自分=豊臣家
という方程式を勝手に成り立たせていたと思います。
そして豊臣家は
豊臣家=偉い!正義!天下人!
であると信じて疑わなかったに違いありません。
よって
自分=偉い!正義!天下人!
という方程式を知らず知らずの間に作り上げてしまっていた節があります。
だから、夜討作戦も秀頼の出陣不可となっても、甘い考えを捨てる事が出来なかったのですね。本気で秀頼を出陣させたら勝てると思っていたのならばヤル気のない毛利輝元を通さず、直接秀頼に謁見して連れ出せばよかったのですというより、秀頼を連れ出すにしては淀殿への根回しが出来ていない。最初から秀頼を出す計画は即興で考えた策であった。
三成の「正義」とは、何度も言いますが、豊臣家への絶対忠誠のみを指していると思います。つまり自分への忠誠。おそらく三成自身が最後まで知らなかった深層心理。
天下人である豊臣家(=自分)は日本最強!だから最強である豊臣家(=自分)に忠誠を尽すのは当たり前であり、勝って当然である
この一種の自己陶酔による状況把握の甘さが三成の欠点だったわけで。福島らは
「自分に忠誠を尽せ」
という三成の深層心理を肌で感じていたのかもしれませんね。先週、琉河が言った学級委員的な姿勢で高みから令を下す態度とはこの事を言いたかったのです。
この自己陶酔振りの正義感は彼の人生最期の場面でも顕著に出てきます。
おそらく、そのエピソードもこのドラマでやってくれると思うのでその時にまた私見を述べさせてもらいます。

というわけで、次回、両軍激突!
最後にノートに名前を書かれるのは誰だ!・・・
いや、失礼。
最後に勝利を手にするのは誰だ!
関ヶ原の合戦が始まります。


斉藤岬「ひなたの狼」 特別編 ~OPクレジットを作成してみる

2006-10-29 17:38:21 | 妄想クレジット決済
遂に完結を迎えた「ひなたの狼」!
今回は完結記念として不肖、琉河がひなたのが私の妄想キャスティングでドラマ化した場合のOPクレジットを作成してみようと思います。どの道、関係者の方々は見ていないと思いますので、勝手にやらせて頂きます。
自分の考えたキャラをどのようにクレジットさせるか。
そうなんです!これが妄想キャスティング家としての最後の自己満足なんです。
この考えに理解いただける方は是非コメントを。(笑)
話はワンクールで全12話。原作には登場してこなかった人物も交えて構成を考えてみました。
話の大筋は原作通りです。そうですね、テーマ曲は大河ドラマ「新撰組」のイメージで。実このテーマ曲も登場人物のクレジットの出し方にクセがあるのですが、なるべくそれに合わせて作成してみようと思います。


第一話「大篝火」
※芹沢一派のキャンプファイヤーがメイン

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実

君菊:矢田亜希子

佐々木只三郎:的場浩二
新見錦鶴見辰吾
君菊の付き人:徳井優 池田徳太郎:不破万作
根岸友山:滝田裕介 石坂宗順:日野陽仁
宿娘:くまぇり 殿内義雄:池田成志

山岡鉄太郎:堤真一

平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 家里次郎:有川博
(その他大勢)

清河八郎:西村雅彦
鵜殿鳩翁:大滝秀治
芹沢鴨渡辺謙


第二話「植えられた矢竹」
※京へ向かう道中と多摩時代の回想がメイン

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実

沖田ミツ:YUKI

佐々木只三郎:的場浩二
新見錦鶴見辰吾
根岸友山:滝田裕介 石坂宗順:日野陽仁
殿内義雄:池田成志 佐藤彦五郎:堀内正美

山岡鉄太郎:堤真一

土方為二郎:榎木孝明
小島鹿之助:長塚京三
近藤周助:長門裕之

平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 家里次郎:有川博
(その他大勢)

清河八郎:西村雅彦
鵜殿鳩翁:大滝秀治
芹沢鴨渡辺謙


第三話「清河演説」
※清河八郎、浪士組の真の目的を明かす

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実

山岡鉄太郎:堤真一

佐々木只三郎:的場浩二
新見錦鶴見辰吾
根岸友山:滝田裕介 八木まさ:山村美智
殿内義雄:池田成志 石坂宗順:日野陽仁
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世

松平容保:真田広之

坂本龍馬:浅野忠信

手代木直右衛門:本田博太郎
幾松:川本真琴
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 家里次郎:有川博
(その他大勢)

桂小五郎:HYDE
八木源之丞:柄本明

清河八郎:西村雅彦
鵜殿鳩翁:大滝秀治
芹沢鴨渡辺謙


第四話「精忠浪士組」
※近藤、芹沢ら清河の江戸帰還に参加せず京に残留
 会津藩お預かりとなる

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実

山岡鉄太郎:堤真一

佐々木只三郎:的場浩二
新見錦鶴見辰吾
根岸友山:滝田裕介 八木まさ:山村美智
殿内義雄:池田成志 石坂宗順:日野陽仁
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世

松平容保:真田広之

手代木直右衛門:本田博太郎
高橋泥舟:中原丈雄 平野屋:モロ師岡
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 家里次郎:有川博
(その他大勢)

八木源之丞:柄本明
清河八郎:西村雅彦
鵜殿鳩翁:大滝秀治
芹沢鴨渡辺謙


第五話「お梅」
※お梅登場。長州勢の侍を惨殺

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実

お梅:高岡早紀

新見錦鶴見辰吾
佐伯又三郎:豊原功補
佐々木愛次郎:塚本高史
八木まさ:山村美智 楠小十郎:小山慶一郎
伊藤俊輔:柄本佑 井上聞太:塩谷瞬
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世

松平容保:真田広之

高杉晋作:オダギリジョー

久坂玄瑞:小栗旬
幾松:川本真琴
手代木直右衛門:本田博太郎
菱屋:島田洋七 菱屋内儀:松金よね子
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 井上松五郎:田中要次
(その他大勢)

桂小五郎:HYDE
八木源之丞:柄本明
芹沢鴨渡辺謙


第六話「だんだら羽織」
※精忠浪士組としての名が高まる。清河八郎暗殺。

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介 島田魁:松重豊

お梅:高岡早紀

新見錦鶴見辰吾
佐伯又三郎:豊原功補
佐々木愛次郎:塚本高史
八木まさ:山村美智 楠小十郎:小山慶一郎
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世

松平容保:真田広之

山岡鉄太郎:堤真一

佐々木只三郎:的場浩二
手代木直右衛門:本田博太郎
菱屋:島田洋七 菱屋内儀:松金よね子
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 高橋泥舟:中原丈雄
(その他大勢)

桂小五郎:HYDE
清河八郎:西村雅彦
八木源之丞:柄本明
芹沢鴨渡辺謙


第七話「力士乱闘」
※熊川熊次郎を斬った事により、力士と乱闘。

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介 島田魁:松重豊

お梅:高岡早紀

新見錦鶴見辰吾
佐伯又三郎:豊原功補
佐々木愛次郎:塚本高史
八木まさ:山村美智 楠小十郎:小山慶一郎
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世

熊川熊次郎:KONISHIKI
内山彦五郎:西岡徳馬
あぐり前田亜季
井上松五郎:田中要次
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 親方:石塚英彦

(その他大勢)

八木源之丞:柄本明
芹沢鴨渡辺謙


第八話「佐々木愛次郎始末」
※佐々木愛次郎と佐伯又三郎との間で起こった始末。

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介 島田魁:松重豊

お梅:高岡早紀

佐々木愛次郎:塚本高史
あぐり前田亜季
佐伯又三郎:豊原功補

久坂玄瑞:小栗旬
幾松:川本真琴
新見錦鶴見辰吾
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 楠小十郎:小山慶一郎
(その他大勢)

桂小五郎:HYDE
芹沢鴨渡辺謙


第九話「芹沢鴨、爆発」
※芹沢砲発射!屋根の上で酒盛りをする芹沢
会津と薩摩が手を組みクーデターを画策

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介 島田魁:松重豊

お梅:高岡早紀

新見錦鶴見辰吾
八木まさ:山村美智 楠小十郎:小山慶一郎
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世
高崎左太郎:古本新之輔 益田弾正:尾美としのり

三条実美:市川染五郎

久坂玄瑞:小栗旬
手代木直右衛門:本田博太郎
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 大和屋:岸部シロー
(その他大勢)

中川宮:佐野史郎
大久保一蔵:内藤剛志
桂小五郎:HYDE

八木源之丞:柄本明
芹沢鴨渡辺謙


第十話「政変」

※八・一八の政変。これにより「新撰組」の名を拝命。君菊登場。
近藤、土方、松平容保に芹沢粛清を依頼される

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介 島田魁:松重豊

お梅:高岡早紀
君菊:矢田亜希子

真木和泉:山崎努

新見錦鶴見辰吾
手代木直右衛門:本田博太郎
八木まさ:山村美智 君菊の付き人:徳井優
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世
高崎左太郎:古本新之輔 益田弾正:尾美としのり

松平容保:真田広之

三条実美:市川染五郎

久坂玄瑞:小栗旬
幾松:川本真琴
平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 お鶴:北乃きい
(その他大勢)

中川宮:佐野史郎
大久保一蔵:内藤剛志
桂小五郎:HYDE

八木源之丞:柄本明
芹沢鴨渡辺謙


第十一話「切腹」
※芹沢派の新見錦が切腹。いよいよ最後の対決へ。

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介 島田魁:松重豊

お梅:高岡早紀

君菊:矢田亜希子

新見錦鶴見辰吾
手代木直右衛門:本田博太郎
八木まさ:山村美智 君菊の付き人:徳井優
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世

松平容保:真田広之

平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 お鶴:北乃きい
(その他大勢)

八木源之丞:柄本明
芹沢鴨渡辺謙


第十二話「黎明」2時間スペシャル)
※芹沢鴨暗殺。新撰組は新たなる道へ。

(出演)
土方歳三:藤木直人

近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來

山南啓助:城島茂
原田左之助:成宮寛貴
斉藤一:速水もこみち
藤堂平助:小池徹平
永倉新八:小沢征悦
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介 島田魁:松重豊

お梅:高岡早紀

君菊:矢田亜希子

久坂玄瑞:小栗旬
手代木直右衛門:本田博太郎
八木まさ:山村美智 君菊の付き人:徳井優
広沢富次郎:西田健 秋月悌次郎:小日向文世

松平容保:真田広之

平山五郎本宮泰風 平間重助:伊吹剛
野口健司:三宅弘城 お鶴:北乃きい
(その他大勢)

桂小五郎:HYDE
八木源之丞:柄本明
芹沢鴨渡辺謙

(完)


こうして全12話で割り振りをしてみると、1話限りのゲストが多いですね。
これが醍醐味でもあるわけですが。
トメはやはり芹沢鴨が飾るのがふさわしいでしょう。
大河ドラマでは八木源之丞役の伊東四朗さんが芹沢鴨役の佐藤浩市さんを抑えてトメになっていたので、驚いた記憶があります。
というわけで、この続きが斉藤岬先生の手によって描かれる事を願って締めとさせていただきます。




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斉藤岬「ひなたの狼」をキャスティング~完結編

2006-10-28 15:39:33 | 歴史ドラマ妄想キャスト

 一時のブームは去り、次々と終焉を迎えていく新撰組マンガの中で地道に連載を続けていた「ひなたの狼」が遂に完結を迎えてしまいました!
全五巻で、話の内容は予想通り
芹沢一派の粛清まで。
近藤勇を局長として、新撰組として新たない一歩を踏み出すところで物語が終わっています。
いや、完結というのは語弊がありますね
なんでも、巻末の予告によると、「ひなたの狼」はタイトルと“ちょっと形を変えて”再出発をするそうです。少年漫画で言うところの「第一部完」と同じような意味と捉えても宜しいのでしょうか。
でも琉河は知っています。
「第一部完」と謳って終了した漫画に二度と
第二部は訪れないと言う事を!
この漫画がそのような前例にとらわれない事を願いつつ、追加のキャスティングをしたいと思います。
今回は芹沢一派の粛清のみが物語の舞台となっていますので、新キャラはあまり登場しません。では興味のある方はご覧下さい。

《新撰組・近藤派》
土方歳三:藤木直人
近藤勇:上川隆也
沖田総司:森山未來
山南啓助:城島茂
斉藤一:速水もこみち
原田左之助:成宮寛貴
永倉新八:小沢征悦
藤堂平助:小池徹平
井上源三郎:高橋克実
山崎烝:佐々木蔵之介
島田魁:松重豊

《新撰組・芹沢派》
芹沢鴨(死亡)渡辺謙
お梅(死亡)高岡早紀
新見錦(死亡)鶴見辰吾
平山五郎(死亡)本宮泰風
佐伯又三郎(死亡):豊原功補

《新撰組・平隊士》
佐々木愛次郎(死亡)塚本高史
楠小十郎:小山慶一郎

《幕府役人》
山岡鉄太郎:堤真一
鵜殿鳩翁:大滝秀治
佐々木只三郎:的場浩二
清河八郎(死亡):西村雅彦
内山彦五郎:西岡徳馬

《会津藩》

松平容保:真田広之
手代木直右衛門:本田博太郎
秋月悌次郎:小日向文世
広沢富次郎:西田健

《長州藩》
桂小五郎:HYDE
幾松:川本真琴
高杉晋作:オダギリジョー
久坂玄瑞:小栗旬
益田弾正:尾美としのり

《薩摩藩》
大久保一蔵:内藤剛志
高崎左太郎:古本新之輔

《朝廷》
中川宮:佐野史郎
三条実美:市川染五郎

《その他》
沖田ミツ:YUKI
土方為二郎:榎木孝明
熊川熊次郎(死亡):KONISHIKI
あぐり(佐々木愛次郎の恋人)(死亡)前田亜季
坂本龍馬:浅野忠信
八木源之丞:柄本明
真木和泉:山崎努
君菊:矢田亜希子
お鶴:北乃きい

青文字の部分が今回、追加・修正した配役です。
この最終巻では女性キャラが目立っていました。お梅然り、土方の愛人・君菊然り。お梅はこの漫画では若く描かれていたので、高島礼子さんから高岡早紀さんに変更しました。本当は芹沢鴨の役も変更したかったのですが、この役にはどうしても大物俳優を起用したかったのでイメージとはちょっと違いますが渡辺謙さんで貫き通す事にしました。
それにしても、長州勢の皆さんを無駄に豪華なキャストにしてしまいました。結局、本筋と絡むことなく出番終了。特に高杉のオダギリさんは特別出演といったところでしょうか。もし、第二部があるとしたら、作者贔屓の桂・高杉コンビの出番が多くなる事は間違い無さそうですが。
でも、本当にこの続きが描かれる事があるのかなぁ・・・。非常に心配です。
頑張ってくださいね斉藤岬先生!

※『ひなたの狼』は新刊が出た場合、引き続き更新していきます。


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【功名が辻・感想レビュー】ガラシャの魂

2006-10-22 21:30:31 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

①山内一豊が徳川軍に付く事を決意
②石田三成が徳川軍に付いた武将の妻子を人質に取ろうとする
②細川ガラシャの最期
この3つがメインであった今回。

「義の人」として描かれている石田三成が②のような行動を取る事について、このドラマでは彼がどのような心境を経て、この策を実行に移すのかと楽しみにしていましたが当たり前のように妻子を人質にとっていました。彼が焦るあまり極端な事をしでかした事実のみ、伝わりました。これは三成の失策であり、この策は効果が表れるどころか諸武将に反感を与えてしまいます。
これは琉河の私見ですが、三成のいう「義」とは豊臣家へ忠誠を尽くし、完全なる滅私奉公、従わない奴は敵であるという意味合いを指していて、弱気を助け強気を挫くという様な、いわゆる「正義のヒーロー」ではないと思うのです。このドラマでは、今まで三成という人物を後者の様な存在で描いていたのに、いきなり前者のような存在へと変わってしまったことに違和感が。
前者的な考えを三成が持っていたとすると
豊臣をないがしろにする徳川に付く者はワルであり、そいつ等にどんな裁きをしても許される
と彼が思い、「徳川に付く武将の妻子もワルの一端であり、人質に取られても仕方が無い」という結論にたどり着くのも必然的なわけです。だから、そのような人物として最初から描けばいいのです。無駄に律儀で正義感の強い人として描くから違和感が生じるのです
もっと言えば、三成そのものの存在が豊臣家の癌だという様な描き方をしても良かったと思います。
「皆の者、豊臣の為に忠誠を尽せ!」
と三成が学級委員みたいな口調で諸武将に訴えたところで、彼より古くから秀吉に仕えていた加藤清正らは納得がいかないのですよ。だから秀吉薨去後、家中が分裂したという面を強調しても良かったのでは。
ドラマの話とはかけ離れますが、三成は秀吉が薨去した時点で自分の時代は終わったと悟るべきだったと思います。後世、柳沢吉保が徳川綱吉の薨去と共に隠居を申し出たように、三成も五奉行の立場に執着せずに後事を黒田如水辺りに任せて、佐和山に隠居すべきだったのですね。徳川家康を敵と見なして早くから危険性を訴えていたのは見事ですが、如何せん自分の人望の無を理解していなかった事が失敗の要因でした。三成さん、恨むなら主君の豊臣秀吉を恨んで下さい。
石田三成の所見については次回も述べて行きたいと思います。今回は、この辺で。

話は変わりますが、どうすれば豊臣政権を維持出来たのか?考えてみますね。
答えは「出来ない」としか言い様がありません。この時点で、維持できる方法が思いつかないのです。前田利家も没しており、上杉景勝も家康に対抗できるほどの戦力はなく、毛利輝元は祖父の遺産を食い潰すだけで腰が重いし、宇喜多秀家は諸将から人望があったものの政治面は疎く(家臣団の亀裂を招いている)、とてもではないですが家康に対抗できません。残りの五奉行なんてもっての他です。必然的に徳川家の天下になっていたことは間違いはありません。

やはり、秀吉の対徳川に対する認識が甘かったのですね。では、今度は秀吉はどうすれば良かったのか、考えて見ました。
①北条を滅ぼして、家康を関東に封じ込めた時点で、茶々を家康に押し付ける。
②断るようなら、「織田の姫君をないがしろにするか!」とイチャモンをつけて合戦へ。家康が茶々受け入れを受諾したならば、方広寺並のイチャモンをつけて、やはり合戦へ持ち込む。
何とかして家康を倒す(怪しい伊達は奥羽にて留守。主力は上杉・細川・宇喜多・池田・蒲生ら)
④秀頼は誕生するはずが無いので、関白は秀次に。茶々が生きていれば、織田信雄に押し付ける

これで良かったと思います。③の家康退治が成功していれば、唐入りしようが何しようが豊臣政権は安泰だったのです。秀吉が唐入りした場合は、三成が清正らに暗殺されるのみで事は収まり、秀次が関白として高台院に操られながらも職務をまっとうし、幕府的な機能が完成され危うい綱渡りで何代かは続いたはずです。秀吉が内治に専念していた場合は、摂関政治の再来が訪れたはずです
③が失敗した場合は豊臣政権の維持はムリです。例え、秀次が生きていたとしても彼には諸将をまとめる事が出来ず、公家となり天皇に侍るしか道が無いでしょう。諦めて必然的な出来事に身を任せましょう。

で、ようやく本題。
一豊が徳川に付くかどうかがドラマの焦点のはずなのに、何故か今回のメインは細川ガラシャ。
で、そのガラシャさんは槍につかれて昇天。
死んだらどうなる」とか「死んだら驚いた」とか副題が付きそうな、この「ガラシャの魂」というタイトル。ガラシャさんがここで死を選んだ理由の一つに
細川忠興はガラシャの側に他の男が近づくことを許さなかった。その執着ぶりか加速し、彼女の外出すらも認めなくなった。だから、ガラシャは一人屋敷に取り残され、「他の男」である三成勢の前に顔を出すわけにもいかず、夫に操を立てて、シを決心
という、切ない説がありますが「功名が辻」では、見事この説を採りましたね。本当に不運な人生です。忠興は妻の人生を何と考えているのでしょうか。人格が破綻しています。ちなみに、この男はガラシャに挨拶をした植木職人を斬っています。愛妻家とかいう次元ではありません。それでもって、有事の際には死を選べだと
忠興が一緒にガラシャを籠に乗せて、戦場へ連れて行き、彼女専用のスペースを陣中に確保しておけば済む話だったんですけどね。なんという身勝手な男だ
ところで、嶋田久作さんを小笠原役でゲスト出演させるのは勿体無いような気がします。スタッフは余程、ガラシャの人生(というか長谷川京子さん)に力を入れているようですね。

一方、山内家では康豊が安宅の関みたいなイベントを起こして、掛川から千代の許へ。神主に化けた康豊を六平太が泣きながら棒で叩いたら、面白かったのですが。ついでに代官が石橋蓮司だったらもっと面白かったのに。って、康豊に付いていた人がスルーされてカワイソウ。地味に盛り上がるところなのに、手柄を康豊に奪われてしまいました。
ところで今回、千代が増田長盛に啖呵を切ったシーン。千代ちゃんカッコイイ~ッ
「私が生涯を捧げる人物は、天地ただ一人」
一度でいいから言ってみたいセリフです。

そしてやっぱり、ガラシャの処へ行ってしまった康豊。
彼女の処に行く暇があるのなら飛行機恐怖症を直す事に専念しましょうよ。
それにしても、ドラマの展開が予想通りで見ていても面白くな・・・。
彼の説得も空しく、ガラシャさんは夫の為、細川家の為にその人生を捧げました。

話は主題の山内一豊の話へ-
一豊様が家康饗応の場で「金ヶ崎の退き陣」の話を持ち出したのは意外でした。
なるほど、これは上手い理由付けですね。
「命を救われた恩義がある」
いかにも一豊様が言い出しそうな事です。
これが引き金となり、千代の手紙で毛利家の分裂(安国寺坊主と吉川広家の対立)を察知し、家を守るため」という中村一氏と同じ理由で徳川家に付く事を決意。
ようやく決意しました。結局、背中を押したのは千代だったのですね。それにしても、毛利家の分裂が決め手になるとは・・・。視聴者の立場から言わせてもらうと、「毛利家」というのが、どのくらい重要な立場なのかという事を丁寧に説明して欲しかったですね。というか毛利家を出せ!配役を勝手に決めてやる!(実は配役は決まっているのですが、琉河の脳内キャスティングということで
毛利輝元・・・長塚京三
安国寺の坊さん・・・佐野史郎
吉川広家・・・沢村一樹
ふう、気が済みました。
それにしても徳川に付く動機付けがイマイチ弱いですね。2~3週このネタで引っ張った挙句、案外アッサリと「家のため」とのたまって徳川方へ。肩透かしを喰らった気分です。結局、口では格好良い事を言っていましたが、ただの優柔不断だったということですね。でも、これで全て、千代の思惑通りに事が運びましたね。良かったね、千代ちゃん

次週、いよいよ関ヶ原へ。
千代が危機に晒されていましたが、さてどう切り抜ける!?

(お詫び)
今回、楽天さんのブログを使用なさっている方には、私の記事の中にNGワードが含まれている為か、トラックバックを送信することが出来ません。トッラクバックをして下さった方にはこの場を借りてお詫び申し上げます。


ミライ年収 ~DAMENOTEの世界~

2006-10-21 20:56:46 | 苦情お断りの独り言

ジブン価格ナビというサイトで未来年収が占える遊びができるという情報を手に入れました。面白そうなのでやってみましたよ。

結果は
琉河岬さんのミライ年収は…549129
でした。
ワーキングプアとはこの事を言うのでしょうか。1ヶ月に5万も稼げないという計算になりますね。とても一人暮らしは出来ません。誰かに養ってもらうしかありません。結婚したとしても、共稼ぎで家計を支える事はムリな様子です。

そして今更、アナタは「現実逃避型」ですよ~とか言われてもこの年齢で自分の性格を矯正できるわけでもなく、というより直す努力もしたくないわけで。

各項目コメントが、これまた傑作です。

【独創性】
独創性についてはあまりありません。思いつくことはわりと陳腐だったり、アイデア自体が浮かんでこないタイプのようで、クリエイティブな仕事に就くと、何も思いつかずに日が暮れることもありそうです。なら単純作業のほうが向いているのかと言えば、それも疑問なのですが…。
これでも琉河は経理の仕事をしています。決算とか税金計算もある意味ルーチンワークなので、向いているのかと思いきや!
単純作業のほうが向いているのかと言えば、それも疑問なのですが…
な、なんですと!単純作業でもダメですか。そうですか。元々ないヤル気が益々無くなりました。

【実行力】
実行力はいまいちです。企画などが素晴らしくても、それを具現化するのにはあなたは向いていません。たとえ頑張り屋だとしても、少し泳ぎが下手な人があがいているかのような効率の悪さなどを感じます。しかも、頑張りにも限界があり、そもそも無理はしないタイプ。企画者向きでしょうか。
「頑張り屋」だとしても「そもそも無理はしないタイプ」。
文章に矛盾を感じるのは私だけでしょうか。
「無理はしないタイプ」というのは当たっています。企画者向きとほざいていますが、やりたくありません。

【持久力】
持久力はあまりありません。集中力やモチベーションが長続きしない、無理のきかないタイプだと言えるでしょう。そもそもの生きるエネルギーがあまりなく、体力のない馬である上に栄養も足りていません。ダッシュもきかない上に、すぐに走るのをやめてしまうタイプだと言えます。適度に現実逃避をするはずです
自分でそこら辺は理解しているからもういいですって。直す気もありません。ただ、例えが「馬」になっているのが失礼というか、何というか

【統率力】
統率力はあまりありません。カリスマ性で人に慕われるタイプでもなければ、的確な指示や幹事能力でみんなを指導するような甲斐性もありません。どちらかと言えば、そもそも群れ自体が苦手なのでしょう。まるで猫のような個人尊重タイプ。自己完結しているので管理職には向きません。
琉河は、これでも役付きです。補助の社員が1人もいます。出世はしたくないけど、お金は欲しいです。統率力なんていりません。金のためだけに役に付いているだけです。手当てが付かなかったら断っていた事でしょう。上昇志向なんてありません。

【コミュニケーション能力】
コミュニケーション能力は低評価でした。人の気持ちを察知できないなどよりも、そもそも事情説明が下手だったり、情報を明快に正確に伝えるなどの基本能力から欠けている可能性があります。人付き合いもできれば避けたいと思うほうなので、意思疎通能力もそう高くはないことを考慮すれば、人との関わりが少ない仕事のほうが向いていそうです。
確かに思い当たる節はあります。
今日、半期決算の公認会計士監査が近いので部下の社員と休日出勤をしたのですが、ある業務で何度も同じ間違いをしてモタモタしている彼に向かって
これは理屈が分かっていれば簡単だから、すぐに出来るでしょう
と口を滑らせてしまいました。注意したつもりも怒ったつもりも無かったのですが、相手は叱られたと思って恐縮してしまいました。そして、琉河はそれをフォローする方法も知りません。こういうところで、対人能力が問われるんでしょうね。ただでさえ、彼とコミュニケーション的な会話をするのが面倒なのに。この一件で今後の仕事に支障が出たら嫌だなぁと感じています。「物事の理解」なんて実際にやりながら覚えていくもの。出来ない人に怒ってはいけません。褒めてやらねば人は育たじ。その信念を忘れてうっかり言葉を発してしまいました。
だって、言い訳をすればその仕事は前回、琉河が「サロンカワモト」という川本真琴(現・タイガーフェイクファ)の公式サイトを見ながら片手間にやって滞りなく完成させた仕事だったのですね。だから、失言してしまったのです。言ってから気づいたのですが、彼に謝るのも気まずいし、どうしたものかと考えて、蓄えてあったお菓子をお裾分けしました。公的な場では一人の方が楽ですね。
このコメントは的を得て過ぎていて、何にも言えません。

ちなみに年収54万の人は割り箸は使い捨てにせず洗って再利用したり、お金より大切なものがある、と頻繁に主張するそうです。何だかセコイ人ですね。
歴史は好きですが、自分の未来は好きになれそうもありません。
河原で石を売り始めれば年収54万ぐらいはいくでしょうか?


【功名が辻・感想レビュー】大乱の予感

2006-10-15 21:30:57 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

石田三成と徳川家康、今夜のご注文はどっち!!
という展開で始まった今回。

物語もいよいよ佳境に!
というわけですが、まだまだ天下分け目の大戦は始まりません。大石さんも焦らしがウマイですね~。上川さんと仲間さんの次は西田敏行さんと篠井英介さんの熱愛報道でも流して、お茶の間を賑わせて下さい。

では、本題。
今回のテーマは堀尾吉晴の隠居、中村一氏の最期と一豊と苦楽を共にしてきた親友との悲しい離別でした。
意外だったのは「仏の茂助」と言われた吉晴がさっさと徳川になびき、利己的だと思われていた一氏が
「家康なんぞに付かんわ~」
男気を見せていたこと。しかし、彼も「家は潰せぬ」と言って家康方に付くことを決意。おそらく余命幾ばくもない事を悟ったので、己の意志を突き通すよりも残される家族のことを考えて、家康方に付く事を決意したのでしょう。今回の一氏は格好良かったです。必ずしも正義が正しい選択かどうかは分からない。一氏の苦渋の演技が良かったんです。
中村一氏、最初で最期に良い仕事をしたなと思いました。田村さん、お疲れ様でした。
堀尾吉晴にも、このぐらいのエピソードを見せて欲しかったです。今までの温和な彼の正確を考えると細川藤孝並みの乗換えの早さに違和感を覚えました

当然のことながら、徳川サイドのシーンも多かった今回。
「利家とまつ」のオマージュ的なエピソードも出てきましたね。あれ、伊藤英明と松嶋奈々子は?何なら二役で成宮さんを出演させても良かったんだよ
そこら辺のエピソードはサクッと終わり、前田家に肩透かしを喰らった家康の次のターゲットは五大老の一人にて、軍神・上杉謙信の息子、上杉景勝へ。
その上杉家の重臣・直江兼続役に矢島健一さんですか。う~む、良い役者さんなんですけどね。この役にはサプライズゲストを起用して欲しかったところ。「白い巨塔」繋がりで行けば、江口洋介さんがまだ出演していないんですけどね。さすがにそこまでの予算はありませんでしたか。
今回チラッと出てきて家康に何かを囁いていた五奉行の一人、増田長盛。よく見れば「棟梁」の不破万作じゃねーか。お前が得意の手抜き工事をしてくれたお陰で豊臣の「」はメチャクチャだよ!

そういえば淀殿も秀吉の薨去と共に、存在感が段々と薄くなってきましたね。
私の人生ってなんなんだろう・・・
って。何でそんな急に切ないキャラになってしまったんですか。アノ伝説的な電波ぶりを最終回まで披露して欲しかったのに。でもね、ネタ探しの視点ではなく、彼女の内側からの視点で考えると気持ちが分かるんですね。確かにそうなんです。人生最大の目的を果たしてしまった今、彼女は何を生き甲斐にしていけば良いのでしょうか。「秀頼の成長を生き甲斐に」というのは「功名が辻」における淀殿の役割とは違いますし。まるで、青い鳥のようです。あなたのし~あわせ~、見つけ~て欲し~かった~♪。まさにワンダーリン・デスティニーです。

そして、肝心の山内一豊。掛川にて家康を饗応した一豊。病をおして現れた一氏の意見に揺れ動く一豊。心の底では家康には付きたくないけど、千代に「お家の為にじっくりと」とまるで「家康に付けよ」と言わんばかりにせっつかれる一豊。
さあ、彼が選んだ結末とは!?

次回、「ガラシャの魂」!彼女の運命は!・・ってこのテンションの高まりに水を差すようなタイトルですね。ガラシャのエピソードは出してもいいけど、タイトルにするのはどうかなぁ。


【功名が辻・感想レビュー】三成暗殺

2006-10-09 11:29:30 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》
「戦国自衛隊・関ヶ原の戦い」(主役・反町隆史)みたく、このタイトル通りに石田三成が本当に暗殺されてしまったらどうしようか・・・と心配した回でした。

で、オープニングクレジット。登場人物がスッカスカ!やはり大河ドラマは終盤近くになると登場人物が極端に減りますね~。
と、ここで呑気なことを言っている場合ではありません!
なんと浅野ゆう子さんの役名が高台院(寧々)となっているではありませんか!!
北政所という役名をすっ飛ばしていきなり高台院!なってないぜ、スタッフどもよ!

今回の内容は「葵徳川三代」とだいぶ被る部分がありましたね。
清正・福島らの武闘派と三成・行長らの官僚派の対立に家康がちょっかいを出すお話でした。本当は前田利家が両者を繋ぐキーパーソンだったはずですが、唐沢さんはサプライズゲストなのでナレーターにて亡くなったことになっています。三成を擁護する者は(このドラマでは)日本にはおらず、帰国した者達は三成が豊臣政権を牛耳っているように見えています。これが清正らの逆鱗に触れたようで。
この原因は察するに秀吉が五奉行筆頭・石田三成という人物に権力を集中させてしまったこと。この手の融通の効かない人物には、温和な性格を持つ人物を補助として付けないとマズイですね。これは秀吉の人事ミスですね。豊臣家にとって痛恨の一撃です。

秀吉の死後、やりたい放題の行動に出た徳川家康。さすがはピンクのふんどしで世の中の女性ファンを虜にした徳川家康。やることが違います。中老達の弾劾にものらりくらりとかわす家康。遂に己の野望を表面に出し始めましたね。おなじみの「大老に物申すか!」というセリフも出てきましたし、琉河としては満足です。

命を狙われた三成が家康の許に逃げ込みますが、その理由は家康が作中で丁寧に説明口調で語ってくれたので助かりました。実に分かりやすいですね。家康にとっては共通の敵を作っておいた方がいざという時に一致団結しやすいですからね。まるで現代社会の縮図を見ているようです。
しかも、共通の敵である三成は豊臣家とは関係のない存在となっています。やるね、家康。豊臣家から放逐することで三成は豊臣政権から離れ、孤立無援に・・・。と、この辺は例によって千代様が解説してくれましたね。何でもお見通しの千代様。もう、この物語のクライマックスは千代と家康の一騎打ちでいいんじゃないのか。
で肝心の一豊さん、アナタはこう言いたいわけですね。
「医者はどこだ」

今週の「何で今更出てくるんだ」賞生駒親正に選ばれました。アンタは以前から堀尾・中村と一緒に中老として活躍していたんじゃなかったのかい?池田恒興と同様に出演させるタイミングを間違えてしまったキャラだと思います。

来週は、家康が言い掛かりをつけて上杉討伐に出陣します。ということは・・・、そういうことですね。時期的に一豊の親友のあの人の寿命が尽きますね。予告でチラッと流れていましたが、それがそのシーンなのでしょうか?(代名詞ばかりで分かり難くなってしまい申し訳ありません)。

【功名が辻・感想レビュー】秀吉死す

2006-10-01 21:23:26 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

太閤・豊臣秀吉薨去。享年63。

前回から3年の月日が流れましたが、凄い老け様で驚きました。
しかもオープニングでの秀吉の粗相。ある意味リアリティがありすぎて、普通なら引いてしまうところですが大石さんの細かい演出に拍手。琉河はあれで良かったと思います。呆然と立ち尽くす秀吉の演技・・・。周囲の人々の無言のリアクションも良かったです。

何かと話題になっていた前田利家役の唐沢寿明さんもサプライズ出演した今回。役割が秀吉の介護だけとは!
「はいはい、おじいちゃん、こちらですよ~」
って。なんと!これから来る高齢化社会に警鐘を鳴らす為だけに唐沢さんを起用したのですか!

肝心の秀吉ですが、淀殿とのやり取りは流石に可哀相に思いました。
淀様、アナタ本当に秀吉が嫌いだったんですね~。秀吉に体力も気力が無くなったと見るやいきなりキツイ一言を。
臭い
泣きたくなる気も分かる気がします。廊下ですすり泣く秀吉。そこまで描く必要があるのか、と思いました。切ないです。切ないのですが、これまでの秀吉の所業を考えると・・・。自業自得ではないか・・、という気もします。
難しいところですね。
今回だけを見れば秀吉は哀れな老人として観る事が出来ますが、今までの旭姫や秀次など身内にした事を考えると因果応報だという気もするのです。
ところで今回、淀様の所業はこの程度では済みません。

場面は変わり、山内家のエピソード。
世継ぎの子がいないことを案じた千代が侍女を一豊にあてがいます。(下品な言い方ですが、ボキャブラリーが貧困なので、この表現以外思いつきませんでした
にも関わらず、一豊は侍女に目もくれず貞操を千代に捧げます。
そして、
「実の子を諦めた。文句のある奴は山内家から出て行け!」
と啖呵を切った一豊様。夫としても人間としてもグッジョブです。
これは琉河にとっては好印象です。

そして場面は再び、豊臣家へ。
「わしゃ怖い、わしゃ怖い、死ぬのが怖い」
そう言って寧々にしがみつく秀吉。あくまで人間としての感覚。信長の超然とした最期とは対照的でした。いくら権力を得て社会的に高みを登っても、やはり死ぬのは怖い。
「権力も手に入れたし、やりたい放題やったし、いい人生だった」
とは思えない様子。いや逆か。権力を得たからこそ、死んでも死に切れないのですね。社会的地位を得て、当代随一だった者が考えるのはたった一つ。
次世代以降の家名の存続。
自分の築き挙げた天下が崩壊するのを恐れて「死ぬのが怖い」と言っている様子。いつも琉河は「残りの人生は消化試合」と考えて暮らしていますが、こんな私でも死ぬ瞬間はやっぱり「死にたくない」と思うのでしょうかね。
と哀愁を漂わせて、このままフェイドアウトですか、秀吉さん、お疲れ様と思いきや。

その夜、やっぱり出てきた淀様
ここから恐怖の一幕が始まります。
「私は市じゃ。サルよ、サル。これからは織田家の天下となる故、安心して逝きなされ」
耳元でそっと囁く淀様。もうHPがゼロに近い太閤殿下になんてことを!
しかもこれだけでは満足できなかったのか、トドメの一発を。
早う逝きなされ
スカイハ~イ!釈由美子はどこ?
「お逝きなさい」
ってアナタ。「逝きなされ」と「生きなされ」では音は一緒でも、意味は180度違いますよ!
悪女とかそういう次元ではありません。人の道を外してしまいました。彼女の軌道修正の方がよっぽど難しそうです。
その明け方未明、秀吉死す。トドメは淀様がさしました。
なにわのことも 夢のまた夢

秀吉の訃報を聞いた家康はフンドシ一丁で狂喜!浜ちゃんの裸踊りを訪仏とさせるシーンでした。
「待った、待った、待ってたんだよ~~~」
感極まって涙が流れてしまうほど、この時を待っていたのですね。
鳴くまで待とうホトトギス。いよいよ家康が動き出します。

秀吉の死を本気で悲しむ者はほんのわずか。堀尾、中村ですら「悲しみ」というよりは「これからどうなるんだ」という思いの方が強そうです。三成と寧々ぐらいでしたか、ドラマで涙を流していたのは。一豊が涙を流すシーンは見られませんでしたが、おそらくあの後、号泣していたと思います。

秀吉の死んだ朝に一豊の許に届いた秀吉の声。
信長存命時の気さくで人たらしが上手い「藤吉郎」だった頃の秀吉の声。
これは大河ドラマに有りがちな主役の特権(本人が死ぬ時に主人公に何故か幽霊となって別れを告げる。ジェームス三木氏の常套手段)ではなく純粋に死ぬ間際に秀吉は若き頃の自分を取り戻せた、ということをアピールしたかった製作側の演出と考えたいです。


次回、加藤清正、福島正則、細川忠興らが三成の命を狙います。そして、危機を感じた三成が取った行動とは!?
とうとう最終章の幕開けです!