必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

≪番外編≫水木しげる・ゲゲゲの鬼太郎をキャスティング!

2008-12-28 22:59:57 | 歴史ドラマ妄想キャスト

今回は歴史モノの妄想キャスティングではありません。
番外編として、偉大なるロングセラー漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の妄想キャスティングを垂れ流したいと思います。

キャスティングを思い立った経緯はウエンツさん主演の映画やアニメなど見る限り、怪奇アクション漫画というよりは単なるバトル漫画の展開になっているように思われ自分の中で「何か違うな」と感じたからです。
琉河の理想とする鬼太郎の姿は、何が何でも「人間の味方」という性格ではなく、どこか諦念の観で人間を見下しながらも自分のプライドの為に戦う姿なのです。そして、水木漫画といえば、怪奇ムードと皮肉なる“玉砕精神”かな、とも思っているわけでして。
主役の鬼太郎は健全すぎるウエンツさんを外して、美男ながらもどこか黒さを秘めていそうな本郷さんを。他は映画版とほとんど同じです。
あと、妄想キャスティングのついでに1クール分のお話も考えてみました。
新旧に限らず鬼太郎ファンの方はどうか温かい目で見てやってください。(笑)
では、どうぞ。


≪レギュラー≫
墓場鬼太郎:本郷奏多
ねずみ男:大泉洋
猫娘:北乃きい
目玉の親父(声):田の中勇
児泣き爺:笹野高史
砂かけ婆:中村玉緒

第1話「妖怪城

帝都・東京に突如、竹の子のように地下から出現した妖怪城。人には見えない桃源郷にて静かに暮らしていた鬼太郎親子は閻魔大王から妖怪城調査の依頼を受ける。鬼太郎は親交のある妖怪を集めて妖怪城の調査に乗り出す。
≪ゲスト≫
二口女:中島美嘉
かまいたち:生瀬勝久
たんたん坊(声):中尾彬
水木漫画によく出てくる男:さだまさし(友情出演)
閻魔大王:北大路欣也(特別出演)

第2話「雪ん子
円高による不況で世の中が暗くなる中、鬼太郎は怪奇現象を専門とする探偵業を始める。その頃、東北地方では謎の凍死が相次いで起こっていた。名誉回復の思案を考えていた某・美人すぎる議員は、この件を解決する事で名誉回復を図ろうとする。彼女は地下的な存在である鬼太郎の事務所に依頼。話を受けた鬼太郎達は調査に東北へ向かう。そこで、彼等が目にしたものとは・・・。
≪ゲスト≫
雪女:仲間由紀恵
雪ん子:森迫永依
美人すぎる議員:内田有紀
雪男:吉幾三

第3話「陰摩羅鬼(おんもらき)
親の莫大な遺産を引き継いだ昌一青年から依頼を受ける。内容は「おかしな奴」が自分の周囲をウロチョロして夜もまともに眠る事ができないというものであった。鬼太郎は事務所に残り、ねずみ男と目玉がまず動き出した。
≪ゲスト≫
昌一:藤原竜也
啓子:星野真里
家政婦:市原悦子

第4話「妖怪反物
帝都にて女性が行方不明になる事件が多発。「金璧輝」と名乗る女性から、“自分の娘が行方不明になった”という依頼を受けた鬼太郎は早速、彼女の自宅へと向かうが・・・。
≪ゲスト≫
チー:津川雅彦
川島芳子の怨霊:萬田久子
井戸仙人:桂歌丸

第5話「吸血鬼エリート
探偵業がうまくいかず生活の為に派遣社員として働いていた鬼太郎とねずみ男は、このご時世で敢え無く派遣切りにあう。しかし、ねずみ男は日給10万という仕事を見つける。その仕事とはジョニーと名乗る男の秘書であった。
≪ゲスト≫
吸血鬼ジョニー:佐野史郎
首相:京極夏彦

第6話「大海獣
吸血鬼退治を完遂した鬼太郎は首相から厚い信任を受ける。そんな中、南方で「大海獣」の生存が発見される。首相から調査団体の随行を依頼された鬼太郎は日本を出立。そこで山田という若い研究員と親しくなるが・・・。
≪ゲスト≫
山田秀一:成宮寛貴
山田の妹:大後寿々花
首相:京極夏彦
上島博士:神山繁
山田の母:泉ピン子

第7話「ボクは新入生
鬼太郎はとある喫茶店で水木という漫画家と親しくなる。何と彼は「鬼太郎」を主役にした漫画を描いていた。水木は鬼太郎を自宅へ呼び、居候させる。その頃、鬼太郎は街中に妖怪が増えた事に気付く。
≪ゲスト≫
カロリーヌ:宮あおい
水木しげる:荒俣宏
水木の妻:朝加真由美
アドバラナ:松重豊
千里眼の先生:中村敦夫(特別出演)
ガモツ博士:石橋蓮司

第8話「妖怪大裁判
鬼太郎の活躍をよく思っていない百々爺は、鬼太郎を“人間に妖怪を見世物として売り、不当な利益を上げている”と妖怪裁判所に訴える。鬼太郎は身柄を拘束され出廷を命じられる。裁判で鬼太郎は「溶解役500年」の刑となる。
≪ゲスト≫
大天狗裁判長:渡辺謙
百々爺:大地康雄
カラス天狗1:若林正恭(オードリー)
カラス天狗2:春日俊彰(オードリー)

第9話「ぬらりひょん
帝都では、謎の爆発事故が増加していた。鬼太郎が借りていたアパートも爆破され、調査を始める鬼太郎達。事件の影にはある大物妖怪が絡んでいると知った鬼太郎。しかし、その大物妖怪は親睦を深めようと自ら鬼太郎に近づいてきた。大物妖怪の真の狙いとは・・・。
≪ゲスト≫
ぬらりひょん:山崎努
蛇骨婆:吉田日出子

第10話「西洋妖怪軍団・前編
西洋妖怪総帥・ベアードはマルコ・ポーロを妖怪として転生させる事に成功する。狼男としてこの世に転生したマルコは「黄金の国ジパング」の話をベアードにする。ベアードは日本侵攻を決意し、次々と歴史の名士を転生させる。閻魔大王から西洋妖怪の野望を知らされた鬼太郎達は自らのプライドを守る為、沖縄にて西洋妖怪軍団を迎え撃つ。
≪ゲスト≫
狼男【マルコ・ポーロ】:城田優
ドラキュラ【ヴラド・ツェペシュ】:大杉漣
魔女【エリザベート・バートリー】:真矢みき
改造人間フランケン【ユリウス・カエサル】:伊原剛志
メドゥーサ【アン・ブーリン】:美波
ベアード(声):石坂浩二
閻魔大王:北大路欣也(特別出演)

第11話「西洋妖怪軍団・後編
西洋妖怪VS日本妖怪は日本有利に進んでいた。焦ったベアードは、さらに名士を妖怪として転生させ増援させる。鬼太郎、最後の戦いが始まろうとしていた。
≪ゲスト≫
狼男【マルコ・ポーロ】:城田優
ドラキュラ【ヴラド・ツェペシュ】:大杉漣
インキュバス【サン・ジュスト】:佐藤健
エジプト妖怪・ミイラ男【クフ王】:斉藤洋介
アメリカ妖怪・パウグク【ルーズベルト】:寺脇康文
東条英機の亡霊:中村勘三郎(特別出演)
ベアード(声):石坂浩二
閻魔大王:北大路欣也(特別出演)


あらすじを考えているうちに原作からどんどん脱線していきました。そして、最後はムリヤリ歴史上の人物を妖怪に仕立て上げました。いや、あくまでベースは漫画版の原作ですよ。鬼太郎はいつもゲゲゲの森に引き篭もっているわけではなく、時にはネカフェ難民の如く町をさまよっているのです。鬼太郎は永遠の旅人なのでしょう。


天地人の配役に物申す~ラストメモリー~

2008-12-20 21:27:47 | 大河ドラマレビュー《天地人》

「天地人」のガイドブックが発売されてしまった今、何を語っても新鮮味がないのですがコレだけは語らずにはいられない!
というわけで、重い腰を上げてようやく垂れ流しを開始しました。
物凄く上から目線なので、あの配役にご満足していらっしゃる方は読まないほうが宜しいかと思います。
では。


若手の配役はどうでもいいです。城田さんが真田幸村だろうが、深田恭子さんが淀殿だろうが、長澤まさみさんのキャラ設定が「功名が辻」と被るとか、どうでもいいのです。この方達は「天地人に出演させた」というだけで目標が達成される方たちですから。極端な話、城田さんが前田利家を演じることになったとしても、出演さえして下さればNHK的にはOKなのです。

でも譲って欲しくなかったのがベテラン俳優陣の布陣。
以前に笹野高史さんの秀吉VS松方弘樹さんの家康では「両雄対決」どころか一発KOになってしまうと書かせて頂きましたが、新たな配役発表でとんでもない事態になってしまいました。
ここまで来ると笹野さんが可哀想になってしまう。というか、NHKの嫌がらせとしか思えません。
確かに笹野さんは豊臣秀吉役が似合ってると思います。
しかしですね、その相応しさというのは「天地人」的な相応しさではないのですね。予算が足りなくて視聴率が全く見込めない新春時代劇スペシャルとか「日本史サスペンス劇場」の劇中に笹野さんが抜擢されたら、もしくは実年齢を全く無視して「藤吉郎時代」から笹野さんが秀吉を演じていたのならば、それは素晴らしいことだと思います。
今回の『天地人』では秀吉の立位置というのは割りと早い時期に天下の頂点に君臨します。なので、必然的に信長に仕えていた頃の秀吉のシーンは少ないわけで。
柄本明さん演じる秀吉が違和感なく(柄本さんの実年齢は考えないとする)見れたのは、木下藤吉郎時代の信長を必死に追いかけていた頃をキチンと描いていたから。天下人になるまで半年かかった柄本版「秀吉」。だからこそ、絶対的な権力を得た時の気持ち悪さや、晩年の老耄さも違和感なく見ることが出来ました。
しかし、今回は違います。
最初から秀吉は国持ち領主です。秀吉のスタート地点が違うのです。スタート地点が遅ければ遅いほど、演じる役者の『格』はそれに比例して高くないと個人的には面白くないのです。
それに周囲の配役。あれだけのギャラが高そうな役者を、なぜ秀吉と同じ場面に並べるのですか?
極端な例を挙げましょう。
「独眼竜政宗」の秀吉が勝新太郎さんではなく笹野高史さんだったとしたら?想像してみてください。
①家康役の津川雅彦さんを押さえつけて従わせる天下人の笹野さん。
②政宗役の渡辺謙さんに「あと少し来るのが遅かったら、お前の首は飛んでいたよ」と脅す天下人の笹野さん。
③三成役の奥田瑛二さんをアゴでこき使う天下人の笹野さん。
ある意味面白いけど、滑稽すぎる。
楽屋的な見方をするとまさに「下克上」もいいところ。
これ以上書くとしつこくなるので、そろそろ本題に入ります。


上記を踏まえて、放映前に最終的に発表された配役をとある方式に当てはめて並べてみます。

≪豊臣政権の構造≫
豊臣秀吉(一番偉い)・・・笹野高史
(五大老)
徳川家康・・・松方弘樹
前田利家・・・宇津井健
毛利輝元・・・中尾彬
上杉景勝・・・北村一輝
宇喜多秀家・・・?
(秀吉の妻たち)
北政所・・・冨士純子
淀殿・・・深田恭子
(五奉行)
石田三成・・・小栗旬


うわぁ~。これは恐ろしい。
秀吉が傀儡君主に見えます。しかも夫より妻が偉大に見えてしまうマジック。
よくこんなピラミッドを考えない配役が出来ましたな。
この配役をみると、撮影が終わった後、松方・中尾・冨士にペコペコしている笹野さんが目に浮かびます。
いくら笹野さんが芸達者だからといっても、どんなに風貌が秀吉に似ているとしてもこれは悲しすぎる。
毛利輝元なんか絶対に秀吉の言う事なんか聞かないだろ。
というより、輝元役に中尾彬というセンスはなんなのだ?
随分アクが強い毛利輝元だな。天下を狙う野望をしっかりと持ってそうだ。ありとあらゆる謀略を用いて吉川一族が何と言おうと家康と全面対決しそうだ。
輝元みたいな大大名でそれなりに能力を持っていながらも、どうしてもボンボン的な詰めの甘さが出てしまう役は小日向文世さん辺りに演じて欲しかった。
それとも何か?NHKはこんなシーンを描こうとしているのか?
【大坂城にて】
三成の使者「関ヶ原への出陣をお願いします」
輝元「おやおや、それは困ったもんだねぇ。お~い、志乃を呼んでくれ」

・・・まあ、GTOの内山田を演じた時の中尾さんを想像しておけば宜しいのでしょうか。

で、話を戻しますと、このヒエラルキー(雰囲気で使ってみました。「意味が違うよ阿呆」というコメントは遠慮願います)の頂点に君臨する笹野さん。
何だか居心地が悪そうだな。
ならば、これならばどうだ!

≪豊臣政権の構造≫
豊臣秀吉(一番偉い)・・・超大物俳優(高倉健さんとか)
(五大老)
徳川家康・・・松方弘樹
前田利家・・・宇津井健
毛利輝元・・・中尾彬
上杉景勝・・・北村一輝
宇喜多秀家・・・?
(秀吉の妻たち)
北政所・・・冨士純子
淀殿・・・深田恭子
(五奉行)
石田三成・・・小栗旬
前田玄以・・・笹野高史 ←←←ここ

どうでしょうか。別に前田玄以でなくても増田長盛でもいいです。
これで納まりがつきそうです。

色々とイチャモンをつけましたが、笹野さんの良い意味で軽い存在を醸し出している感がお気に入りです!!
がんばれ笹野さん。
松方・冨士・宇津井の御三方を押し退けてトメにクレジットされるその日まで・・・。


【篤姫レビュー】一本の道

2008-12-14 21:34:26 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

さて、今回でいよいよ最終回です。
さて、しみじみと今までの展開を振り返りながら見るか・・・と思っていたら!

初っ端からやってくれました、NHK!
何故、OPクレジットがスクロール式になっているのですか!!
その表示方法は総集編だけだよ、って暗黙の了解があったじゃないか。
これは驚きです。
どのくらい驚きかというと、「四十七士」で検索すると「ゲゲゲの鬼太郎がヒットされるぐらいの驚きです。
しかもスクロール式の表示方法では不必要なはずの「帯」がいまだに顕在していた事。誰の名前も表示されない帯・・・。みっともないから、それぐらいは消して欲しかったところ。
帯、帯、帯・・・、「帯をギュッとね!」(もうヤケクソです)
後、回想表示はいいのだけど「ここまでが回想の人たちです」という区切りが無かったから普通に「勝海舟=北大路欣也」までが回想だと思いましたよ。(嘘です)
後、回想に「阿部正弘=草刈正雄」がいなかったのは「木戸孝允=スズキジュンペイ」がいたからですよね。草刈さんに気を遣ったのですよね。なにせ、木戸は桂(カツラ)姓を名乗っていましたから。(辛口ですよ
そういえば、バックが青くて篤姫が歩いていく場面で(OPで中間ピングループが表示されるところ)道が光っていましたが、これって今までありましたっけ?最終回だけの演出でしょうか。

で、本題。
小松帯刀が久光を説得して版籍奉還が成し遂げられました。久光さんの出番はここまででした。明治政府で左大臣となり醜態を晒すシーンまでは放映してくれませんでした。いや~、面白い事件なんですけどね~。残念。
そして薩摩から天璋院を訪ねてきたママンと最後までキャラが定まらなかったお兄さん。おもひで酒に浸りながらしんみりと少女時代を思いかえります。

そして場面は廟堂へ。
明治3年時点であの髭が生えている大久保利通
そこは確信犯なのか?あきらかにツッコミ待ちだろう!
ひょっとしてNHK流のギャグなのか?なんでそんなところで茶目っ気を出すのだ?
そりゃ、紅白歌合戦で水谷豊がカリフォルニア・コネクションを歌うはずだ。いや、カリフォルニア・コネクションを歌うと見せかけて、ダニー・カリフォルニア(デスノートの主題歌。何気にこの漫画は2010年に龍馬主役の大河ドラマが放映される事を予言している)を歌うかもしれないぞ!
ともかくこれは由々しき事態ですぞ!!!
そして、大久保が洋装なのになぜ木戸孝允は和装のままなのか?
木戸の衣装を新調するだけの予算が無かったのか?なんでこんなところで「格差」をつけるのかね?これも長州出身者の「自己責任」とNHKは仰りたいのか!(ちょっとウマイことを言ったつもりです)

そうこうしている間に小松帯刀が亡くなりました。享年・36。
西郷、大久保らに活躍の場を与えた点を考えると、人を見る目においては政府の第一人者と言っても過言ではないでしょう。そして何より、このドラマに無くてはならない存在でした。
小松帯刀逝去だけで丸々一話使っても良かったのではないかと思うほど、その存在は大きなものでした。
残された妻についてはその後の人生が描かれていましたが、二号さんについてはその後の言及がありませんでした。なにやら不穏な気配がしますが、それなりに仲良くやったということにしておきましょう。

そして征韓論で敗れた西郷は鹿児島へ帰り、静寛院が天璋院の許を訪れます。ここでまた、回想です。
天璋院の衣装が、肖像画でよく見かけるアレに替わりました。まあ篤姫といえば、この衣装でしょう。
時代は流れ、大久保主導のもと台湾出兵が行われました。展開が目まぐるしいな・・・。面倒なので、何気にオイシイトところを持っていったコロッケについては放置しておきます。ついでにとても70歳近くには見えない滝山も放置しておきます。

そして、明治10年。
西郷が自決。予算はかけれないので切腹シーンのみ。
その翌年、大久保も紀尾井坂で暗殺。テロップでは1879年となっていたので、大久保は1年長く生きることが出来ました。
ともかく2人ともお疲れ様でした。泰造さんは意外に良かったです。冷徹な役も似合うのですね。これからもネプリーグでも頑張ってください。

そして1883年-
天璋院篤姫は49年の生涯を終えました。
とても長生きしたとは言えない年齢ですが、彼女は太く長い一本の道を歩んでいったのでした。
そして、彼女の魂が帰ったところは。
・・・なんと第1話でした。
彼女の壮大な一本道は、時の刻みから開放され永遠に終わる事の無い荘厳なる迷いなき道といったところでしょうか。


篤姫の道は終わりませんが、最終回なので必然的にレビューは今回で終了です。
ほとんど江守と高畑淳子さんの事しか語っていないレビューとなってしまいましたが、読んで下さった皆様には感謝です。
さて天地人のレビューですが、余程の事が無い限り(笹野高史さんがトメになったとか)書く事は無いと思います。
今まで大河ドラマ感想でお世話になった皆様には重ねて感謝の言葉を申し上げます。本当に楽しませて頂きましたし、仲良くしていただいた方々にも感謝で一杯です。どうもありがとうございました!


【篤姫レビュー】明治前夜の再会

2008-12-07 20:50:16 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

江戸城明け渡しにより大奥を追われることになった天璋院ら。当時、大奥にいた女性は1000名余り。職を失った彼女等の運命は!?
と思いきや、みんな落ち着く先が決まった模様です。
ホッとしたのも束の間、次には別離の辛さが待ち受けていたのでした。

天璋院の側近はみんな彼女についていくと言います。
しかし、常磐には「親元に帰って第二の人生を」と、滝山には「嫁いで子を産み家族を持つ素晴らしさを」と告げます。
しかし、滝山はこの時64歳。残念ながら無理でしょう。
あ、でも結婚なら無理ではないかもしれない。ガンバレ、滝山!

そして、遂に大奥を去る日が!
滝山に見送られて籠に乗る天璋院。彼女は一橋邸に移りました。
こうして篤姫の大奥生活は終わりました。
一気に生活レベルが落ちた天璋院一行にさらなる追い討ちが。
なんと徳川宗家の禄が70万石に削られました。いや、70万石でも他大名に比べれば十分多いのですけどね・・・。いやはや、一度贅沢を覚えるとなかなか抜け出せないものですね~。

一方、新政府軍は。
早速新しい政策を打ち出します。それは
版籍奉還!
このドラマでは役柄上、小松が言い出したことにしてありました。この政策により、新政府は大名諸侯から猛反発を喰らうのですが、その顛末は次回に続くのでしょうか。

後日。
小松は天璋院の元を訪れます。
そこで、小松は愛の告白。
「私の気持ちを知っているのならば、その上でお尋ねします。
もし、養女の話が無ければ、私と一緒になって下さいましたか?
来たな、オイ。ながら見していましたが、つい画面を凝視してしまったぞ、おい。
で、それから天璋院が口を開くまでの間。
この間が良すぎた!色々と想像するのに丁度良い時間。やるな、脚本家。
彼女は「夫、家定に相談します」と答えます
う~む、その言葉は予想できませんでした。うまくはぐらかしましたね。
両者の再会は涙を持って締め括られました。


次回、「一本の道」。
一庶民として生きる天璋院。
明示改元間もなく小松が、そして10年後には西郷、大久保ら元勲がこの世を去ります。
そして天璋院篤姫も天寿を全うする時が・・・。
一大ムーブメントを巻き起こしたこのドラマ。遂に最終回です。75分拡大版です。例年の60分拡大とは扱いが違います。
彼女はどのような余生を送ったのか。
どうかお楽しみに!