必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【篤姫レビュー】疑惑の懐剣

2008-08-31 21:06:02 | 大河ドラマレビュー《篤姫》
大奥ではいまだに和宮を中心とした公家派と天璋院を中心とした武家派の対立が続いています。
徳川家の仏壇の前で手を合わせることも無く、立ち去る和宮。
天璋院と和宮。前回での天璋院から和宮への説法で、両者の関係は縮まっていく様に感じられましたが、そんな簡単にはいかないようです。寧ろ、「宮様に向って無礼な!」と逆効果ですらあった様な。
天璋院の説法に屈しない者は今までいなかったのに、このままでは天璋院のアイデンティティが!
この2人が和解するのにはまだまだ時間が掛かりそうです。
ところで本寿院が久々に登場していましたが、役割が江守キャラに格落ちしてしまった印象が!建設的な発言をせずにひたすらオーバーに吼えまくる五月蝿いオババになってしまいました。

その頃、薩摩では。
西郷が久光の怒りを買ってしまいました。
山口祐一郎さん、やっと覚醒したな!
これぞ、久光。疑心暗鬼の塊で、顔を真っ赤にして怒り狂って駄々捏ねて、器物を破損しながらがなり立てるのが久光。良い感じになってきました。
久光の政策は今和泉島津家にも影響を及ぼします。久光の息子で藩主・忠義の弟にあたる忠欽が忠敬の養子になることが決定。これにより、今和泉島津家は実質上久光の血統に支配されることになります。
どんどん悪人面になっていく久光。今後が楽しみです。

で、サブタイトルである「疑惑の懐剣」ですが、オチは手鏡でした。
なに、そのベタベタなオチは
というのが感想です。
というか、琉河的に、この展開はオチてない。こんなの有りか。何かもう一展開あるのだろう!と思っていたら、見事に何もありませんでした

滝山が和宮に無礼を働いた事とか、天璋院が滝山を励ましたりとか、そんな人情話はどうでもいいです。もっと血沸き肉踊るドロドロワクワクな展開を見せて下さいよ。
そんなほのぼの話なんぞ期待しておらぬわ!
実は懐剣を持っていたのが庭田嗣子で天璋院と刃を交えて一騎打ちをするとか、そんな展開でもいいのですよ、このドラマの場合は。

そんなこんなで、ながら見していたので、理由はよく分かりませんが家茂と話し合った和宮は心を入れ替えて、仏壇の前で手を合わせました。
良かったね、天璋院。和解への道が一歩近づきましたよ。これで『姑』としての威厳を保つ事が出来ますね。

そんな中。
遂に久光が上洛!
その報せを聞いた各地の尊王攘夷派の志士達が一挙に京都へ集結。
長州の久坂玄瑞を始めとして、真木和泉、平野國臣、清河八郎ら幕末を語るには欠かせない人物が京へ集まります。そして、その集まりに薩摩の有馬新七も加わる事に・・・。
そして、坂本龍馬も動き出します!演ずるは玉木宏さん。何ともイケメンな龍馬さんです。
物語では龍馬が久光上洛に呼応して動き出したような描き方をされていましたが、龍馬は上記の連中とは違って京へ向っていないはず。彼はどこへ行くのでしょうか!?
龍馬、いやさ坂本直柔。次の出番はいつになるのでしょうか!!


次回、久光上洛の真の目的を知らない有馬新七ら精忠組に悲劇が襲います。
そして、久光が動き出した事により、今度は天璋院に疑惑の目が向けられる事になります。果たして、この顛末やいかに!


【篤姫レビュー】武家と公家

2008-08-24 20:56:45 | 大河ドラマレビュー《篤姫》
中村メイコ、トメ!なんという年功序列!!
メイコだよ!『クイズ!年の差なんて』に出ていたあのメイコさんだよ。
確かにベテラン女優であることは間違いないのですが、大物感があまりないというか・・・。
これなら滝山役の稲森さんがトメに格上げした方がスッキリしていいのですがね~。
このクレジットを見た時の、この驚愕!
そう、『太陽にほえろ』テーマ曲のラップ(※1)を聞いた時以来の驚愕!

で、本題。
江戸へ降って来た和宮さん一行。
扇子で顔を隠す和宮さん一行。
大奥の連中と仲良くやっていくつもりは毛頭なく。
あまつさえ、姑にあたる天璋院を書状で呼び捨て。
ケンカを売ってますね~。見事なまでにケンカを売ってますね。

表舞台でも幕府は朝廷に良い様にやり込められてます。
岩倉具視のおでん攻撃にいとも簡単に言い包められる老中・安藤信正。
しかも江戸に戻ってきたら篤姫に叱られ。泣きっ面にハチ(←掛詞です。気付いて頂けないといけないので自分で指摘)とはこの事を言うのでしょう。

和宮一行のあまりの振る舞い(無念さが伝わってくるので、簡単に『性格の悪い女の子』とは言い難い)に遂に立ち上がった篤姫。
下座にて和宮さんに対面する篤姫。京のしきたりとやらを無視した無礼を詫びた後に、「姑を立て徳川の為に」「女の道は一本道」と和宮さんに釘を刺します。
この篤姫の行為になにやら思うところがあった和宮さん。

と、ここで大事件が!
坂下門外の変が起こります!
被害者は朝廷と幕府の間で板ばさみとなり胃が痛くなってきていた老中・安藤信正。
一命を取り留めた事だけが不幸中の幸いといえましょう。
黒船来航以降、桜田門外の変に続き、幕府の重鎮が襲撃されたのはこれで2回目。幕府の権威は益々落ちて行きました。
そして-
安藤信正は、これはもう可哀想としか言い様が無いのですが「背中に傷を受けるとは武士の風上にも置けぬ」と老中を罷免。ここに公武合体・穏健派である安藤・久世政権は終わり、幕府は更なる混迷へ。
あぁ、久光の足音が遠く薩摩から聞こえてきます。


次週、懐剣を隠し持っていた和宮さんの意図とは?
そして、幕末のヒーロー、坂本龍馬が登場!



(※1)Hi-Prixの歌

山田芳裕「へうげもの」をキャスティング! ~第六服~

2008-08-24 15:56:36 | 歴史ドラマ妄想キャスト
織部焼きの祖、古田織部が主役のこの漫画。胡散臭いけれども、どこか憎めない主人公・古田織部が魅力なこの「へうげもの」。
最新刊7巻が発売されました。
ブックカバーは落ち着いた大人の趣をを漂わせるベージュを基調としています。

この巻は秀吉天下統一の最終章「北条攻め」がメインとなっています!
が、琉河的に一番ウケたのが、「七本木」ならぬ「六本木」誕生の瞬間。へうげものでは6本の松の木説を採っているようですが、織部が「七本木」と名付けた次のページで、百姓がいきなり松の木の一本を切り落としている(しかも特に他意なし)ところがなんとも面白きかな。
そして次が出家した織田長益に「聚楽斎」という名を与え、満面の笑みを浮かべる秀吉の顔と困惑する長益の顔の対比が何とも!「聚楽斎」ですよ、「聚楽斎」!何というセンスのない名前。結局、史実通り「有楽斎」と名乗る長益ですが、この漫画のひょうげぶりには本当に驚かされます。
そして、驚かされるといえば・・・、
利休の愛弟子であるあの男の首が、彼の元へ届けられた時。あの利休の顔といったら!
第7巻も大変、面白く仕上がっております。

というわけで妄想キャスティング第6弾をお届けします。
興味のある方はご覧下さい。


≪登場人物≫
古田左介(後の古田織部):香川照之
豊臣秀吉:筧利夫
せん:和久井映見
石田三成:安藤政信
豊臣秀長:保坂尚希
山上宗二:村田雄浩
お吟:星野真里
高山右近:谷原章介
蒲生氏郷:及川光博
細川忠興:小出恵介
茶々:土屋アンナ
   *
上田宗箇(左太郎):市川海老蔵
   *
北政所:若村麻由美
津田宗及:火野正平
今井宗休:森田芳光
加藤景延:高橋克実
島井宗室:篠井英介
天海:周防正行
中川秀政:半田健人
酒井忠次:原田大二郎
本多忠勝:竹内力
茶屋四郎次郎:鶴田忍
服部半蔵:Mr.マリック
榊原康政:マギー
石川数正:伊藤孝雄
徳川秀康:濱田岳
加藤清正:具志堅用高
片倉景綱:ムーディ勝山
真田信繁:石垣佑磨
神谷宗湛:小日向文世
福島正則:弓削智久
大政所:白石加代子
古田重嗣:本郷奏太
織田長孝:阿部力
北条氏直:甲本雅裕
新兵衛:石丸謙二郎
虎哉和尚:大滝秀治
本阿弥光悦:山口智充
小堀作介:木村了
吉良氏朝:小林勝也
今井宗薫:石田太郎
前田利家:笹野高史
   *
長谷川等伯:小林稔侍
   *
細川幽斎:細川護熙
伊達政宗:中村獅童
織田有楽斎:豊川悦司
徳川家康:村上弘明
千利休:里見浩太朗


(6巻までで出番が終了した人物)
織田信長:渡辺謙
   *
中川清秀:生瀬勝久
松永久秀:津川雅彦
丹羽長秀:アンガールズ田中
織田信忠:玉木宏
森蘭丸:赤西仁
明智秀満:遠藤憲一
「糞柿」の小姓:柄本佑
仁科盛信の側室:友近
仁科盛信:松重豊
滝川一益:勝野洋
斉藤利三:夏八木勲
明智秀満:遠藤憲一
池田恒興:美木良介
織田信孝:阿部サダヲ
荒木村重(道糞):黒沢年雄
柴田勝家:藤竜也
蜂須賀正勝:丹古母鬼馬二
弥助:ムルアカ
蒲生賢秀:矢島健一
お市:家田荘子
織田信雄:浅利陽介
古田重定:北村和夫
黒田官兵衛:榎木孝明
正親町天皇:竹脇無我
石垣を登った信繁の部下:レイザーラモンRG
秋月種実の娘:柴本幸
秋月種実:大杉漣
美濃の一化:沼田爆
旭姫:箕輪はるか(ハリセンボン)
北条幻庵:森繁久彌
   *
ノ貫:堺正章
明智光秀:渡瀬恒彦


緑色の文字の登場人物が今回の追加キャストです。
遂に関白秀吉VS利休居士の炎が上がり始めた第7巻!
次巻で決着がつくのでしょうか!
そして・・・、古田織部は果たして本当に天下一の数寄者となれるのか。
へうげもの、いよいよ佳境です!

【篤姫レビュー】皇女和宮

2008-08-17 21:12:35 | 大河ドラマレビュー《篤姫》
江守徹が最初で最期のトメに!
おめでとうございます。松坂さんの出番が今回までだったら、トメは有り得ませんでした。松坂さんに感謝です。
良かったね~、江守さん。『武蔵』以来のトメですか。それにしても、別に今回わざわざ江守を登場させなくてもストーリー上では何の不都合も無いのに、何故彼を登場させたのか?
はっ、もしかして江守はいつの間にか若い人の間で「時の人」になっていたのか。それならば話は分かります。
もし江守が某恋空ドラマの主演だったならば、視聴率5%台じゃなくて25%台になったに違いない!
もし江守が某月9教師ドラマの主演だったならば、視聴率20%台を維持出来たに違いない!
がんばれ、江守。応援します。
E・MO・RI!E・MO・RI!
グ・ラ・メ!グ・ラ・メ!
羞・恥・心!羞・恥・心!
鬼・切・丸!鬼・切・丸!
D・M・C!D・M・C!
最後に江守さん。メタボリックだけには気をつけて。

で、本題。
公武合体のお話です。
その前に篤姫は井伊大老を「あの人は信念があって云々」と回想。それに対して中嶋朋子は「あのお方が横死を遂げても仕方がない」と。まあ、これが当時の世論だったのでしょう。
その井伊大老が考えた公武合体の政策は老中・安藤信正に引き継がれます。

一方、薩摩では。
有村俊斎の弟が井伊暗殺に関与したとして切腹。この有村俊斎は後に海江田と名乗り、弾正台で活躍。さらには、沈黙の艦隊として・・・(失礼しました)

朝廷では、岩倉具視が公武合体論に賛成。
彼の狙いは幕府の目論見を逆手にとって、幕府に攘夷実行を約束させ、朝廷がその主導権を握る事。その代り、一方的に押し付けるのは何かと幕府に疑われてアレなので、和宮降嫁は認めてあげましょうと岩倉は述べます。
片岡鶴太郎が演じる岩倉具視。一時期はナルシスト系芸術家臭がプンプンしていて何となく気に喰わなかったのです。が、最近ではその匂いも消え(でもHPはいまだにナルシスト臭が・・・)「鶴ちゃんで~す」キャラに戻ってくれたので、これは楽しみな役どころ。とりあえず鶴太郎さんに熱いおでんを顔に塗りたくりたいところです。

で、陰の主役和宮も今回発登場!
演ずるは満を持して登場の堀北真希さん。そうです、兄が伊藤淳史で(親友に劇団ひとり)、父は岸部シロー、母はマチルダさん。さらに兄の恋人がエルメスで彼女の弟が絶対彼氏の堀北さんだ!

・・・うん、平安絵巻に描かれてそうな高貴な顔立ちが何ともグッジョブ!何という平安美人顔!案外、有栖川宮さんもホッとしてそうだ!

で、江戸では。篤姫が「アンタの出身は和宮より低いから大奥から出て行け」と言われます。当然、反発。そりゃそうです。彼女には家定との“約束”があるのですから。
篤姫は和宮と「立場を超えたお付き合い」をしていきたいと考えますが、和宮陣営にはそんなつもりは全く無く。
ここに、武家と朝廷、長きに渡る因縁を背負った女の戦いが始まるのでした。

次週、篤姫と和宮の合戦が勃発!和宮一行の態度に篤姫は驚愕!
それよりも篤姫終了直後に流れた「キャットストリート」(※1)ドラマ予告の方が琉河的にはよっぽど驚愕だ!よもやNHKでドラマ化されるとは!
松田翔太は何故出ない?松本潤さんは何が何でも出して下さい!ついでに貫地谷しほりさんもゲスト出演させとけ。


(※1)神尾葉子原作。代表作に『花より男子』

妄想キャスト・最後の自己満足!「醒めた炎」OPクレジットを作成する~第8章~

2008-08-16 22:27:42 | 妄想クレジット決済

以前に「醒めた炎」の妄想キャスティング’2008を行いました。
現在はその総仕上げとして何回かに分けて、妄想キャスティングのOPクレジットを作成しています。OPクレジットの作成というのは妄想キャスティング家としての最後の大仕事だと琉河は考えているわけで。

今回は、その第8弾です。
第7弾に引き続き、一週間の間で第8弾をアップすることが出来ました。面倒臭がりな琉河としては奇跡です。個人的には大変な快挙です!まさに自画自賛でございます!!


クレジットは「功名が辻」のテーマ曲に合わせて作っているつもりです。

前回までのOPクレジットはこちら↓
第1話~第6話
第7話~第12話
第13話~第17話
第18話~第22話
第23話~第27話
第28話~第32話
第33話~第37話


第38話「大改革への道」
・江戸開城後も、東北方面では旧幕府軍が新政府軍に対抗していた。この戦いで、時山直八が戦死、世良修蔵が捕虜となり斬殺された。山県は2人の死にショックを受け、作戦も消極的なものとなり、さらには参謀の黒田も病気で臥せっており、攻略は困難となってきた。木戸は越後に行くと言い出した
・山県は参謀を辞職。前原が参謀職を継ぐも、間もなく解任され再び山県が参謀となる。前原は木戸の差し金だと思い込む。木戸の越後出征は却下された
・元号が明治と改元
・大村の作戦により、東征軍は徐々に勝ち進む。会津突入により、東京の安全を確信した政府は天皇の東幸を決定。
・木戸は岩倉へ版籍奉還と朝鮮糾問の使者派遣が急務と告げる
・京都にて敬親と会見した木戸は再び版籍奉還を提案。敬親は納得しつつも「もう主従ではなくなるのか」と言われ木戸は絶句。版籍奉還の主導は薩摩にとって貰いたいと木戸は考えた。だが、立場は薩摩も一緒であった
・翌年1月、参与の横井が暗殺される
・木戸は山内に版籍奉還を行うように説得し成功する。成功の報せを受けた大久保は薩長土肥四藩による版籍奉還建白書を協議。肥前は副島、江藤ら4名により藩主を説得。残る薩摩も、3藩に出遅れてはならないと大久保・小松が無理矢理久光を納得させる

福山雅治(木戸孝允)

新垣結衣(松子)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)・田中圭(品川弥二郎)
山本裕典(三浦梧楼)・川岡大次郎(時山直八)
明石亮太朗(乃木希典)・細田よしひこ(鳥尾小弥太)
塩谷瞬(御掘耕助)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村和作)・三浦涼介(桂太郎)

谷原章介(広沢真臣)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
生瀬勝久(板垣退助)
前川泰之(世良修蔵)・池田鉄洋(奥平数馬)
鈴木浩介(佐々木男也)・岡本光太郎(毛利元徳)

萩原流行(山内容堂)
東幹久(大木喬任)
勝野洋(副島種臣)
石橋蓮司(島津久光)
鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
田中哲司(佐々木高行)・荒川良々(後藤象二郎)


中村獅童(大隈重信) ←曲調が変わるところ

渡部篤郎(江藤新平)

寺尾聰(大村益次郎)

石井一孝(海江田信義)・上田耕一(横井小楠)
松尾政寿(大山弥助)・堀江慶(黒田了介)
その他大勢

近藤正臣(毛利敬親)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保利通)

松平健(西郷隆盛)

・川岡大次郎、前川泰之退場。出番は長かったのですが、最後までピンクレジットになる事はありありませんでした。
・板垣役の生瀬勝久が登場。


第39話「版籍奉還」 
・天皇の再度東幸に反対の声が多く、廃藩に反対していた山県からも木戸へ東京再幸の延期を進言していた。東京にて版籍奉還の会議を開き、ついでに郡県制導入について語るつもりだった木戸は心労から病に倒れる
・岩倉から東下打診の手紙が木戸と大久保に届く頃、彼は頭痛に苦しんでいた。木戸は海水浴による保養を進められ休暇を取る
・大久保と共に版籍奉還で奔走した小松は病の為引退(翌年、病没)。これにて大久保は薩摩藩第一の権力者となる
・この頃、薩長土肥に続き、諸藩が版籍奉還を奏請していた。大久保はこの状況を見て、政府も人事一新すべきと提案。朝議で決定し、木戸は参与となった。参与は他に大久保、副島、後藤、板垣らがいた。木戸は復帰後、任命された
・まだ政府内でも郡県制導入は時期尚早であり封建制度現状維持が妥当という声が多く、岩倉も知藩事世襲論を取っていた。参与の間でも意見が分かれていた。『世襲』では、藩主が知藩事という名前に変わるだけで意味が無いのだ
・木戸は封建制度現状維持を唱えている山県、御堀、そして薩摩の西郷従道を西洋に派遣。封建制がいかに時代遅れかということを勉強させる為であった(御堀のみ病気で帰国。翌々年に没)
・木戸は岩倉に決断を迫り、知藩事任命を辞令を出させる。世襲制については後回し
・知藩事の家禄は井上の提案した10の1とされた

福山雅治(木戸孝允)

新垣結衣(松子)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)
山本裕典(三浦梧楼)・田中圭(品川弥二郎)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・塩谷瞬(御掘耕助)
明石亮太朗(乃木希典)・三浦涼介(桂太郎)
冨田翔(三好軍太郎)・阿部薫(野村和作)

谷原章介(広沢真臣)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
生瀬勝久(板垣退助)

東幹久(大木喬任)
萩原流行(山内容堂)
岸部シロー(北川徳之允)
勝野洋(副島種臣)
鈴木一真(小松帯刀)・上地雄輔(西郷従道)
田中哲司(佐々木高行)・荒川良々(後藤象二郎)


中村獅童(大隈重信) ←曲調が変わるところ

渡部篤郎(江藤新平)

石井一孝(海江田信義)・堀江慶(黒田清隆)
その他大勢

寺尾聰(大村益次郎)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保利通)

・残念公卿の役として岸部シローがゲスト出演。
・御堀役の塩谷瞬、小松役の鈴木一真が退場。
・明治編となり、前原一誠役の松岡俊介がピンクレジットに。上地雄輔が初登場。


第40話「大村、死す」
・木戸はこの頃、長州では大村、伊藤、井上、他藩出身者では大隈、後藤と会っていた。来客も多く、その中で女流画家奥原晴湖と出会う。木戸は彼女の才能にほれ込み、以後、支援する事になる
・大村が兵制一条として徴募兵制を提案。大久保と副島が反対。この案が通れば、「武士」という階級が無くなり、彼等の反乱を大久保は恐れたからであった
・朝議で大久保は手始めとして薩長土の御親兵を置く事を提案。漸進的にことを進めるしかないと考えていた木戸は大久保案を支持。この後、木戸は再び病に倒れる
・この間に岩倉と大久保は官制改定に伴い、人事異動を行う。参議に木戸を逆恨みしている前原、そして大久保の腹心・副島の2名が選ばれた。木戸は大久保、板垣と共に待詔院学士に任命される
・復帰した木戸は、すぐに罷免を申し出るが却下。大久保は後の警視庁の前身となる「弾正台」を設置。指導者に吉井友実、京都担当を海江田とした
・大久保の専横を見た岩倉は木戸を中心とした急進派と大久保派の激突を恐れ、木戸を参議に就任させようとする
・木戸は信用ならぬと病気を理由に断り、代わりに広沢を参議に推薦。そして、腹心の大隈を「大蔵兼民部大輔」という重職に就かせる。さらに木戸は伊藤を「大蔵兼民部小輔」、井上を「大蔵兼民部大丞、造幣頭」に就かせ、要職を木戸派一色にした
・木戸は再び箱根へ療養。その間に大村は徴募兵制に反対していた「元武士」に襲撃される。一命は取り留めた。その報せを聞いた木戸は弾正台の海江田が黒幕ではないかと睨む
・復帰した木戸は永世1800石を賜るも辞退。その後木戸は征韓論と版籍奉還こそが政府の二大政策と岩倉、三条に説く。療養中の大村も征韓論に賛成。
・その大村が敗血症で死亡。木戸、山県ら長州系軍人、そして大村に師事しており彼の勧めでフランス留学が決定していた西園寺は悲報に涙
・兵部大輔の後任に参議を辞職していた前原が選ばれた。前原は要領が分からず、兵部省の機能は停止
・大久保は兵部省の改革を自分の思惑通りに進めながら、木戸には「薩長合一」を話し合うが、彼は最早大久保を信用していなかった
・大久保、木戸に毛利敬親、島津久光、西郷隆盛に上京命令を伝えるため帰国せよとの命令が出る。木戸と大久保は一時帰国する
・そんな中、海江田は何故か大村襲撃犯の処刑を中止する。大久保は海江田と対立し始めた木戸との表面的な対立を恐れ、東京の弾正台から命令させ処刑を執行させる

福山雅治(木戸孝允)

新垣結衣(松子)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)

谷原章介(広沢真臣)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
生瀬勝久(板垣退助)

松山ケンイチ(西園寺公望)
東幹久(大木喬任)
勝野洋(副島種臣)
田中哲司(佐々木高行)・荒川良々(後藤象二郎)


中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ

中村獅童(大隈重信)

石井一孝(海江田信義)・堀江慶(黒田清隆)
村井克行(川村純良)・潮哲也(吉井友実)
その他大勢

寺尾聰(大村益次郎)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保利通)

・晴湖役の中島美嘉が登場。彼女は特別枠に。
・西園寺役の松山ケンイチが再登場。彼は今回で出番終了。
・山県役の要潤不在の為、山本裕典が繰上げでピンクレジットに。


第41話「諸隊限界破裂」
・木戸は帰国途中に山口で奇兵隊などの諸隊が反乱を起こしている事を知る。原因は亡き大村が提案した「徴募兵制」と版籍奉還により給与がもらえなくなったことの不満であった
・木戸が三田尻に到着した時、すでに知藩事・元徳は前原と広沢に帰藩を要請していた。前原は乱の鎮圧に当たる気でいたが、逆に反乱軍に担ぎかれることを危惧した井上と三浦の提言により、三条に却下される。前原派裏で木戸が画策したと思い込んだ
・馬関にて野村、三浦、三好と合流。その時、鹿児島で隠棲していた西郷が長州へ来るとの報せが木戸に耳へ入った
・西郷は桐野、村田、大山を連れて三田尻へ到着。木戸へ援軍を差し向けるつもりでいたが、木戸は長州の事は長州でけりをつけると拒否。西郷はそのまま薩摩へ帰国
・東京では井上が援軍に駆けつけるも、その時はすでに乱は鎮圧されていた。木戸は東京へ戻った
・藩庁にいた木戸の友人、佐々木、奥平は木戸のやり方に疑問を持ち始める
・征韓論を唱えていた木戸は世界の情勢を聞き、清国との交渉が先と考える。丁度、その時広沢から参議就任の嘆願が来ていたので、木戸は幸いと受諾
・「大蔵兼民部大輔」に就いていた大隈は鉄道の建設を計画。大木、伊藤は賛成したが、参議の大久保、広沢、副島、佐々木が反対。問題は政府の予算であった。兵部省の前原も反対

福山雅治(木戸孝允)

新垣結衣(松子)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)

蒼井優(治子)  ←馬の絵が現れる
谷原章介(広沢真臣)
阿部サダヲ(三条実美)
西田尚美(静子)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)
緒形幹太(吉冨藤兵衛)・岡本光太郎(毛利元徳)

東幹久(大木喬任)
村上淳(桐野利秋)
勝野洋(副島種臣)
光石研(村田新八)・荒川良々(後藤象二郎)
松尾政寿(大山巌)・田中哲司(佐々木高行)


中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ

中村獅童(大隈重信)

石井一孝(海江田信義)・堀江慶(黒田清隆)
村井克行(川村純良)・潮哲也(吉井友実)
その他大勢

近藤正臣(毛利敬親)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保利通)

松平健(西郷隆盛)

・連名陣の初登場が目立ちますが、ほとんどがゲスト要員。


第42話「開明派の危機」
・鉄道建設問題は、政府内で予想以上の問題となっていた。前原、黒田は大久保に鉄道建設反対を訴えかける
・伊藤と大隈はイギリス系の銀行に借款する事を独断で決定。大隈は大久保らの参議に知らせてはいなかった。大隈案が通るならば、参議は総辞職するつもりでいた。この動きは大隈の親分に当たる木戸には知らされていなかった
・その頃、木戸は版籍奉還にて協力してくれた事の御礼として毛利敬親を東京に招いていた
・大久保派と木戸派の板ばさみに会った広沢は大隈弾劾の件は伏せたまま、木戸に現職のまま大隈参議就任を提案。そうすれば参議と現場である大蔵・民部省の関係が円滑になると考えたからであった
・大久保はこの案に反対。広沢は大隈と会ってあまりの急進的な考えに危惧を覚え、民部省と大隈を切り離す為に大久保側に回る。新しく参議となった佐々木も大久保側へ。こうして木戸を除く5名が大久保側へ
・事態を知らない木戸は洋行の勅許を得ようとしたが、大久保がこの事態に無責任だと反対。怪しく思った木戸は三条から大隈排斥運動が起こっていることを知る
・木戸は争う気も無く、大久保派が主張し始めた民部・大蔵省の分離を飲み込む。これは正式に決定し、大蔵大輔に大隈、民部大輔に大木が就任する事が決定
・ちょうどその頃、薩摩藩士・横山正太郎が新政府悪政を訴え堵複。薩摩藩出身の伊地知は彼を正義の士と褒め称えるような文書を弾正台へ報告。伊地知は政府の役職を辞任し、薩摩へ帰国。
・この薩摩の謀反とも取れる一件と久光と西郷引き出し失敗という失態をした大久保は求心力を失い、大隈は大蔵大輔兼任のまま参議へ就任することとなった
・大隈は参議就任に当たって、工部省の設置と廃藩置県の実行など六個条を提示。木戸も大隈を支持した
・土佐に戻っていた板垣は薩摩を討つと公言していた。また西郷がクーデターを起こすとの噂も広まり、岩倉は薩長土連合の再建を木戸と大久保に懇願
・木戸は山口へ、岩倉と大久保は鹿児島に行く事が決定された。直前、木戸は東京に残る広沢を訪ね、自分がもう10年も生きられないだろうと呟く。広沢は木戸がいなければ政府が成り立たないと彼を励ます。岩倉、大久保、木戸は間もなく出立。木戸と広沢はこれが最期の対面となった

福山雅治(木戸孝允)

新垣結衣(松子)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)
山本裕典(三浦梧楼)
細田よしひこ(鳥尾小弥太)・田中圭(品川弥二郎)
明石亮太朗(乃木希典)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村靖)・三浦涼介(桂太郎)

谷原章介(広沢真臣)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
加藤ローサ(伊藤梅子)
鈴木浩介(佐々木男也)・池田鉄洋(奥平数馬)

東幹久(大木喬任)
勝野洋(副島種臣)
生瀬勝久(板垣退助)
高杉瑞穂(渋沢栄一)・石橋保(伊地知正治)
荒川良々(後藤象二郎)・田中哲司(佐々木高行)


中島美嘉(奥原晴湖) ←曲調が変わるところ

中村獅童(大隈重信)

橋爪遼(横山正太郎)・堀江慶(黒田清隆)
その他大勢

近藤正臣(毛利敬親)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保利通)

・加藤ローサが久々に登場。彼女は最終回まで登場させるつもりです


西郷不在の為、大久保役の中井貴一のトメが目立ちます。ストーリー的にも彼のトメは相応しいでしょう。
残り10話で廃藩置県から木戸の死を扱います。いよいよラストスパートです。


妄想キャスト・最後の自己満足!「醒めた炎」OPクレジットを作成する~第7章~

2008-08-14 23:04:41 | 妄想クレジット決済

以前に「醒めた炎」の妄想キャスティング’2008を行いました。
現在はその総仕上げとして何回かに分けて、妄想キャスティングのOPクレジットを作成しています。OPクレジットの作成というのは妄想キャスティング家としての最後の大仕事だと琉河は考えているわけで。
今回は、その第7弾です。
クレジットは「功名が辻」のテーマ曲に合わせて作っているつもりです。

前回までのOPクレジットはこちら↓
第1話~第6話
第7話~第12話
第13話~第17話
第18話~第22話
第23話~第27話
第28話~第32話


第33話「大政奉還」
・晋作の葬儀を済ませた後、木戸は山県と鳥尾を京へ向わせる。京では品川が情報収集を行っていた
・西郷、大久保は「薩長同盟」の確約通り、朝廷に「長州は冤罪」という勅許を下させる
・土佐藩の後藤象二郎から薩摩との同盟締結を依頼された龍馬は、(字数制限により途中省略)、西郷も「大政奉還」論で幕府に揺さぶりをかけるのが得策と考え、龍馬の考えを支持。ここに薩土盟約が成る
・伊藤、井上と共に長崎にいた木戸は西郷が土佐の連中に丸め込まれたと考える。徳川恩顧の土佐藩が武力討伐を好まない事は容易に予想できた
・木戸の予想通り、山内容堂は大政奉還献策には出兵の必要はなしと決断。土佐の援護があると信じた薩摩は長州と共に倒幕挙兵を決意。
・伊藤は土佐の真意を確かめる為に下関で龍馬と会談。龍馬は徳川が大政奉還に応じるわけがなく、断った後に武力で討伐すれば良いと回答。伊藤は納得し、長崎へ戻る。伊藤から龍馬の真意を聞いた木戸は、龍馬の徳川の顔を立てつつ武力討伐を考える策は甘いと感じていた。
・大久保も龍馬の考えを聞き不安を覚える。慶喜が大政奉還を受け入れた場合の事を考え、岩倉具視と相談し倒幕の密勅奏請を画策。武力のみで徳川を倒す事を決意した西郷は大政奉還論を幕府に説いて回る後藤に薩摩一藩だけでも挙兵倒幕を行うと断言。薩摩に手柄を立てさせまいと考えた山内、後藤は薩摩挙兵を幕府に伝える。本末転倒である
・慶喜は即座に大政奉還を行う事を決意。慶喜は政権を返上しても朝廷や薩長に一国の政治は出来ないと侮っていた。彼は再び政権が徳川家に戻ってくると睨んでいた
・間もなく、慶喜は大政奉還を表明。後藤と龍馬は困惑。倒幕の密勅降下を待っていた大久保と岩倉は歯軋り。木戸は毛利敬親の官位復旧が先、としか答えなかった。薩摩と長州の怒りの矛先は徳川だけでなく、龍馬にも向けられるようになった

福山雅治(木戸準一郎)

新垣結衣(幾松)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)・田中圭(品川弥二郎)
山本裕典(三浦梧楼)・川岡大次郎(時山直八)
明石亮太朗(乃木希典)・細田よしひこ(鳥尾小弥太)
塩谷瞬(太田市之進)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村和作)・三浦涼介(桂太郎)

谷原章介(広沢兵助)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
伊藤淳史(戸田雅楽)
山本學(山田宇右衛門)
池田鉄洋(奥平数馬)・岩佐真悠子(中西君尾)
前川泰之(世良修蔵)・半田健人(河瀬安四郎)
鈴木浩介(佐々木男也)・岡本光太郎(毛利広封)

榎木孝明(松平春嶽)
村井国夫(中山忠能)
萩原流行(山内容堂)
鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
田中哲司(佐々木高行)・荒川良々(後藤象二郎)


浅野忠信(坂本龍馬) ←曲調が変わるところ

HYDE(徳川慶喜)

矢島健一(永井尚志)・村上淳(中村半次郎)
利重剛(松平容保)・冷泉公裕(板倉勝静)・影丸茂樹(福岡藤次)
石井一孝(有村俊斎)・松尾政寿(大山弥助)・堀江慶(黒田了介)
その他大勢

近藤正臣(毛利敬親)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保一蔵)

松平健(西郷吉之助)

・柄本明は本登板によりトメグループへ。HYDEは定員オーバーの為、特別枠へ移動
・龍馬に翻弄される役として伊藤淳史がゲスト出演。後藤役の荒川良々も登場



第34話「龍馬暗殺」
・大政奉還の翌日、倒幕の密勅の書状を完成させた中山忠能は正親町三条に命じて大久保と広沢に渡させた。岩倉具視は「錦の御旗」のモデルを作り上げ、大久保と品川に見せる
・大政奉還を支持せざるを得なくなった龍馬は(彼は元々から徳川に対する怨恨は無い為かこの時期、持論をコロコロ変更している)、長崎から同行している三条の付き人・戸田雅楽に朝廷の職制改革案を出させる
・戸田が作成した職制案に龍馬は関白・三条実美の次官として慶喜を内大臣とする。彼の狙いは慶喜を事実上の権力者とすることで佐幕派の怒りを抑えようとしていた。次に実力者集団として岩倉、大久保、西郷、木戸、後藤を参議として迎え、龍馬自身も参議として政府に参画するつもりでいた
・一方、薩長会議では岩倉の「錦の御旗」制作案を正式に取り入れ、広沢と品川は山口へ戻る。その際に西郷へ、薩摩挙兵の際には藩主父子のいずれかを出陣させることを約束させる
・山口では木戸を中心に軍の整備と錦の御旗制作に取り掛かった
・一方、龍馬は戸田が作成した新政府構想を実現するためには、まず諸藩の説得に当たらねば、と考える。説得役は薩摩は小松に、土佐は後藤にそして長州では木戸が適役と考えた。しかし、土佐はともかく薩長の考えと龍馬の考えは真逆であった
・戸田から報告を受けた西郷・小松と木戸は閉口。この時山口にいた西郷はとぼけたふりをして龍馬に「参議の候補者に貴兄(龍馬)の名が無いのは何故か」と書状を送った。やがて返ってきた書状に「世界の海援隊でもやりますかの」とあった
・参議候補者に龍馬の名がある以上、西郷・木戸からしてみれば龍馬の案は説得力に欠けると見ており、緊迫状況に置いて「無血革命」を考える龍馬の奔放さに危惧を覚え(字数制限により途中省略)
・龍馬の奔放さに危惧を感じた中岡は雪が降る中、近江屋に潜伏していた龍馬を訪ね(字数制限により途中省略)刺客が現れ、龍馬・中岡、共に落命
・龍馬受難の当日、薩摩は挙兵、三田尻にて木戸・広沢が薩摩軍を迎える。広沢のみ合流し京へ向う。京では大久保らが一足先に軍の到着を待っていた
・山口に龍馬暗殺の報せが届く。木戸は「そうか」とだけ呟いた

福山雅治(木戸準一郎)

新垣結衣(幾松)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)・田中圭(品川弥二郎)
山本裕典(三浦梧楼)・川岡大次郎(時山直八)
明石亮太朗(乃木希典)・細田よしひこ(鳥尾小弥太)
塩谷瞬(太田市之進)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村和作)・三浦涼介(桂太郎)

谷原章介(広沢兵助)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
伊藤淳史(戸田雅楽)
山本學(山田宇右衛門)
池田鉄洋(奥平数馬)・岩佐真悠子(中西君尾)
前川泰之(世良修蔵)・半田健人(河瀬安四郎)
鈴木浩介(佐々木男也)・岡本光太郎(毛利広封)

伊藤英明(中岡慎太郎)
榎木孝明(松平春嶽)
村井国夫(中山忠能)
萩原流行(山内容堂)
鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
田中哲司(佐々木高行)・荒川良々(後藤象二郎)


浅野忠信(坂本龍馬) ←曲調が変わるところ

HYDE(徳川慶喜)

矢島健一(永井尚志)・村上淳(中村半次郎)
立川三貴(二条斉敬)・木下ほうか(正親町三条)
利重剛(松平容保)・冷泉公裕(板倉勝静)・影丸茂樹(福岡藤次)
石井一孝(有村俊斎)・松尾政寿(大山弥助)・堀江慶(黒田了介)
その他大勢

近藤正臣(毛利敬親)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保一蔵)

松平健(西郷吉之助)

・浅野忠信、伊藤英明が退場


第35話「王政復古」
・倒幕の軍に同行していた山田宇右衛門が病没。木戸は涙して山田の死を悼んだ
・長州藩兵が西宮に到着した頃、岩倉は中山、正親町三条に「王政復古」の大号令をかけることを力説
・岩倉は更に、公武合体派の公家を御所から追放するクーデターを画策。
・間もなく「王政復古」の大号令が明治帝より発布。その後の小御所会議にて(字数制限により途中省略)
・そんな中、江戸城二の丸が炎上。薩摩の仕業と勘繰った幕府側は薩摩藩邸を襲撃。これが引き金となり鳥羽伏見の戦いが始まる
・兵力差では負けていたものの、最新式武器を備えていた薩長軍が徐々に推し始める。そこへ「錦の御旗」が登場し薩長軍の勝利は確実となった
・幕府軍は淀城入城を拒否され、大坂城まで撤退
・慶喜は最後まで戦うと幕軍の前で宣言したが、その夜密かに大坂城を脱出し江戸へ逃亡
・木戸は岡山にて戦勝報告を聞く。彼は京へ到着後、太政官の徴士・総裁局顧問に任じられる。また長州の代表者として在京していた広沢は参与に任じられた

福山雅治(木戸準一郎)

新垣結衣(幾松)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)・田中圭(品川弥二郎)
山本裕典(三浦梧楼)・川岡大次郎(時山直八)
明石亮太朗(乃木希典)・細田よしひこ(鳥尾小弥太)
塩谷瞬(太田市之進)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村和作)・三浦涼介(桂太郎)

谷原章介(広沢兵助)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
山本學(山田宇右衛門)
池田鉄洋(奥平数馬)・岩佐真悠子(中西君尾)
前川泰之(世良修蔵)・半田健人(河瀬安四郎)
鈴木浩介(佐々木男也)・岡本光太郎(毛利広封)

榎木孝明(松平春嶽)
村井国夫(中山忠能)
松山ケンイチ(西園寺公望)
萩原流行(山内容堂)
鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
荒川良々(後藤象二郎)・マギー(有栖川宮)


HYDE(徳川慶喜) ←曲調が変わるところ

寺尾聰(大村益次郎)

矢島健一(永井尚志)・村上淳(中村半次郎)
モロ師岡(伊達宗城)・川上未映子(天璋院)
立川三貴(二条斉敬)・木下ほうか(正親町三条)
利重剛(松平容保)・冷泉公裕(板倉勝静)・影丸茂樹(福岡藤次)
石井一孝(有村俊斎)・松尾政寿(大山弥助)・堀江慶(黒田了介)
その他大勢

近藤正臣(毛利敬親)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保一蔵)

松平健(西郷吉之助)

・山本學退場
・最後の元老、西園寺役として松山ケンイチが今後、数回に渡りゲスト出演
・柄本明をトメグループ優先順位高位として、寺尾聡を特別枠に移動


第36話「五箇条の御誓文」
・入京した木戸が見たのは政府機能を持っていない朝廷の姿であった。彼は朝廷が直轄領を持っておらず予算の立てようが無い事に注目し、占領地の小倉と浜田を朝廷に返納することを藩内で説いた。長州藩参政となっていた御掘耕助が反対
・岩倉と大久保は公家と新政府は切り離さなければならないと考え大坂遷都を企画。大久保から相談を受けた木戸も賛成
・それに加え、政府の具体的方策としての国是が必要であると政府に提案
・間もなく三岡八郎の起草した政策綱領五箇条が岩倉へ提出される。(字数制限により途中省略)
・一方、鳥羽伏見で勝利した政府軍は総督・有栖川宮、参謀・西郷として軍隊を江戸へ派遣。西郷、勝海舟と会談し、江戸開城を条件に江戸総攻撃を中止。間もなく政府軍が江戸入城。ここに事実上、江戸幕府は滅亡した
・木戸の最終案は「御誓文」という形で明治帝の前で三条の手により奉読された。

福山雅治(木戸準一郎)

新垣結衣(幾松)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)・田中圭(品川弥二郎)
山本裕典(三浦梧楼)・川岡大次郎(時山直八)
明石亮太朗(乃木希典)・細田よしひこ(鳥尾小弥太)
塩谷瞬(御掘耕助)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村和作)・三浦涼介(桂太郎)

谷原章介(広沢兵助)  ←馬の絵が現れる
阿部サダヲ(三条実美)
古田新太(三岡八郎)
池田鉄洋(奥平数馬)・岩佐真悠子(中西君尾)
前川泰之(世良修蔵)・半田健人(河瀬安四郎)
鈴木浩介(佐々木男也)・岡本光太郎(毛利広封)

榎木孝明(松平春嶽)
村井国夫(中山忠能)
萩原流行(山内容堂)
鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
荒川良々(後藤象二郎)・マギー(有栖川宮)


HYDE(徳川慶喜) ←曲調が変わるところ

橋爪功(勝海舟)

矢島健一(永井尚志)・村上淳(中村半次郎)
綿矢りさ(和宮)・川上未映子(天璋院)
利重剛(松平容保)・冷泉公裕(板倉勝静)・影丸茂樹(福岡藤次)
石井一孝(有村俊斎)・松尾政寿(大山弥助)・堀江慶(黒田了介)
その他大勢

寺尾聰(大村益次郎)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保一蔵)

松平健(西郷吉之助)

・旧時代を代表する大物・徳川慶喜役のHYDE退場。彼の退場に伴い、幕府関係者のほとんどは今回で退場。君尾役の岩佐真悠子も今回で退場
・御誓文作成のメインゲスト
として古田新太が登場


第37話「東京遷都」
・木戸は幾松を正妻として迎える。彼女は松子と名乗った
・江戸時代から続いていたキリスト教禁令の問題が起こる。木戸は大隈、後藤、三条と共に会議を開く。井上と品川は木戸に長崎訪問を依頼。木戸は許諾し、途中長州へ立ち寄る
・長州に立ち寄った木戸は敬親に「版籍奉還」を考えている事を告げる。敬親は木戸に全て任せるといった後、時期を見計らうように、と木戸へ忠告
・長崎から帰った後、木戸は参与に任じられる。
・徳川宗家の処遇が決まり、慶喜は駿府へ護送。江戸には大村が軍務官判事として着任した。大村の判事着任は西郷らから見れば、突然新たな上司が着任して全権を奪われた事に等しく西郷は黙っていたが、薩摩藩士・海江田はこの事を恨み続ける
・この頃、木戸の推挙によって政府に入った大木と江藤が江戸遷都の建白書を提出
・大坂遷都を企画していた木戸と大久保は賛成。間もなく、三条、大久保、木戸が江戸へ向う。三条、木戸、大久保、大木、大村の5人の密談により遷都計画の大筋は決められた。間もなく江戸は東京と改称され「東京遷都の詔」が発せられた

福山雅治(木戸孝允)

新垣結衣(松子)

佐藤隆太(伊藤俊輔)
柏原崇(井上聞多)
要潤(山県狂介)
水嶋ヒロ(山田市之丞)
松岡俊介(前原一誠)・田中圭(品川弥二郎)
山本裕典(三浦梧楼)・川岡大次郎(時山直八)
明石亮太朗(乃木希典)・細田よしひこ(鳥尾小弥太)
塩谷瞬(御掘耕助)・冨田翔(三好軍太郎)
阿部薫(野村和作)・三浦涼介(桂太郎)

蒼井優(治子) ←馬の絵が現れる
谷原章介(広沢真臣)
阿部サダヲ(三条実美)
小泉孝太郎(福地源一郎)
西田尚美(静子)
前川泰之(世良修蔵)・池田鉄洋(奥平数馬)
鈴木浩介(佐々木男也)・岡本光太郎(毛利広封)

榎木孝明(松平春嶽)
村井国夫(中山忠能)
東幹久(大木喬任)
松山ケンイチ(西園寺公望)
萩原流行(山内容堂)
鈴木一真(小松帯刀)・光石研(村田新八)
田中哲司(佐々木高行)・荒川良々(後藤象二郎)


中村獅童(大隈重信) ←曲調が変わるところ

渡部篤郎(江藤新平)

寺尾聰(大村益次郎)

石井一孝(海江田信義)・村上淳(中村半次郎)
松尾政寿(大山弥助)・堀江慶(黒田了介)
その他大勢

近藤正臣(毛利敬親)

柄本明(岩倉具視)

中井貴一(大久保利通)

松平健(西郷隆盛)

・中村獅童、渡部篤郎といった明治政府関係者が登場し始めます
・遷都の詔に伴い、木戸を始めとした政府要人の役名も変更


字数制限により、タイトルごとの解説は途中省略しました。
明治編になり、登場人物が今後も入れ替わっていきます。今後、クレジットがどうなっていくのか、自分でも分かりません。では、また!


【篤姫レビュー】桜田門外の変

2008-08-10 22:20:56 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

日本史史上、有名な部類に入るであろう桜田門外の変がメインであった今回。
『歴史イベント』がサブタイトルになるのも久々な気がします。

序盤、前回で出番終了だと思っていた幾島が今度こそ江戸城から退去。
松坂慶子、退場の仕方が歯切れが悪いというか、中途半端というか・・・。
先週で退場していた方が『境目』がクッキリしていて良かったのですが。何も「幾島退場イベント」を「桜田門外の変」「勝海舟初お披露目」の回と抱き合わせにしなくても・・・。
こうして3週にかけて引っ張った幾島退場劇は尻すぼみな形で幕を閉じました。

入れ替わるように北大路欣也さんが登場!
流石に勝海舟役として「あの犬」が出てくることはありませんでした。
それにしても、北大路と松田翔太・・・。この2人が並んでいると、かのライアーゲームが思い出されます。懐かしいですね~、秋山さん。家茂様には是非とも「この航海術には必勝法がある」と決めゼリフを言って欲しかったところ。
小林勝也、風林火山にも出演してましたね。地味に2年連続出演ですか。しかもさり気にピンクレジット。

一方、薩摩では。
有馬新七を中心とした素浪人軍団が水戸藩士と結託し、井伊暗殺を目論見ます。時ここに至りて最早命は惜しくないと、新七がいきなり「我が生涯に一片の悔いなし」とラオウの名セリフを吐いたところで、大久保から「待った」の一言が!
ここに大久保、伊地知、有村俊斎、有馬を中心とした「精忠組」が結成されました。この「精忠組」の伏線は物語での2年後に回収されます。

薩摩でも、こんな調子なのですから日本全国で「反井伊運動」が展開されています。特に活発なのは言わずもがなの水戸藩。前藩主の永蟄居に立腹した水戸藩士は・・・。
ってあれ?何か「今回の事件」に関する最重要人物がスルーされている様な気がするのですが、琉河の気のせいでしょうか・・・。(ついでに言わせていただくと勅状の件も無かった事になっているような)
そして、1860年3月3日。
桜田門外にて一発の銃声が!
大老・井伊掃部頭直弼、桜田門外にて暗殺されます。享年、46。
掃部頭という官職の名に宜しく、開国を断行し日本を大掃除しようとした男は性急過ぎた政策の為に命を落としたのでした。この人の行った政策についての評価はいまだに分かれるところでしょう。

ところで、今回。
やっぱり出たのが
「敵役同士だけど、死ぬ間際ではお互いを認め合いますよ」
的な展開。
なんだ、あの茶の湯のシーンは。
おい、梅雀。お前は仮にも井伊直弼だろ。井伊を演じる上での『覚悟』が足りん。このドラマの中では“大悪党”に該当するポジションなんだろ。
一服盛って、小うるさい大御台を闇に葬とか、それが無理ならカビの生えた葉で茶を点てるとか、便所から汲んで来た水で湯を沸かすとか、そういう嫌がらせぐらいしろよ!それでも男か!
「己の信念を貫いた結果」とか「攘夷という名の下に帝に近づく者たちを・・・」とか、そういう正義の観念は井伊直弼にはいらないと思うのですよ。琉河的には、このドラマにおける井伊直弼の『役割』は大量殺戮者でいいと思います。
なんか「西川史子は高飛車キャラだけど、素は良い人」みたいな印象を受けた茶の湯シーンでの井伊直弼。ガッカリだ・・・。
このドラマにおける井伊直弼は最期まで悪人のまま横死を遂げました、で良かったのよ。それこそ、前回の長門裕之・昇天シーンみたいにね。

で、篤姫。
3月3日だから桃の節句
今回から本登板となった中嶋朋子らと甘酒を飲んでる最中。
篤姫達桜田門外の悲報が届く!
篤姫が一言。
「もっと時間があれば分かり合えてた人物でした」
って。アンタはどんな悪人でもラストは美談で締め括る「知ってるつもり?!」の関口宏か!
ちょっと計算が働いたんだよね、篤姫ちゃん。
ライアー秋山さんの前で「直ちゃんキャラ」を演じてみたかっただけだよね、篤姫ちゃん。
素で言ってるのなら、どこまでお人よしなのかと問い詰めたくなるところ。
と、なんとここで篤姫の目から涙が。
彼女はおそらく泣き上戸。

で、文句ついでにもう一つ。
ジョン万次郎。忘れた頃に出てくるのはいいけど、今更余計な事を言うなよ。アナタのせいで小松帯刀の“覚悟”が水の泡に。


次回、老中・安藤信正、そして岩倉具視らの策略により「和宮降嫁」が実現。
ついに篤姫、最大のライバル「皇女・和宮」が登場!
そして井伊亡き後、薩摩は遂に幕府の核にならんと中央政界へと進出し始めます。
次回からの新章。どうか、お楽しみに!


【篤姫レビュー】さらば幾島

2008-08-03 21:02:04 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

すっかり落ち着いて思慮深い佇まいとなった天璋院。その反面、大御台所としての強かさも身につけた天璋院。
物語の舞台は「安政の大獄」。今回は遂に、水戸の密勅に関わったとして星由里子と小朝師匠まで処罰されてしまいました。水戸の密勅・・・、結構引っ張るな~と思っていたら、この為の伏線だったのですね。

村岡は京都町奉行所の取り調べの後、江戸へ護送。
村岡はこの時、72歳。老齢でこの仕打ちはきついです。天璋院は幾島を通じて彼女に白の晴れ着を送ります。それに勇気付けられてか、村岡は取り調べ役の小悪党・藤木孝と論戦し、彼をやり込めました。しかしながら、村岡は無罪というわけにはいかず30日間の押込となりました。放免の後、京にて尊王攘夷運動を続けた後、維新後に北嵯峨へ戻り88歳でその生涯を終えます。

その頃、薩摩では。
暗闇指令こと島津斉興が逝去。
あまりにもアッサリした臨終シーンに不謹慎ながら思わず笑ってしまいました。前々藩主とは思えない臨終シーン。看取ったのがお由羅の方だけというのも笑えます。せめて久光と忠義ぐらいは居ても良いんじゃないのかね。
しかも最後のセリフが
「無念じゃ」
って…。どっかのアニメに出てくる悪役の断末魔じゃあるまいし。このドラマにおける斉興の立場が分かったような気がしました。
待てよ。いや暗闇指令のことだから、実は生きていたとかいう設定でまた再登場(声とシルエットだけ)してくれるに違いない。その時のクレジットは当然「長門裕之」ではなく「?」でね。
ちなみにお由羅はこの後、飛天御剣流を極め長州に渡り奇兵隊に入隊。剣の腕を桂小五郎(後の木戸孝允、明治政府参議・内閣顧問)に買われ「人斬り」として・・・(失礼しました)

江戸・大奥では幾島がその使命を終え、表舞台から姿を消そうとしていました。
江戸城入りしてからは弁慶的な立場で篤姫の楯となってきた幾島。
篤姫の立場が不利にならないように幾島は自ら消えることを決意。決意の背景には「篤姫はもう守られるべき存在ではない」と幾島が感じた節もあったのかもしれません。

こうして幾島は篤姫との涙の別れをした後、江戸城から退去。
それから幾島がどこへ行ったかというと……実はまだ大奥にいるのです(※1)

という展開で構いませんので再登場して欲しい人物であります。
この後の幾島の詳細は琉河にはよく分かりませんが、明治3年、東京で没したそうです。享年・63。


次週、天地ひっくり返る大事件、桜田門外の変が起こります。
天璋院と大老井伊の語らうシーンが予告で!
嫌な予感がします。大老井伊には悪役を最後まで全うして欲しいところ。(それこそ島津斉興みたいに・・・)

(※1)李さん一家より